皆さんはカードスリーブを使用していますか?
今でこそ当たり前となっているカードスリーブですが、ラッシュデュエルからカードゲームを始めた人や、小学生の頃にしかカードゲームをやったことがないという人には「どんなスリーブを使えばいいのかわからない」という人も多いと思います。
そこで今回は以下の3点についてお話ししていきます。
- ラッシュデュエルに適したスリーブサイズ
- スリーブ構成のパターン
- スリーブの入れ方
これら3点はカードスリーブの基礎となる部分です。
適したスリーブサイズを知ることで、スリーブ購入の際に困らなくなり、スリーブ構成のパターンを知れば自分が選ぶべきスリーブが見えてきます。
そしてスリーブの入れ方が分かれば、ほこりなどの混入を極力抑えることができます。
基礎となる部分なのでスリーブの知識が浅いという人はぜひ読んでみてください!
目次
ラッシュデュエルのカードサイズ
ラッシュデュエルのカードサイズは「横59mm × 縦86mm」になっています。
スリーブのパッケージには「ミニサイズ」「スモールサイズ」と表記されることが多く、これらが表記されたスリーブに適しています。
まず始めに使用箇所ごとのスリーブサイズをまとめました。
スリーブごとのサイズ表
使用箇所 | スリーブの名称 | スリーブサイズ |
---|---|---|
1重目 | インナースリーブ | 60mm × 87mm(62mm × 88mm) |
2重目 | 無地スリーブ/公式スリーブ・キャラクタースリーブ | 63mm × 90mm |
3重目 | オーバースリーブ | 64mm × 91.5mm(65mm × 91.5mm) |
※カッコ内のサイズでも使用することができます。
スリーブを探す際はこちらの表を参考にしてみてください。
使用箇所を記載していますが、全ての人にこれが当てはまるわけではありません。
人によっては「インナースリーブ」「無地スリーブ」のみ、「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」「オーバースリーブ」のみという使い方をする人もいます。
このような差が生まれる理由がスリーブの役割の違いです。
スリーブごとの役割
スリーブの名称 | 役割 |
---|---|
インナースリーブ | 3重目のスリーブを使用しない場合のカードの保護 |
無地スリーブ | デッキの厚みを抑えて使用感を優先したい人のためのスリーブ |
公式スリーブ・キャラクタースリーブ | スリーブのイラストにこだわりたい人のためのスリーブ |
オーバースリーブ | 公式スリーブ・キャラクタースリーブの保護 |
上記のようにスリーブにはそれぞれ異なる役割があります。
「使用感」「スリーブイラストへのこだわり」のどちらを優先するかによって使用するスリーブが異なり、スリーブ構成のパターンが変わります。
スリーブ構成のパターン
スリーブ構成には大きく分けて3つのパターンがあります。
1つ目が「インナースリーブ」+「無地スリーブ」、
2つ目が「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」+「オーバースリーブ」、
3つ目が「インナースリーブ」+「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」+「オーバースリーブ」です。
①「使用感」を重視した2重スリーブ構成
使用箇所 | スリーブの名称 | スリーブサイズ |
---|---|---|
1重目 | インナースリーブ | 60mm × 87mm(62mm × 88mm) |
2重目 | 無地スリーブ | 63mm × 90mm |
「使用感」を重視する場合、1重目に「インナースリーブ」を使用し、2重目のスリーブには表面に何らかの加工が施された「無地スリーブ」を使用します。
「インナースリーブ」は「ヤノマン カードプロテクター インナーガードJr.」が代表的で、薄いのでデッキの厚みを極力抑えることができます。
また柔らかいので「60mm × 87mm」のインナースリーブの中ではかなり入れやすくなっているのも特徴です。
「60mm × 87mm」のインナースリーブはカードにピッタリ装着できるように設計されているため、ほこりが混入しにくくなっています。
そのためインナースリーブはこちらのサイズがおすすめですが、どうしても入れにくいという人は「62mm × 88mm」のインナースリーブでも構いません。
「無地スリーブ」の代表的なスリーブは「Ultimate Guard Katana スリーブ」「ウルトラプロ デッキプロテクタースリーブ」の2種です。
どちらもシャッフルのしやすさに定評があり、カラーバリエーションも豊富であるため、「使用感」を重視するカードプレイヤーに幅広く使用されています。
②「スリーブイラスト」を重視した2重スリーブ構成
使用箇所 | スリーブの名称 | スリーブサイズ |
---|---|---|
1重目 | 無地スリーブ・公式スリーブ・キャラクタースリーブ | 63mm × 90mm |
2重目 | オーバースリーブ | 64mm × 91.5mm(65mm × 91.5mm) |
「スリーブイラスト」を重視する場合は1重目に「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」を使用し、2重目のスリーブには「オーバースリーブ」を使用します。
「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」は種類が最も豊富なスリーブで、自分の好みに合ったイラストのスリーブを使用できるのが特徴です。
しかし「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」は無地スリーブに比べて劣化しやすくなっています。
そのため「オーパースリーブ」を使用することで「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」の劣化を遅らせ、綺麗に長く使えるようにしてくれます。
代表的なスリーブは「ブロッコリー スリーブプロテクター S」です。
「クリア仕様(無加工)」「マット加工」「エンボス加工」と表面の加工にもバリエーションがあるため、使用感も自由に調整することができます。
▶︎【カードスリーブの種類】使用感・質感を変える3種類のカードスリーブについて解説!
③「スリーブイラスト」を重視した3重スリーブ構成
使用箇所 | スリーブの名称 | スリーブサイズ |
---|---|---|
1重目 | インナースリーブ | 60mm × 87mm(62mm × 88mm) |
2重目 | 公式スリーブ・キャラクタースリーブ | 63mm × 90mm |
3重目 | オーバースリーブ | 64mm × 91.5mm(65mm × 91.5mm) |
「スリーブイラスト」を重視した2重スリーブ構成に加え、インナースリーブを使用することもあります。
3重にすることでカードの強度が増し、折れにくくなるのがメリットです。
また「スリーブイラスト」を重視したスリーブ構成を行いながらも、デッキに採用しないカードにインナースリーブを装着したまま収納することができます。
私はデッキに入れないカードも全てスリーブに入れて保管したいため、このスリーブ構成にしています。
ここまでスリーブ構成を3パターン解説してきましたが、どのようにスリーブを装着していくのかわからないという人もいると思います。
そこでスリーブの入れ方についても解説します。
スリーブの入れ方
どの構成にする場合でも、スリーブは交互になるように入れていきます。
こうすることでほこりなどの混入を極力防ぐことができ、万が一、液体物をこぼしてしまった場合でもカードが濡れるのを防ぐことができます。
スリーブを全て同じ方向から入れちゃったら、全てのスリーブにほこりが入りやすくなちゃうもんね
「インナースリーブ」を上から、「無地スリーブ」を下から入れる。
「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」を下から、「オーバースリーブ」を上から入れる。
「インナースリーブ」を上から、「公式スリーブ・キャラクタースリーブ」を下から、「オーバースリーブ」を上から入れる。
インナースリーブには横入れタイプのものも存在します。
縦入れタイプのものに比べて空気が抜けやすくなっているため、デッキの厚みを抑えやすくなっているのが特徴です。
あまり大きな違いはないため、横入れにするか縦入れにするかは好みで問題ありません。
カードをスリーブに入れてすぐは空気が入ってデッキに厚みが出やすくなっているため、上から抑えるなどして空気を抜いておくのがおすすめです!
まとめ
今回はラッシュデュエルに使用するカードスリーブの基礎について解説しました。
まとめるとこんな感じです。
スリーブの名称 | スリーブサイズ |
---|---|
インナースリーブ | 60mm × 87mm(62mm × 88mm) |
無地スリーブ/公式スリーブ・キャラクタースリーブ | 63mm × 90mm |
オーバースリーブ | 64mm × 91.5mm(65mm × 91.5mm) |
スリーブは上下から交互に入れる
基本さえ抑えておけば、スリーブ選びには困りません。
スリーブの硬さ、質感、イラストなどこだわれる部分の多いので、基本を抑えつつ自分なりのスリーブ構成を見つけてみてください!
中には4重以上のスリーブにする人もいるみたいだから人によって構成は様々ね!
昔は私も4重スリーブでした…今は厚みを抑えたくて3重スリーブです
スリーブをこだわってラッシュデュエルをより快適にしましょう!