2025年8月9日(土)発売のパック「戦慄のアウターバース」にて強化されたテーマ【ハンディーレディ】
罠カードを駆使しながら戦うテーマですが「どうやってデッキを構築すればいいの?」「どうやって戦えばいいの?」と感じる方も多いと思います。
そこで今回はそんな【ハンディーレディ】のデッキレシピを回し方と共に解説します。

相手を妨害しながら戦うのが好きな人に特におすすめのデッキです!
目次
【ハンディーレディ】とは



【ハンディーレディ】は《ハンディーパートナーズ》の効果により罠カードを構えながら戦うデッキです。
《ハンディーパートナーズ》は《ハンディーガール》+手札1枚からフュージョン召喚することができ、《ハンディーガール》は《フリーウィンド》《アツアツをお届け》により墓地回収する事ができます。
《フリーウィンド》
![]() | 効果モンスター レベル7/風属性/機械族/攻2200/守1200 このカードはモンスター(風属性/守備力1200)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。 【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。 【効果】自分の墓地の「ハンディーレディ」または「ハンディーガール」1体を手札に加える。自分の墓地に罠カードが2枚以上ある場合、さらに相手フィールドのモンスター1体を選んで表示形式を変更できる。 |
《アツアツをお届け》
![]() | 通常魔法 【条件】このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】自分は1枚ドローする。その後、自分の墓地の「ハンディーガール」または「チアフルウェイトレス」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。このターン、自分は元々の守備力が1200のモンスター(風属性)でしか攻撃できない。 |
そのため動きの再現性が高く継続的に罠カードを構えられるようになっています。
加えて《潜入開始》によりコスパの良い展開が行えるのも特徴で、罠カードを構えつつ最上級モンスターを複数体展開できるようにもなっています。
デッキレシピの解説


メインデッキ(25枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 22 |
《ハンディーレディ》 | 3 |
《フリーウィンド》 | 3 |
《天導聖の見継ぎ人》 | 1 |
《ハンディーガール》 | 3 |
《ファントムフロート》 | 3 |
《ビビッドヘッド》 | 3 |
《アンダーディーラー》 | 3 |
《竜水の神子》 | 3 |
《カードガンナー》![]() | 1 |
魔法カード | 10 |
---|---|
《宝牙の儀式》 | 3 |
《アツアツをお届け》 | 3 |
《潜入開始》 | 3 |
《天使の施し》![]() | 1 |
罠カード | 8 |
---|---|
《任務完了》 | 3 |
《聖塔の半壊》 | 3 |
《夢中の誘い》 | 1 |
《強制脱出装置》![]() | 1 |
エクストラデッキ(15枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《ハンディーパートナーズ》 | 3 |
《風奏調苛のバンディーヴァ・D》 | 3 |
《ラビュエル・アイヴォリー》 | 3 |
【ハンディーレディ】のテーマ性を活かして罠ビートを行うデッキです。
序盤使いにくい下級モンスターは《宝牙の儀式》でドローに変換しつつ、中盤以降は《ファントムフロート》を展開に絡ませる事で攻撃的に戦っていきます。
《任務完了》で手札コストを確保する事ができるため、手札コストを必要とする罠カードを複数枚引いた場合でも強く使えるのがポイントです。
【ハンディーレディ】デッキの回し方:動きの解説
- 継続的に罠カードを構えながら戦う
- 《ハンディーレディ》にいち早くタッチするのがカギ!
①:継続的に罠カードを構えながら戦う
《ハンディーパートナーズ》

フュージョン / 効果モンスター
レベル8 / 風属性 / サイキック族 / 攻2800 / 守1200
「ハンディーレディ」+「ハンディーガール」
【条件】このカードをフュージョン召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、その中の罠カード1枚、または自分の墓地の「潜入開始」「任務完了」のいずれかを選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。
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フュージョンモンスターですが、墓地に《ハンディーレディ》、手札・フィールドに《ハンディーガール》を用意できれば展開する事ができます。
《ハンディーガール》
![]() | 効果モンスター レベル3/風属性/ギャラクシー族/攻800/守1200 【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに、手札1枚をデッキの下に戻して発動できる。 【効果】自分の墓地の「ハンディーレディ」1体を選んで手札に加える。自分フィールドに表側表示のフュージョンモンスター(レベル8)がいない場合、さらに自分の手札・フィールドの元々の守備力が1200のモンスター(風属性)を素材にフュージョン召喚できる。 |
基本的には《任務完了》を1枚は構えられるように墓地回収し、合わせて引いた他の罠カードを強く使えるようにします。
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全て手札コストを必要とする罠カードですが、《任務完了》のドローにより複数枚引いていてもその手札コストを補う事ができます。
攻撃面・防御面共に強く動くために《潜入開始》による展開と《任務完了》のセットを毎ターン行うことを意識するイメージです!
《潜入開始》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】自分の手札・墓地の通常モンスター(レベル7)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。このターン、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は700アップし、相手の罠カードの効果では破壊されない。 |
《任務完了》
![]() | 通常罠 【条件】相手がモンスターを召喚した時、自分の墓地のモンスター(レベル7)1体または「潜入開始」1枚をデッキの下に戻して発動できる。 【効果】その召喚されたモンスターを破壊する。その後、自分は手札が5枚になるようにドローできる。 |
《任務完了》でデッキに戻すカードは《フリーウィンド》《潜入開始》を優先し、上記の動きを継続的に行えるようにデッキを再構築します。
この時、《ハンディーパートナーズ》の効果で墓地回収するための《潜入開始》を1枚は墓地に置いておくのがポイントです。
《ファントムフロート》でさらに攻め手を強化
《ファントムフロート》

効果モンスター
レベル3 / 風属性 / 機械族 / 攻800 / 守1200
【条件】このカードを召喚したターンに、自分の墓地に罠カードがある場合、自分の墓地のモンスター(風属性/守備力1200)2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで、[自分の墓地の罠カードの数]×500ダウンする。
【ハンディーレディ】は攻撃力3100以上のモンスターを展開できないため、《ファントムフロート》の攻撃力ダウンを上手く使えるかも需要になります。
中盤以降では1500以上の攻撃力ダウンも見込みやすいため、常にデッキにある状態を維持しながら戦うのがポイントです。
ちなみに《ファントムフロート》は《アンダーディーラー》で墓地回収できるようにもなっています。
《アンダーディーラー》
![]() | 効果モンスター レベル3/風属性/サイキック族/攻900/守1200 【条件】このカードを召喚したターンに、自分のデッキのカードが10枚以上の場合、手札のモンスター(風属性/守備力1200)1体を墓地へ送って発動できる。 【効果】自分は1枚ドローする。自分の墓地に罠カードが2枚以上ある場合、さらに自分の墓地の「ビビッドヘッド」または「ファントムフロート」1体を選んで手札に加える事ができる。 |

《フリーウィンド》の効果で相手モンスターを攻撃表示にできるから攻撃力ダウンを通しやすいのもポイントよ!
②:《ハンディーレディ》にいち早くタッチするのがカギ!


《ハンディーガール》の効果の性質上《ハンディーレディ》が墓地になければデッキとして機能しません。
そのため各種ドローソース、墓地肥やしカードによりいち早く《ハンディーレディ》を墓地へ送ります。
《ビビッドヘッド》
![]() | 効果モンスター レベル3/風属性/機械族/攻800/守1200 【条件】デッキの一番上を墓地へ送って発動できる。 【効果】自分のデッキの上からカードを3枚めくり、お互いに確認する。自分はその中からモンスター(風属性/守備力1200)または罠カードを合計2体まで選んで墓地へ送る事ができる。残りのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。 |
実質4枚分のカードを触る事ができ、相性の良いカードの中では最も効率の良い墓地肥やしを行う事ができます。
罠カードも墓地へ送る事ができるため《任務完了》がめくれた場合も墓地へ送ります。
《カードガンナー》
![]() | 効果モンスター レベル3/地属性/機械族/攻400/守400 【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、デッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[この効果の条件で墓地へ送ったカードの数]×500アップする。その後、自分フィールドのこのカードを墓地へ送る事ができる。この効果で墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローする。 |
カードを消費せずに4枚分のデッキ圧縮を行う事ができます。
状況によっては墓地肥やしのみを行いアドバンス召喚のリリースやアタッカーとして使えるのもポイントです。
《天使の施し》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】自分は3枚ドローする。その後、自分は手札2枚を選んで墓地へ送る。 |
質の良い手札交換を行いながら、手札に引き込んだ《ハンディーレディ》を墓地へ送る事ができます。
手数を増やす《強欲な壺》でも良いですが《ハンディーレディ》をいかに早く引き込み墓地へ送る必要があるため今回は《天使の施し》を採用しました。
《宝牙の儀式》
![]() | リチュアル魔法 【条件】なし 【効果】レベルの合計が6以上になるように、手札のモンスターを素材として墓地へ送り、「ラビュエル・アイヴォリー」をリチュアル召喚する(余分にモンスターを素材にできない)。この効果でモンスターを特殊召喚した時に相手は罠カードを発動できない。 |
《ラビュエル・アイヴォリー》
![]() | リチュアル/効果モンスター レベル6/風属性/岩石族/攻2400/守1200 【条件】モンスター2体以上を素材としてこのカードをリチュアル召喚した自分メインフェイズに発動できる。 【効果】自分は2枚ドローする。 |
《ファントムフロート》《竜水の神子》など序盤では使いにくいモンスターをドローに変換しながら《ラビュエル・アイヴォリー》を展開する事ができます。
展開した《ラビュエル・アイヴォリー》は守備力1200の風属性モンスターであるため《フリーウィンド》のアドバンス召喚に使用しコスパの良い《ハンディーパートナーズ》の展開に繋げられるのもポイントです。
他のカードの採用理由
![]() | 《天導聖の見継ぎ人》 4枚目の《フリーウィンド》として採用。 《天導聖の見継ぎ人》→《フリーウィンド》→《ハンディーガール》と展開を繋げる事で、手札4枚から下級モンスター2体の効果を挟みつつモンスター3体を展開し罠カードを構える事ができます。 |
![]() | 《竜水の神子》 魔法・罠カードを破壊するカードとして採用。 《ハンディーガール》《フリーウィンド》《天導聖の見継ぎ人》《ファントムフロート》など中盤以降強く使えるカードでデッキの再構築を行いながら、相手の魔法・罠カードを破壊する事ができます。 |
![]() | 《風奏調苛のバンディーヴァ・D》 手札に《ハンディーレディ》がある場合に《ハンディーガール》からフュージョン召喚できるため採用。 《ハンディーガール》をコストとして効果を発動できるため無駄がなく、攻撃力強化とカード破壊により攻め手を強められるためゲームエンドに持ち込みたい時の選択肢になります。 |
![]() | 《聖塔の半壊》 相手の展開を妨害する罠カードとして採用。 相手モンスターを確実に除去できるカードですが、自分のモンスターも減らしてしまうため上手くハマらないと戦闘ダメージを受けやすくなるリスキーなカードである点は要注意です。 |
![]() | 《夢中の誘い》 相手の展開を妨害する罠カードとして採用。 コントロール奪取により展開を妨害でき、自分のモンスターを減らさずに相手モンスターを除去する事ができます。 効果対象が限定されており、コストとなる手札・フィールドのモンスターがデッキに戻ってしまう点は要注意です。 |
![]() | 《強制脱出装置》 相手の展開を妨害する罠カードとして採用。 シンプルに使いやすく自分のターンでは攻め手としても使う事ができます。 |

罠カードの採用は自由枠であるため、環境や好みに合わせてカスタマイズしてみてください!
構築のポイント
《疑念の社交場》の不採用
《疑念の社交場》

通常罠
墓地にあるこのカードのカード名は「潜入開始」になる。
【条件】相手がドローフェイズに通常のドローをした時に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(風属性/守備力1200)1体を選び、手札に加えるか自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。その後、自分フィールドに「ハンディーレディ」がいる場合、相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る事ができる。
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ハンデスにより相手に手札4枚からのスタートを強要しつつ、手札・フィールドにカードを供給することで他の罠カードのサポートする事ができます。
効果自体は強いですが《昂光の呪縛》の効果が刺さりやすいという欠点があります。
《昂光の呪縛》
![]() | 通常魔法 【条件】相手の手札が1枚以下の場合に発動できる。 【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示にする。このターンに相手が罠カードを発動している場合、またはこのターンが後攻プレイヤーの最初のターンの場合、さらにお互いは2枚ドローする。 |
《昂光の呪縛》はこのような早いタイミングで発動できる罠カードへのメタとしてデザインされたカードですが、【ハンディーレディ】は《任務完了》によりこの欠点を補う事ができます。
しかし《疑念の社交場》を採用した場合、この欠点を補いにくくなってしまいます。
そのため今回は《疑念の社交場》を不採用にし、デッキ内の罠カードを《任務完了》の後に発動しやすい召喚反応系の罠カードにする事でこの長所を伸ばせるように構築しました。
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今回は《任務完了》の長所を活かすためにこのような構築にしましたが、《昂光の呪縛》がメインから採用されにくいシングル戦や、サイドチェンジが可能なマッチ戦1本目ではメインデッキから採用するといった使い方もおすすめです!
【ハンディーレディ】と相性の良いカード
《ニゲイタードラゴン》

効果モンスター
レベル4 / 闇属性 / ドラゴン族 / 攻900 / 守1000
【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を基地へ送る。その後、自分の 基地に「攻撃の無力化」がある場合、相手フィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその攻撃力を次の相手ターン終了時まで2000ダウンできる。
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《攻撃の無力化》を墓地に送る必要がありますが相手モンスター全ての攻撃力をダウンさせる事ができるため、《ファントムフロート》と似た役割で使用する事ができます。
【ハンディーレディ】の攻撃力の低さを補うだけでなく《攻撃の無力化》を墓地に送る手段として《ビビッドヘッド》も利用できるため、相性の良いカードとなっています。
まとめ
今回は【ハンディーレディ】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 継続的に罠カードを構えながら戦う
▶︎《ファントムフロート》を展開に絡めることでライフカットを加速させる - 《ハンディーレディ》にいち早くタッチするのがカギ!
- 《疑念の社交場》の不採用
▶︎ これにより《昂光の呪縛》に対して強く戦えるようになるのがポイント
▶︎《昂光の呪縛》がメインから採用されにくいシングル戦や、サイドチェンジが可能なマッチ戦1本目ではメインデッキから採用するといった使い方もおすすめ

ギミック自体は意外とコンパクトなので、今回紹介したデッキを基盤に自分好みにカスタマイズしてみてください!