- 「サンダービート」カードにより相手モンスターの全破壊と直接攻撃、バーンを行いながら勝利を目指す
今回はこのコンセプトの下、【サンダービート/雷族】デッキを構築しました。
下級雷族が放つ《サンダーボルト》!相手モンスターの全破壊は決まれば爽快です!
それでは【サンダービート/雷族】デッキのデッキレシピ、各カードの採用理由、回し方を解説していきます。
目次
【サンダービート/雷族】デッキのデッキレシピ
まずデッキレシピはこちらです。
- メインデッキ:40枚
モンスター(29枚)
下級25枚/上級0枚/最上級4枚
《サンダービート・スネア》× 3
《サンダービート・ハイハット》× 3
《サンダービート・バスドラ》× 3
《セイント・バード》× 1
《輝岩竜》× 3
《デーモンの呼び笛》× 3
《ドラゴンズ・セットアッパー》× 2
《フェニックス・ドラゴン》× 2
《イカズチのサンダー》× 3
《ドラゴンズ・アップセッター》× 2
《邪影ダーク・ルーカー》× 2
《連撃竜ドラギアス》× 2
魔法カード(6枚)
《サンダービート・ギフト》× 3
《嵐を呼ぶサンダービート》× 3
罠カード(5枚)
《1アップ》× 1
《カウンター・ボム》× 1
《サンダービート・ギフト》× 1
《反攻の竜撃》× 1
《落とし穴》× 1
デッキレシピの画像はカーナベル株式会社さんの「Deck Maker」を使用しています。
参考 Deck Maker (デッキメーカー) – スマホで簡単!デッキ作成
デッキの回し方
基本的な流れは以下の通りです。
- 《連撃竜ドラギアス》と《サンダービート・ギフト》を使い分けながらダメージを与えていく
- 相手の盤面突破には《嵐を呼ぶサンダービート》で対抗
- 効果ダメージにより残りのライフポイントを削り切り勝利!
①《連撃竜ドラギアス》と《サンダービート・ギフト》を使い分けながらダメージを与えていく
出典(右):遊戯王ラッシュデュエル マキシマム超絶強化パック
このデッキはアタッカーの《連撃竜ドラギアス》《輝岩竜》《セイント・バード》《イカズチのサンダー》で攻め、隙を見て《サンダービート・ギフト》などで効果ダメージ与えていくのが基本戦術です。
《サンダービート・ギフト》の効果発動後は攻撃できなくなってしまうため、こまめに発動するというよりはためてから一気に発動していきます。
《サンダービート・ギフト》発動後は攻撃力の低い「サンダービート」モンスターが攻撃表示で棒立ちになってしまうことが多いので、《邪影ダーク・ルーカー》をアドバンスセットするなどして補いたいですね。
②相手の盤面突破には《嵐を呼ぶサンダービート》で対抗
《嵐を呼ぶサンダービート》は相手フィールドの効果モンスターをすべて破壊する効果を持っています。
そのため相手に盤面を突破された返しのターンや、攻め手となるモンスターがいない場合は《嵐を呼ぶサンダービート》の発動を狙っていきます。
これにより最上級モンスターに頼らず相手モンスターを突破することが可能です。
《嵐を呼ぶサンダービート》を発動するには雷族が3体必要ですが、この発動条件は《デーモンの呼び笛》や《1アップ》で補います。
《嵐を呼ぶサンダービート》の効果では効果モンスターしか破壊することができません。
そのため破壊できないモンスターには《反攻の竜撃》や《落とし穴》で対抗していきましょう。
③効果ダメージにより残りのライフポイントを削り切り勝利!
出典(左):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
このデッキの効果ダメージを与えるカードには《サンダービート・ギフト》の他に《邪影ダーク・ルーカー》《カウンター・ボム》が採用されています。
これらを駆使して相手のライフポイントを削り切り勝利を目指しましょう。
自分のライフポイントが削り切られそうなときは《サンダービート・ゲイン》で一度だけ延命することもできます。
以上が【サンダービート/雷族】デッキの回し方です。
次に各カードの採用理由を解説していきます。
各カードの採用理由
各カードの採用理由は重要度順でお話ししていきます。
モンスター
《サンダービート・スネア》
《サンダービート・ハイハット》
《サンダービート・バスドラ》
《イカズチのサンダー》
このデッキの主役である雷族枠。
一番優先度の高いモンスターは相手モンスターの攻撃力ダウンさせられ、アタッカーとしても使える《イカズチのサンダー》です。
攻撃力が1500に満たないため、返しのターンには弱いですが4体の中で一番使いやすいモンスターです。
「サンダービート」モンスターは通常モンスターであるため、後述する《デーモンの呼び笛》で蘇生することができる点が《イカズチのサンダー》より優れています。
中でも《サンダービート・スネア》は《1アップ》で蘇生することができ、「サンダービート」モンスターの中では優秀です。
現在存在する雷族はこの4種のみであり1枚でも減らすと《嵐を呼ぶサンダービート》が発動しづらくなってしまうため3枚ずつ採用しています。
《デーモンの呼び笛》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
通常モンスターを蘇生する効果により13枚目以降の雷族として運用するのが《デーモンの呼び笛》の主な役割です。
このデッキに採用されている《サンダービート・ギフト》は効果発動後、自分のモンスターが攻撃できなくなってしまうため、《サンダービート・ギフト》を発動するために召喚した雷族は低い攻撃力をさらしてフィールドに残ってしまいます。
そうなると返しのターンで大きなダメージを受けてしまうリスクがありますよね。
《デーモンの呼び笛》により守備表示で雷族を展開すれば、そのリスクを軽減することができます。
一方、守備表示で蘇生する仕様上、蘇生したモンスターは《嵐を呼ぶサンダービート》の効果による全破壊後の攻撃には参加できません。
そのため《嵐を呼ぶサンダービート》とは相性が微妙です。
ですが《嵐を呼ぶサンダービート》の発動タイミングを逃したくないため3枚採用しました。
《邪影ダーク・ルーカー》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
主な役割は《サンダービート・ギフト》発動後のケアです。
《デーモンの呼び笛》の項で解説した通り《サンダービート・ギフト》発動後は攻撃力の低い雷族を棒立ちさせてしまうことになります。
《邪影ダーク・ルーカー》で攻撃表示のモンスターをリリースしアドバンスセットすることで、《サンダービート・ギフト》発動後のダメージを受けるリスクをケアすることができますね。
また手札にモンスターが余っていれば《邪影ダーク・ルーカー》の効果で魔法・罠カードの破壊とバーンを行いながら手札を消費することもできます。
また滅多に使いませんが《嵐を呼ぶサンダービート》の効果を発動したい状況で、雷族以外のモンスターを墓地に送り、雷族を召喚するスペースを空けるといった使い方もできます。
手札に被ると弱いので2枚の採用にしました。
《連撃竜ドラギアス》
《フェニックス・ドラゴン》
《連撃竜ドラギアス》はアタッカーとして、《フェニックス・ドラゴン》はそれを再利用するのが主な役割です。
《連撃竜ドラギアス》は2回攻撃できる効果から、モンスターの処理や戦闘ダメージに与えるのに適しており、このデッキに足りない戦闘力を補ってくれます。
メインで使いたいカードではなく、枠の都合もあるため2枚採用しました。
《フェニックス・ドラゴン》は《連撃竜ドラギアス》をサルベージするためのカードです。
こちらは《連撃竜ドラギアス》が2枚採用であるため2枚の採用にしています。
《ドラゴンズ・セットアッパー》
《ドラゴンズ・アップセッター》
《ドラゴンズ・セットアッパー》《ドラゴンズ・アップセッター》は壁、手札コスト、リリース素材の確保が主な役割です。
このデッキに3枚採用している《邪影ダーク・ルーカー》とはリリース軽減コンボで相性が良いので、相手フィールドの魔法・罠カードが多ければ、《ドラゴンズ・セットアッパー》《ドラゴンズ・アップセッター》の効果とあわせて1000~3000のダメージを与えることができます。
リリース軽減コンボの流れは以下の通りです。
- 《ドラゴンズ・セットアッパー》の効果で《ドラゴンズ・アップセッター》を蘇生
- 下級モンスターを召喚
- 《ドラゴンズ・セットアッパー》と下級モンスターをリリースし《邪影ダーク・ルーカー》をアドバンス召喚
- 《邪影ダーク・ルーカー》の効果発動
- 《ドラゴンズ・アップセッター》の効果により《ドラゴンズ・セットアッパー》を蘇生
- 下級モンスターを召喚
- 《ドラゴンズ・アップセッター》と下級モンスターをリリースし《邪影ダーク・ルーカー》をアドバンス召喚
- 《邪影ダーク・ルーカー》の効果発動
- 《ドラゴンズ・セットアッパー》の効果により《ドラゴンズ・アップセッター》を蘇生
- 《ドラゴンズ・セットアッパー》と《ドラゴンズ・アップセッター》をリリースし《邪影ダーク・ルーカー》をアドバンス召喚
- 《邪影ダーク・ルーカー》の効果発動
《邪影ダーク・ルーカー》の効果を1ターンに3回使用する場合、手札が7枚必要です。しかしこの流れの場合、手札4枚で済むのでかなりのコスト削減になりますね。
この流れの⑦か⑩で《邪影ダーク・ルーカー》をアドバンスセットすれば、《邪影ダーク・ルーカー》を壁として利用しつつこの流れを終えることができます。
他のカードとの兼ね合いで2枚ずつの採用にしました。
《輝岩竜》
《セイント・バード》
下級アタッカー。
《輝岩竜》はドラゴン族であり《反攻の竜撃》の発動条件にもなるので3枚採用。
《セイント・バード》は守備力の高い下級アタッカーとして1枚採用しました。
魔法カード
《嵐を呼ぶサンダービート》
雷族を主軸にする強みであり切り札ともいえるカード。
発動条件が厳しいですが発動できれば強く、そのタイミングを逃さないために3枚採用しました。
相手が効果モンスターのみの場合は、発動後にすべての雷族で総攻撃できればベストです。
《サンダービート・ギフト》
雷族を使って効果ダメージを与えるためのカード。
発動後は攻撃できなくなるため、できれば雷族が3体存在する状態でまとめて発動したいところです。
攻撃できなくなるメリットが重いですが、手軽にダメージを与えることができるためとどめの一撃などにも利用することができます。
こちらもできるだけ発動したいため3枚の採用にしました。
罠カード
《サンダービート・ゲイン》
ライフポイントを回復することにより延命につなげるのが主な役割。
最上級モンスターに使用し2000以上回復することがほとんどで、1ターンは耐えることができます。
フィールドに干渉することができず延命以外のメリットがないため1枚の採用にしました。
《落とし穴》
相手の展開を妨害するのが主な役割のレジェンドカード枠。
《嵐を呼ぶサンダービート》では破壊できない通常モンスターの《青眼の白龍》や、攻めに強い《連撃竜ドラギアス》を破壊したいカードです。
レジェンドカードなので1枚採用。
《反攻の竜撃》
《嵐を呼ぶサンダービート》の欠点を補うためのカード。
《落とし穴》と同じく《嵐を呼ぶサンダービート》で破壊できないモンスターも破壊することができるカードです。
手札コストが重く発動できない状況もあるので1枚の採用にしました。
《カウンター・ボム》
効果ダメージを与えるためのカード。
攻撃をトリガーにするカードであるため、相手を倒しきれなかった場合でもこのカードが決め手になったりします。
手札コストが重いため1枚の採用にしました。
《1アップ》
雷族を自分フィールドに維持するためのカード。
相手モンスターの最後の攻撃で自分のモンスターが破壊された時に発動することで、自分フィールドに雷族を維持できます。
これにより《嵐を呼ぶサンダービート》や《サンダービート・ギフト》の発動条件を満たせるようになりますね
このデッキでは《サンダービート・スネア》専用カードであるため、1枚の採用にとどめました。
【サンダービート/雷族】デッキを使った対戦動画
今回紹介したデッキレシピも「ズンドコTV」さんに取り上げていただきました。
このデュエルで使っていただいたデッキはこの記事で紹介したデッキレシピとは少し違いますがコンセプトは同じです。
当時のデッキレシピも載せておくので、動画と共に参考にしてみてください。
デッキレシピの画像はカーナベル株式会社さんの「Deck Maker」を使用しています。
参考 Deck Maker (デッキメーカー) – スマホで簡単!デッキ作成
- メインデッキ:40枚
モンスター(30枚)
下級24枚/上級0枚/最上級6枚
《サンダービート・スネア》× 3
《サンダービート・ハイハット》× 3
《サンダービート・バスドラ》× 3
《セイント・バード》× 3
《真紅眼の黒竜》× 1
《クリボット》× 3
《デーモンの呼び笛》× 3
《フェニックス・ドラゴン》× 3
《イカズチのサンダー》× 3
《ビックリード・ドラゴン》× 2
《邪影ダーク・ルーカー》× 3
魔法カード(6枚)
《サンダービート・ギフト》× 3
《黒炎弾》× 1
《嵐を呼ぶサンダービート》× 2
罠カード(4枚)
《カウンター・ボム》× 3
《サンダービート・ギフト》× 1
レジェンド枠に《真紅眼の黒竜》を採用し効果ダメージを与えやすくしていましたが、《真紅眼の黒竜》《黒炎弾》ともに腐りやすいことから《落とし穴》に変更しました。
保守的な構築だったので全体的に攻撃面で強化したのが今回の記事の構築です。
最後に
今回は【サンダービート/雷族】デッキのデッキレシピ、各カードの採用理由、回し方を解説しました。
デッキ構築の際に意識したのは以下のポイントです。
- 《嵐を呼ぶサンダービート》の発動しやすさ
- 相手のライフポイントにダメージを与えられないターンを減らす
発動しにくいカードでも枚数を抑えずに採用することで、ドローフェイズでドローした5枚からでも発動できる確率が高くなります。
このデッキの場合《嵐を呼ぶサンダービート》さえ発動できれば盤面の処理とモンスターの維持が同時にできるため、《嵐を呼ぶサンダービート》をかなり重要視し構築しました。
雷族はまだまだ中途半端な種族でこれからの強化が期待できる種族です!
強化を期待しつつ一撃必殺の《嵐を呼ぶサンダービート》で魂のビートを響かせてやりましょう!