風属性は好きですか?
風属性が好きな人であれば一度は組みたくなる《エア・フォーミュラ・イーグル》を使ったデッキ!
ハマれば強いんですが、大会などで活躍しているデッキと比べるとデッキパワーがちょっと低かったり、《フォローウィング・ワールド》に強さが依存していたりと、構築に悩まされますよね。
そこで今回は大会用に何度も調整してたどり着いた”わかはぴ流”の【風バニラ】デッキを紹介していきます。
こだわりの強さから必ず採用していた《ハーピィ・ガール》も抜くくらいの本気構築です!
【風バニラ】のデッキ構築に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
目次
デッキレシピ
- メインデッキ:40枚
- エクストラデッキ:0枚
モンスター(30枚)
下級21枚/上級4枚/最上級5枚
《エア・フォーミュラ・イーグル》× 3
《ハンディーレディ》× 2
《疾風幻獣パズズ》× 3
《サイバティック・ワイバーン》× 1
《陰陽士サカカゼ》× 3
《ささやきの妖精》× 3
《セブンスロード・メイジ》× 3
《成銀ゴブリン》× 3
《セイント・バード》× 3
《斧楽姫フルートマホーク》× 3
《拳楽姫メリケンサックス》× 3
魔法カード(5枚)
《フォローウィング・ワールド》× 3
《昂光の裁き》× 2
罠カード(5枚)
《援護弾幕》× 3
《永久凍結》× 2
デッキコンセプト
このデッキのコンセプトは「《エア・フォーミュラ・イーグル》の展開力を活かして早期決着を狙うこと」です。
《エア・フォーミュラ・イーグル》は手札・墓地から風属性・通常モンスターを合計2体展開する効果を持つ、展開力の高いモンスターです。
そこで《エア・フォーミュラ・イーグル》の展開力を活かしつつ、《エア・フォーミュラ・イーグル》でサポートできる風属性・通常モンスターを軸にデッキを構築しました。
ではどうやって回していくのか?
次の項からデッキの回し方、各カードの採用理由を解説していきます。
デッキの回し方と各カードの採用理由
【風バニラ】デッキは以下の4つの要領で回していきます。
- 《エア・フォーミュラ・イーグル》の効果で展開した3体のモンスターで総攻撃
- 《フォローウィング・ワールド》に依存しないよう他のカードも駆使する
- 相手フィールドに風穴を開けて、より早くライフポイントを削っていく
- 《ダーク・リベレイション》を採用するデッキ相手には慎重に
《エア・フォーミュラ・イーグル》の効果で展開した3体のモンスターで総攻撃
このデッキでやりたいことは非常にシンプルで《エア・フォーミュラ・イーグル》の効果で展開したモンスターたちで総攻撃を仕掛け、より早く相手のライフポイントを削り切ることです。
採用されているモンスターたちは基本的に攻撃力が低いため、「風属性・通常モンスターの攻撃力を500アップさせる効果」を持つ《フォローウィング・ワールド》で攻撃力を底上げしながら、対処の難しいフィールドを形成しデュエルを有利に進めていきます。
攻撃力2000の上級モンスターも《フォローウィング・ワールド》を発動すれば、攻撃力が2500になって最上級モンスター並みの攻撃力を得ることができるわね!
《フォローウィング・ワールド》に依存しないよう他のカードも駆使する
攻撃力500の底上げができる《フォローウィング・ワールド》は、発動さえできれば強力なフィールド魔法です。
できるだけ発動したいため3枚採用していますが、なかなか引けないという状況に陥ることもあります。
そうなると攻撃力の低いレベル5以上のモンスターでは、相手の盤面を突破するのが困難になります。
そのため、このデッキでは《フォローウィング・ワールド》を引けていない状況でも強く戦うために、モンスターの戦闘をサポートできる《セブンスロード・メイジ》《成銀ゴブリン》をそれぞれ3枚ずつ採用しています。
《セブンスロード・メイジ》はレベル7以上のモンスターの攻撃力を400ダウンさせる効果を持つモンスターです。
この効果によりこのデッキに採用されている最上級モンスター《エア・フォーミュラ・イーグル》《ハンディーレディ》《サイバティック・ワイバーン》が攻撃力2500以上のモンスターを突破できるようになります。
《成銀ゴブリン》は自身を墓地へ送り手札から特殊召喚したレベル6以下のモンスターの攻撃力を500アップさせる効果を持つモンスターです。
この効果により《疾風幻獣パズズ》《サイバティック・ワイバーン》が攻撃力2500以上のモンスターを突破できるようになります。
このように《フォローウィング・ワールド》+それに代わるカード(戦闘をサポートできるカード)を計9枚採用しているため、相手が展開したモンスターを倒せないという状況に陥りにくくなっています。
またこれらのカードが重複した際は、下級モンスターで最上級モンスターを突破できるようになったりと、モンスターのパワーがさらに跳ね上がるのもポイントです。
《フォローウィング・ワールド》が発動されている状態で、《成銀ゴブリン》の効果により攻撃力1500の下級モンスターを特殊召喚すれば、攻撃力が2500まで上がるわ
相手フィールドに風穴を開けて、より早くライフポイントを削っていく
モンスターを3体展開することができても、相手フィールドにモンスターが3体いれば、大きな戦闘ダメージを与えるのが難しくなってしまいます。
そこで《昂光の裁き》《援護弾幕》《永久凍結》を使い、相手フィールドのモンスターが2体以下の状況を作ることで戦闘ダメージを与えやすくしていきます。
《昂光の裁き》は万が一相手モンスターを突破できない状況でもそれをケアすることができ、自分の墓地のモンスターを戻すことでモンスターの再利用手段につながるカードです。
《援護弾幕》《永久凍結》は相手モンスターを減らしながら自分のモンスターを守る手段になります。
《永久凍結》は《エア・フォーミュラ・イーグル》の効果ともマッチしており、モンスターを1体を失っても次のターンには《エア・フォーミュラ・イーグル》の効果で補充できるのもポイントです。
《援護弾幕》はほとんどの【風バニラ】デッキに採用されているため、かなり読まれやすいカードです。
警戒されやすい分、《援護弾幕》の効果の発動条件「墓地の風属性・通常モンスター1体をデッキに戻して発動する発動条件」を満たせない状況では遠慮なく攻撃されてしまうため、どんな状況でも墓地にはできるだけ風属性・通常モンスターを1体以上用意しておくのが理想です。
これを癖づけなかったことで負けてしまったデュエルもあるので意外と重要です
《ダーク・リベレイション》を採用するデッキ相手には慎重に
ほとんどのデッキにも言えることですが《ダーク・リベレイション》を発動された場合、自分のフィールドが壊滅してしまいます。
しかし全体的にモンスターの攻撃力が低いこのデッキは長期戦に向かないため、攻め手を緩めることができません。
そのため墓地の魔法使い族モンスターを戻すことにより《ダーク・リベレイション》をケアできる《陰陽士サカカゼ》《ささやきの妖精》をそれぞれ3枚ずつ採用しています。
1枚でも《ダーク・リベレイション》を発動されると一気に形成逆転されてしまいます。
そのため相手の墓地に魔法使い族モンスターがいる場合は、無理をしてでも効果を発動。
そして相手の墓地に魔法使い族モンスターがいない場合は、次のターンに備えて手札に温存します。
こうすることで《ダーク・リベレイション》をよりケアしやすくなり、攻撃したいタイミングで攻撃できる確率を高めることができます。
前述した《昂光の裁き》は相手の墓地のモンスターも戻すことができるため、同じように《ダーク・リベレイション》のケア手段として使えるのもポイントです。
ちなみにこのデッキには攻撃力の低い下級モンスター《拳楽姫メリケンサックス》が3枚採用されています。
攻撃力が低いため攻撃力1500の風属性・通常モンスターを採用してもいいのですが、今回は《陰陽士サカカゼ》の「自身以外の戦士族モンスターがいる場合に発動できる発動条件」を満たしやすくするため、《斧楽姫フルートマホーク》の次に攻撃力が高い風属性・戦士族・通常モンスターの《拳楽姫メリケンサックス》を選択しました。
以上が【風バニラ】デッキの回し方と各カードの採用理由です。
構築の際に意識したこと
持っているデッキの中で一番好きで愛用していることもあり、デッキ調整にはかなりの時間をかけてきました。
そこで構築する際に意識したポイントもあわせてお話しします。
《フォローウィング・ワールド》に依存しない構築
前述したように【風バニラ】デッキは、モンスターの攻撃力が全体的に低く、《フォローウィング・ワールド》に大きく依存しています。
そのことから《フォローウィング・ワールド》を発動できる前提で構築すると、上振れと下振れの激しい安定感のないデッキになってしまうんです。
そのため安定感を生むために《フォローウィング・ワールド》に依存しない構築を目指しました。
詳細は「《フォローウィング・ワールド》に依存しないよう他のカードも駆使する」の項に記載の通りですが、効果を持たない通常モンスターを軸にする以上、かなり重要なポイントだと思います。
カード消費を極力抑える構築
相手モンスター1体の攻撃力・守備力を600ダウンさせる効果を持つ《ストーム・ソニック》は、《フォローウィング・ワールド》を引けていない状況もケアできるカードです。
風属性サポートであり、《サイバティック・ワイバーン》が存在する状況ではフィールドのカード1枚を破壊することもできるため、ほとんどの【風バニラ】デッキに採用されています。
《サイバティック・ワイバーン》がいれば確かに強いんですが、いない状況ではカード1枚の消費で戦闘サポートしかできず、リターンの少ないカードになってしまうんですよね。
ただでさえデッキパワーの低いデッキで、他のデッキと同じようなことをしていては押し負けてしまいます。
そこでカードの消費量とリターンを天秤にかけ、《ストーム・ソニック》のように単体ではリターンの薄いカードはできるだけ採用しないよう構築しました。
戦闘サポートだけを見ると、アドバンス召喚のリリースにも使える《セブンスロード・メイジ》の方が使い勝手も良くコスパも良いわね
早期決着を意識したカード選定
私は鳥獣族が好きなので、最初は鳥獣族であることにメリットを持たせられ、間接的に相手の攻撃を無効にできる《ハートブレイクルック》を採用していました。
《ハーピィ・ガール》を採用する理由にもなりますし、かなり気に入ってたんですが、相手モンスターを守備表示にできてもモンスターを減らすことはできいないんです。
早期決着を狙いたいこのデッキではそれが致命的で、相手の罠カードによって守備表示にしたモンスターを守られてしまうと、それだけで相手のペースに呑み込まれてしまいます。
そのため《援護弾幕》や《永久凍結》のような相手のフィールドを空けれるカードを優先して採用しました。
この考えのもと構築するとレジェンドカードは《炸裂装甲》も有効です!
《サイバティック・ワイバーン》もレジェンドカードだしどっちを採用するかは悩ましいわね
まとめ
今回は【風バニラ】デッキのデッキレシピを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《エア・フォーミュラ・イーグル》の展開力を活かして早期決着を狙うこと
- 《エア・フォーミュラ・イーグル》の効果で展開した3体のモンスターで総攻撃
- 《フォローウィング・ワールド》に依存しないよう他のカードも駆使する
- 相手フィールドに風穴を空開けて、より早くライフポイントを削っていく
- 《ダーク・リベレイション》を採用するデッキ相手には慎重に
いずれ登場する《ハーピィ・レディ》のために全力で構築した【風バニラ】デッキ!
よかったら参考にしてみてください!
今は《ハーピィ・ガール》はお留守番中ですが、いずれは帰って来させたいところです
ちなみに以前は《ハーピィ・レディ三姉妹》として《ハンディーレディ》《ハーピィ・ガール》《タイホーン》を採用していました
今は《ハーピィ・ガール》もお留守番中なので、また一緒に戦わせたいところです!