「オーバーラッシュパック2」にて新たに登場したテーマ【ラヴ】
アタッカーの少なさによる構築難易度の高さから、デッキ構築に苦戦している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は【ラヴ】のデッキレシピとデッキの回し方について解説します。
「VラッシュデュエルTV」とのコラボ企画第2弾!
この記事で紹介する【ラヴ】デッキは「VラッシュデュエルTV」うさぎさん考案の構築です。
このデッキと当ブログ管理人わかはぴが構築した【ラヴ】デッキの対戦動画はYouTubeでチェック!
目次
デッキレシピ
メインデッキ(41枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 25 |
《オールラヴ・ゴッデス》 | 3 |
《ピースラヴ・アンヘル》 | 3 |
《キューティーラヴ・アーネラ》 | 3 |
《ラヴ・アンヘル》 | 2 |
《ラヴ・ウルフ》 | 3 |
《ラヴ・ダヴ》 | 3 |
《ラヴ・エンジェル》 | 3 |
《ピュアラヴ・エンジェル》 | 2 |
《ラヴ・アーネラ》 | 2 |
魔法カード | 8 |
---|---|
《ラヴ・シュート》 | 3 |
《ラヴ・レター》 | 3 |
《天使の施し》 | 1 |
《ラヴ・セーフティ》 | 1 |
罠カード | 8 |
---|---|
《ラヴ・プロテクション》 | 2 |
《ラヴ・メモリー》 | 2 |
《シャイニーシェイディー》 | 3 |
《魔法の筒》 | 1 |
デッキの回し方
- 3回の直接攻撃で決着を付ける
- 罠カードを駆使して盤面をコントロール
①:3回の直接攻撃で決着を付ける
自身の効果により攻撃力を2500までアップできる《ピースラヴ・アンヘル》、3000までアップできる《オールラヴ・ゴッデス》。
この2体に直接攻撃できる効果を付与できる《ラヴ・シュート》を使いながら、直接攻撃により攻めるのがこのデッキの勝ち筋です。
《ラヴ・シュート》
通常魔法
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドの元々の攻撃力が0の表側表示モンスター(天使族)1体を選ぶ。このターン、そのモンスターの攻撃力は100アップし、直接攻撃できる。このターン、自分はモンスター1体でしか直接攻撃できない。
元々の攻撃力が0の天使族であれば直接攻撃効果を付与できるため、《ピースラヴ・アンヘル》《オールラヴ・ゴッデス》にこの効果を付与しながら戦います。
これらに《オールラヴ・ゴッデス》1回以上を含む計3回の効果付与から直接攻撃を決めることで、決着をつける事ができます。
- 《オールラヴ・ゴッデス》 1回
- 《ピースラヴ・アンヘル》2回
- 3100+2600×2=8300
要となる《ラヴ・シュート》はアタッカーである《ピースラヴ・アンヘル》で墓地から回収する事ができます。
《ピースラヴ・アンヘル》
効果モンスター
レベル7 / 水属性 / 天使族 / 攻0 / 守0
このカードはモンスター(攻撃力0)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】自分の墓地のモンスター(攻撃力0)1体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このカードの攻撃力は次のターン終了時まで2500アップする。その後、自分の墓地の「ラヴ・シュート」1枚を選んで手札に加える事ができる。
この回収効果から《ラヴ・シュート》が手札にかさばることもありますが、攻撃力100アップの効果も含まれているため、戦闘サポートになるのもポイントです。
《ピースラヴ・アンヘル》に使えば攻撃力2600、《オールラヴ・ゴッデス》に使えば3100と高水準の攻撃力を持つモンスターを戦闘破壊しやすくなります。
そしてこの《ピースラヴ・アンヘル》は《ラヴ・レター》《ラヴ・メモリー》で墓地から手札またはフィールドに回収する事ができます。
《ラヴ・レター》
通常魔法
【条件】自分の墓地にモンスターが3体以上いて、その攻撃力の合計が0の場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(天使族/攻撃力0)1体を選んで手札に加える。その後、自分の墓地の「ラヴ・メモリー」1枚を選んで手札に加える事ができる。
デッキ内のモンスターを攻撃力0のモンスターに統一しておくことで、攻撃力0の天使族を何でも回収できる魔法カードです
必要のないタイミングでは手札または魔法&罠ゾーンに温存することができるため、動きの安定性を高めてくれます。
次のターン決め切れる盤面を作れる時は、手札に温存することで確実に決着に追い込むこともあるため、安易にセットするのは要注意です。
《ラヴ・メモリー》
通常罠
【条件】自分フィールドのモンスターが相手の攻撃または相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(天使族/攻撃力0)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
《ラヴ・メモリー》は相手の最後の攻撃による戦闘破壊に対して発動することで《ピースラヴ・アンヘル》をフィールドに残した状態で、次の自分のターンを迎えられるようにしてくれるカードです。
また《ラヴ・レター》は《ラヴ・メモリー》を墓地から回収できるため、動きを安定させることに貢献してくれます。
これらの存在から墓地肥やしを行いながら、必要パーツを手札・フィールド・墓地に揃えていきます。
- 《ラヴ・シュート》を駆使して直接攻撃で攻める
- 要となる《ラヴ・シュート》は《ピースラヴ・アンヘル》で墓地から回収できる
- 《ピースラヴ・アンヘル》は《ラヴ・レター》《ラヴ・メモリー》で手札またはフィールドに回収できる
- 墓地肥やしにより必要パーツを手札・フィールド・墓地に揃える
直接攻撃により決着をつける場合、最低でも3ターンは掛かってしまいます。
そこで《ラヴ・メモリー》を始めとした様々な罠カードで盤面をコントロールしていきます。
②:罠カードを駆使して盤面をコントロール
《ラヴ・メモリー》
通常罠
【条件】自分フィールドのモンスターが相手の攻撃または相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(天使族/攻撃力0)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
前述した通り、《ピースラヴ・アンヘル》をフィールドに維持するのが一番の目的ですが、必要カードが既に手札・フィールドに存在する場合は、他のカードを特殊召喚することで動きをさらに強くする事ができます。
《オールラヴ・ゴッテス》 《ラヴ・シュート》と併用した場合の攻撃力3100直接攻撃要員。 効果の性質上、自身から破壊されることで大きな戦闘ダメージを受ける可能性があるが、《ラヴ・メモリー》によりそれをケアできる。 | |
《キューティーラヴ・アーネラ》 次のターンに相手の魔法・罠カードを除去しながら、攻撃力強化を行える。 最近流行りの破壊耐性を無視しながら攻撃を安全に投資やすくなるのがポイント。 | |
《ラヴ・アンヘル》 攻撃力・守備力の全体弱体化により、戦闘ダメージの増加が狙える。 直接攻撃以外での戦闘ダメージを増やすことで、勝ち筋を早期ターンに通す事ができ。 | |
《ピュアラヴ・エンジェル》 戦闘ダメージのカットと戦線維持。 攻撃力の高いモンスターの展開が得意なデッキ相手であれば、このカード1枚で止まります。 |
選択肢として《ピースラヴ・アンヘル》を含む計5体を挙げていますが、特にメインギミックの動きを強くしてくれる《ピースラヴ・アンヘル》《オールラヴ・ゴッテス》《キューティーラヴ・アーネラ》を特殊召喚する機会が多くなると思います。
状況によって最適なモンスターは異なるので、適切なカードを見極め特殊召喚しましょう。
《ラヴ・プロテクション》
通常罠
【条件】自分フィールドに元々の攻撃力が0の表側表示モンスター(天使族)がいる場合、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時に発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表示形式を変更する。このターン、選んだモンスターの効果は発動できない。
効果モンスターの無力化と表示形式の変更により相手の攻め手を弱める事ができます。
発動タイミングこそ難しいものの、適切なタイミングで発動すればそれだけで相手の動きを止められることもあります。
また《ラヴ・ウルフ》で墓地から回収する事ができ、罠カードを構える状況を作りやすくなっているのもポイントです。
上手く使うには相手のデッキタイプの迅速な判断と、カードプールの熟知が必要ね
《シャイニーシェイディー》
通常罠
【条件】相手ターンに、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分または相手フィールドの表側表示の効果モンスターを合計2体まで選んで裏側守備表示にする。この効果で相手フィールドの元々の攻撃力が2600以上のモンスターを選んだ場合、さらに自分は1500LP回復する。
【ラヴ】は特定のカードを墓地から回収する手段に富んでいます。これにより手札コストはあまり重くなく、【ラヴ】においては使いやすい罠カードです。
相手モンスターを裏側守備表示にすることはもちろんですが、自分のモンスターも裏側守備表示にする事ができるため、《オールラヴ・ゴッテス》が破壊された時のケア手段としても使えるのがポイントです。
後述するレジェンドカードを含め、計8枚の罠カードが採用されており、内4枚は再利用が可能です。
この特徴から安定して罠カードによる妨害に繋げ、3回の直接攻撃に繋げていきます。
他のカードの採用理由
レジェンドカード
《天使の施し》
通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】自分は3枚ドローする。その後、自分は手札2枚を選んで墓地へ送る。
2種類のアタッカーがいるデッキではありますが、その総数は6枚と心元ありません。
そしてデッキコンセプトから《ラヴ・シュート》はいち早く用意したいカードです。
それを安定して実現しやすくするために《天使の施し》を採用しました。
ちなみに墓地のカードを回収できる効果とは相性が良く、それらと併用することで手札を増やすカードとしても使えるのがポイントです。
このおかげで【ラヴ】は他のデッキよりも、《天使の施し》を強く使いやすいのよ!
《魔法の筒》
通常罠(LEGEND)
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】その攻撃を無効にし、[そのモンスターの攻撃力]だけ相手にダメージを与える。
相手への効果ダメージにより直接攻撃回数を1回分減らしてくれます。
直接攻撃を駆使する性質上、相手フィールドにモンスターが残ることもデメリットにはなりにくいため《魔法の筒》を採用しました。
相手が攻撃力の高いモンスターを展開するようなデッキの場合、相手に与えられるダメージはより多くなるため、決着をつけやすくなるのもポイントです。
その他のカード
《ラヴ・ウルフ》 《オールラヴ・ゴッデス》のサポート、攻め手の強化、罠カードの再利用ができるモンスター。 小回りの効く器用な効果から盤面を柔軟に構築していけるモンスター。墓地から回収できる《ラヴ・プロテクション 》は手札に加えるため、手札コストを補えるのもポイントです。 | |
《ラヴ・ダヴ》 墓地肥やしを行うモンスター。 墓地肥やしを行うついでに《ラヴ・エンジェル》《ラヴ・セーフティ》を手札に加えることができ、《ラヴ・ウルフ》のように手札コストを補うこともできます。 | |
《ラヴ・エンジェル》 《ラヴ・ダヴ》の回収対象となるモンスター。 | |
《ラヴ・アーネラ》 墓地のモンスターを再利用するためのモンスター。 手札を増やすカードというよりはデッキを再構築するのが役割で、無闇に効果を使うカードというよりはデッキ内の《ピースラヴ・アンヘル》《オールラヴ・ゴッデス》の比率を高めることで動きが強くしてくれます。この点も意識しながら効果を発動しましょう。 | |
《ラヴ・セーフティ》 相手の動きを制限できる装備魔法カード。 《ピースラヴ・アンヘル》を守るように《オールラヴ・ゴッデス》に装備することで、直接攻撃を3回行う勝ち筋も通しやすくなります。 |
イメージは【罠型エクスキューティー】
- モンスターの展開に必要なカードが少ない
- 動きの柔軟性を高める魔法カードの存在
- 罠カードの選択肢が豊富
この3つの共通点から、今回の【ラヴ】デッキは【罠型エクスキューティー】のイメージです!
①:モンスターの展開に必要なカードが少ない
【エクスキューティー】も【ラヴ】もレベルの高いモンスターを少ないカード消費で展開する事ができます。
これによりリソースの使い方に余裕が生まれるため、相手に対して柔軟に対応しやすくなります。
【ラヴ】は【エクスキューティー】と比較し、アタッカーを生み出す安定性には欠けるものの、生み出せるアタッカーの攻撃力が高く、返しのターンに強くなっています。
②:動きの柔軟性を高める魔法カードの存在
【エクスキューティー】も【ラヴ】もテーマ内のモンスターを自由に回収できる魔法カードがテーマカードとして存在しています。
これにより動きの柔軟性が高まっているのも共通点の一つです。
③:罠カードの選択肢が豊富
【エクスキューティー】も【ラヴ】もテーマ内に存在する罠カードが多く、汎用性の高い罠カードとのシナジーが高いことも共通しています。
中でも《エクスキューティー・キャッチ!》と《ラヴ・プロテクション》、《エクスキューティー・エマージェンシー!》と《ラヴ・メモリー》は役割が似ており、【ラヴ】側は墓地から回収できる分、罠カードを構えやすくなっています。
環境で猛威を振るった強い罠カードを何度も再利用できると思ったら強く感じますよね
まとめ
今回は【ラヴ】デッキのデッキレシピとデッキの回し方について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 3回の直接攻撃で決着を付ける
- 罠カードを駆使して盤面をコントロール
さっそく動画を見て動きをチェック!