- 《ライトニング・ボルコンドル》の効果で光属性モンスターの攻撃力・守備力をダウンさせ、戦闘を有利に進めながら戦闘ダメージを与えやすくするのがコンセプト
今回は《ライトニング・ボルコンドル》を活かすため、このコンセプトの下【光属性メタ鳥獣族】デッキを構築しました。
光属性モンスターを使うデッキに対してかなり強く使う事ができます!
それでは【光属性メタ鳥獣族】デッキのデッキレシピ、各カードの採用理由、回し方を解説していきます。
目次
【光属性メタ鳥獣族】デッキのデッキレシピ
まずデッキレシピはこちらです。
- メインデッキ:40枚
モンスター(32枚)
下級25枚/上級0枚/最上級7枚
《青眼の白龍》× 1
《ライトニング・ボルコンドル》× 3
《連撃竜ドラギアス》× 3
《セイント・バード》× 3
《ガングロ剣士カナン》× 3
《ハーピィ・ガール》× 1
《トリック・ピジョン》× 3
《ルミナス・パロット》× 2
《フェニックス・ドラゴン》× 3
《セブンスロード・メイジ》× 3
《ささやきの妖精》× 3
《ビースト・サモナー》× 2
《アッシーホース》× 2
魔法カード(4枚)
《マジカル・ストリーム》× 3
《火竜の熱閃》× 1
罠カード(4枚)
《トライアングル・リボーン》× 2
《カウンター・ハート》× 1
《火の粉のカーテン》× 1
デッキの回し方
基本的な動き:このデッキでやりたいこと
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
このデッキの基本的な動きはモンスターによるビートダウンです。
それをする上で《ライトニング・ボルコンドル》の「攻撃力・守備力を弱体化させる効果」により戦闘を有利に進めつつ戦闘ダメージの増加を狙っていきます。
《ライトニング・ボルコンドル》の効果で相手モンスターを弱体化させるには相手モンスターと同じ属性のモンスターを効果発動のための手札コストにしなければいけません。
この発動条件がかなり厳しく、柔軟に対応しようとするとデッキ全体のパワーが落ちてしまいます。
そのため今回は使用率の高い光属性に絞って弱体化させられるよう構築しました。
この構築の性質上、光属性以外の種族統一デッキ相手だと《ライトニング・ボルコンドル》の効果がほとんど使えなくなってしまうのですが、2021年4月現在の環境で光属性のモンスターを採用しないデッキはほとんどなくこの点に困ることはほとんどありませんでした。
相手モンスターを光属性に変える《ルミナス・パロット》を採用しているので相手が光属性でなくても弱体化させることは可能です!
ポイント①:柔軟なサルベージで安定した運用をしていく
出典(トリック・ピジョン、アッシーホース):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
このデッキにはモンスターをサルベージできるカードを3種(計8枚)採用しています。そのため必要に応じてモンスターをサルベージすることで安定した運用がしやすくなっています。
それぞれずつ解説していきます。
《トリック・ピジョン》は《ライトニング・ボルコンドル》《セイント・バード》をサルベージできるカードです。
最上級モンスターをサルベージできるだけでも使いやすいのですが「ここは魔法・罠カードじゃなくモンスターを引きたかった」「これ以上魔法・罠カードをセットできない」といった状況でも、魔法・罠カードをモンスターに変換できるため柔軟にデュエルを進めやすくなります。
《フェニックス・ドラゴン》は《青眼の白龍》《連撃竜ドラギアス》をサルベージできるカードです。
最上級モンスターを引けていない状況でも《フェニックス・ドラゴン》の効果を使えば最上級モンスターを使った運用が安定します。
相手フィールドに光属性モンスターが存在し《ライトニング・ボルコンドル》を召喚できる状況では、相手モンスターの大幅な弱体化のためにも使えるため、このデッキでは柔軟性の高いカードの1枚です。
《アッシーホース》は《ガングロ剣士カナン》をサルベージできるカードです。
最上級モンスターをサルベージすることはできませんが、上記の2体とは異なり手札コストが必要でないため、単純に手数を増やす事ができます。
《ライトニング・ボルコンドル》の効果の性質上、複数のモンスターを弱体化させた場合はそれを活かすためにこちらも複数のモンスターを展開しなければいけません。
《アッシーホース》使えば下級モンスターを展開しやすくなるため、《ライトニング・ボルコンドル》の効果を活かしやすくなりますね。
また相手フィールドに光属性モンスターがいれば《ライトニング・ボルコンドル》の効果発動の手札コストにも使えるのもポイントです。
ポイント②:魔法使い族と魔法・罠カードの多さから《ダーク・リベレイション》を警戒させる
このデッキには魔法使い族モンスターが8枚採用されています。
数としてはかなり中途半端ではありますが、状況によっては《ダーク・リベレイション》の発動条件を満たすこともできる数です。
魔法・罠カードの数の関係から、魔法・罠カードをフィールドにセットする機会も多く、相手は《ダーク・リベレイション》を警戒せざるを得なくなります。
これにより行われるのが《ダーク・リベレイション》を回避するための「墓地のモンスターをデッキに戻す効果」です。
魔法使い族の数の中途半端さからこの効果を発動されることが多く、墓地の魔法使い族を戻されることが多いのですが、この効果により戻される魔法使い族は《セブンスロード・メイジ》《ささやきの妖精》《ビースト・サモナー》であるため戻されることがメリットになります。
それがこのデッキの狙いです。
《ダーク・リベレイション》が採用されていないことを悟られると意味がないのですが、相手の警戒を利用できるのはこのデッキのポイントでもあります。
以上が【光属性メタ鳥獣族】デッキの回し方です。
次に各カードの採用理由を解説していきます。
各カードの採用理由
各カードの採用理由はカードの種類ごとに重要度順でお話ししていきます。
モンスター
最上級モンスター
《ライトニング・ボルコンドル》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
このデッキのキーカードで、前述したように相手モンスターを弱体化させ戦闘のサポートと戦闘ダメージの増加を行うのが役割です。
相手が光属性モンスターであれば《青眼の白龍》《連撃竜ドラギアス》《ライトニング・ボルコンドル》を手札コストにすることで2100〜2400の弱体化が可能で、大きな戦闘ダメージにつなげることができます。
《ルミナス・パロット》により相手の光属性モンスターを増やし、2体以上のモンスターを弱体化させれればベストです。
基本的には光属性モンスターに対して効果を使っていくことになりますが、このデッキでは闇属性・風属性対しても効果を使うこともあります。
《トリック・ピジョン》の効果でサルベージできる状況を作りやすくするために3枚採用しました。
《青眼の白龍》
《連撃竜ドラギアス》
このデッキでの役割は《ライトニング・ボルコンドル》の効果の手札コストに最適な最上級アタッカーです。
《青眼の白龍》は最上級モンスターの攻撃力の基準値を上回る3000という高い攻撃力。《連撃竜ドラギアス》は2回攻撃によるモンスター処理能力の高さが強く、アタッカーとして申し分のない性能をしています。
《ライトニング・ボルコンドル》と比べても単体性能の良さが抜きん出ているのですが、《ライトニング・ボルコンドル》の効果で相手モンスターを複数体弱体化させられる状況では、《ライトニング・ボルコンドル》を優先することもあります。
《フェニックス・ドラゴン》の効果でサルベージも容易で役割をこなしやすくするため、《青眼の白龍》《連撃竜ドラギアス》共に採用可能枚数をフルに採用しました。
下級モンスター
《トリック・ピジョン》
《フェニックス・ドラゴン》
《アッシーホース》
出典(トリック・ピジョン、アッシーホース):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
《ライトニング・ボルコンドル》の効果の手札コスト、最上級・下級アタッカーのサルベージが役割です。
前述したように状況に合わせて柔軟にサルベージすることができます。
サルベージ対象の採用枚数から《トリック・ピジョン》《フェニックス・ドラゴン》は3枚、《アッシーホース》は2枚採用しました。
《ルミナス・パロット》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
相手モンスターを光属性に変更することにより《ライトニング・ボルコンドル》の効果範囲を広げるのが役割です。
相手フィールドに光属性モンスターがいない状況でも《ライトニング・ボルコンドル》の効果を発動できる状況を作ることができます。
また自身も光属性であるため《ライトニング・ボルコンドル》の効果の手札コストとして使いやすいのもポイントです。
このデッキのコンセプトともかなりマッチしたモンスターなのですが「相手フィールドに表側表示モンスターが2体以上いる場合」という発動条件が意外にもキツく、効果を発動したい状況で効果を発動できないということもあるため2枚の採用にしました。
《セイント・バード》
《ガングロ剣士カナン》
出典(ガングロ剣士カナン):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
サルベージできる下級アタッカーがこのデッキでの役割です。
《ガングロ剣士カナン》は攻撃力が1400であり下級アタッカーとして少し頼りないものの《ライトニング・ボルコンドル》の効果の手札コストにもできるというメリットがあります。
どちらもサルベージできる状況を作りやすくするために3枚採用しました。
《ビースト・サモナー》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
《ライトニング・ボルコンドル》を特殊召喚するのが役割です。
自身を墓地に送る必要がありますがカード1枚の消費で最上級モンスターを展開できるため、最上級モンスターのアドバンス召喚と比較した場合、実質1体分のリリース軽減になります。
これにより《ライトトニング・ボルコンドル》の手札コストを確保しやすくなります。
対応するモンスターが《ライトニング・ボルコンドル》のみであり、効果を発動できない状況もあるため2枚の採用にしました。
《セブンスロード・メイジ》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
最上級モンスターの戦闘サポートが役割です。
墓地を肥しながら相手の最上級モンスターの攻撃力を弱体化させることができ、手札コストも必要ないため展開途中に簡単に戦闘サポートすることができます。
サルベージを多用するこのデッキでは墓地肥やしも効果的であるため、効果を発動できる状況ではできるだけ発動していきます。
使いたい場面が多く使いやすいため3枚採用しました。
《ささやきの妖精》
《ダーク・リベレイション》をケアする役割です。
このデッキにおける手札コストは非常に重いのですが、相手の墓地の魔法使い族モンスターの数を減らすことで、《ダーク・リベレイション》の発動を妨害します。
中盤以降は有効に使える場面が少ないですが、使いたい場面で引いておきたいため3枚採用しました。
《ハーピィ・ガール》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
このデッキになくてはならない存在。愛。癒してくれますが心理的に作用を期待する以外にカードとしての役割はありません。
《ハーピィ・ガール》に愛を感じない人は《ルミナス・パロット》《ワンレン・ラムーン》あたりに変更することをお勧めします。
愛の重さがデュエルに悪影響しないよう1枚の採用にしました。
魔法カード
《マジカル・ストリーム》
《火竜の熱閃》
相手の魔法・罠カードを破壊するのが役割です。
このデッキが最も警戒する《ダーク・リベレイション》や維持されることで不利になるフィール魔法を破壊するために使います。
相手の魔法・罠カードが残り1枚の状況で使うなど、無駄のない破壊ができる状況で発動していくのが理想です。
破壊したい頻度や他のカードとの兼ね合いから合計4枚の採用になりました。
ちなみに《マジカル・ストリーム》の比率が高いのは相手のカードにより魔法使い族がデッキに戻されることを考慮しての比率です。
罠カード
《トライアングル・リボーン》
《ダーク・リベレイション》のケアと戦線維持が役割です。
《ダーク・リベレイション》を発動された場合、自分の攻撃表示モンスターが全て破壊されてしまいます。
そこで《トライアングル・リボーン》を発動すれば最上級モンスターを蘇生することができるので、《ダーク・リベレイション》による破壊をケアすることができます。
《青眼の白龍》を守備表示にして《ダーク・リベレイション》をケアし、《連撃竜ドラギアス》を蘇生する動きがこのデッキにおける最も強い動きで、デッキに戻すモンスターは《フェニックス・ドラゴン》《トリック・ピジョン》《ルミナス・パロット》を優先して戻すのが理想です。
効果の性質上発動できる状況が限定されるため2枚の採用にしました。
《カウンター・ハート》
《火の粉のカーテン》
相手モンスターを返り討ちにするのが役割です。
《カウンター・ハート》は鳥獣族の戦闘サポートしかできませんが弱体化値が大きいのがメリットで、《火の粉のカーテン》は全てのモンスターの戦闘サポートに使えるメリットです。
基本的には最上級モンスターの戦闘をサポートするために使います。
枠の都合上1枚ずつの採用ですが、種類を散らすことで相手が警戒すべきカードを増やし、攻撃の手を鈍らせるためのが狙いです。
以上が各カードの採用理由です
まとめ
今回は【光属性メタ鳥獣族】デッキのデッキレシピ、回し方、各カードの採用理由を解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《ライトニング・ボルコンドル》の効果で光属性の攻撃力・守備力をダウンさせ、戦闘を有利に進めながら戦闘ダメージを与えやすくするのがコンセプト
- 光属性モンスターに対して強く戦うことができる
- 柔軟なサルベージで安定した運用をしていく
- 魔法使い族と魔法・罠カードの多さから《ダーク・リベレイション》を警戒させる
《ライトニング・ボルコンドル》の効果の性質上、1ターンで与えられるダメージは大きいのでそれを活かして相手を詰めていきます。
《ライトニング・ボルコンドル》の攻撃力の低さから相手の攻撃は誘いやすいのですが、守備表示で展開された場合は《連撃竜ドラギアス》を使わなければ戦闘ダメージを与えることができない点は要注意です。
《青眼の白龍》《連撃竜ドラギアス》《ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル》など強力な光属性モンスターを《ライトニング・ボルコンドル》の前に平伏させましょう!!