OCGでも人気のテーマ【ハーピィ】
初めてテーマ化した時もエモさ全開の実装でしたが、今回登場した新規カードも前回同様エモさ全開でした!
ということで、今回もカードの強さは一旦置いておいて、【ハーピィ】の新規カードがどれだけエモいのかを紹介します。


今回も製作者の熱意をビンビン感じます!!
目次
原作再現度がさらに高まってエモい!


カードデザイン編


時には3体として、時には1体として…
原作ではこんな特殊な性質を持ったハーピィでしたが、マキシマムモンスターの性質を上手く活かすことでこの状況を再現できるように実装されました。
そして今回、新たに登場したフュージョンモンスター《ハーピィ三姉妹・TB》により、原作ハーピィの再現度がさらに高まりました。

というのもマキシマムモンスターは手札のマキシマムパーツ3体を揃えて、1体としてマキシマム召喚する必要があり、1体として召喚するか、3体として召喚するかをその都度選択する必要があります。
また一度召喚した後はフィールドでそれを切り替えることができません。
そのため、3体として召喚した次のターン、「ハーピィの合体攻撃!!」なんて原作ムーブはできなかったんですよね。
《万華鏡-華麗なる分身-》!
次のターンで地獄のハーレムを体感させてあげるわ!

引用:アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第30話
《ハーピィ三姉妹》の合体攻撃力は2700ポイント!
「トライアングル・X・スパーク」!!

引用:アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第30話

合体攻撃てなんや!?
さっき3体に分身したんちゃうんかいな!!
これ!!!!
今回《ハーピィ三姉妹・TB》の実装により、既にフィールドに存在する3体の《ハーピィ三姉妹》を1体にまとめられるようになったため、この原作ムーブ実現できるようになったんです!

3体として存在していたハーピィたちが1体のモンスターとして集約…!!

ちなみに攻撃力はマキシマムモード時の攻撃力3400から、守備力は上記のシーンや遊戯王OCGの《ハーピィ・レディ三姉妹》から来ています。
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さらに1体のモンスターとして存在できるようになったことで、《ハーピィズペット竜》による原作再現もできるようになりました!

引用:漫画「遊☆戯☆王」文庫版 8巻


ラッシュデュエルへの実装に伴い、《ハーピィズペット竜》は《ハーピィ三姉妹》を自身の強化対象に含められるようになりました。
しかし原作のように《ハーピィズペット竜》+《ハーピィ・レディ》3体を展開することはできませんでした。
ところが《ハーピィ三姉妹・TB》の実装により、とうとうこれが実現できるようになったのです。

《ハーピィ三姉妹》をちゃんと3体としてカウントしてくれてるのもエモい!!!!
感動ですよねほんと
ここまででもエモすぎて吐血しそうなんですが、イラストにもエモさが溢れていました!
カードイラスト編
ラッシュデュエルのために描き下ろされた《ハーピィ三姉妹・TB》のイラストですが、実はアニメに元ネタとなるシーンがありました。
それがこちらです!


引用:アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第30話

多少の違いはあるものの構図はほとんど同じですよね!
エモい!!美しい!!!!



これまでも美しくカッコいいハーピィたちをしっかり落とし込んだイラストはあったんですが、まだそれを別のバリエーションでできるのかと…
しかもアニメ要素を取り入れた上で…
《ハーピィ三姉妹・TB》のイラスト発表時も感動しましたが、元ネタがあることでさらにその感動が深まりました。
《ハーピィ三姉妹・TB》だけでも相当エモい要素が溢れているんですが、別の角度で見ると他のモンスターたちにもエモさが溢れていました。
《ハーピィ・レディ・FD》編

フュージョン / 効果モンスター
レベル5 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻2100 / 守1400
レベル4の「ハーピィ・レディ」+通常モンスター(風属性/鳥獣族)
このカードはコンタクトフュージョンできる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、「ハーピィ・レディ」になる。このカードを特殊召喚した自分メインフェイズにこの効果を発動した場合、さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
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《ハーピィ三姉妹・TB》に加えて原作要素を強く取り込んだハーピィが《ハーピィ・レディ・FD》です。
他のハーピィには見られない6枚の羽を持つ珍しい姿をしていますよね。
この姿、実はアニメ由来なんです。
それが孔雀舞が遊戯とのデュエルで《ハーピィの羽根帚》を使用したシーンです。

引用:アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第30話
原作では《ハーピィ・レディ》がフィールドにいないと発動できないカードだったため、このようにアニメにて原作にはない演出で補完されていました。


ちなみに《ハーピィの羽根帚》は「相手の魔法・罠カードを全て破壊する効果」を持つカードで、《ハーピィ・レディ・FD》の効果もここからきています。
え?《ハーピィ・レディ・FD》は1枚しか破壊できない?
それはそうなんですが、元ネタとなったシーンでは魔法・罠カード1枚を破壊するために《ハーピィの羽根帚》を使用したんですよね。
なので、原作再現もちゃんとできるようになっているんです!
落とし込み方神がかりすぎやろぉぉぉぉ!!!!
あとこのシーンのハーピィを拾ってくることにもほんとに愛を感じます!!
そしてカード名のFD(フェザー・ダスター)は《ハーピィの羽根帚》の英語名《Harpie’s Feather Duster(ハーピィズ・フェザー・ダスター)》から来ています。
モチーフの英語名をそのままカード名にしただけなんですが、これもエモい!!
また《ハーピィ・レディ・FD》のように今回新たに収録されたほとんどの「ハーピィ」フュージョンモンスターには「カード名の語尾をアルファベット2文字で略している」という共通点があります。
これ、遊戯王OCGに存在する《ハーピィ・レディ・SB》のオマージュなんです!!!!

エモすんぎいいいいいいいいい!!!!
ちなみにこの後紹介するカードも、このエモさを含んでいるので、カード名からもエモさを感じながら読み進めてみてください!
世界観の深掘りがエモい!
《ハーピィ・カーラ・CD》



髪色、衣装の造形、ポーズに加えて、目の形や瞳の色も似ている《ハーピィ・カーラ》と《ハーピィ・クィーン》。


この特徴から、《ハーピィ・カーラ》の成長した姿が《ハーピィ・クィーン》と考察しているのですが、《ハーピィ・クィーン》は遊戯王OCGにて初めて登場した自身を《ハーピィ・レディ》として扱う《ハーピィ・レディ三姉妹》以外のハーピィなんです。
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遊戯王OCGではルール上、つまり素の状態で《ハーピィ・レディ》、ラッシュデュエルでは効果により《ハーピィ・レディ》《ハーピィ三姉妹》になれるハーピィたちのことです。
これにより遊戯王OCGでは本来《ハーピィ・レディ》しか受けられないサポートカードの恩恵を他のハーピィたちも受けられるようになっています。
そして《ハーピィ・カーラ》は以下の特徴を持っています。
- 《ハーピィ・カーラ》が《ハーピィズフルドレス》に関連する効果を持っている
- 《ハーピィ・カーラ・CD》が自身専用の装備を身につけている
この遊戯王OCG的歴史と上記の特徴から、《ハーピィ・カーラ》は第二世代のハーピィ(遊戯王OCGのハーピィ)が種族全体で《ハーピィ・レディ》サポートを共有できることに貢献したのではないかと考察できるんです!
カーラちゃん尊すぎる!!!!
ちなみに《ハーピィ・クィーン》となった彼女は他種族の交流にも参加するほど熱心なので、種族の発展に努められる面に納得できます。


思い返すと散々な交流だったわ…
《ハーピィ・レジーナ・SA》



《ハーピィ・レジーナ》はイタリア語で女王を意味する”regina(レジーナ)”から来ています。
女王に相応しく、状況に合わせてハーピィを使役できる効果(墓地から《ハーピィ・レディ》《ハーピィ・レディ》を回収する効果)を持っているのが特徴で、第一世代のハーピィ(ラッシュデュエルのハーピィ)の女王を勤めています。
今回登場した《ハーピィ・レジーナ・SA》により、設定上《ハーピィズフルドレス》を装備できることが発覚しました。

特定条件下でしか破壊効果を発動できないところを見ると、《ハーピィズフルドレス》の力を最大限発揮し続けることは難しく、《ハーピィ・カーラ》と共に種族の未来への発展に貢献したことの先駆けとなっているのかもしれません。
ちなみに《ハーピィ・レディ》が《ハーピィズフルドレス》(OCGにおける《サイバー・ボンテージ》)を装備すると、羽の色が変化します。


《ハーピィ・レジーナ》もしっかり変化しており、白色と紫色の羽がミックスされた羽の特徴から、さらに攻撃性が高まったことを表すように紫色単色の羽へと変化しています。
実はOCG含め、他のハーピィに頼らず相手モンスターを除去できるのは紫色の羽を持つハーピィのみになっています。
こういったカードデザイン面でも種族としての特徴をしっかり反映してくれるんですよね!
ほんとエモすぎて倒れそう!!!!
遊戯王OCGの再現度が凄い!
これまでも遊戯王OCGから様々な「ハーピィ」関連カードが実装されていますが、今回の新規カードにはOCG初出のカードも含まれていました。
それらの内、一部のカードにはOCGのカード効果をオマージュするようなデザインのカードも存在しています。
《ヒステリック・パーティー》

通常罠
【条件】相手ターンに相手がドローした時、または自分のモンスターが相手の攻撃で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の手札1枚を選んで墓地へ送る。その後、自分の墓地の「ハーピィ・レディ」、「ハーピィ三姉妹」、フュージョンモンスター(風属性/鳥獣族)を合計3体まで選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
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遊戯王OCGでは「《ハーピィ・レディ》を墓地から可能な限り特殊召喚する効果」であり、最大5体のハーピィを同時に展開できるカードでした。
これをラッシュデュエルで行う場合、最大3体しか展開することができません。
しかし今回新規収録された《ハーピィ三姉妹・TB》《ハーピィ・レディ2・3》のおかげで、イラスト上で4体以上のモンスターを同時に展開できるようになったんです!

上記の例の場合、イラスト上では7体展開されており《ヒステリック・パーティー》のイラスト通りの展開がラッシュデュエルで行えるようになっています。
ちなみにアニメでも《ハーピィ・レディ》を複数体展開する描写がありました。

引用:アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第172話

なんで6体もモンスターが召喚されとるんや!
モンスターゾーン足りんはずやで!
分身が得意なハーピィの性質をラッシュデュエルのルール内でもしっかり落とし込んでくれてるの素晴らしいですよね!
フィールドで4体以上存在し華麗にフィールドを舞うハーピィたち。
考えただけでも大興奮です!
《ハーピィ・レディ・PM》

効果モンスター
レベル4 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻1300 / 守1400
墓地にいるこのカードのカード名は「ハーピィ・レディ」になる。
【条件】自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名は次の相手ターン終了時まで、「ハーピィ・レディ」になる。その後、自分フィールドの表側表示の「ハーピィ・レディ」「ハーピィ三姉妹」が合計3体の場合、相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
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今回、新規収録されたカードではありませんが、エモさを語らずにはいられないので合わせて紹介します。
このカード、皆さん使われたことはありますか?
下級モンスターでありながら相手モンスター1体をレベル問わず破壊するという攻撃的な効果に苦しめられた方も多いと思います。
実はこの効果はOCGに存在する《ハーピィズペット仔竜》からきています。
《ハーピィズペット仔竜》
![]() | 効果モンスター レベル4/風属性/ドラゴン族/攻1200/守600 ①:このカードは「ハーピィズペット仔竜」以外の自分フィールドの「ハーピィ」モンスターの数によって以下の効果を得る。 ⚫︎1体以上:相手モンスターは「ハーピィズペット仔竜」以外の「ハーピィ」モンスターを攻撃対象に選択できない。 ⚫︎2体以上:このカードの元々の攻撃力・守備力は倍になる。 ⚫︎3体以上:1ターンに1度、相手フィールド上のカード1枚を対象として発動できる。その相手のカード破壊する。 |
オマージュされているのは3つ目の効果で、「3体の「ハーピィ」を用意することで相手モンスター1体を破壊」と《ハーピィ・レディ・PM》と同じことをしています。
効果の性質上、効果を適用できる状況では《ハーピィズペット仔竜》+「ハーピィ」モンスター3体という構図になりますよね。
この構図、《ハーピィ・レディ・PM》追加効果を適用できる状況では、イラスト上で再現できるようになっています。



しかもこの構図、原作・アニメでの構図とも同じなんです!!

どこまでエモく仕上げてくれるねん!!!!
最後に
今回は【ハーピィ】の新規カードのエモさについて紹介しました。
毎回、新規カードと共にこんなにもエモい要素を加えてくれて本当にKONAMIさんありがとうございます!!!!

まだ未公開の新規カードにもエモさがあれば追加するので楽しみにしててください!
