2025年3月8日(土)に発売される「ストラクチャーデッキ キメラテック・サイバー」
1箱でも遊べる構築済みデッキですが、3箱を組み合わせて構築することでさらに強く使いやすいデッキにすることができます。
そこで今回は「ストラクチャーデッキ キメラテック・サイバー」3箱を使った構築を紹介。
カードの種類数が多いとデッキとしてまとまりにくくなります。
必要カードを絞って再構築することで、デッキ内容もさらに理解しやすくなりますよ。
3箱使った構築方法、初心者には特におすすめの構築方法です。
【サイバー・ドラゴン】をより活躍させやすくなるため参考にしてみてください!

収録カード以外のおすすめ強化方法もあわせて紹介してますよ!
目次
従来の【サイバー・ドラゴン】
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【サイバー・ドラゴン】は《サイバー・ドラゴン》を軸にフュージョン召喚を行いながら戦うテーマで、フュージョンモンスターは2回攻撃、高い攻撃力による貫通攻撃と攻撃的なものが多いのが特徴です。
しかし《フュージョン》を使用して展開しなければいけない性質上、3枚以上のカード消費に見合うフュージョンモンスターを召喚することができず純構築ではパワー不足という欠点がありました。
そこで登場したのが、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》です。
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》

通常魔法
【条件】自分フィールドにモンスターがいる場合に発動できる。
【効果】自分のフィールド・墓地のモンスター(光属性/機械族)を5体まで素材として持ち主のデッキに戻し、「サイバー・ドラゴン」のカード名が素材として記されたモンスターをフュージョン召喚する。その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外のモンスターが自分フィールドにいる場合、それらのモンスターを全て破壊する。
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2枚のカード消費でテーマ内の全てのフュージョンモンスターを特殊召喚することができ、従来よりもコスパの良い展開が行えるようになりました。
これに加えて新たなフュージョンモンスター《キメラテック・オーバー・ドラゴン》が収録され、フュージョン召喚できるモンスターのパワーも格段に上がりました。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 光属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
「サイバー・ドラゴン」+モンスター(機械族)1体以上
このカードの元々の攻撃力・守備力は、[このカードをフュージョン召喚する時に素材としたモンスターの数]×800になる。
【条件】なし
【永続効果】フュージョン召喚したこのカードは1ターンに、[このカードをフュージョン召喚する時に素材としたモンスターの数]までモンスターに攻撃できる。
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《サイバー・ラッシュ・フュージョン》でフュージョン召喚した場合、攻撃力4000でモンスターに最大5回攻撃を行えるモンスターになります。
モンスターゾーンが3つしかない性質上、基本的には3回の攻撃が限度ですが、相手フィールドのモンスターが全て攻撃表示で総撃力が4000以下の場合はワンキルできる性能になっています。
今回の強化はこの点がかなり強力なため、従来では叶わなかったコスパの良い展開ができる要素をしっかりと取り入れながら、ストラクチャーデッキ3箱でできる構築を紹介します。
デッキレシピの解説


メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 28 |
《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》 | 3 |
《サイバー・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・プロセッサー》 | 3 |
《人造人間-サイコ・ショッカー》![]() | 1 |
《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》 | 3 |
《プロト・サイバー・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・グリフォン》 | 3 |
《サイバー・ドラゴン・ネクステア》 | 3 |
《サイバー・サーペント》 | 3 |
《最強旗獣ボルトライコーン》 | 3 |
魔法カード | 11 |
---|---|
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》 | 3 |
《サイバー・ヴァリエーション》 | 3 |
《鉄の重撃》 | 3 |
《マシン・インスペクター》 | 1 |
《パワー・ボンド》![]() | 1 |
罠カード | 1 |
---|---|
《強制脱出装置》![]() | 1 |
エクストラデッキ(15枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・エンド・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・ツイン・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・タクティカル・ドラゴン》 | 3 |
今回の新規カードで手に入れた《サイバー・ラッシュ・フュージョン》による《キメラテック・オーバー・ドラゴン》をフュージョン召喚する動き。
この動きが最も強いため、これを目指してワンキルすることをコンセプトにしたデッキになっています。
【サイバー・ドラゴン】デッキの回し方:動きの解説
- 《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚を目指す
- 攻撃を安全に通すために罠カードをケア
- 《パワー・ボンド》+《サイバー・ツイン・ドラゴン》によるサブプランも活用
①:《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚を目指す

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 光属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
「サイバー・ドラゴン」+モンスター(機械族)1体以上
このカードの元々の攻撃力・守備力は、[このカードをフュージョン召喚する時に素材としたモンスターの数]×800になる。
【条件】なし
【永続効果】フュージョン召喚したこのカードは1ターンに、[このカードをフュージョン召喚する時に素材としたモンスターの数]までモンスターに攻撃できる。
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《サイバー・ラッシュ・フュージョン》による攻撃力4000の《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚。
基本的にはこれを目指して動きます。
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》
![]() | 通常魔法 【条件】自分フィールドにモンスターがいる場合に発動できる。 【効果】自分のフィールド・墓地のモンスター(光属性/機械族)を5体まで素材として持ち主のデッキに戻し、「サイバー・ドラゴン」のカード名が素材として記されたモンスターをフュージョン召喚する。その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外のモンスターが自分フィールドにいる場合、それらのモンスターを全て破壊する。 |
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》の発動には自分フィールドにモンスターが必要であり、フュージョン召喚後は、この効果でフュージョン召喚したモンスター以外の自分のモンスターが全て破壊されてしまいます。
そのため、カード消費を最低限に抑えるために、自分モンスターを1体にして発動するのがポイントです。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》をフュージョン召喚するには《サイバー・ドラゴン》を最低1体は素材に含まなければいけません。
そのため墓地に自身を《サイバー・ドラゴン》として扱うモンスターがいない場合は、フィールドで自身を《サイバー・ドラゴン》として扱えるモンスターを併用します。
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《サイバー・プロセッサー》《サイバー・ドラゴン・ネクスティア》は自身のカード名を変更するためにカード1枚をコストにする必要があるため、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》のためのカード名の変更はコスパが悪いのが欠点です。
フュージョン召喚に必要な《サイバー・ラッシュ・フュージョン》ですが、現状、墓地から回収する手段はないため、《サイバー・グリフォン》《サイバー・ヴァリエーション》のドローにより手札に引き込みます。
《サイバー・グリフォン》
![]() | 効果モンスター レベル4/光属性/機械族/攻1200/守1300 【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル5以上/機械族)1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは相手の罠カードの効果では破壊されない。そのモンスターが光属性の場合、さらに自分は1枚ドローする。 |
《サイバー・ヴァリエーション》
![]() | 通常魔法 【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、自分フィールドの表側表示モンスター(光属性/機械族)1体を持ち主のデッキの下に戻して発動できる。 【効果】自分は2枚ドローする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスター(機械族以外)で攻撃できない。 |
フュージョン素材となるモンスターはドローソースに加えて、《サイバー・サーペント》《マシン・インスペクター》による墓地肥やしで用意します。
《サイバー・サーペント》
![]() | 効果モンスター レベル1/光属性/機械族/攻0/守0 【条件】自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(光属性/機械族)がいる場合に発動できる。 【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。この効果でモンスター(光属性/機械族)が2体以上墓地へ送られた場合、さらに自分は1枚ドローする。 |
《マシン・インスペクター》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】お互いは、自身のデッキの上からカードを4枚めくり、お互いに確認する。自分はその8枚の中からモンスター(機械族)または罠カードを合計2枚まで選んで墓地へ送る事ができる。お互いは自身の残りのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。この効果で罠カードを墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローする。 |
どちらも墓地に送られたカードによっては追加でドローもすることもでき、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》を引き込みやすくなるのがポイントです。

《マシン・インスペクター》は《サイバー・ラッシュ・フュージョン》をデッキに残したまま墓地肥やしが行えるのもポイントね!
手札に余裕があればさらに展開し追撃を狙う
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》の性質上、手札が余りやすいため、残りの手札でさらに展開し追撃することでワンキルのハードルをさらに下げることができます。

上記の例の場合、《サイバー・プロセッサー》と《サイバー・ドラゴン》により追加で3600の戦闘ダメージを与えられるようになるため、以下のようにワンキルのハードルが下がります。
- 相手モンスターが全て攻撃表示の場合、総撃力が7600以下でもワンキルできるようになる
- 相手モンスターが2体の場合または1体が守備表示の場合でも、攻撃表示モンスターの総撃力が3600以下の場合ワンキルできるようになる
このように手札に余裕がある時は、追加の展開・追撃を狙います。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》は複数回攻撃できる効果から、攻撃力を上げられるカードとは特に相性が良くなっています。
追加の展開の際はこれを意識して展開することで、さらにワンキルのハードルを下げられるのがポイントです。
攻撃力を上げられるカード
《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》
![]() | 効果モンスター レベル8/光属性/機械族/攻2100/守2100 このカードはモンスター(光属性/機械族)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。 【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードのカード名はこのターン、「サイバー・ドラゴン」になる。その後、自分フィールドの表側表示モンスター1体を選んでその攻撃力をターン終了時まで500アップできる。 |
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の攻撃力が500アップした場合、与えられる戦闘ダメージが1500増えます(相手モンスターが全て攻撃表示の場合)

攻撃力の強化値の3倍が戦闘ダメージに加算されると考えると恐ろしいわね
- 《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚を目指す
- 《サイバー・ラッシュ・フュージョン》によりカード2枚消費のコスパの良いフュージョン召喚を意識
- 手札に余裕があればさらに展開し追撃を狙う
②:攻撃を安全に通すために罠カードをケア
フュージョン召喚した前後は、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の攻撃を安全に通すために相手の罠カードをケアしていきます。
罠カードを破壊できるカード
《鉄の重撃》
![]() | 通常魔法 【条件】自分のフィールドに表側表示モンスター(機械族)がいる場合に発動できる。 【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。 |
罠カードの発動を封じれるカード
《人造人間-サイコ・ショッカー》
![]() | 効果モンスター レベル6/闇属性/機械族/攻2400/守1500 【条件】なし 【永続効果】お互いは罠カードを発動できず、お互いの罠カードの効果は無効化される。 |
《最強旗獣ボルトライコーン》
![]() | 効果モンスター レベル3 / 光属性 / 機械族 / 攻1200 / 守200 【条件】自分フィールドにこのカード以外のモンスターがいない場合、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 【効果】相手フィールドの裏側表示の魔法・罠カード1枚を選ぶ、そのカードは次の相手ターン終了時まで発動できない。 |
《鉄の重撃》《最強旗獣ボルトライコーン》は召喚反応系罠カードにも有効で、フュージョン召喚前の露払いとして使用することができます。
特に《最強旗獣ボルトライコーン》は効果発動後、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》の発動条件を満たしつつ《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン素材にできるのがポイントです。
一方、《人造人間-サイコ・ショッカー》はフュージョン召喚前に召喚しても《サイバー・ラッシュ・フュージョン》により破壊されてしまうため、フュージョン召喚後に召喚し攻撃反応系罠カードの発動を封じるために使用します。
《人造人間-サイコ・ショッカー》は攻撃力が高いため、併用した場合に《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のワンキルへのハードルがさらに下がりやすいのもポイントです。
- 攻撃を安全に通すために罠カードをケア
- 《鉄の重撃》《最強旗獣ボルトライコーン》はフュージョン召喚前の露払いとして有効
- 《人造人間-サイコ・ショッカー》はフュージョン召喚後に召喚し、攻撃反応系罠カードの発動を封じるために使う
③:《パワー・ボンド》+《サイバー・ツイン・ドラゴン》によるサブプランも活用

通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送り、モンスター(機械族)をフュージョン召喚する。そのモンスターの攻撃力は[そのモンスターの元々の攻撃力]だけアップする。このターンのエンドフェイズに自分は[この効果でアップした数値]だけダメージを受ける。
従来から存在する《パワー・ボンド》を使用したフュージョン召喚ですが、フュージョン召喚したモンスターの攻撃力が元々の攻撃力分上がるため、カード消費に見合うフュージョン召喚を行うことができます。
特に《サイバー・ツイン・ドラゴン》とは相性が良く、攻撃力5600の2回攻撃によりワンキルを行いやすくなるため、サブプランとしてこちらも狙っていきます。
《サイバー・ツイン・ドラゴン》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル8/光属性/機械族/攻2800/守2100 「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」 【条件】なし 【永続効果】このカードは1ターンに2回攻撃できる。 |
フュージョン素材には《サイバー・ドラゴン》2体が必要ですが、フィールドで自身を《サイバー・ドラゴン》として扱うモンスターを計15体採用しているため、素材に困ることはほとんどありません。
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またこれらの内《サイバー・プロセッサー》《サイバー・ドラゴン・ネクスティア》は、自身を《サイバー・ドラゴン》にしつつ、もう1体の《サイバー・ドラゴン》を用意できるのもポイントです。
![]() | 《サイバー・プロセッサー》 墓地から特殊召喚できるモンスター 《サイバー・ドラゴン》 《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》 《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》は手札の魔法カードを見せることで自身を《サイバー・ドラゴン》にできるため、《パワー・ボンド》を見せることでそのままフュージョン召喚に繋げることができます。 |
![]() | 《サイバー・ドラゴン・ネクスティア》 墓地から特殊召喚できるモンスター 《サイバー・ドラゴン》 《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》 《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》はノーコストで自身を《サイバー・ドラゴン》にできるため、そのままフュージョン召喚に繋げることができます。 |
カード消費は増えますが《サイバー・エンド・ドラゴン》へのフュージョン召喚も狙うことができるのもポイントです。
《サイバー・エンド・ドラゴン》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル10/光属性/機械族/攻4000/守2800 「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」 【条件】なし 【永続効果】このカードの攻撃は貫通する(守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える)。 |

《救惺望御》で1回しか攻撃できない状況でも、8000の貫通攻撃を狙えるのは《サイバー・エンド・ドラゴン》の強みね
- 《パワー・ボンド》+《サイバー・ツイン・ドラゴン》によるサブプランも活用
- 《サイバー・プロセッサー》《サイバー・ドラゴン・ネクスティア》はフィールドに《サイバー・ドラゴン》2体を用意する手段になる
- 状況によっては《サイバー・エンド・ドラゴン》も選択肢になる
- 《パワー・ボンド》による効果ダメージに注意
以上が【サイバー・ドラゴン】デッキの回し方です。
各カードの活用ポイント:使い方
基本的なデッキの回し方では触れられなかった各カードの活用ポイント(使い方)についても合わせて紹介します。
《サイバー・ドラゴン・ネクステア》

効果モンスター
レベル1 / 光属性 / 機械族 / 攻200 / 守200
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに、手札のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、「サイバー・ドラゴン」になる。その後、自分の墓地の攻撃力または守備力が2100のモンスター(機械族)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
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手札コスト1枚で、墓地のモンスターをコスパ良く展開できるモンスターで、フュージョン召喚後破壊された《サイバー・ツイン・ドラゴン》を墓地から特殊召喚することもできるモンスターです。
この効果は《サイバー・ドラゴン》の欠点を補える効果になっており、先攻1ターン目では弱くなってしまう《サイバー・ドラゴン》を手札コストにすることで、コスパ良く特殊召喚できるようになっています。
またこの性質から、効果の発動条件的に《サイバー・ドラゴン》と相性が悪い《最強旗獣ボルトライコーン》とも共存させやすくなりました。
《サイバー・ドラゴン・ネクステア》自身は効果発動後、攻撃表示で低い攻撃力を晒してしまうことになりますが、この欠点も補いやすくなっています。
- 《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》《サイバー・ドラゴン》《サイバー・プロセッサー》のアドバンス召喚のリリースに使用する
- 《サイバー・プロセッサー》のコストに使用する
- フュージョン素材にする
《サイバー・プロセッサー》

効果モンスター
レベル5 / 光属性 / 機械族 / 攻1500 / 守1600
自分フィールドに表側表示モンスター(機械族)がいる場合、このカードは手札から自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
【条件】このカード以外の自分フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、「サイバー・ドラゴン」になる。その後、自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
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フィールドのカード1枚を墓地の《サイバー・ドラゴン》に変換する効果ですが、この効果は魔法・罠カードもコストにすることができます。
この性質から《サイバー・ラッシュ・フュージョン》により《キメラテック・オーバー・ドラゴン》をフュージョン召喚できる状況の場合、《サイバー・プロセッサー》+カード1枚で攻撃力3000〜3600の追撃を行えるようになるのがポイントです。

状況によっては魔法・罠カードをモンスターに変換できるのは覚えておきたいポイントね!

ちなみに今回の新規カードで《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》も特殊召喚できるようになったため、動きの安定性が増しています
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》

通常魔法
【条件】自分フィールドにモンスターがいる場合に発動できる。
【効果】自分のフィールド・墓地のモンスター(光属性/機械族)を5体まで素材として持ち主のデッキに戻し、「サイバー・ドラゴン」のカード名が素材として記されたモンスターをフュージョン召喚する。その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外のモンスターが自分フィールドにいる場合、それらのモンスターを全て破壊する。
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基本的に《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚のために使用したい《サイバー・ラッシュ・フュージョン》ですが、既存のフュージョンモンスターをフュージョン召喚することも可能です。
そのため、相手モンスターが1体の場合は《サイバー・ツイン・ドラゴン》をフュージョン召喚するなど、状況によって臨機応変にフュージョン召喚できるのがポイントです。

フュージョン素材を5体用意できない時など、既存のフュージョンモンスターを使用することで様々な状況に対応しやすくなってるわ!
構築のポイント
①:メインデッキのモンスターを光属性・機械族に統一
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今回、追加された新規カードを含め、【サイバー・ドラゴン】には光属性・機械族を指定するカードが多く存在します。
これらのカードを無駄なく有効活用するためにメインデッキのレジェンド以外のモンスターを光属性・機械族に統一しています。
![]() | 《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》 光属性・機械族を参照する効果 「このカードはモンスター(光属性/機械族)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。」 光属性・機械族への統一により、安定して上級モンスターのように使用できるようになります。 また最上級モンスターである点もポイントで、下級モンスターが飽和している状況や、フィールドを空けたい場合は2体リリースでアドバンス召喚するのも有効で、小回りが効くのもポイントです。 |
![]() | 《サイバー・サーペント》 光属性・機械族を参照する効果 「自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。この効果でモンスター(光属性/機械族)が2体以上墓地へ送られた場合、さらに自分は1枚ドローする。」 光属性・機械族への統一により追加効果によるドローを狙いやすくなります。 今回の構築で、初手で発動した場合は“73.4〜81%”と追加効果適用確率もそれなりに高くなっています。 |
![]() | 《サイバー・ラッシュ・フュージョン》 光属性・機械族を参照する効果 「自分のフィールド・墓地のモンスター(光属性/機械族)を5体まで素材として持ち主のデッキに戻し、「サイバー・ドラゴン」のカード名が素材として記されたモンスターをフュージョン召喚する。」 光属性・機械族への統一により、メインデッキ内の27体をフュージョン素材にすることができます。 これにより墓地肥やしを併用しない場合でも2ターン目の時点で5体以上の光属性・機械族に触れる確率が95.7%を超えるため、フュージョン召喚しやすくなります。 |
![]() | 《サイバー・ヴァリエーション》 光属性・機械族を参照する効果 「自分フィールドの表側表示モンスター(光属性/機械族)1体を持ち主のデッキの下に戻して発動できる。自分は2枚ドローする。」 光属性・機械族への統一により、全ての下級モンスターをコストにすることができます。 |
このように、光属性・機械族への統一によるメリットが大きいため、デッキ構築の際は意識するのがポイントです。
おすすめの強化方法
収録カード以外のデッキを採用すれば、さらにデッキを強化する事ができます。
今回はそれらもあわせて紹介していきます。
《アニマジカ・シューター》

効果モンスター
レベル7 / 光属性 / 獣族 / 攻2500 / 守1500
このカードはモンスター(光属性)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表示形式を変更する。その後、このカードのレベルより低いレベルを持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで破壊できる。
【サイバー・ドラゴン】の欠点である最上級モンスターの貧弱さを補いつつ、表示形式の変更により《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のワンキルをサポートしてくれるモンスターです。
【サイバー・ドラゴン】関連のカードが全て光属性という点でも相性が良く、コスパ良く召喚できるのもポイントです。
欠点として、機械族ではない分《サイバー・ラッシュ・フュージョン》でフュージョン素材にすることができず、再利用を行う場合はその手段を別途で用意する必要がある点は要注意です。
《ジョインテック・プライムレックス》

効果モンスター
レベル7 / 光属性 / 機械族 / 攻2500 / 守1500
このカードはモンスター1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。その場合、このカードの元々の攻撃力は1800になる。
【条件】自分の墓地のモンスター(光属性)3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル4以上)1体を選び、そのレベルをターン終了時まで3下げる。その後、相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を選んで破壊できる。
魔法・罠カードの破壊により、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》に対する召喚反応系罠カード・攻撃反応系罠カードのケアとして使用できるモンスターです。
光属性・機械族である点もポイントで、《サイバー・サーペント》の追加効果の適用確率を上げながら、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》によるフュージョン召喚の際にフュージョン素材にすることができます。
ちなみに《アニマジカ・シューター》と併用した場合は、《アニマジカ・シューター》を再利用する手段になりつつ、レベル操作により《アニマジカ・シューター》の効果をサポートすることができるようになっています。
《氷帝メビウス》

効果モンスター(LEGEND)
レベル6 / 水属性 / 水族 / 攻2400 / 守1000
【条件】このカードを攻撃表示でアドバンス召喚したターンに発動できる。
【効果】自分または相手フィールドの魔法・罠カード1枚を合計2枚まで選んで破壊する。
魔法・罠カードの破壊により、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》に対する召喚反応系罠カード・攻撃反応系罠カードのケアとして使用できるモンスターです。
《人造人間-サイコ・ショッカー》と異なり、召喚反応系罠カードのケアを行えるだけでなく、破壊により相手のリソースを減らせるのもポイントです。
《カード・ガンナー》

効果モンスター(LEGEND)
レベル3 / 地属性 / 機械族 / 攻400 / 守400
【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、デッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[この効果の条件で墓地へ送ったカードの数]×500アップする。その後、自分フィールドのこのカードを墓地へ送る事ができる。この効果で墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローする。
4枚分のデッキ圧縮により《サイバー・ラッシュ・フュージョン》発動の下準備を整えながら、それを引き込みやすくしてくれるモンスターです。
基本的に、最終盤面にレジェンドモンスターが絡みにくいテーマになっているので、デッキの回転を重視する場合はこちらを採用するのもおすすめです。
《魔法石の採掘》

通常魔法
【条件】手札2枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の魔法カード1枚を選んで手札に加える。
既存のカードの中で唯一《サイバー・ラッシュ・フュージョン》を墓地から回収できる魔法カードです。
墓地肥やしを併用する都合上、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》が墓地へ送られてしまうというシーンは発生するので、そういった状況をケアする手段にも繋がります。
また《魔法石の採掘》により手札の残りカードが3枚になりますが、《サイバー・ラッシュ・フュージョン》が手札2枚からでも攻撃力4000の《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚に繋げられる点も相性が良いポイントです。
《コスモス姫のお戯れ》

通常魔法
【条件】モンスター2体を含む手札3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果相手フィールドのカードを2枚まで選んで破壊する。その後、相手フィールドにカードが2枚以上ある場合、自分は2枚ドローできる。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》をフュージョン召喚する時は召喚反応系罠カード・攻撃反応系罠カードのケア、それ以外ではモンスターの破壊にも使える魔法カードです。
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》を手札に残しながら発動できるのもポイントで、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のワンキルサポートできるようになっています。
《攻撃の無力化》

通常罠(LEGEND)
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】その攻撃を無効にする。このターン、相手は攻撃宣言できない。
自分フィールドのモンスターを守りながら相手モンスター全ての攻撃を確実に止めることができる罠カードです。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の性質から、相手モンスターが攻撃表示でフィールドに残ることで戦闘ダメージを与えやすくなるため、そういった点でも相性の良いカードになっています。
既存カードを組み合わせた構築案


メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 27 |
《サイバー・ドラゴン・ラケーテ》 | 3 |
《ジョインテック・プライムレックス》 | 2 |
《サイバー・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・プロセッサー》 | 3 |
《氷帝メビウス》![]() | 1 |
《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》 | 3 |
《サイバー・グリフォン》 | 3 |
《サイバー・ドラゴン・ネクステア》 | 3 |
《サイバー・サーペント》 | 3 |
《最強旗獣ボルトライコーン》 | 3 |
魔法カード | 12 |
---|---|
《サイバー・ラッシュ・フュージョン》 | 3 |
《サイバー・ヴァリエーション》 | 3 |
《鉄の重撃》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 |
《魔法石の採掘》 | 1 |
《パワー・ボンド》![]() | 1 |
罠カード | 1 |
---|---|
《攻撃の無力化》![]() | 1 |
エクストラデッキ(15枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・エンド・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・ツイン・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》 | 3 |
《サイバー・タクティカル・ドラゴン》 | 3 |
入れ替えたカード
新たに採用したカード | 枚数 | 不採用にしたカード | 枚数 |
---|---|---|---|
《ジョインテック・プライムレックス》 | 2 | 《人造人間-サイコ・ショッカー》![]() | 1 |
《氷帝メビウス》![]() | 1 | 《プロト・サイバー・ドラゴン》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 | 《マシン・インスペクター》 | 1 |
《魔法石の採掘》 | 1 | 《強制脱出装置》![]() | 1 |
《攻撃の無力化》![]() | 1 |
今回紹介した3箱構築に既存カードを加えた構築案です。
魔法・罠カード破壊手段を増やすことで、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》によるワンキルをより行いやすいように構築しました。
新たに採用したカードは全て「おすすめの強化方法」の項で紹介しているので、基本的な役割はそちらを参考にしてみてください。
まとめ
今回は【サイバー・ドラゴン】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《キメラテック・オーバー・ドラゴン》のフュージョン召喚を目指す
▶︎《サイバー・ラッシュ・フュージョン》によりカード2枚消費のコスパの良いフュージョン召喚を意識
▶︎ 手札に余裕があればさらに展開し追撃を狙う - 攻撃を安全に通すために罠カードをケア
▶︎《鉄の重撃》《最強旗獣ボルトライコーン》はフュージョン召喚前の露払いとして有効
▶︎《人造人間-サイコ・ショッカー》はフュージョン召喚後に召喚し、攻撃反応系罠カードの発動を封じるために使う - 《パワー・ボンド》+《サイバー・ツイン・ドラゴン》によるサブプランも活用
▶︎《サイバー・プロセッサー》《サイバー・ドラゴン・ネクスティア》はフィールドに《サイバー・ドラゴン》2体を用意する手段になる
▶︎ 状況によっては《サイバー・エンド・ドラゴン》も選択肢になる
▶︎《パワー・ボンド》による効果ダメージに注意
- メインデッキのモンスターを光属性・機械族に統一
- 《アニマジカ・シューター》
- 《ジョインテック・プライムレックス》
- 《氷帝メビウス》
- 《カード・ガンナー》
- 《魔法石の採掘》
- 《コスモス姫のお戯れ》
- 《攻撃の無力化》

純構築でもしっかりパワーを出せるテーマに進化しました!
ド派手なワンキル性能をぜひ体感してみてください!