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【花牙】デッキレシピ解説:再現性が高まった植物族のフュージョン活用型罠ビートデッキ!【遊戯王ラッシュデュエル】

記事の内容

2025年5月31日(土)発売のパック「進撃のアクセルロード」にて強化された【花牙】

今回の強化でフュージョン召喚の再現性が高まり《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》の効果をさらに有効活用しやすくなりました。

今回はそんな【花牙】のデッキレシピを回し方と共に解説します。

わかはぴ
わかはぴ

フュージョン召喚のバリエーションも増え、より強固な盤面を構築しやすくなりました!

従来の【花牙】

【花牙】はフュージョンモンスターを駆使しながら罠カードを再利用して戦うフュージョン活用型の罠ビートデッキです。

従来からこの特徴は変わらないのですが、素材モンスターの貧弱さや、墓地肥やしを行える植物族モンスターの少なさから動きの再現性が低くフュージョン召喚できない状況ではパワーの低いデッキとなっていました。

そこで今回収録されたカードが以下のカードです。

特に注目すべきが《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》の2枚です。

【花牙】には再利用できる罠カードの内、今のカードプールでもそこそこパワーの高い《花牙踏み》が存在します。

《花牙踏み》

通常罠

【条件】自分の表側表示モンスター(植物族)が攻撃を受ける相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のモンスター(植物族)2体を好きな順番でデッキの下に戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て表側守備表示にする。

発動タイミングの遅さこそありますが効果はかなり優秀で、1枚で相手モンスター全ての攻撃を実質的に止める事ができます。

しかし植物族が攻撃されることが前提のカードであり、モンスター破壊により自分のモンスターが一掃されてしまうと発動できないという欠点もありました。

この欠点を補ってくれるのが《花牙華艶メイカ・エトランゼ》です。

《花牙華艶メイカ・エトランゼ》

フュージョン/効果モンスター
レベル8/地属性/植物族/攻2500/守2200

「花牙クノイチ・エトランゼ」+「花牙消のヒマワリ」
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示のモンスターの攻撃力は500アップし、相手の効果では破壊されない。

自分の表側表示モンスター全てに破壊耐性を付与することで戦闘を強要できるようになるため、植物族を破壊されて《花牙踏み》を発動できない状況をケアしてくれます。

また素材モンスターには従来から存在する《花牙クノイチ・エトランゼ》が指定されていますが、この点は新たに登場した《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》が補ってくれています。

《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》

効果モンスター
レベル7/地属性/植物族/攻2300/守1000

【条件】墓地にいるこのカードのカード名は「花牙クノイチ・エトランゼ」になる。
【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、「花牙クノイチ・エトランゼ」になる。このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズにこの効果を発動した場合、さらに自分の墓地の通常モンスター(地属性/植物族)を2体まで選んで手札に加える事ができる。

従来の課題点だった墓地形成の速度を上げながら、自身のカード名を《花牙クノイチ・エトランゼ》にする事ができます。

加えて、もう一方の素材である《花牙消のヒマワリ》を墓地から回収できるため《花牙華艶メイカ・エトランゼ》へのフュージョン召喚にも繋げやすくなっています。

また《花牙クノイチ・エトランゼ》になれるモンスターを計9枚採用できるようになった点も大きく、安定した展開を補助してくれる《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》をフュージョン召喚しやすくなっています。

《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》

フュージョン/効果モンスター
レベル9/地属性/植物族/攻3000/守2500

「花牙クノイチ・エトランゼ」+「花牙クノイチ・エトランゼ」
【条件】なし
【効果】自分の手札または自分の墓地のモンスター(レベル8以下/植物族)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。

残念ながら「フュージョン召喚できない状況ではパワーの低いデッキ」という点は改善されていません。

しかしここまでで分かる通りフュージョン召喚の再現性が高まったことで、従来よりも安定した動きができるようになりました。

今回紹介するデッキレシピは、これら新たに得た要素をしっかり盛り込んだ構築になっています。

デッキレシピの解説

メインデッキ(40枚)

カード名枚数
モンスター29
《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》3
《花牙クノイチ・エトランゼ》3
《天導聖の見継ぎ人》1
《E・HERO プリズマー》1
《花牙封じのエトランゼ》3
《花牙美人のゲッカ》3
《蒔きつきのアルピリス》3
《冥跡のジュンディー》3
《竜水の神子》3
《プランディングピクシー》2
《花牙消のヒマワリ》3
《花牙武者のリンドウ》2
魔法カード4
《フュージョン》3
《ハリケーン》1
罠カード6
《花牙眩まし》3
《花牙踏み》2
《強制脱出装置》1

エクストラデッキ(15枚)

カード名枚数
《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》3
《花牙華艶メイカ・エトランゼ》3
《花牙一輪ドウシン・カイカ》2
《花牙一波ムーリン・ドゥーク》1
《花牙一突ジャベリン・ドゥクス》1
《花牙潜攻サブマリン・ドゥルガー》1
《花牙乱心メイカ・エトランゼアイズ》1
《育みのアルピリス》1
《ウィスニャーリング・フェアリー》2
  • 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》による強固な盤面形成
  • 《花牙一輪ドウシン・カイカ》による常に罠カードを構えた盤面形成。

これらをコンセプトに構築しました。

1枚でも墓地に落ちていればいい《花牙武者のリンドウ》《花牙踏み》、4〜5枚目の《フュージョン》墓地回収要因として《プランディングピクシー》は2枚の採用にしています。

またこれまではデッキを回転させるためにレジェンドカードに《天使の施し》《カードガンナー》を採用していましたが、テーマギミックにより墓地肥やしを行いやすくなったため、レジェンドカードは相手フィールドに干渉できるカードにしました。

【花牙】デッキの回し方:動きの解説

  1. 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》のフュージョン召喚を目指す
  2. 《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》で盤面形成を安定させる
  3. 豊富な墓地肥やし手段で早期墓地形成を行う

①:《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》のフュージョン召喚を目指す

《花牙華艶メイカ・エトランゼ》

フュージョン/効果モンスター
レベル8/地属性/植物族/攻2500/守2200

「花牙クノイチ・エトランゼ」+「花牙消のヒマワリ」
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示のモンスターの攻撃力は500アップし、相手の効果では破壊されない。

《花牙一輪ドウシン・カイカ》

フュージョン/効果モンスター
レベル8/地属性/植物族/攻2500/守2200

「花牙美人のゲッカ」+「花牙武者のリンドウ」
【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(植物族)1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは直接攻撃できる。さらに、自分の墓地の「花牙踏み」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。

攻撃力強化と破壊耐性の付与により強固な盤面形成ができる《花牙華艶メイカ・エトランゼ》。

《花牙踏み》の再利用により罠カードを構えた盤面形成ができる《花牙一輪ドウシン・カイカ》。

これらが盤面形成の基盤となるため、まずはこれらのフュージョン召喚を目指します。

フュージョン召喚に必要なカードの回収手段は豊富であるため、最低2枚のカードがあればフュージョン召喚に繋げられるのがポイントです。

《花牙華艶メイカ・エトランゼ》の基本展開パターン

  • 《花牙封じのエトランゼ》を召喚
  • 《花牙封じのエトランゼ》の効果により、自身のカード名を《花牙クノイチ・エトランゼ》に変更し、《フュージョン》を墓地からセット
  • 《花牙消のヒマワリ》を召喚
  • 《フュージョン》を発動し、《花牙封じのエトランゼ》《花牙消のヒマワリ》を素材に《花牙華艶メイカ・エトランゼ》をフュージョン召喚

《花牙封じのエトランゼ》

効果モンスター
レベル4/地属性/植物族/攻1000/守1000

墓地にいるこのカードのカード名は「花牙クノイチ・エトランゼ」になる。
【条件】自分の墓地のモンスター(植物族)1体をデッキの下に戻して発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(植物族)1体を選ぶ。このカードのカード名はこのターン、選んだモンスターと同じカード名になる。その後、自分の墓地の「フュージョン」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。
MEMO

墓地に《花牙美人のゲッカ》、手札に《花牙武者のリンドウ》がある場合は、《花牙封じのエトランゼ》のカード名を《花牙美人のゲッカ》に変更することで《花牙一輪ドウシン・カイカ》へのフュージョン召喚に繋げる事ができます。

《花牙一輪ドウシン・カイカ》の基本展開パターン

  • 《花牙美人のゲッカ》を召喚
  • 《花牙美人のゲッカ》の効果により《花牙武者のリンドウ》を墓地から回収
  • 《花牙武者のリンドウ》を召喚
  • 《フュージョン》を発動し、《花牙美人のゲッカ》《花牙武者のリンドウ》を素材に《花牙一輪ドウシン・カイカ》をフュージョン召喚

《花牙美人のゲッカ》

効果モンスター
レベル4/地属性/植物族/攻0/守1300

【条件】このカードを召喚したターンに、500LP払って発動できる。
【効果】自分の墓地の通常モンスター(地属性/植物族)1体を選んで手札に加える。

これらが基本展開ですが、他のカードを駆使することでも《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》へのフュージョン召喚に繋げる事ができます。

《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル7 / 地属性 / 植物族 / 攻2300 / 守1000

墓地にいるこのカードのカード名は「花牙クノイチ・エトランゼ」になる。
【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、「花牙クノイチ・エトランゼ」になる。このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズにこの効果を発動した場合、さらに自分の墓地の通常モンスター(地属性/植物族)を2体まで選んで手札に加える事ができる。

3枚分の墓地肥やしを行いながら、《花牙消のヒマワリ》《花牙武者のリンドウ》を合計2枚まで墓地から回収する事ができます。

別途《フュージョン》を用意する必要がありますが、《花牙消のヒマワリ》を墓地から回収すればそのままフュージョン召喚に繋げる事ができます。

また墓地で《花牙クノイチ・エトランゼ》になるのもポイントで、墓地では以下のように活用することもできます。

  • 《花牙クノイチ・エトランゼ》の効果で特殊召喚(※詳細は後述)
  • 《花牙封じのエトランゼ》の効果で選択し、《花牙封じのエトランゼ》のカード名を《花牙クノイチ・エトランゼ》にする
クィーン
クィーン

フュージョン召喚できない場面では墓地から回収したモンスターをアドバンス召喚のためのリリースに使うこともできるわね

《花牙クノイチ・エトランゼ》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル7 / 地属性 / 植物族 / 攻2300 / 守1000

【条件】自分の墓地に「花牙クノイチ・エトランゼ」がいる場合に発動できる。
【効果】手札のモンスター(植物族)1体を墓地へ送る。その後、自分の墓地の「花牙クノイチ・エトランゼ」1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主のデッキの下に戻る。このターン、このカードは直接攻撃できない。

特殊召喚できるモンスター

手札の植物族1体をコストに上記モンスター1体を特殊召喚する事ができます。

特殊召喚後は墓地回収、自身のカード名変更により《花牙消のヒマワリ》を用意する事ができるため、そのまま《花牙華艶メイカ・エトランゼ》へのフュージョン召喚に繋げることができます。

中でも《花牙封じのエトランゼ》が扱いやすく、《フュージョン》も墓地から回収できるため、より少ない枚数でフュージョン召喚できるのがポイントです。

《花牙封じのエトランゼ》

効果モンスター
レベル4/地属性/植物族/攻1000/守1000

墓地にいるこのカードのカード名は「花牙クノイチ・エトランゼ」になる。
【条件】自分の墓地のモンスター(植物族)1体をデッキの下に戻して発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(植物族)1体を選ぶ。このカードのカード名はこのターン、選んだモンスターと同じカード名になる。その後、自分の墓地の「フュージョン」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。

ちなみに手札・フィールドのリソースに余裕があり、墓地に《花牙美人のゲッカ》、手札に《花牙武者のリンドウ》がある場合は《花牙一輪ドウシン・カイカ》へのフュージョン召喚にも繋げる事ができます。

クィーン
クィーン

上手く罠を構えられればリソースは余りやすいわよ!

《プランディングピクシー》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル2 / 地属性 / 植物族 / 攻800 / 守800

【条件】お互いのフィールドの全ての表側表示モンスターの中に、同じ属性のモンスターが2体以上いる場合に発動できる。
【効果】自分の墓地の通常モンスター(レベル6以下)1体または「フュージョン」1枚を選んで手札に加える。その後、手札のモンスター(地属性/植物族)1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。

《花牙消のヒマワリ》《花牙武者のリンドウ》《フュージョン》の内1枚を墓地から回収しながら、地属性・植物族を手札から特殊召喚できるモンスターです。

これによりフュージョン召喚に足りないカードを回収する手段として使う事ができます。

ノーコストで回収できるという点でも強く、フュージョン召喚までコスパ良く動けない【花牙】の欠点を補えるのがポイントです。

特に最上級モンスターとは相性が良く、以下のように使うことができます。

  • 《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》:《フュージョン》を回収しながらアドバンス召喚のリリース素材になる
  • 《花牙クノイチ・エトランゼ》:植物族モンスターを回収することで手札コストの確保に繋げられる
  • 《天導聖の見継ぎ人》:アドバンス召喚のリリース素材になる

手札のモンスターを特殊召喚する効果を持っていますが、これは基本的に最上級モンスターの特殊召喚のために使います。

効果発動後は《プランディングピクシー》が棒立ちになってしまうリスクがあるため、以下のようにリスクケアできる状況で特殊召喚するのがポイントです。

  • 《育みアルピリス》のフュージョン素材にできる
  • 《E・HERO プリズマー》があり《ウィスニャーリング・フェアリー》のフュージョン素材にできる(※詳しくは後述)
  • 2体目の最上級モンスターが手札にいる(アドバンス召喚のリリースにできる)

《育みのアルピリス》

フュージョン/効果モンスター
レベル5/光属性/植物族/攻1500/守2500

「蒔きつきのアルピリス」+モンスター(植物族)
【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は600LP回復する。
クィーン
クィーン

《育みのアルピリス》は《蒔きつきのアルピリス》と《フュージョン》があればフュージョン召喚できるわ!

ちなみに効果の発動条件は相手モンスターのみでも満たすことができます。

ここ最近は属性がほとんど統一されたデッキも多く発動条件を満たしやすい対面も多いため、相手フィールドも加味して効果を発動できるか検討するのも上手く使うポイントになります。

ここまでのまとめ①
  • 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》のフュージョン召喚を目指す
  • 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》による攻撃力強化と破壊耐性の付与で強固な盤面形成
  • 《花牙一輪ドウシン・カイカ》による《花牙踏み》の再利用で罠カードを構えた盤面形成
  • 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》は最低2枚のカード消費でフュージョン召喚できる
  • 基本展開パターンに加え《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》《花牙クノイチ・エトランゼ》《プランディングピクシー》を駆使することでフュージョン召喚をサポートするのがポイント

②:《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》で盤面形成を安定させる

《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 地属性 / 植物族 / 攻3000 / 守2500

「花牙クノイチ・エトランゼ」+「花牙クノイチ・エトランゼ」
【条件】なし
【効果】自分の手札または自分の墓地のモンスター(レベル8以下/植物族)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。

一度《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》をフュージョン召喚できれば、《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》の効果でこれらを墓地から特殊召喚できるようになります。

これにより安定した盤面形成に繋げていきます。

素材モンスターは《花牙クノイチ・エトランゼ》2体ですが、《花牙クノイチ・エトランゼ》の効果で《花牙封じのエトランゼ》を特殊召喚することでそのままフュージョン召喚に繋げる事ができます。

手札・墓地の状況によっては《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》を経由することで2回のフュージョン召喚に繋げる事ができ、展開を伸ばしやすいのがポイントです。

《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》を経由した展開パターン

手札
手札

※2枚目の《花牙消のヒマワリ》は《花牙武者のリンドウ》でも可

  • 下級モンスター2体をリリースし《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》をアドバンス召喚
  • 《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》の効果により《花牙消のヒマワリ》2体を墓地から回収
  • 《花牙封じのエトランゼ》を召喚し、効果により自身のカード名を《花牙クノイチ・エトランゼ》に変更、《フュージョン》を墓地からセット
  • 《フュージョン》を発動し、《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》《花牙封じのエトランゼ》を素材に《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》をフュージョン召喚
  • 《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》の効果により、《花牙クノイチ・エトランゼ》を墓地から特殊召喚
  • 《花牙消のヒマワリ》を手札コストに《花牙クノイチ・エトランゼ》の効果により《花牙封じのエトランゼ》を墓地から特殊召喚
  • 《花牙封じのエトランゼ》の効果により自身のカード名を《花牙消のヒマワリ》に変更、《フュージョン》を墓地からセット
  • 《フュージョン》を発動し、《花牙クノイチ・エトランゼ》《花牙封じのエトランゼ》を素材に《花牙華艶メイカ・エトランゼ》をフュージョン召喚
  • 《花牙消のヒマワリ》を召喚
最終盤面

《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》を使用した基本的な展開パターンです。

《花牙華艶メイカ・エトランゼ》をフュージョンできていない状況でも《花牙華艶メイカ・エトランゼ》をフュージョン召喚しながらモンスターを複数体展開する手段になります。

MEMO

手札に《花牙美人のゲッカ》《プランディングピクシー》がある場合はさらに少ない枚数で上記展開を行えるのがポイント!

すでに《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》をフュージョン召喚できている状況では、2体目の《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》をフュージョン召喚することで、以下の盤面に繋げる事ができます。

パターン①

パターン②

わかはぴ
わかはぴ

《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》の効果で《花牙クノイチ・エトランゼ》の手札コストを補えるようになったので展開の幅がかなり広がりました!

ちなみに《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》と同じ組み合わせで《花牙乱心メイカ・エトランゼアイズ》をフュージョン召喚することもできます。

《花牙乱心メイカ・エトランゼアイズ》

フュージョン/効果モンスター
レベル8/地属性/植物族/攻0/守0

「花牙クノイチ・エトランゼ」+「花牙クノイチ・エトランゼ」
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスターを2体まで選び、その攻撃力・守備力をターン終了時まで73万ダウンする。

自身をアタッカーとして使えない欠点はありますが、ノーコストで相手モンスター2体の攻撃力を0にする事ができます。

これにより《花牙乱心メイカ・エトランゼアイズ》以外のモンスター2体の攻撃が実質直接攻撃になります。

【花牙】は攻撃力2000以上のモンスターを複数体展開するのが容易なテーマであるため、追加でモンスターを展開できれば4000以上のダメージも見込みやすいのがポイントです。

またレベル8であるため一度フュージョン召喚できれば、《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》の効果で墓地から特殊召喚できるようにもなっています。

安定した盤面形成のために《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》に加えて《天導聖の見継ぎ人》も採用しています。

《天導聖の見継ぎ人》

効果モンスター
レベル9/地属性/魔法使い族/攻2000/守2500

【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。このターン、自分は「天導聖の見継ぎ人」の効果を発動できない。

序盤では《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》《冥跡のジュンディー》を墓地から特殊召喚することで繰り返し墓地肥やしを行う手段になり、中盤以降ではフュージョンモンスターを特殊召喚することで安定した盤面形成に繋げる事ができます。

《天導聖の見継ぎ人》の効果は2体目も含めて1ターンに1回しか効果を発動できず、【花牙】では2枚引いた場合に処理できないため1枚の採用になりました。

クィーン
クィーン

墓地に送られた後は《竜水の神子》でデッキに戻したいわね!

ここまでのまとめ②
  • 《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》で盤面形成を安定させる
  • 《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》の効果を有効活用することで、最上級モンスター3体の展開に繋げられるのもポイント
  • ライフ奪取能力の低さは《不遜のアインビー》で補う

③:豊富な墓地肥やし手段で早期墓地形成を行う

ここまででわかる通り、墓地回収手段が豊富な分、墓地肥やしがかなり重要になってきます。

この点はメインギミックの《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》に加えて《蒔きつきのアルピリス》《冥跡のジュンディー》でも行っていきます。

《蒔きつきのアルピリス》

効果モンスター
レベル2/光属性/植物族/攻500/守1000

【条件】このカードを召喚したターンに、自分フィールドの表側表示モンスターがモンスター(植物族)のみの場合、手札1枚をデッキの下に戻して発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その中にモンスター(植物族)がいた場合、さらに自分は1枚ドローする。

《冥跡のジュンディー》

効果モンスター
レベル4/地属性/獣戦士族/攻1000/守1000

【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その中にモンスター(地属性)がいた場合、さらに自分は1枚ドローできる。ドローした場合、さらに自分は手札1枚を選んでデッキの下に戻す。

どちらも3枚分の墓地肥やしを行えるカードです。

加えて手札交換も行う事ができるため、手札で邪魔になっているカードをデッキに戻すことで手札事故をケアしやすいのがポイントです。

《プランディングピクシー》と同じく効果発動後は低い攻撃力を晒して棒立ちになってしまうため、以下のようにリスクケアできる状況ではケアしていきます。

  • 最上級モンスターが手札にいる(アドバンス召喚のリリースにできる)
  • 《育みアルピリス》のフュージョン素材にできる(※《蒔きつきのアルピリス》のみ)
  • 《E・HERO プリズマー》があり《ウィスニャーリング・フェアリー》のフュージョン素材にできる(※《冥跡のジュンディー》のみ、詳しくは後述)

《育みのアルピリス》

フュージョン/効果モンスター
レベル5/光属性/植物族/攻1500/守2500

「蒔きつきのアルピリス」+モンスター(植物族)
【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は600LP回復する。

墓地肥やしにより《フュージョン》が墓地へ送られれば、《花牙封じのエトランゼ》《プランディングピクシー》の効果により《フュージョン》を墓地から回収することでそのままフュージョン召喚できるのがポイントです。

フュージョン召喚できれば、3枚分の墓地肥やしにより墓地形成をさらに加速させる事ができます。

デッキレシピの項でも少し触れましたが、デッキを回転させるカードをレジェンドカードに頼る必要がなくなったため、レジェンドカードには展開・攻撃をサポートするカードを採用しています。

《E・HERO プリズマー》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター(LEGEND)
レベル4 / 光属性 / 戦士族 / 攻1700 / 守1100

【条件】EXデッキのフュージョンモンスター1体を相手に見せ、そのモンスターに素材として記されたカード名を1つ宣言して発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、この効果の条件で宣言したカード名になる。

自身のカード名を変更することで様々なフュージョンモンスターに繋げる事ができます。

基本的には自身のカード名を《ささやきの妖精》に変更し、《ウィスニャーリング・フェアリー》へのコンタクトフュージョンを行うために使用します。

《ウィスニャーリング・フェアリー》

フュージョン/効果モンスター
レベル6/風属性/魔法使い族/攻2000/守1400

「ささやきの妖精」+モンスター(レベル4以下/地属性)
このカードはコンタクトフュージョンできる。
【条件】このカードをフュージョン召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで持ち主のデッキの下に戻す。その後、自分の墓地の「はぐれ使い魔」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。

コンタクトフュージョンによりフュージョン召喚できるので、《E・HERO プリズマー》をデッキに戻しながら、相手の魔法・罠カードを除去する手段になります。

フュージョン召喚の準備が整った後であれば、《花牙封じのエトランゼ》と合わせて好きなフュージョンモンスターへのフュージョン召喚に繋げられるため動きの幅がかなり広がるのがポイントです。

《花牙一波ムーリン・ドゥーク》

墓地に《花牙武者のリンドウ》があればフュージョン召喚できるパターンで、モンスター1体の攻撃力を最大1500上げながら相手に700ダメージを与える事ができます。
700ダメージによるライフキルを狙える他、《花牙一輪ドウシン・カイカ》と組み合わせられる状況では直接攻撃による戦闘ダメージを増やす事ができます。
《花牙潜攻サブマリン・ドゥルガー》

こちらも墓地に《花牙武者のリンドウ》があればフュージョン召喚できるパターンです。
相手のレベル6以上のモンスターを一層する事ができるため、複数のモンスターで直接攻撃する手段に繋がります。
《花牙一突ジャベリン・ドゥクス》

こちらも墓地に《花牙武者のリンドウ》があればフュージョン召喚できるパターンです。
相手モンスターをレベル問わず1体破壊する事ができ、《花牙潜攻サブマリン・ドゥルガー》の効果を有効活用できない場面での選択肢になります。

この他には、ここまで解説した以下のフュージョンモンスターへのフュージョン召喚にも繋げる事ができます。

クィーン
クィーン

状況に合わせてフュージョン召喚するモンスターを選択したいわね!

その他には以下のレジェンドカードを採用しています。

《ハリケーン》

1枚で相手の魔法・罠カードを全て除去できるカードです。
自分の魔法・罠カードを手札に戻せるのもポイントで、墓地からセットした《花牙踏み》《フュージョン》を手札に戻し再セットする事で、魔法・罠カードの位置を誤魔化す事ができます。
《強制脱出装置》

相手ターンでは展開妨害、自分ターンでは相手モンスターの除去のために使えるカードです。
最近はエクストラデッキを使った展開が多いため相手ターンの妨害として使いやすく、自分のターンでは戦闘ダメージを確保する手段にもなるのがポイントです。
ここまでのまとめ③
  • 豊富な墓地肥やし手段で早期墓地形成を行う
  • 墓地肥やしは《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》《蒔きつきのアルピリス》《冥跡のジュンディー》で行う
  • 《蒔きつきのアルピリス》《冥跡のジュンディー》は低い攻撃力を晒して棒立ちになってしまうため、できるだけケアできるよう動くのがポイント
  • 墓地肥やし手段の増加からレジェンドカードは自由に選択しやすくなっている
  • 《E・HERO プリズマー》により少ないカード消費によるフュージョン召喚を行いやすくなるのがポイント

他のカードの採用理由

最後にデッキの回し方で触れられなかったカードも紹介します。

《竜水の神子》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル3 / 水属性 / 魔法使い族 / 攻700 / 守500

【条件】自分の墓地の「竜水の神子」1体またはモンスター4体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手の墓地の魔法&罠ゾーンの裏側表示のカード1枚を選んで破壊する。

《ウィスニャーリング・フェアリー》《ハリケーン》と同じく、魔法・罠カードの除去により安全な展開・攻撃をサポートしてくれるカードです。

前述した通り【花牙】はフュージョン召喚までのリソース消費が激しいテーマであるため、アドバンス召喚のためのリリースにも使える《竜水の神子》を採用しました。

墓地肥やしの速度が早く効果発動のコストでデッキがどんどん減っていくため、中盤以降はデッキの再構築のためにも使う事ができます。

このコストにより繰り返し使いたい《天導聖の見継ぎ人》《E・HERO プリズマー》をデッキに戻せるのもポイントです。

《花牙眩まし》

カードの種類/効果

通常罠

【条件】相手がモンスターを召喚した時、自分の墓地のモンスター(地属性/植物族)1体を選んでデッキの下に戻して発動できる。
【効果】その召喚されたモンスターを裏側守備表示にする。その後、自分の墓地の(植物族/守備力1000)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。

相手の展開を妨害しながら、守備力1000の植物族モンスターを墓地から特殊召喚できるカードです。

展開できるモンスターは以下の通りで、少しでも墓地肥やしできていればモンスターの展開を行いやすくなっています。

特殊召喚できるモンスター

《花牙眩まし》の対【ハーピィ】性能

《花牙眩まし》

通常罠

【条件】相手がモンスターを召喚した時、自分の墓地のモンスター(地属性/植物族)1体を選んでデッキの下に戻して発動できる。
【効果】その召喚されたモンスターを裏側守備表示にする。その後、自分の墓地の(植物族/守備力1000)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。

今回新たに収録された《花牙眩まし》が大会環境でトップシェア率を誇るの【ハーピィ】に対してかなり有効な罠カードであるため、最後にその点も少し触れておこうと思います。

大会環境で猛威を振るっている【ハーピィ】は現状、《ハーピィ・レディ1・2・3》のコンタクトフュージョンを目指すデッキです。

《ハーピィ・レディ1・2・3》

フュージョン/効果モンスター
レベル12/風属性/鳥獣族/攻3900/守2100

「ハーピィ・レディ」+「ハーピィ・レディ」+「ハーピィ・レディ」
このカードはコンタクトフュージョンできる。
【条件】なし
【永続効果】このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」になり、1ターンに3回までモンスターに攻撃できる。このカードは直接攻撃できない。自分フィールドの表側表示モンスター(レベル12)はフュージョン召喚の素材にできない。

素材モンスターの性質上、1体でも裏側表示のモンスターがいるとコンタクトフュージョンする事ができません。

そこでメタとして使えるのが《花牙眩まし》です。

ノーコストで相手モンスターを裏側表示にしながら《ハーピィ・レディ1・2・3》をコンタクトフュージョンできない状況を作り、安全な状況で3体目のモンスターを展開する事ができます。

《ハーピィ三姉妹》を採用していない【123型ハーピィ】は、《花牙眩まし》を発動された後に攻撃力2300以上のモンスターを2体展開する事ができません。

そのため最上級モンスター2体を展開する事ができれば、モンスターが残った状態で次の自分のターンが帰ってくるのがポイントです。

わかはぴ
わかはぴ

【123型ハーピィ】対面ではモンスターを展開しすぎない事が重要になってきますが、その欠点を補いながら妨害できるようになっています!

クィーン
クィーン

対【ハーピィ】における課題点はまだまだ多いけど、少しは戦える余地があるって感じね

まとめ

今回は【花牙】デッキのデッキレシピを解説しました。

要点をまとめると以下の通りです。

デッキの回し方
  • 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》のフュージョン召喚を目指す

    ▶︎《花牙華艶メイカ・エトランゼ》による攻撃力強化と破壊耐性の付与で強固な盤面形成
    ▶︎《花牙一輪ドウシン・カイカ》による《花牙踏み》の再利用で罠カードを構えた盤面形成
    ▶︎《花牙華艶メイカ・エトランゼ》《花牙一輪ドウシン・カイカ》は最低2枚のカード消費でフュージョン召喚できる
    ▶︎基本展開パターンに加え《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》《花牙クノイチ・エトランゼ》《プランディングピクシー》を駆使することでフュージョン召喚をサポートするのがポイント
  • 《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》で盤面形成を安定させる

    ▶︎《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》の効果を有効活用することで、最上級モンスター3体の展開に繋げられるのもポイント
    ▶︎ ライフ奪取能力の低さは《不遜のアインビー》で補う
  • 豊富な墓地肥やし手段で早期墓地形成を行う

    ▶︎ 墓地肥やしは《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》《蒔きつきのアルピリス》《冥跡のジュンディー》で行う
    ▶︎《蒔きつきのアルピリス》《冥跡のジュンディー》は低い攻撃力を晒して棒立ちになってしまうため、できるだけケアできるよう動くのがポイント
    ▶︎ 墓地肥やし手段の増加からレジェンドカードは自由に選択しやすくなっている
    ▶︎《E・HERO プリズマー》により少ないカード消費によるフュージョン召喚を行いやすくなるのがポイント
わかはぴ
わかはぴ

様々なパターンで展開できるデッキへと進化した【花牙】デッキ!

展開ルートが増え使うのも楽しいデッキになっているので是非構築してみてください!

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