今回は《セブンスロード・マジシャン》を主軸に構築した【魔法使い族】デッキを紹介します。
カード1枚ごとに採用理由を解説しています。よかったらデッキ構築の参考にしてみてください。
目次
【魔法使い族】デッキのデッキレシピ
- メインデッキ:40枚
モンスター(26枚)
《はぐれ使い魔》× 1
《ダーク・ソーサラー》× 3
《ささやきの妖精》× 3
《ルミナス・シャーマン》× 1
《守護の竜魔導士》× 3
《ファイア・ゴーレム》× 3
《ミスティック・ディーラー》× 3
《セブンスロード・ウィッチ》× 3
《風使いトルネ》× 3
《セブンスロード・マジシャン》× 3
魔法カード(10枚)
《ハンマークラッシュ》× 2
《マジカル・ストリーム》× 3
《リカバリー・フォース》× 1
《貫通!》× 2
《風精の加護》× 2
罠カード(4枚)
《ダーク・リベレイション》× 3
《火の粉のカーテン》× 1
デッキレシピの画像はカーナベル株式会社さんの「Deck Maker」を使用しています。
参考 Deck Maker (デッキメーカー) – スマホで簡単!デッキ作成
デッキコンセプト
このデッキは《セブンスロード・マジシャン》の高い攻撃力を活かして勝利することコンセプトにしたデッキです。
ダメージを通しやすくするために表示形式を変更したり、攻撃を貫通させるカードにより《セブンスロード・マジシャン》をサポートして戦います。
このデッキの強みと弱み
- 高い攻撃力を得やすく、戦闘ダメージを与えやすい
- 《ダーク・リベレイション》への対策手段が豊富
- 返しのターンに弱い
- 《ダーク・リベレイション》への依存度が高い
- 攻撃力の高い複数のモンスターを突破するのが苦手
各カードの採用理由
カードの種類ごとに重要度順でお話ししていきます。
モンスター
効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻2100 / 守1500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[自分の墓地のモンスターの属性の種類]×300アップする。
このデッキのキーカード。自身の効果で高い攻撃力を得ることができます。いち早く勝負を決めたいので3枚採用しました。
最上級モンスターでありますが、このカードを手札から特殊召喚できる《セブンスロード・ウィッチ》を3枚採用しているため、フィールドに出すこと自体は容易です。
効果モンスター
レベル6 / 風属性 / 魔法使い族 / 攻1600 / 守1000
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表示形式を変更する(攻撃表示は表側守備表示に、守備表示は表側攻撃表示にする)。
《セブンスロード・マジシャン》以外の、相手の攻撃力の高いモンスターを突破できるカード。
ほとんどのモンスターがトルネラインを下回っている影響で、突破できないモンスターはほぼいないので3枚採用しています。
表示形式の変更から《セブンスロード・マジシャン》の高い攻撃力を通しやすくなる点も優秀です。
《風使いトルネ》は自身の効果のみで攻守1600未満のモンスターを突破することができます。
効果モンスター
レベル2 / 風属性 / 魔法使い族 / 攻800 / 守1200
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手の墓地のモンスターを2体まで選んでデッキに戻す。
このデッキが一番警戒している《ダーク・リベレイション》のケア要員。
現在のカードプールでは《クリボット》《フェニックス・ドラゴン》《ドラゴンズ・セットアッパー》と、デッキに戻したいカードも多いので非常に優秀です。
相手の戦術を崩しながら、アドバンス召喚にも使える点もポイントが高いですね。
積極的に使っていきたい効果なので3枚採用しています。
効果モンスター
レベル2 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻500 / 守500
【条件】手札のモンスター(魔法使い族またはドラゴン族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドのモンスター1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは相手の効果では破壊されない。
《ささやきの妖精》と同じく《ダーク・リベレイション》のケア要員。
《反攻の竜撃》もケアでき、《セブンスロード・マジシャン》を守る手段として有効です。
このカードも積極的使いたカードなので3枚採用しました。
効果モンスター
レベル6 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1600 / 守1000
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】手札のモンスター(レベル7以上/闇属性/魔法使い族)1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果で「セブンスロード・マジシャン」を特殊召喚した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで400アップする。
少ない消費で《セブンスロード・マジシャン》を展開できるモンスター。
コンボカードであるため単体では弱いです。《セブンスロード・マジシャン》の存在から相手の攻撃を誘導しやすいモンスターです。
できるだけ手札に引き込みたいため3枚採用しました。
効果モンスター
レベル3 / 水属性 / 魔法使い族 / 攻1000 / 守0
【条件】手札のモンスター(魔法使い族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。
デッキの回転率を高めてくれるモンスター。上級・最上級モンスターがダブついてもドローに変換することができます。
デッキの回転率を上げることで、《セブンスロード・マジシャン》の攻撃力アップにもつながるので潤滑油として非常に優秀です。
複数引いても困らないため3枚採用しました。
通常モンスター
レベル4 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守0
禁忌の術に手を染めた魔術師。望んだその力の代償を彼はまだ知らない。
下級モンスター最高ラインの攻撃力持つ魔法使い族であるため採用しました。
他の下級モンスターの攻撃力が低いので、少しでも補えるように3枚採用しています。
効果モンスター
レベル3 / 炎属性 / 魔法使い族 / 攻1200 / 守800
【条件】600LPを払って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その守備力をターン終了時まで600ダウンする。
炎属性枠。守備力を下げる効果により、以下のカードとの組み合わせにより《魔将ヤメルーラ》を突破することができます。
- 《ファイア・ゴーレム》+《風精の加護》
- 《ファイア・ゴーレム》× 2 +《ダーク・ソーサラー》
3枚の消費で《魔将ヤメルーラ》を突破できる組み合わせは、このデッキでは《ファイア・ゴーレム》を含む組み合わせのみになっています。
ちなみに《セブンスロード・ウィッチ》の効果で《セブンスロード・マジシャン》を特殊召喚し、《魔将ヤメルーラ》を突破する場合、4枚のカードを消費します。
《魔将ヤメルーラ》の突破には複数のカードが必要なため、突破が安定しないのが欠点です。
他の魔法使い族下級モンスターと比較して優先度が高かったため、3枚採用しました。
効果モンスター
レベル2 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻500 / 守0
【条件】自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地に送って発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル4以下/魔法使い族)1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは直接攻撃できる。
光属性枠。下級モンスターが手札にダブついた場合も能動的に墓地へ送ることができます。
直接攻撃をできるようにする効果は最後の決め手ともなります。採用していて助かることが多いです。
他のカードの優先順位を考えて1枚の採用になりました。
通常モンスター
レベル1 / 地属性 / 魔法使い族 / 攻0 / 守1400
強大な力を秘めているとされる使い魔。元来寂しがりな子だが、仲間たちとはぐれてしまい最近は特に寂しい。
地属性枠。《セブンスロード・マジシャン》の効果の最大値を出すために地属性・魔法使い族枠として採用しました。
攻撃に使用できないので1枚の採用にとどめました。
魔法カード
通常魔法
【条件】自分のフィールドに表側表示モンスター(魔法使い族)がいる場合に発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
厄介な罠カードを破壊できる貴重なカード。魔法使い族さえ存在していればノーコストで発動できる点も優秀です。
使いたい場面が多いので3枚採用しました。
通常魔法
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
《マジカル・ストリーム》と同じく罠カードを破壊できる貴重なカード。
このデッキには優先して使いたいカードが他に存在します。それらのカードにも手札コストが必要です。
その影響でこのカードの手札コストが少し重いため、採用は2枚に抑えました。
通常魔法
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(魔法使い族)1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで1000アップする。
魔法使い族の攻撃力をアップさせるカード。相手モンスターの突破、戦闘ダメージの増加に貢献してくれます。
《ハンマークラッシュ》と同じく手札コストが重いため、採用は2枚に抑えました。
通常魔法
【条件】なし
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。このターン、そのモンスターの攻撃は貫通する(守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える)。
モンスターの攻撃を貫通させダメージソースとなってくれるカード。
現在のカードプールは守備力の低いモンスターが多いため、《セブンスロード・マジシャン》に使えば大きなダメージを期待できます。
このデッキは長期戦に弱いため、少しでも早期決着できるように2枚採用しました。
罠カード
通常罠
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のモンスター(魔法使い族)4体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
デュエルをゲームエンドへといち早く導くカード。
自分のモンスターを守りながら相手のモンスターを一掃することができます。相手が《守護の竜魔導士》や守備表示モンスターでケアしてこなければ、返しのターンに総攻撃を行うえるようにしてくれます。
手札コストを必要とするカードとモンスターの数の調整で、墓地にモンスターがたまりやすくなっているので、3枚採用しました。
発動に成功するとかなり強く動けるカードです。そのため発動条件を満たすまで手札に温存し、相手の魔法・罠破壊カードから守るプレイングも有効です。
通常罠
【条件】自分の墓地にモンスター(魔法使い族)がいる場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】攻撃してきたモンスターの攻撃力はターン終了時まで500ダウンする。
使いやすい罠枠。攻撃力500ダウンは下級と上級、上級と最上級の差を埋めてくれる数値です。
《連撃竜ドラギアス》や《魔将ヤメルーラ》の《セブンスロード・マジシャン》への攻撃を返り討ちにしてくれます。
元々の攻撃力が低く返しのターンに弱いモンスターが多いため1枚の採用にとどめました。
採用を見送ったカード
通常モンスター(LEGEND)
レベル8 / 光属性 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
突破しづらく強力なカードですが、このデッキでは一切サポートすることができません。
アドバンス召喚でしか出すことができす、《セブンスロード・マジシャン》などで突破された時の損失が大きいため今回は採用を見送りました。
効果モンスター
レベル8 / 闇属性 / 戦士族 / 攻2500 / 守2500
【条件】このカードを召喚したターンに、このカードの表示形式を変更して発動できる(攻撃表示は表側守備表示に、守備表示は表側攻撃表示にする)。
【効果】次の相手ターン終了時まで、このカードが表側表示の間、お互いはモンスター(レベル7以上)をアドバンス召喚できない。
採用を見送った理由は《青眼の白龍》と同じです。
魔法使い族の比率を減らすことで《ダーク・リベレイション》が《ささやきの妖精》による妨害に弱くなってしまうのも採用を見送った理由の一つですね。
基本的なデッキの回し方
① 相手の魔法・罠カードを吐かせながら場を整える
通常罠
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のモンスター(魔法使い族)4体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
まずこのデッキで最も破壊されたくないカードが《ダーク・リベレイション》です。
そのため序盤では《ダーク・リベレイション》をあえてセットしないことで、相手の魔法・罠カードの破壊を他のカードに消費させるというプレイングも重要になってきます。
《風精の加護》や《ハンマークラッシュ》は使用すべき時が来るまではブラフとしてセットしておくと、うまく相手のカードをうまく吐かせることができますね。
② 表示形式の変更や貫通により積極的にダメージを与えていく
通常魔法
【条件】なし
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。このターン、そのモンスターの攻撃は貫通する(守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える)。
このデッキは《ダーク・リベレイション》に大きく依存しています。そのため《ダーク・リベレイション》を使えなくなってしまうと相手のモンスターを突破する手段が限られてしまいます。
デュエルが長引くことで返し手がどんどん狭くなってしまうことから、積極的にダメージを与えていくのが有効です。
《ミスティック・ディーラー》などでデッキを回転させ墓地が肥えてくると、《セブンスロード・マジシャン》の効果も活かしやすくなっているので、表示形式の変更や《貫通!》により一気にライフポイントを削りにいきたいですね。
最後に
今回は《セブンスロード・マジシャン》を主軸にした【魔法使い族】デッキを紹介しました。
《ダーク・リベレイション》で相手モンスターを一掃し《セブンスロード・マジシャン》で直接攻撃する流れは、強力すぎて無慈悲です。
その他、採用を見送ったカードの理由を知りたい場合はコメント欄いつでもお待ちしています。
また「こんなカードを採用してみるのはどうですか?」という意見もいただけると嬉しいです。
みんなも魔法使い族デッキ作ってみてくださいね!