「灼熱のサラマンデウス」にて新たに登場したテーマ【ガジェット】
マキシマムモードでは自分フィールドのカード全てに破壊耐性を付与するという今までにない防御寄りのマキシマムテーマになっています。
今回はそんな【ガジェット】の破壊耐性を活かしたデッキを解説します。
破壊耐性を活かしつつ、マキシマム召喚への依存度も下げて構築しました!
目次
デッキレシピの解説
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 28 |
《古代の機械双頭竜》 | 3 |
《古代の機械蠍尾獣》 | 3 |
《支援ユニット-クマミミ》 | 3 |
《機動砦 マキシマム・ガジェット[L]》 | 3 |
《機動砦 マキシマム・ガジェット》 | 3 |
《機動砦 マキシマム・ガジェット[R]》 | 3 |
《イエロー・ガジェット》 | 2 |
《グリーン・ガジェット》 | 2 |
《レッド・ガジェット》 | 2 |
《純真のファドロニール》 | 3 |
《カード・ガンナー》 | 1 |
魔法カード | 8 |
---|---|
《機動配備 ギア・スタート》 | 3 |
《ジョインテック・ディガップ》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 |
《天使の施し》 | 1 |
罠カード | 4 |
---|---|
《ハイブリッドライブ・バンパー》 | 3 |
《魔法の筒》 | 1 |
今回の構築の主軸はマキシマムモンスターである《機動砦 マキシマム・ガジェット》です。
マキシマム召喚を駆使してビートダウンを行うデッキですが、その上で以下の2点を意識して構築に取り入れています。
- マキシマム召喚しなくても戦える
- 《機動砦 マキシマム・ガジェット》の破壊耐性を活かす
【マキシマムガジェット】の回し方:動きの解説
まず、今回のデッキの特徴として以下の強みがあります。
- マキシマム召喚しやすい
- 破壊耐性により戦闘を強要できる
- マキシマム召喚に依存せず戦える
- 貫通攻撃により相手の下振れを逃さない
それぞれの強みに沿ってデッキの回し方・動きを解説していきます。
①:豊富な墓地回収手段でマキシマム召喚を狙う
マキシマム召喚のために必要なマキシマムパーツですが、それぞれ以下のカードにより墓地から回収する事ができます。
《イエロー・ガジェット》 ▶︎回収できるカード 《機動砦 マキシマム・ガジェット》 | |
《グリーン・ガジェット》 ▶︎回収できるカード 《機動砦 マキシマム・ガジェット[R]》 | |
《レッド・ガジェット》 ▶︎回収できるカード 《機動砦 マキシマム・ガジェット[L]》 | |
《機動配備 ギア・スタート》 ▶︎回収できるカード 《機動砦 マキシマム・ガジェット[L]》 《機動砦 マキシマム・ガジェット》 《機動砦 マキシマム・ガジェット[R]》 |
「ガジェット」モンスターは特定のマキシマムパーツしか回収する事ができませんが、対応する「ガジェット」モンスターが墓地にあれば、墓地回収を連鎖させることで好きなマキシマムパーツの墓地回収手段になります。
どの「ガジェット」モンスターから召喚しても好きなマキシマムパーツの回収に繋げられます!
これに好きなマキシマムパーツ2枚を墓地から回収できる《機動配備 ギア・スタート》を合わせることでマキシマムパーツを揃える事ができるため、非常にマキシマム召喚しやすくなっています。
このマキシマムパーツ回収ギミックの再現性を高めるために豊富な手札交換・墓地肥やし手段を使っていきます。
手札交換・墓地肥やしを行えるカード
《機動砦 マキシマム・ガジェット[L]》 ・2枚分の墓地肥やし マキシマムパーツでありながら墓地肥やしを行えるモンスター。 1700まで攻撃力が上がるため下級アタッカーとして最低限の役割をこなせるのもポイントです。 | |
《機動砦 マキシマム・ガジェット[R]》 ・2枚分の墓地肥やし 《機動砦 マキシマム・ガジェット[L]》と同じく、マキシマムパーツでありながら墓地肥やしを行えるモンスター。 こちらも攻撃力が1700まで上がりますが、元々の攻撃力が1300である分、盤面に残るモンスターを選択できる時はこちらを優先します。 | |
《純真のファドロニール》 ・1枚ドロー(1枚分のデッキ圧縮) 1枚ドローによりアドバンテージを得られるモンスター。 レベル5以上のモンスターの採用枚数が多いので、攻撃表示で棒立ちになりにくくなっています。 | |
《カード・ガンナー》 ・3枚分の墓地肥やし ・自身をコストに1枚ドロー 基本的には自身を墓地に送って4枚分のデッキ圧縮を行いますが、必要に応じてアドバンス召喚のためのリリース素材として使用することもあります。 | |
《ジョインテック・ディガップ》 ・3枚分の墓地肥やし コスパの悪い《強欲で謙虚な壺》。カード2枚を消費しながら質の良いデッキトップからの擬似サーチと墓地肥やしを行う事ができます。 コスパの悪さは「ガジェット」モンスターたちで補えるのがポイントです。 | |
《天使の施し》 ・3枚分の手札交換(デッキ圧縮) 質の良い手札交換が行えるカード。墓地を整えることが「ガジェット」ギミックによるアドバンテージ獲得に繋がるため、《強欲な壺》ではなくデッキの再現性を高めやすい《天使の施し》を採用しました。 |
②:破壊耐性により戦闘を強要
自身を含む自分フィールドのカード全てに破壊耐性を付与できるマキシマムモードの《機動砦 マキシマム・ガジェット》ですが、これにより戦闘を強要する事ができます。
しかし相手ターンでの攻撃力は3000とそこまで高くないため、罠カードを併用することで突破されにくい状況を作ります。
《機動砦 マキシマム・ガジェット》により罠カードにも破壊耐性が付与されるため、攻撃反応系の罠カードが発動しやすくなるのがポイントです。
そこで相性が良いと感じたのが《ハイブリッドライブ・バンパー》です。
《ハイブリッドライブ・バンパー》
通常罠
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のモンスター(ドラゴン族・機械族)を合計4体デッキに戻して発動できる。
【効果】攻撃してきたモンスターの攻撃力はターン終了時まで1600ダウンする。この効果の条件で戻したモンスターの種族が2種類の場合、さらに相手フィールドの表側表示モンスター(レベル9以下)1体を選んで破壊できる。
《機動砦 マキシマム・ガジェット》への攻撃に対して使用することで攻撃力4500以下までのモンスターを返り討ちにする事ができます。
追加効果を適用できれば、さらにレベル9以下のモンスターを破壊できるため、最大2体のモンスターを処理する手段になります。
この効果、攻撃力弱体化とモンスター破壊を同時に行えるのが優秀で、《ベリーフレッシュ・シャイ》のような永続効果で攻撃力を増減させるモンスターの破壊を絡めれば、反射ダメージを底上げすることもできます。
コストに含まれるドラゴン族は《純真のファドロニール》でまかなう事ができ、豊富な墓地肥やし手段から墓地に用意しやすくなっているので追加効果を適用しやすいのがポイントです。
ちなみに墓地のカードを戻す効果はデッキの再構築にも繋がります。
《魔法の筒》
通常罠(LEGEND)
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】その攻撃を無効にし、[そのモンスターの攻撃力]だけ相手にダメージを与える。
《機動砦 マキシマム・ガジェット》への攻撃を一度無効にしながら、効果ダメージによりライフ奪取も行う事ができます。
《機動砦 マキシマム・ガジェット》単体でのライフ奪取能力が低いため、今回は《魔法の筒》を採用しましたが、以下のカードに変換するのもおすすめです。
《聖なるバリア-ミラーフォース-》 相手モンスターを全て破壊できれば次のターンの直接攻撃により3900のダメージを与えられるようになります。 破壊耐性の付与する効果も多いため、相手によって有効度の差が激しいのが欠点です。 | |
《ニゲイター・ドラゴン》+《攻撃の無力化》 実質バトルフェイズをスキップするカード。《聖なるバリア-ミラーフォース-》《魔法の筒》と比較し単体ではライフ奪取に繋がらないのが欠点です。 《純真のファドロニール》の枠を《ニゲイター・ドラゴン》に変更することで、《攻撃の無力化》が墓地に送られた場合でも有効活用できるようになり、攻撃力2000ダウンにより戦闘ダメージを与えやすくなります。 また《ニゲイター・ドラゴン》により墓地肥やし速度がさらに高まるのがポイントです。 |
③:マキシマム召喚に依存せず戦う
基本的にはマキシマム召喚を狙っていきますが、これらのモンスターを使うことでマキシマム召喚に頼らず戦うこともできます。
《古代の機械双頭竜》 実質攻撃力2800の破壊耐性付きモンスター。 マキシマムモードの《機動砦 マキシマム・ガジェット》と同じく破壊耐性により戦闘を強要できるため、《ハイブリッドライブ・バンパー》と相性が良いのもポイントです。 | |
《古代の機械蠍尾獣》 魔法・罠カード1枚を破壊できるモンスター 上級モンスターであるためマキシマムモードを解除する手段にもなり、コストにより「ガジェット」モンスターをデッキに戻す事ができるのもポイントです。 | |
《支援ユニット-クマミミ》 地属性・機械族の攻撃力を500強化しながら貫通を付与できるモンスター こちらも《古代の機械蠍尾獣》と同じくマキシマムモードを解除する手段になります。 |
全てレベル5以上のモンスターですが計9枚採用しています。
少し重めに感じる構築ですが、この点はガジェットギミックにより補いやすくなっているため、アドバンス召喚だけでもレベル5以上のモンスターを複数体展開しやすくなっています。
今回の構築ではそれぞれの「ガジェット」モンスターの回収対象がマキシマムパーツ分多くなっているため、下級モンスターの供給が行いやすくなっています。
ちなみにマキシマム召喚に頼らない展開は《ハイブリッドライブ・バンパー》とも相性が良くなっています。
その理由が《ハイブリッドライブ・バンパー》の効果により計2体のモンスターを除去できる点で、次のターンでは直接攻撃を絡めた攻撃により戦闘ダメージを与えやすくなります。
計6枚採用されている上級モンスターの存在から、アドバンス召喚によりマキシマムモードを解除してモンスター複数体の展開・攻撃に繋げられるのもポイントです。
④:貫通攻撃により相手の下振れを逃さない
効果モンスター
レベル5 / 地属性 / 機械族 / 攻1400 / 守0
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示モンスター(地属性/機械族)の攻撃力は500アップし、その攻撃は貫通する。
マキシマム召喚に頼らない展開ですが、《支援ユニット-クマミミ》を併用することで、相手の下振れを逃さない攻撃を行えるようになります。
例えば以下のような状況の場合です。
相手のデッキは【ヴォルカライズ】で、守備表示モンスターは裏側表示である想定です。
《支援ユニット-クマミミ》の効果により全てのモンスターに貫通が付与されているため、相手モンスター全てを戦闘破壊できるように攻撃した場合、計3700ダメージを与える事ができます。
このように相手が守備表示モンスターを絡めて下振れをケアするような展開を行なった場合でも、貫通攻撃により確実に戦闘ダメージを与えられるようになっています。
全ての地属性・機械族に貫通を付与できるから、相手の守備表示モンスターの数に関わらず戦闘ダメージを与えられるようになってるわ!
《支援ユニット-クマミミ》の数が増えれば、攻撃力強化によりさらに総ダメージ量が加算されるのもポイントです
以上が【マキシマムガジェット】におけるデッキの回し方です。
他のカードの採用理由
《コスモス姫のお戯れ》 ・手札2枚をカード2枚の破壊に変換できるカード ドローできない場合でもガジェットギミックにより失った損失補いやすいのがポイントです。 |
まとめ
今回は【マキシマムガジェット】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 手札交換・墓地肥やし手段により展開・攻撃の下準備を行う
- 豊富な墓地回収手段により”マキシマム召喚”または”マキシマム召喚に依存しない展開”に繋げる
マキシマムモード、3体展開を使い分けて攻めるのが強く戦うポイント!
《機動砦 マキシマム・ガジェット》は様々な攻撃反応系罠カードを使いやすくしてくれるマキシマムモンスターです。
攻撃反応系罠カードも多種多様なので、【ガジェット】で活かせる罠カードを探して構築してみてください!
マキシマム軸の【ガジェット】構築の参考になれば幸いです