「遊⭐︎戯⭐︎王SEVENS」第37話が放送されましたが今回も感想をお話ししていきます。
ネコ、イスと続いて今回はハトがデュエルです!待ちに待ったデュエルは私の大好きな《ハーピィ・レディ》を彷彿させました。
目次
37話「クルックルーク」の感想
待ちに待った加山シュベール…ではなくハトラップのデュエル
シルエットでの登場時から鳥獣族を使うデュエリストと踏んで、デュエルするのをずっと楽しみにしていたのですが、今回そのシュベール…ではなくシュベールの肩に乗るハトのハトラップがデュエルをしていました。
なぜハトが…とは思いましたがハトラップの使うデッキは予想通りの鳥獣族デッキ!
いつも楽しい遊戯王セブンスのデュエルですが、今回はより一層楽しく観ることができました。
ハトラップのデッキは鳥獣族を軸にした【罠ビート】デッキ
今回デュエルしたハトラップが使用するデッキは罠カードを多めに採用したビートダウンデッキ、【罠ビート】デッキでした。
ここで気になるのが罠ビートという戦術です。
実は私が大好きなモンスター《ハーピィ・レディ》を使う遊戯王の原作に登場する孔雀舞(以下、舞さん)というデュエリストが、似た戦術を使っていました。
舞さんは鳥獣族である《ハーピィ・レディ》を様々な魔法・罠カードでサポートして戦うデュエリストです。作中では《銀幕の鏡壁》や《誘惑のシャドウ》といった罠カードが印象的ですね。
鳥獣族+罠カードという舞さんと似たものを感じたのですが、なんと遊戯王セブンスの制作陣の中には舞さんが好きな人がいるようです。
これを聞いて「もしかして!」と思いましたしすごく嬉しくなりました。
ちなみに過去の話では模型の姿で《ハーピィ・レディ》が登場していたりと、制作陣に舞さん好きがいる説はかなり濃厚です
ハトラップの方がデュエリストとしては上手?
今回のデュエルで《ハート道化》の効果で墓地の《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》を蘇生するシーンがありました。
そのシーンで「1から10まで言われなくても大丈夫」と過信していたシュベールは、ハトラップの言葉を最後まで聞かず《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》を攻撃表示で蘇生させました。
《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》の攻撃力は2200なので、相手が最上級モンスターを2体展開しなければ大丈夫と踏んでいたのでしょうが、このデュエルの対戦相手であるルークは【ドラゴン族】デッキです。
ルークは最初のターンに「攻撃力の一番高い相手モンスター全ての攻撃力を弱体化させる効果」を持つ《ビックリード・ドラゴン》を使っています。
《フェニックス・ドラゴン》を引かれてしまえば《ビックリード・ドラゴン》の効果で弱体化させられてしまいますし、《連撃竜ドラギアス》を引かれてしまえばどちらのモンスターも戦闘破壊されてしまいます。
それによってライフポイントが大幅に削られることを心配してハトラップは《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》守備表示で蘇生しようとしていたようです。
状況によってどちらの表示形式で特殊召喚するのが有効かは変わりますが、今回のデュエルは《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》を守備表示で蘇生していればハトラップのライフポイントは残り、まだハトラップに勝つチャンスはありました。
罠カードを3枚セットしていたとはいえ、それを突破された時のリスクを考えプレイできるハトラップは実はかなりの腕前を持ったデュエリストなのかもしれませんね。
今回もオマージュやパロディが盛りだくさん
毎回、何かしらのオマージュやパロディがある遊戯王セブンスですが、今回特に目についたのは原作遊戯王に登場した「心の部屋」と有名な児童文学の「フランダースの犬」です。
「心の部屋」はその名の通り誰もの心にある部屋のことで、作中ではその内容は現実世界とリンクしているのが特徴です。
原作遊戯王の主人公、武藤遊戯(以下、遊戯)の中に宿る古代エジプトのファラオの魂(闇遊戯)の心の部屋は迷宮のようになっており、今回、ルークが罠カードを発動されすぎてハトラップの精神的迷宮に閉じ込められてしまった際も、迷路のような場所に閉じ込められていました。
ルークの心に遊我が語り掛ける光景はこの「心の部屋」を彷彿とさせました。
続いて「フランダースの犬」ですが、雪の中で出会ったシュベールとハトラップが「ずっと一緒だよ」と死を覚悟するシーンや、抱き合う2人の上空に天使が飛ぶシーンは「フランダースの犬」の名シーンそのものですね。
ハトラップの名前も「フランダースの犬」に登場するパトラッシュにかかっています。
シュベールとハトラップのシーンは少しウルっと来ましたが、こういうオマージュやパロディはいつも楽しいですね。いろんなところからネタを持ってくるのでいろんな世代に幅広く刺さるのも面白いポイントです。
デュエルで登場したカード
遊戯王ラッシュデュエルから登場したカード
ルーク
- 《幻撃竜ミラギアス》
- 《エンシェント・アライズ・ドラゴン》
- 《ビックリード・ドラゴン》
- 《ザ・ファイアドラゴン》
- 《手乗りドラコ》
- 《ドラゴンズ・アップセッター》
- 《ドラゴンズ・セットアッパー》
- 《ドラゴニック・アドバンス・リターン》(アニメオリジナルカード)
ハトラップ
- 《カウンター・ボム》
- 《カウンター・ハート》
- 《カウンター・シールド》
新たに登場したアニメオリジナルカード
今回も様々なアニメオリジナルカードが登場しました。
通常モンスター
レベル6 / 炎属性 / ドラゴン族 / 攻1700 / 守1900
効果モンスター
レベル3 / 地属性 / ドラゴン族 / 攻300 / 守1300
【条件】相手フィールドに表側表示モンスター(レベル7以上)がいて、自分フィールドに表側表示モンスター(レベル3以外/ドラゴン族)が2体いる場合に発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。
効果モンスター
レベル7 / 光属性 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1800
【条件】相手が罠カードを使った自分のターンに、自分フィールドのこのカード以外の表側表示モンスター(ドラゴン族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードを手札に戻す。その後、自分の墓地のモンスター(ドラゴン族)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
通常モンスター
レベル4 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻1200 / 守1400
口から砲撃を撃ちだし遠くを攻撃。山での砲撃は強い
通常モンスター
レベル4 / 炎属性 / 鳥獣族 / 攻1300 / 守1200
ボムを投下する鳥。中には小さい人が入っているかもしれない。
効果モンスター
レベル3 / 光属性 / 鳥獣族 / 攻800 / 守1000
【条件】手札の魔法・罠カード合計2枚を相手に見せて発動できる。
【効果】このターン、モンスター(鳥獣族)を攻撃表示でアドバンス召喚する場合、表側表示のこのカードは2体分のリリースにできる。
効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / 鳥獣族 / 攻2200 / 守1500
【条件】自分の墓地に罠カードがある場合、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで[自分の墓地の罠カードの数]×200アップする。自分の墓地に罠カードが5枚以上ある場合、さらに相手に1000ダメージを与える。
通常罠
【条件】自分フィールドに表側表示の通常モンスター(鳥獣族)がいて、相手がモンスターを召喚した時に発動できる。
【効果】自分はカードを1枚ドローし、お互いに確認する。そのカードが罠カードだった場合、自分フィールドの全ての表側表示モンスター(レベル5以下/鳥獣族)の攻撃力は、ターン終了時まで800アップする。
通常罠
【条件】自分フィールドに表側表示モンスター(鳥獣族)がいる場合、相手がモンスターを召喚した時に発動できる。
【効果】自分の墓地の「幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン」1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。その後、自分は1500LP回復する。
通常罠
【条件】自分フィールドに表側表示の通常モンスター(鳥獣族)がいる場合、相手がモンスター(レベル5以上)を召喚・特殊召喚した時に発動できる。
【効果】相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を選んで表側守備表示にする。この効果でモンスターを守備表示にした場合、さらに相手に500ダメージを与える。
新たに登場した召喚口上・必殺技
今回のデュエルでは以下のモンスターの召喚口上・必殺技が新たに登場しました。
- 《ザ・ファイアドラゴン》
- 《エンシェント・アライズ・ドラゴン》
- 《ディスジャーキー・ドラゴン》
- 《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》
《ザ・ファイアドラゴン》の召喚口上・必殺技
- 燃え上がれ《ザ・ファイアドラゴン》
《エンシェント・アライズ・ドラゴン》の召喚口上・必殺技
- こいつに触れるとヤケドするぜ 冷たすぎてな
燃やせ蒼き氷の炎!《エンシェント・アライズ・ドラゴン》
- 氷結のクリアバーニング
- フリージングライズ
《ディスジャーキー・ドラゴン》の召喚口上・必殺技
- ディスるディスればディスるとき…
ディスるをディスれば無邪気なアイツのターンディス?
出てこい!《ディスジャーキー・ドラゴン》!
- でぃす・いず・あ・りばぁす・おぶ・いのせんす
《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》の召喚口上・必殺技
- 翼を覆う無数のウイング ひとつひとつがナイトのウェポン
舞え 空中奇跡の鳥獣《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》!
- 幻惑のハトゥシュ
- トラップアップ
気になるあれこれ
キャスト
- 王道遊我:石橋陽彩
- 上城龍久(ルーク):八代拓
- 蒼月学人:花江夏樹
- 霧島ロミン:楠木ともり
- カイゾー:小林裕介
- 六葉アサナ:高橋ミナミ
- 加山シュベール:佐藤祐吾
- ハトラップ:松田利冴
- その他:熊谷健太郎/河村梨恵
あらすじ
次の相手は重騎デュエルクラブ参謀を務める加山シュベール!
ハトラップを使った罠だった『ラッパデュエット大会』に誘い込まれた責任を取る、と意気込むルークが進み出る。
しかし、重騎に乗り込んだシュベールは、自分の左肩に乗せた参謀の一角である鳩・ハトラップが相手をする!?と言い出す…。
最後に
今回は「遊⭐︎戯⭐︎王SEVENS」第37話の感想をお話ししました。
念願の鳥獣族デュエリスト!カード化が楽しみです!