「覚醒のバーストレックス」にて新たに登場したテーマ【サイバースパイス】
相手のデッキトップを確認・操作しながら戦う斬新なテーマに興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は【サイバースパイス】のデッキレシピとデッキの回し方について解説します。
意外と自由度の高い面白いテーマなので、騙されたと思って見ていってください!
目次
デッキレシピ
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 25 |
《ウィトクロース・デメテル》 | 3 |
《サイバースパイス・ガラムマサラ》 | 2 |
《サイバースパイス・ナツメグ》 | 1 |
《連撃竜ドラギアス》 | 1 |
《彩光のプリマギターナ》 | 1 |
《風帝ライザー》 | 1 |
《サイバースパイス・ターメリック》 | 3 |
《サイバースパイス・シナモン》 | 3 |
《サイバースパイス・ホットポット》 | 3 |
《サイバースパイス・クミン》 | 1 |
《SPアシスタント・ヒーヤ》 | 3 |
《SPアシスタント・アーチ》 | 3 |
魔法カード | 10 |
---|---|
《スパイクロース・ミックス》 | 3 |
《七宝船》 | 3 |
《オーバーラッシュ・ストーム》 | 3 |
《天使の施し》 | 1 |
罠カード | 5 |
---|---|
《スパイスクロース・シークレットレシピ》 | 3 |
《スパイクロース・ブラックペッパー》 | 1 |
《激流葬》 | 1 |
エクストラデッキ(6枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《サイバースパイス・カリーパンドラペリー》 | 3 |
《サイバースパイス・クイーンシナモン》 | 3 |
デッキコンセプト
《ウィトクロース・デメテル》《サイバースパイス・シナモン》で展開しながら戦うこと
「オーバーラッシュパック2」でサイバース族が強化された直後であるため、サイバース族に統一して構築した方が強いように感じますよね。
しかしデッキコンセプトにもなっている2体のモンスターはサイバース族以外のモンスターもサポートすることができます。
効果モンスター
レベル7 / 炎属性 / サイバース族 / 攻2200 / 守0
【条件】自分が墓地からモンスターを特殊召喚していないターンに発動できる。
【効果】相手は自身のデッキの上からカード2枚をめくり、お互いに確認する。自分は[その中のモンスターのレベルの合計]以下のレベルを持つ、自分の墓地のモンスター1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。相手はめくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
効果モンスター
レベル2 / 炎属性 / サイバース族 / 攻400 / 守700
【条件】なし
【効果】相手は自身のデッキの一番上のカードをめくり、お互いに確認する。そのカードがモンスター(レベル5以上)だった場合、さらに自分は手札のモンスター1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。相手はめくったカードを元に戻す。
今回はここに焦点を当て、これら2体で展開しながら戦うことをコンセプトに構築しました。
サイバース族以外のモンスターを採用することで、種族統一型の【サイバースパイス】よりも動きの幅が広いのがポイントです。
デッキの回し方
- 《ウィトクロース・デメテル》《サイバースパイス・シナモン》でモンスターを展開
- デッキトップの固定で追加効果を確実に適用する
①:《ウィトクロース・デメテル》《サイバースパイス・シナモン》でモンスターを展開
【サイバースパイス】は相手のデッキの上のカードを確認し、その中のモンスターのレベルによって追加効果の内容が変わります。
これは軸となる《ウィトクロース・デメテル》《サイバースパイス・シナモン》も同様です。
《ウィトクロース・デメテル》
食材を呼び出すパンの女神
効果モンスター
レベル7 / 炎属性 / サイバース族 / 攻2200 / 守0
【条件】自分が墓地からモンスターを特殊召喚していないターンに発動できる。
【効果】相手は自身のデッキの上からカード2枚をめくり、お互いに確認する。自分は[その中のモンスターのレベルの合計]以下のレベルを持つ、自分の墓地のモンスター1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。相手はめくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
相手のデッキの上2枚からめくれたモンスターのレベルの合計以下のモンスターを特殊召喚することができます。
序盤だとコントロールして効果を適用することは難しいため、アドバンス召喚のためのリリース要因を確保するために使うことになります。
このデッキにはレベル2以下のモンスターが計15枚採用されているため、1体でもモンスターがめくれれば、ほとんどの場合で特殊召喚できるのがポイントです。
中でも《サイバースパイス・ホットポット》は《ウィトクロース・デメテル》の下振れを補えるカードで、最上級モンスターの展開に持ち込みやすくなります。
《サイバースパイス・ホットポット》
ミンナダイスキオイシーオイシー
効果モンスター
レベル1 / 炎属性 / サイバース族 / 攻100 / 守100
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル7以上/炎属性/サイバース族)1体または「スパイスクロース・ミックス」1枚を選んで手札に加える。
レベル1であるため、モンスターがめくれれば確実に特殊召喚することができます。
《サイバースパイス・ナツメグ》を墓地から回収できれば、そのままアドバンス召喚に繋げることができます。
サイバース族1体をリリースしてアドバンス召喚できるモンスター
これにより《ウィトクロース・デメテル》でめくれたモンスターのレベルが低かった場合のデメリットを補うことができます。
また《サイバースパイス・ナツメグ》がいない場合でも、手札に下級モンスターがあれば、最上級モンスターを回収して召喚できるのもポイントです。
そして《ウィトクロース・デメテル》の効果でめくれたモンスターの合計レベルが7以上であれば、メインデッキに採用している全てのモンスターを墓地から特殊召喚できます。
その場合は状況に合わせてモンスターを選択します。
ドラギアスカレーを食べさせたい時
プリマギターナカレーを食べさせたい時
スパイスカレーを食べさせたい時
特殊召喚するモンスターを選ぶのは料理に使う食材を選ぶようなもの
この枠は自由枠になるため、好きなモンスターを採用できるのが、サイバース族に統一しない強みになります。
ちなみに下級モンスターに自由枠のモンスターを回収できるモンスターを採用することで、《サイバースパイス・ホットポット》のような下振れを補うような使い方ができるのもポイントです。
余談ですが、《連撃竜ドラギアス》と《彩光のプリマギターナ》はこだわりのココス仕様です!
《サイバースパイス・シナモン》
効果モンスター
レベル2 / 炎属性 / サイバース族 / 攻400 / 守700
【条件】なし
【効果】相手は自身のデッキの一番上のカードをめくり、お互いに確認する。そのカードがモンスター(レベル5以上)だった場合、さらに自分は手札のモンスター1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。相手はめくったカードを元に戻す。
相手のデッキトップからめくれたモンスターがレベル5以上の場合、手札のモンスターをリリースコストを踏み倒して特殊召喚することができます。
序盤では追加効果の適用は運であるため、相手のデッキトップをピーピングする役割になります。
このように【サイバースパイス】のモンスターたちは、サポートなしではかなりの運が絡む相手依存の効果になっています。
そのため相手のデッキトップを固定するカードを併用し効果をより確実なものにしていきます。
②:デッキトップの固定で追加効果を確実に適用する
デッキトップを固定できるカードには以下の4種のカードを採用しています。
《風帝ライザー》 相手モンスターの除去とデッキトップ固定を同時に行えるカード。 タイムラグなく自分のターンに、モンスターを展開する前に相手のデッキトップを固定でき、唯一能動的にデッキの動きを強化することができます。 | |
《スパイクロース・ミックス》 フュージョン召喚しながらデッキトップ固定を行えるカード。 効果の性質から基本的にはフュージョンモンスターをサポートするためにデッキトップを固定することになります。 | |
《スパイスクロース・シークレットレシピ》 相手の攻め手を弱めながら、デッキトップ固定を行えるカード。 タイムラグはありますが、使いやすい妨害カードでありつつ次のターンの下準備を行うことができます。 | |
《スパイクロース・ブラックペッパー》 能動的に発動するには《サイバースパイス・ナツメグ》が必要であり、相手依存ではありますが、デッキトップを5枚も固定することができ、自分のデッキを強化しつつ、相手の次のターンの手札も把握できるようになります。 |
「スパイスクロース」カードで料理を作り、出来上がった料理をデッキトップに置いて提供!
そんな効果のデザインをしており、まさにクッキングデュエルが味わえます。
《風帝ライザー》は種族を統一しない【サイバースパイス】デッキの一番のメリットであり、【サイバースパイス】とかなり相性の良いカードとなっています。
この”料理を提供する感覚”が好きすぎて、デッキを組んだまであります!
デッキトップの固定ができれば追加効果を確実に適用できるようになるため、様々な「サイバースパイス」モンスターの効果を強力に使えるようになります。
デッキトップを参照する追加効果 | |
---|---|
《サイバースパイス・ガラムマサラ》 相手モンスター1体の攻撃力をめくれたモンスターのレベルの合計×300ダウン。 ※めくる枚数=3枚 | |
《サイバースパイス・クミン》 めくれたモンスターのレベルの合計×100ダメージ。 ※めくる枚数=1枚 | |
《サイバースパイス・カリーパンドラペリー》 相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊。 ※めくる枚数=4枚 | |
《サイバースパイス・クイーンシナモン》 めくれたモンスターのレベルの合計×100ダメージ。 ※めくる枚数=4枚(自分・相手共に各2枚) |
以上が【サイバースパイス】デッキの回し方です。
その他は自由枠になりますが、カレーっぽさを重視しつつ【サイバースパイス】のテーマ性を強化できるようにカードを採用しています。
他のカードの採用理由
《サイバースパイス・ターメリック》 相手の魔法・罠カード1枚をピーピングできるカード。 追加効果で1枚ドローできたら美味しい(二つの意味で)。 | |
《SPアシスタント・ヒーヤ》 炎属性専用の手札交換カード。 墓地に《SPアシスタント・アーチ》があれば、さらに手札を2枚増やすことができ、動きの下振れをケアしやすくなります。 (本当は入れたくなかった化学調味料) | |
《SPアシスタント・アーチ》 《SPアシスタント・ヒーヤ》の効果を強くしてくれるカード。 レベル1であることで《ウィトクロース・デメテル》の下振れを補えるようになっています。 (本当は入れたくなかった化学調味料その2) | |
《オーバーラッシュ・ストーム》 相手の魔法・罠カードを除去するカード。 《サイバースパイス・ターメリック》のピーピングと合わせれば精度の高い除去が行えるのがポイントです。 (ドラギアスカレーとプリマギターナカレーがフュージョンした姿) | |
《七宝船》 手札交換カード。 サイバース族専用ドローソース《ストレンジ・アトラクター》とは異なり、サイバース族以外のモンスター効果を発動できなくなるデメリットがないのがメリットです。 またコストとなったモンスターは《サイバースパイス・ホットポット》や《ウィトクロース・デメテル》で特殊召喚できます。 | |
《天使の施し》 手札交換カード。 墓地のカードを回収するカードが多いため、今回はこちらを採用していますが、見た目的には《強欲な壺》(鍋)でもいいと思います。 | |
《激流葬》 フィールドのモンスターを全て破壊できるカード 【サイバースパイス】の低い攻撃力を補いながら、相手の妨害にも使える攻防一体のカードになっています。 (ドラギアスカレーが爆発した姿) |
その他の相性の良いカード
《邪影ダークルーカー》
効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / アンデット族 / 攻100 / 守2600
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊し、相手に1000ダメージを与える。その後、このカードを持ち主の手札に戻す。
《ウィトクロース・デメテル》から魔法・罠カードの破壊に繋げられるようになります。
相手のデッキの上のカードが、モンスターでありレベル5以上の場合は、《サイバースパイス・シナモン》でさらに強く使えるのもポイントです。
《七宝神-良財》
効果モンスター
レベル7 / 光属性 / 天使族 / 攻1700 / 守2700
自分の墓地にモンスター(守備力2700)または「七宝船」がある場合、このカードは手札から自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル7)と自分フィールドの裏側表示の魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない。
《ウィトクロース・デメテル》で墓地から特殊召喚するだけでなく、条件を満たせば特殊召喚もできるため、デッキの邪魔になりにくいのもポイントです。
またこのカードを採用すれば、裏側表示の魔法・罠カードを守る効果により、強力な攻撃反応系の罠カードも発動しやすくなります。
サイバース族だと、ライフポイントを回復しながら相手の攻撃を全て止められる《不条理の虚孔》が使いやすくなるのは強いわね!
通常罠
【条件】自分の攻撃表示モンスター(サイバース族)が攻撃を受ける相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】このターン、相手は攻撃宣言できず、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。自分は[攻撃を受けるモンスターと攻撃してきたモンスターの攻撃力の差]×2だけLPを回復できる。
《七輪の侍ハラミ・クシロウ》
焼肉パンの元
効果モンスター
レベル7 / 炎属性 / 獣族 / 攻2200 / 守900
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに、自分の墓地にモンスター(炎属性)が7体以上いる場合に発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル8以下/攻撃力2500以上)を全て破壊する。
炎属性というシナジーを持ちながら、相手のレベル8以下・攻撃力2500以上のモンスターを破壊することができます。
少し破壊できるモンスターの範囲は狭いですが、【サイバースパイス】の攻撃力の低さを補うカードにもなり相性が良いと言えます。
見た目的にも食材同士でシナジーがあるのが嬉しいですね。
まとめ
今回は【サイバースパイス】デッキのデッキレシピとデッキの回し方について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
《ウィトクロース・デメテル》《サイバースパイス・シナモン》で展開しながら戦うこと
- 《ウィトクロース・デメテル》《サイバースパイス・シナモン》でモンスターを展開
- デッキトップの固定で追加効果を確実に適用する
使っていてかなり楽しいデッキです。
種族統一かそうでないかだけでも構築の可能性は広いので、いろいろ試して組んでみてください!
いざ、クッキングデュエル!!!!