ラッシュデュエルにはデッキ改造パックやキャラクターパックなど、様々な種類のパックがあります。
それらに収録されているカードはどういう順番で収録されていると思いますか?
モンスター・魔法・罠って分かれてるからカードの種類順?
でも種族ごとにまとまって収録されているようにも見えるしどうなんだろう?
色々思い浮かぶと思いますが、実はカードの収録順には法則性があるんです。
そこで今回はカード番号の法則性から導くことができる「収録カードリストから見るキャラクターごとの使用カードの見分け方」について解説していきます。
キャラクターがどんなカードを使うのかがわかれば、そのキャラクターを深く知るきっかけにもなりますし、キャラクターデッキを作る際の参考にもなります。
またどんなカードが収録されるかも予想しやすくなりますよ!
目次
収録順の法則は2通り存在する
収録順の法則にはパックの種類によって2通り存在します。
一つは「デッキ改造パック(レギュラーパック)」のパターン、
もう1つはデッキ改造パック以外のパック「キャラクターパック」のパターンです。
デッキ改造パック収録順の法則
「デッキ改造パック」のパターンには以下の法則性があります。
- レジェンドカード、通常モンスター、効果モンスター、魔法カード、罠カードの順でカードが収録されている
- カードの種類ごとに、遊戯王SEVENSの登場キャラクターの使用カードが順番に収録されている
- 使用キャラクターが存在しないカードは、登場キャラクターの使用カードの後に収録されている
わかりやすいようにデッキ改造パック「幻撃のミラージュインパクト!!」を例に収録カードリストを色分けし、内容を明確にしてみました。
※キャラクターのイメージカラーにあわせて色分けしているため類似した色がある点はご了承ください。
これは「幻撃のミラージュインパクト!!」に収録されたレジェンドカード、通常モンスターのリストです。
色付きのカードを上から当てはめていくと遊我、バクロー、麺三郎のカードが収録されています。
色がついていないカードはパック発売の時点で使用者がいない、もしくはまだアニメに登場していないカードです。
このように当てはめていくとキャラ使用カード、使用キャラ不在のカードの順に収録されていることがわかりますね。
続いて効果モンスターのリストです。
こちらは上から遊我、ルーク、ガクト、ミミ、ヨシオ、バクロー、麵三郎、七海のカードが収録されています。
魔法使い族を中心に様々な種族を使う遊我ですが、使用者ごとに収録されていることがわかれば、遊我が獣戦士族の《サベージ・クロー・タイガー》を使用することも分かりますね。
実際このパックの発売時点(2020年11月14日)で遊我は《サベージ・クロー・タイガー》を使用していませんでしたが、後日2021年3月13日放送のアニメで使用していました。
他には《ルミナス・パロット》は遊我が使う《ルミナス・シャーマン》の派生したモンスターです。
鳥獣族も扱う遊我なら使ってもおかしくないカードですが、収録順を見ると遊我の使用カードではないことが読み取れます。
続いて魔法・罠カードのリストです。
魔法カードは上から遊我、ルーク、ガクト、麵三郎、ミミ、七海のカードが収録。
罠カードは上からバクロー、七海のカードが収録されています。
種類別に収録されているにも関わらず、フィールド魔法の収録位置が離れています。
これは《大海洋》が七海の使用カードであり《海》《森》に使用者がいないからですね。
この例のように法則に当てはめていけば「同じ種族なのに収録位置が離れている」などの不規則に感じる並びも不規則でないことがわかります。
また2021年3月の時点で遊我は《正しき力》を使用していませんが、収録順の関係から使用者が存在するカードです。
そのため遊我の使用する《聖剣士の柄持ちヒルト》《聖剣士の鞘払いシース》が登場するイラストであり、ルークの使用カードの前に収録されているという点から、遊我の使用カードであると導き出すことができます。
「デッキ改造パックの収録順の法則」はわかりましたか?
改めてポイントをまとめるとこうなります。
- カードの種類ごとに、遊戯王SEVENSの登場キャラクターの使用カードが順番に収録されている
- 使用キャラクターが存在しないカードは、登場キャラクターの使用カードの後に収録されている
収録される際のキャラクターの優先順位ですが遊我、ルーク、ロミン、ガクトの順で収録された後、その他のキャラクターはその都度優先順位が変わるようです。
使わなさそうなカードもこうやって当てはめていくと使用者がわかったりして面白いですね
「宿命のパワーデストラクション!!」も色分けしたので、「幻撃のミラージュインパクト!!」の例だけでは物足りないという人はあわせてチェックしてみてください。
レジェンドカード、通常モンスターのリストは上からアサナ、タイガー、ギャリアン、ジャンゴ、地下子の順に収録されています。
《恍惚の人魚》以降のカードは既存の種族の強化のために収録されていますが、この位置に収録されていることから使用者のいないカードであることが読み取れます。
続いて効果モンスターのリストです。
上から遊我、ルーク、ロミン、ガクト、アサナ、タイガー、寿司子、ギャリアン、ジャンゴ、地下子の順に収録されています。
2021年3月の時点でロミンは《ケミカルキュア・ブルー》を使用していません。
しかしルークとガクトの使用カードの間に収録されているサイキック族であることから、ロミンの使用カードと予測できますね。
続いて魔法・罠カードのリストです。
魔法カードは上から遊我、ルーク、ロア、アサナ、タイガー、ギャリアン、ヨシオの順に収録。
罠カードは上から遊我、ガクト、アサナ、ギャリアン、ジャンゴ、地下子、ミミ、ヨシオの順に収録されています。
《ケミカルキュア・ブルー》の例と同様に《地圧の爆発》は地下子が使用したカードではありません。
しかしミミが使用した《ジュエリーの落とし穴》の前に収録されていることから誰かの使用カードであることは明白です。
そこでサポートする種族や属性、イラストに描かれたモンスターやカード名のネーミングから地下子の使用カードであることを予測することができます。
キャラクターパック収録順の法則
キャラクターパックやスペシャルパックなど、デッキ改造パック以外のパックは別の法則でカードが収録されています。
収録順の法則性は以下の通りです。
- 遊戯王SEVENSの登場キャラクターの使用カードが順番に収録されている
- 登場キャラクターの使用カードごとに、モンスター、魔法カード、罠カードの順で収録されている
- 使用キャラクターが存在しないカードは、登場キャラクターの使用カードの後に収録されている
「デッキ改造パック収録順の法則」と比べて大きな違いは、カードの種類順よりもキャラクターの使用カード順を優先的に収録されているところですね。
そのためモンスター、魔法カード、罠カードがキャラクターごとにまとまって収録されています。
わかりやすいようにキャラクターパック「-ガグト・ロア・ロミン-」を例に収録カードリストを色分けし、内容を明確にしてみました。
キャラクターパックは3人のキャラクターに焦点をあてているパックです。
そのため1人のキャラクターの使用カードが3分の1の割合を占めています。
こちらは全てガクトの使用カードです。
「デッキ改造パックの収録順の法則」とは異なりまとまって収録されているため誰の使用カードかの判断がわかりやすいですね。
続いては上からロア、ロミンの使用カードです。
こちらもまとまって収録されているためとてもわかりやすいですね。
「キャラクターパック収録の法則」のポイントも改めてまとめます。
- 遊戯王SEVENSの登場キャラクターの使用カードが順番に収録されている
- 登場キャラクターの使用カードごとに、モンスター、魔法カード、罠カードの順で収録されている
- 使用キャラクターが存在しないカードは、登場キャラクターの使用カードの後に収録されている
この「キャラクターパック収録順の法則」を当てはめ、キャラクターの数を増やしたのが「マキシマム超絶強化パック」などに見られるスペシャルパックです。
こちらもかなりわかりやすく収録されているので、よかったらあわせてチェックしてみてください。
上から遊我、ネイル、新太のカードが収録されています。
レギュラーパックのカードとは異なりレジェンドカードも通常のカードと同じ分類で収録されています。
今回の例で言うとレジェンドカードである《落とし穴》が通常の罠カードと同じ場所に収録されており特別な位置に収録されていませんね。
続いて、上からシュレディンガー、ゲッタ、セバスチャン、宇宙子、ロアのカードが収録されています。
ロアの使用カードが1枚のみの収録であることから、他のキャラクターの後に収録されています。
またサイバース族である《シュリンカー・シュリンプ》がこの位置に収録されていることから、ネイルの使用カードではなく、使用者がいないカードであることがわかりますね。
収録内容に未判明があるパックに当てはめて予想してみる
2つの法則性についてお話ししたので、最後に最新弾であり全ての収録内容が判明していないデッキ改造パック「躍動のエターナルライブ!!」を例に収録内容を予想してみました。
みなさんも一緒に予想してみてください。
まず2021年3月19日時点で判明している「躍動のエターナルライブ!!」の収録内容を予想しやすいようにキャラクターごとに色分けしました。
まずはモンスターからの色分けです。
通常モンスターは上からルーク、ロミン、ロア、蘭世&凛之介の使用カードが順に収録。
効果モンスターは上からロミン、ガクト、ロア、蘭世&凛之介の使用カードが収録されていますね。
この色分けを見て残りの通常モンスター、効果モンスターはどう収録されると思いますか?
ルーク、ロミン、ロアと連番で収録されてるしルークとロミンの間に他のキャラのカードは収録されそうにないわね
モンスターの収録について私も予想してみたので、皆さんの予想とも照らし合わせてみてください!
- 通常モンスターの収録に遊我、ガクトの使用カードの枠が空いていないため、遊我、ガクトの使用する通常モンスターは収録されない
- 《ロイヤルデモンズ・ノーウェイブ》と《花牙狼のクロバナ》の間には空白があるため、他のキャラクターの使用カードが収録される
- 《CAN-Re:D》と《魔仙斗アイスザーク》の間にはガクトのカードが収録される
- 《ロイヤルデモンズ・デスドゥーム》と《花牙クノイチ・エトランゼ》の間には蘭世、凛之介のカードが収録される
ロミン、ロアの最上級モンスターの使用カードが判明していることから、《CAN-Re:D》《ロイヤルデモンズ・デスドゥーム》はそれぞれの使用カードの最後尾だと思われます。
そのため次につながるキャラクターを参考に予想しました。
また蘭世&凛之介の収録カードの欄には他のキャラクターのカードが収録される可能性もあると思います。
そして《豊沃の幡竜》は幻竜族ではあるものの、その収録位置からアサナのカードではない確率が非常に高いですね。
続いて魔法・罠カードです。
魔法カードは上からロミン、ロア、ネイル、ミミ、蘭世&凛之介、ヨシオのカードが収録。
罠カードは上から蘭世&凛之介のカードが収録されています。
《水分補給》は水族のサポートカードですが、バブル要素を含むカード名のカードを使うミミのことを考えると、ミミの使用カードかの判断が難しいカードです。
しかし蘭世&凛之介、ヨシオの使用カードよりも前に収録されていることからミミの使用カードである確率が高いですね。
逆に植物族のサポートカードである《襲い来る自然》の収録位置から、このカードが蘭世&凛之介の使用カードでないことがわかります。
こちらもこの色分けを見て残りの魔法・罠カードはどう収録されると思いますか?
- 《JAM:Pスタート!》と《ロイヤルデモンズ・ライブアリーナ》の間にはロミンまたはロアの使用カードが収録される
- 《花牙胞子》の前後の枠はすでに埋まっているため、蘭世&凛之介の使用する魔法カードはこれ以上収録されない
- 《天帝の威眼》以降にはネイル、ミミ、または他のキャラの使用カードが収録される
- 《JAM:Pアップ!》に前に空白があるため遊我、ルークの使用する魔法カードが収録される可能性がある
空白が多いため予想の幅が広がってしまいますが、《JAM:Pアップ!》の前には遊我、ルークの使用カードの他に使用者のいない効果モンスターが収録される可能性もありますね。
皆さんの予想はどうでしたか?
収録内容の法則がわかれば、収録されるカードを予測しやすくなり、収録カードリストが全て判明した後は、キャラクターごとの使用カードがわかるようになります。
今回の例だと、ガクトが最上級・鳥獣族を使うことがわかったりと面白いことが発見できるわね!
まとめ
最後に「デッキ改造パック収録順の法則」「キャラクターパック収録順の法則」について改めてまとめました。
- カードの種類ごとに、遊戯王SEVENSの登場キャラクターの使用カードが順番に収録されている
- 使用キャラクターが存在しないカードは、登場キャラクターの使用カードの後に収録されている
- 遊戯王SEVENSの登場キャラクターの使用カードが順番に収録されている
- 登場キャラクターの使用カードごとに、モンスター、魔法カード、罠カードの順で収録されている
- 使用キャラクターが存在しないカードは、登場キャラクターの使用カードの後に収録されている
皆さんもこの法則を利用して「これから登場するパックの収録カードの予想」「判明済みの収録カードリストから使用者の予想」などにお使いください。
予想するだけでもワクワクします!