「オーバーラッシュパック2」にて新たに登場したテーマ【磁石の戦士】
ステータスの高いフュージョンモンスターと強力な罠カードが目を引くテーマですが、どうやって構築すべきか悩みますよね。
そこで今回は【磁石の戦士】のデッキレシピとデッキの回し方について解説します。
今回は「VラッシュデュエルTV」とのコラボ企画!
この記事で紹介する【磁石の戦士】デッキは「VラッシュデュエルTV」うさぎさん考案の構築です。
このデッキと当ブログ管理人わかはぴが構築した【磁石の戦士】デッキの対戦動画はYouTubeでチェック!
目次
デッキレシピ
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 26 |
《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》 | 3 |
《アイスエイジ・カタパルト》 | 3 |
《風帝ライザー》 | 1 |
《磁石の戦士α》 | 3 |
《磁石の戦士γ》 | 3 |
《磁石の戦士β》 | 3 |
《永久磁石の戦士α》 | 3 |
《永久磁石の戦士γ》 | 2 |
《永久磁石の戦士β》 | 2 |
《インパクター・コメット》 | 3 |
魔法カード | 9 |
---|---|
《マグネット・サンダーチャージ》 | 3 |
《マグネット・リターン》 | 3 |
《電磁双剣》 | 2 |
《強欲な壺》 | 1 |
罠カード | 5 |
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《リパルシブ・フォース》 | 3 |
《シャイニーシェイディー》 | 1 |
《強制脱出装置》 | 1 |
エクストラデッキ(9枚)
カード名 | 枚数 |
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《磁石の翼マグネット・バルキリオン》 | 3 |
《結束の戦士マグネット・バルキリオン》 | 3 |
《磁石の騎士α》 | 3 |
デッキの回し方
- 「マグネット・バルキリオン」をフュージョン召喚する
- 《リパルシブ・フォース》を中心に罠カードでコントロール
①:「マグネット・バルキリオン」をフュージョン召喚する
基本的な回し方はスタンダードな【磁石の戦士】と同じで、まずは《磁石の翼マグネット・バルキリオン》《結束の戦士マグネット・バルキリオン》のフュージョン召喚を目指します。
それぞれ、適切な状況が異なるため、状況に合わせてフュージョン召喚するモンスターを選択します。
- 相手のカードを破壊したい時
- 先攻1ターン目
- 《マグネット・リターン》《マグネット・サンダーチャージ》《電磁双剣》のいずれかが手札・フィールドにある時
- 墓地のモンスターが少ない時
《磁石の翼マグネット・バルキリオン》
フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 地属性 / 岩石族 / 攻3000 / 守2900
「磁石の戦士α」+「磁石の戦士β」+「磁石の戦士γ」
【条件】自分の墓地のモンスター3体を墓地へ送って発動できる。
【効果】このターン、このカードは効果では破壊されない。さらに相手フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
自身への破壊耐性付与と、種類問わずに破壊できる効果が小回りが効いて使いやすいモンスター。
しかし【磁石の戦士】においては「自分の墓地のモンスター3体を戻す発動条件」が重く、同じく墓地のカードを発動条件とする《リパルシブ・フォース》とは墓地リソースの奪い合いになってしまいます。
そのため、どうしても相手のカードを破壊したい場合にフュージョン召喚するカードになります。
モンスターならなんでも戻せるから、レジェンドモンスターの《風帝ライザー》を再利用できるのはポイントね!
《結束の戦士マグネット・バルキリオン》
フュージョン / 効果モンスター
レベル8 / 地属性 / 岩石族 / 攻3500 / 守3900
「磁石の戦士α」+「磁石の戦士β」+「磁石の戦士γ」
【条件】自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
《磁石の翼マグネット・バルキリオン》との一番の差は、《マグネット・サンダーチャージ》《電磁双剣》を併用することで、墓地リソースを使わずに相手モンスターを破壊できる事です。
通常魔法
【条件】手札のモンスター(岩石族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は2枚ドローする。自分フィールドに元々の攻撃力が3500の表側表示モンスター(岩石族)がいる場合、さらに相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
装備魔法
【条件】自分フィールドの表側表示モンスター(岩石族)1体に装備できる。
【効果】装備モンスターの攻撃力は300アップする。装備モンスターが「結束の戦士マグネット・バルキリオン」の場合、装備モンスターは2回攻撃できる。
これらにより《リパルシブ・フォース》の発動条件を邪魔する事なく、複数の相手のカードに干渉する事ができます。
また《マグネット・リターン》がある場合は、効果によりフュージョン素材への分離、その後《磁石の戦士α》を《結束の戦士マグネット・バルキリオン》に変換することで、盤面処理が困難な状況を作りやすくなるのもポイントです。
攻撃力・守備力の高さから全モンスター突破の要求値も高いですね!
総攻撃力6700!表示形式の変更にも強いわ!
- 《永久磁石の戦士α》
- 《磁石の戦士α》
- 《永久磁石の戦士β》
- 《磁石の戦士β》
- 《永久磁石の戦士γ》
- 《磁石の戦士γ》
肝心のフュージョン召喚の方法ですが、下級効果モンスターが「手札・フィールドの岩石族を素材にフュージョン召喚する共通効果」を持っているため、3体を素材に必要とする割には、フュージョン召喚の難易度は比較的低いです。
また、これに加えて《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》もフュージョン召喚のサポートとして活用できます。
《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》
効果モンスター
レベル7 / 地属性 / 岩石族 / 攻2500 / 守2100
【条件】自分フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の通常モンスター(岩石族)1体を2体まで選んで手札に加える。その後、手札・フィールドのモンスター(岩石族)を素材として墓地へ送ってフュージョン召喚できる。
《磁石の戦士α》《磁石の戦士β》《磁石の戦士γ》、これらフュージョン素材となる3体のモンスターの中から、2枚を墓地から回収しフュージョン召喚を行う事ができます。
《マグネット・リターン》で墓地から特殊召喚することもできるため、このカードを併用することでフュージョン召喚の難易度がさらに緩和されています。
またこの動きを安定して取り入れるために、《磁石の戦士α》《磁石の戦士β》《磁石の戦士γ》はそれぞれ3枚ずつ採用しています。
②:《リパルシブ・フォース》を中心に罠カードで妨害
通常罠
【条件】 相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のモンスター(岩石族)3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
発動条件さえ満たせればかなり使いやすい罠カード。
攻撃に合わせて発動するのがベストなカードですが、召喚反応系罠カードとしても使えるため、臨機応変に使う事ができます。
3枚採用することで、この妨害手段をできるだけ使いやすくしつつ、《磁石の騎士α》による再利用で常に発動できる状況を作りやすくなっています。
問題の墓地リソースですが、通常【磁石の戦士】とは異なり《結束の戦士マグネット・バルキリオン》をフュージョン召喚した場合でも強く戦えるように構築しているため、墓地リソースを《リパルシブ・フォース》に充てやすくなっています。
《シャイニーシェイディー》
通常罠
【条件】相手ターンに、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分または相手フィールドの表側表示の効果モンスターを合計2体まで選んで裏側守備表示にする。この効果で相手フィールドの元々の攻撃力が2600以上のモンスターを選んだ場合、さらに自分は1500LP回復する。
【磁石の戦士】は破壊耐性を持つ攻撃力の高いモンスターを苦手としています。
裏側表示にさえできれば、戦闘破壊、《磁石の翼マグネット・バルキリオン》による効果破壊で突破しやすくなるため、裏側表示にできるカードとして《リパルシブ・フォース》に加え《シャイニーシェイディー》も採用しています。
他のカードの採用理由
レジェンドカード
《風帝ライザー》
効果モンスター(LEGEND)
レベル6 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻2400 / 守1000
【条件】このカードを攻撃表示でアドバンス召喚したターンに発動できる。
【効果】自分または相手フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキの上に戻す。
【磁石の戦士】が苦手とする破壊耐性を持つ攻撃力の高いモンスターを、破壊耐性をすり抜けるバウンスにより除去してくれます。
また【磁石の戦士】が苦手とする魔法・罠カードの除去も補う事ができ、多方面で【磁石の戦士】の弱点を補ってくれるのがポイントです。
《強欲な壺》
通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】自分は2枚ドローする。
デッキの回転率を上げながら、手札増強ができます。
フュージョン召喚自体はしやすい【磁石の戦士】ですが、フュージョン召喚をする事でカードを3枚消費してしまうため、手札増強を行うことによりカード消費の激しさを補えるようにしています。
《強制脱出装置》
通常罠(LEGEND)
【条件】自分または相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手が魔法カードを発動した後に発動できる。
【効果】自分または相手がモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
《風帝ライザー》と同じく、苦手とする破壊耐性を持つ攻撃力の高いモンスターを除去する手段になります。
相手ターンだけでなく、自分のターンにも発動する事ができるため、攻める際にも使えるのがポイントです。
その他のカード
《アイスエイジ・カタパルト》 魔法・罠カードを除去できるモンスター。 《インパクター・コメット》回収できるレベル7モンスターで、効果を発動できれば、魔法・罠の除去、相手のドロー枚数の抑制、戦闘補助と3つの役割を遂行することができます。 | |
《インパクター・コメット》 手札の岩石族をドローに変換できるモンスター。 《アイスエイジ・カタパルト》《磁石の戦士マグネット・プロトリオン》を墓地から回収することもでき、動きの安定性を高めてくれます。 | |
《磁石の騎士α》 《リパルシブ・フォース》《電磁双剣》を墓地から回収する事ができ、デッキの動きを強くしてくれます。 ちなみにレベル7であるため《マグネット・リターン》でも墓地から特殊召喚する事ができます。 このカードの存在から素材になれる《永久磁石の戦士α》は他の下級効果モンスターよりも多く採用しています。 |
まとめ
今回は【磁石の戦士】デッキのデッキレシピとデッキの回し方について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 「マグネット・バルキリオン」をフュージョン召喚する
- 《リパルシブ・フォース》を中心に罠カードでコントロール
どんな風に動くのかは動画をチェック!!