「オーバーラッシュパック2」にて新たに登場したテーマ【磁石の戦士】
待望の岩石族テーマ、男心くすぐる合体テーマで、興味のある方も多いと思います。
そこで今回は【磁石の戦士】のデッキレシピとデッキの回し方について解説します。
【磁石の戦士】デッキの基盤としてぜひ参考にしてみてください!
目次
デッキレシピ
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 28 |
《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》 | 3 |
《アイスエイジ・カタパルト》 | 2 |
《風帝ライザー》 | 1 |
《ネクメイド・ナナ》 | 1 |
《永久磁石の戦士α》 | 2 |
《永久磁石の戦士β》 | 2 |
《永久磁石の戦士γ》 | 2 |
《インパクター・コメット》 | 3 |
《冥跡のジュンディー》 | 3 |
《磁石の戦士α》 | 3 |
《磁石の戦士β》 | 3 |
《磁石の戦士γ》 | 3 |
魔法カード | 8 |
---|---|
《マグネット・リターン》 | 3 |
《マグネット・サンダーチャージ》 | 3 |
《七宝船》 | 1 |
《ブラック・ホール》 | 1 |
罠カード | 4 |
---|---|
《リパルシブ・フォース》 | 2 |
《サンセット・リバース》 | 1 |
《強制脱出装置》 | 1 |
エクストラデッキ(9枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《磁石の翼マグネット・バルキリオン》 | 3 |
《結束の戦士マグネット・バルキリオン》 | 3 |
《磁石の騎士α》 | 3 |
デッキの回し方
- 《磁石の翼マグネット・バルキリオン》のフュージョン召喚を狙う
- 《リパルシブ・フォース》でコントロール
①:《磁石の翼マグネット・バルキリオン》のフュージョン召喚を狙う
フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 地属性 / 岩石族 / 攻3000 / 守2900
「磁石の戦士α」+「磁石の戦士β」+「磁石の戦士γ」
【条件】自分の墓地のモンスター3体を墓地へ送って発動できる。
【効果】このターン、このカードは効果では破壊されない。さらに相手フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
このデッキに採用しているフュージョンモンスターの1体《磁石の翼マグネット・バルキリオン》
ここ最近のフュージョンモンスターのような爆発力はありませんが、相手のカードを種類問わずに破壊できる効果から、小回りの効きやすいフュージョンモンスターとなっています。
まずは、この《磁石の翼マグネット・バルキリオン》のフュージョン召喚を目指します。
- 《永久磁石の戦士α》
- 《磁石の戦士α》
- 《永久磁石の戦士β》
- 《磁石の戦士β》
- 《永久磁石の戦士γ》
- 《磁石の戦士γ》
下級効果モンスターは「手札・フィールドの岩石族を素材にフュージョン召喚する共通効果」を持ち、フュージョン素材にもなることができます。
そのため3体を素材に必要とする割には、フュージョン召喚の難易度は比較的低いです。
これに加え《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》もフュージョン召喚のサポートとして活用できます。
《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》
効果モンスター
レベル7 / 地属性 / 岩石族 / 攻2500 / 守2100
【条件】自分フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の通常モンスター(岩石族)1体を2体まで選んで手札に加える。その後、手札・フィールドのモンスター(岩石族)を素材として墓地へ送ってフュージョン召喚できる。
通常モンスターに限定されていますが、自身をコストに素材モンスターを墓地から回収することができます。
フュージョン召喚を行う効果も内臓しているため、通常モンスターのみでもフュージョン召喚に繋げられるのがポイントです。
ちなみに通常モンスターを優先してフュージョン素材を採用しているのはこのためで、《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》の効果を有効活用しやすい状況を安定して作るためにそれぞれ3枚ずつ採用しています。
そして、この《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》は《マグネット・リターン》で墓地から特殊召喚することもできます。
《マグネット・リターン》
通常魔法
【条件】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル4以下/岩石族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル7・8/岩石族)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
下級岩石族を《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》に変換することができるため、コスパ良くフュージョン素材を集めることができます。
《結束の戦士マグネット・バルキリオン》
フュージョン / 効果モンスター
レベル8 / 地属性 / 岩石族 / 攻3500 / 守3900
「磁石の戦士α」+「磁石の戦士β」+「磁石の戦士γ」
【条件】自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
先攻1ターン目や、カードの破壊が有効でない場合は《結束の戦士マグネット・バルキリオン》をフュージョン召喚します。
一度フュージョン召喚すれば《マグネット・リターン》や《サンセットリバース》で墓地から特殊召喚できるため、高いステータスで突破困難な状況を作りやすくなります。
ちなみに《マグネット・サンダーチャージ》の相手モンスターを破壊する追加効果の適応条件にもなっていますが、《磁石の翼マグネット・バルキリオン》で追加効果以上のことができるため、狙う機会はほとんどありません。
そしてこれらフュージョン召喚の再現性を高めるためにドローソースも豊富に採用しています。
《インパクター・コメット》
効果モンスター
レベル1 / 水属性 / 岩石族 / 攻500 / 守0
【条件】自分のデッキが10枚以上の場合、手札のモンスター(岩石族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。自分フィールドに表側表示モンスター(岩石族)が3対の場合、さらに自分の墓地のモンスター(レベル6〜8/岩石族)1体を選んで手札に加える事ができる。
岩石族の手札交換モンスターとしてシンプルに使いやすく、フィールドに岩石族が3体存在していれば《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》《アイスエイジ・カタパルト》を墓地から回収できます。
コストとして墓地へ送ったモンスターをそのまま、回収することもでき、小回りの効く使いやすいモンスターです。
同じドローソースである《マグネット・サンダーチャージ》《七宝船》とは相性が良く、実質ノーコストで回収したモンスターをコストにすることで、手札を増やすカードとして運用させることもできます。
通常魔法
【条件】手札のモンスター(岩石族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は2枚ドローする。自分フィールドに元々の攻撃力が3500の表側表示モンスター(岩石族)がいる場合、さらに相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
通常魔法
【条件】手札のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。この効果の条件でモンスター(レベル7)を墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローできる。
《冥跡のジュンディー》
効果モンスター
レベル4 / 地属性 / 獣戦士族 / 攻1000 / 守1000
【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その中にモンスター(地属性)がいた場合、さらに自分は1枚ドローできる。ドローした場合、さらに自分は手札1枚を選んでデッキの下に戻す。
墓地肥やしと手札交換により、デッキを回転させやすくなるため《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》の効果を適用させやすくなり、《磁石の翼マグネット・バルキリオン》や後述する《リパルシブ・フォース》のコストも補いやすくなります。
「「決闘者の王国 -スターチップを獲得せよ!- 」限定パック」収録のカードであり、現状採用することはできません。
そのため、採用できるようになるまでは《永久磁石の戦士α》などのフュージョン素材や、墓地肥やしができる《素早いレミング》《ライステラス・リペル》などにするのがおすすめです。
効果モンスター
レベル2 / 地属性 / 獣族 / 攻900 / 守100
【条件】このカードを召喚したターンに、相手フィールドにモンスターがいる場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その後、この効果で墓地へ送られたカードの中から「素早いレミング」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
効果モンスター
レベル4 / 水属性 / 水族 / 攻1000 / 守1200
【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。相手の魔法&罠ゾーンにカードがある場合、さらに相手フィールドの表側表示の通常モンスター1体を選んで裏側守備表示にできる。
《素早いレミング》はシンプルに墓地を肥やせる枚数が多く、《ライステラス・リペル》は墓地を肥やしながら《アイスエイジ・カタパルト》の発動条件になります。
《ネクメイド・ナナ》
効果モンスター
レベル5 / 光属性 / アンデット族 / 攻1100 / 守700
【条件】自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル7)1体を選んでデッキの下に戻し、自分は2枚ドローする。
効果の性質から《インパクター・コメット》の追加効果の適用条件を阻害せずにデッキを回転させることができます。
フィールドで邪魔になることもある《冥跡のジュンディー》も一緒にフィールドから墓地へ送れるのもポイントですね。
ちなみに《磁石の翼マグネット・バルキリオン》の効果の条件でデッキに戻すモンスターは何でも良いため、《ネクメイド・ナナ》は優先的に戻します。
②:《リパルシブ・フォース》でコントロール
通常罠
【条件】 相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のモンスター(岩石族)3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
《リパルシブ・フォース》が発動タイミングが多い、かなり使いやすい罠カードです。
基本的には相手の攻撃に合わせて発動し、以下のようなモンスターが召喚・特殊召喚された時にはそれに合わせて発動するといったイメージで使います。
- 強力な効果を持つ効果モンスター
- 魔法・罠カードを破壊する効果を持つモンスター
- 強力な効果を持つカードの発動条件となるモンスター
(《トライアングル・X・スパーク》の発動条件になる《ハーピィ三姉妹》など)
発動条件の性質上《磁石の翼マグネット・バルキリオン》と合わせて墓地リソースの消費がかなり激しいため、通常モンスターを残すようにデッキに戻し、墓地を肥やせるモンスターは積極的にデッキに戻すよう意識するのがポイントです。
そして盤面が整ってきたら、《リパルシブ・フォース》の回収も視野に入れてデッキを回します。
《磁石の騎士α》
フュージョン / 効果モンスター
レベル7 / 地属性 / 岩石族 / 攻1800 / 守2100
「磁石の戦士α」+モンスター(レベル4以下/岩石族)
【条件】このカードを特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分の墓地の「電磁双剣」「リパルシブ・フォース」をそれぞれ1枚まで選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
回収手段は《磁石の騎士α》のみですが、特殊召喚自体は容易であるため、簡単に回収することができます。
このカード自身も岩石族であるため、発動条件になるのもポイントですね。
またレベル7であるため《ネクメイド・ナナ》の発動条件としても使うことができます。
他のカードの採用理由
レジェンドカード
《風帝ライザー》
効果モンスター(LEGEND)
レベル6 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻2400 / 守1000
【条件】このカードを攻撃表示でアドバンス召喚したターンに発動できる。
【効果】自分または相手フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキの上に戻す。
4枚目の《磁石の翼マグネット・バルキリオン》といったイメージで、使いやすいバウンスによる除去で攻めやすくしてくれます。
また【磁石の戦士】は攻撃力3500以上の破壊耐性持ちを突破する手段に乏しいので、その欠点も補ってくれるのもポイントですね。
ちなみに《磁石の翼マグネット・バルキリオン》で再利用することもできます。
他のレジェンドカードでは《創世神》もおすすめです。
効果モンスター(LEGEND)
レベル8 / 光属性 / 雷族 / 攻2300 / 守3000
このカードは墓地から特殊召喚できない。
【条件】自分の手札がある場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。その後、自分は手札1枚を選んで墓地へ送る。
序盤ではフュージョン素材を揃えるサポートになり、終盤では破壊されたフュージョンモンスターを墓地から特殊召喚することができます。
《磁石の翼マグネット・バルキリオン》を蘇生して相手のカードを破壊、《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》でフュージョン素材2体の調達とかなり小回りが効きます。
また手札からならこのカード自身も特殊召喚できるため、《サンセット・リバース》による意表をついた動きも可能になります。
《ブラック・ホール》
通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】お互いのフィールドのモンスターを全て破壊する。
《磁石の翼マグネット・バルキリオン》は効果発動後、自分のカードに対しても破壊されなくなります。
これが《ブラック・ホール》と相性が良く、相手モンスターを一方的に破壊しながら、《磁石の翼マグネット・バルキリオン》の破壊効果は相手の魔法・罠カードに対して使う事ができます。
これにより攻撃を安全に通しやすくなり、戦闘ダメージも与えやすくなります。
破壊耐性の付与が得意なデッキを相手にする場合は、《強欲な壺》《天使の施し》のようなデッキを回転させられるカードにしても良いですね。
《強制脱出装置》
通常罠(LEGEND)
【条件】自分または相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手が魔法カードを発動した後に発動できる。
【効果】自分または相手がモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
《風帝ライザー》と同じく、攻撃力3500以上の破壊耐性持ちを突破する手段として採用しました。
発動条件も緩く、自分のターンも発動できるのもポイントです。
また細かいところでは《インパクター・コメット》や《冥跡のジュンディー》を手札に戻し、再び効果を発動する手段としても使えます。
その他のカード
《アイスエイジ・カタパルト》 魔法・罠カードを除去できるモンスター。 《インパクター・コメット》回収できるレベル7モンスターで、効果を発動すれば、魔法・罠の除去、相手のドロー枚数の抑制、戦闘補助と3つの役割を遂行することができます。 水属性をコストにするため《インパクター・コメット》を墓地に1枚は残しておくように意識すると格段に使いやすくなります。 | |
《サンセット・リバース》 盤面を強固にする罠カード。 《リパルシブ・フォース》を一番強いタイミングで発動しやすくしつつステータスの高いフュージョンモンスターを蘇生し、次のターンに繋げることができます。 |
その他の改善案
《マグネ・シデタルポッド》
効果モンスター
レベル8 / 地属性 / 岩石族 / 攻2400 / 守2400
このカードはモンスター(岩石族)3体をリリースしてアドバンス召喚できる。
【条件】上記の方法でこのカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】相手フィールドのカード1体を選んで破壊する。その後、自分は1枚ドローできる。
《アイスエイジ・カタパルト》と相互互換のモンスター。
《アイスエイジ・カタパルト》と比較し以下のメリット・デメリットがあります。
- モンスターも除去できる
- 下級モンスターをドローに変換するカードになる
- 墓地の状況に関わらず効果を発動できる
- 単体では攻撃力2400以上のモンスターを戦闘破壊できない
- 《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》とレベル7サポートを共有できない
- モンスター3体をリリースしなければ効果を発動できない
- 岩石族以外のモンスターをデッキに採用しにくくなる
効果の発動条件の差はあるものの、《アイスエイジ・カタパルト》は効果を発動すれば、魔法・罠の除去、相手のドロー枚数の抑制、戦闘補助と3つの役割を遂行することができます。
そしてレベル7である点から、今回は《アイスエイジ・カタパルト》を優先して採用しました。
岩石族で統一したデッキであれば、小回りの効く《マグネ・シデタルポッド》を採用しても良いかもしれません。
《プランティングピクシー》
効果モンスター
レベル2 / 地属性 / 植物族 / 攻800 / 守800
【条件】お互いのフィールドの全ての表側表示モンスターの中に、同じ属性のモンスターが2体以上いる場合に発動できる。
【効果】自分の墓地の通常モンスター(レベル6以下)1体または「フュージョン」1枚を選んで手札に加える。その後、手札のモンスター(地属性/植物族)1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
通常モンスターのフュージョン素材を墓地から回収してくれるモンスター。
地属性という属性シナジーに加え、手札が1枚増えることでレベル5以上のモンスターを使いやすくなります。
特に《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》とは相性が良く、3体を素材とするフュージョン召喚がさらに行いやすくなります。
《プランティングピクシー》を採用する場合、溢れた下級モンスターを有効活用できる《邪影ダーク・ルーカー》を採用しても良いですね。
効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / アンデット族 / 攻100 / 守2600
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊し、相手に1000ダメージを与える。その後、このカードを持ち主の手札に戻す。
レベル7という点で《ネクメイド・ナナ》《七宝船》を共有しつつ、《サンセット・リバース》とも相性の良いカードになっています。
まとめ
今回は【磁石の戦士】デッキのデッキレシピとデッキの回し方について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《磁石の翼マグネット・バルキリオン》のフュージョン召喚を狙う
- 《リパルシブ・フォース》でコントロール
オーバーラッシュパック2収録のカードで基盤はほぼ作れるため、カードもかなり集めやすいデッキですよ!
▼ このデッキの対戦動画はYouTubeでチェック!