トリプルビルドパック「エボリューション・インパクト」にて強化された【恐竜族】
マキシマム軸、フュージョン軸、通常モンスター軸(バニラ軸)と3つの方向性で強化された恐竜族ですが、今回はマキシマムモンスターに焦点を当てた構築を解説します。
4つのパターンでマキシマム召喚できるようになり、以前と比較してかなりマキシマム召喚しやすくなっています。
今までにないマキシマムテーマに昇格しています!
目次
デッキレシピの解説
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 31 |
《大剣竜駕ダイナーミクス[L]》 | 3 |
《大恐竜駕ダイナーミクス》 | 3 |
《大鎧竜駕ダイナーミクス[R]》 | 3 |
《憤砕竜アンガーローグ》 | 3 |
《超伝導恐獣》 | 1 |
《大恐竜駕ダイナーミクス[L]》 | 3 |
《大恐竜駕ダイナーミクス[R]》 | 3 |
《恐竜駕ダイナ-トプス》 | 3 |
《恐竜駕ダイナ-ティラノ》 | 3 |
《ナリキング・レックス》 | 3 |
《収集のプラチナドン》 | 3 |
魔法カード | 8 |
---|---|
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》 | 3 |
《ジュラシック・ドロー》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 |
《天使の施し》 | 1 |
罠カード | 8 |
---|---|
《聖なるのバリア -ミラーフォース-》 | 1 |
今回は恐竜族のマキシマムテーマ【ダイナ-ミクス】を軸に構築しました。
これまで全くサポートカードが存在しなかったテーマですが、多数のサポートカードの登場により従来と比較してかなりマキシマム召喚しやすくなっています。
これにより継続的にマキシマム召喚しながら戦えるデッキに仕上がっているのがポイントです。
【ダイナ-ミクス】デッキの回し方:動きの解説
まず、今回のデッキの特徴として以下の強みがあります。
- 様々なバリエーションでマキシマム召喚できる
- マキシマムパーツの回収手段が豊富
①:マキシマム召喚のパターンは4パターン
【ダイナ-ミクス】には自身のカード名をマキシマムパーツと同じカード名に変更する効果を持つモンスターが存在します。
これにより4通りのパターンでマキシマム召喚が行えるようになっており、全て併用することでマキシマム召喚の難易度を格段に下げられるようになっています。
パターン毎の性能は以下の通りです。
- モンスターを2体まで破壊できる
- 罠カードに対する効果破壊耐性を持つ
- レベル7以下のモンスターとの戦闘で破壊されない
- モンスター除去能力が高い(最大3体の除去が可能)
- 種類を問わない効果破壊耐性を持つ
- モンスターを2体まで破壊できる
- 種類を問わない効果破壊耐性を持つ
- レベル7以下のモンスターとの戦闘で破壊されない
- モンスター除去能力が高い(最大3体の除去が可能)
- 罠カードに対する効果破壊耐性を持つ
相手によってパターン毎の強さは若干異なりますが、”Ver.2”での組み合わせでのマキシマム召喚が攻め・守りにおいて最も扱いやすくなっています。
Ver.2パターンのマキシマム召喚の強み
[L]の効果によりレベル9以上のモンスターをバウンスすることで、中央の効果をサポートすることができ、結果的にモンスター3体の除去を行う事ができます。
これにより毎ターン攻撃力3400の直接攻撃を行えるようになっています。
ライフの変動がなければ3回の直接攻撃で決着が付く計算ですね。
また[R]による種類を問わない破壊耐性を得ることができるため、戦闘破壊を強要できるのもポイントです。
と言いつつ攻撃力が低く戦闘にはあまり強くないため、相手ターンでは簡単に戦闘破壊されてしまいます。
そのため、いかにして毎ターン継続してマキシマム召喚できるかがカギとなっています。
以上のことから、全てのマキシマムパーツを併用してマキシマム召喚の難易度を格段に下げる構築に至りました。
全てのマキシマムパーツ採用により、素引きでもある程度パーツが揃うようになっているわ!
これに加えてドローソース・墓地回収手段を取り入れることでさらにマキシマム召喚しやすくなっています。
②:ドローソース・墓地回収を駆使してマキシマムパーツを集める
ドローソース・墓地回収を行えるカードには以下のカードが存在します。
ドローソースとなるカード
《ナリキング・レックス》 ・ドローにより手札にリソースを1枚分増やす事ができるモンスター。 相手依存ではありますが、扱いやすい条件でリソースを増やす事ができます。 恐竜族モンスターの中では唯一のドローソースとなっており、マキシマム召喚できない場面では間接的な最上級モンスターの展開サポートになります。 | |
《ジュラシック・ドロー》 ・恐竜族モンスターをドローに変換できるカード。 恐竜族専用のドローソースでシンプルに使いカードです。 | |
《天使の施し》 ・質の良い手札交換を行えるカード。 恐竜族は《恐竜駕ダイナ-トプス》によりリソースの回復も行えるため、再現性を高めることを優先して《天使の施し》を採用しました。 | |
《コスモス姫のお戯れ》 ・手札のカードを相手のカードの破壊に変換できるカード。 追加効果によるドローは相手フィールドに依存しますが、不要なカードを処理しながらドローに繋げる事ができます。 モンスターの採用枚数が多く《恐竜駕ダイナ-トプス》により手札を増やすこともできるため、発動しやすいのもポイントです。 |
墓地回収を行えるカード
《恐竜駕ダイナ-トプス》 ・好きなマキシマムパーツをノーコストで回収できるモンスター。 効果の性質からかなり扱いやすいモンスターで、十分な手札交換・墓地肥やしが行えている状況では、好きなパターンでマキシマム召喚する術になります。 マキシマム召喚できない状況でも最上級・下級モンスターの確保に繋がるため展開サポートになるのがポイントです。 | |
《収集のプラチナドン》 ・恐竜族・最上級モンスターを回収できるモンスター。 マキシマムパーツの中では中央パーツしか回収する事ができませんが、最上級モンスターも回収する事ができるためマキシマム召喚できない場面でも臨機応変に戦えるようにしてくれます。 |
ちなみにマキシマムパーツである《大鎧竜駕ダイナーミクス[R]》は単体では2枚分の墓地肥やしカードとしても使用する事ができるため、間接的にマキシマム召喚をサポートする事ができます。
《ダイナ・ボディ・ヒート》不採用
装備魔法
【条件】自分フィールドの表側表示モンスター(恐竜族)1体に装備できる。
【効果】装備モンスターは相手の効果では破壊されず、その攻撃は貫通する。相手ターンに装備モンスターが自分フィールドに表側表示でいる限り、装備モンスターは効果では手札・デッキ・EXデッキに戻されない。
《収集のプラチナドン》の効果で墓地から回収できる装備魔法で、装備モンスターに貫通、効果破壊耐性、バウンス耐性の付与と強固なモンスターに仕上げてくれます。
しかしマキシマムモードの《大恐竜駕ダイナーミクス》は相手モンスター3体を除去する事ができるため、貫通の必要性が薄く、攻撃力の低さから効果破壊耐性、バウンス耐性を付与しても戦闘で破壊されやすくなっています。
以上のことから今回は採用を見送りました。
効果の性質的に有利な状況をさらに有利にするカードで、不利な状況ではほとんど役に立たないのも問題です
③:相手の魔法・罠カードを除去して攻撃を確実に通していく
マキシマム召喚後の攻撃を安全に通すために、相手の魔法・罠カードも併用していきます。
そのために使用するのが以下のカードです。
《恐竜駕ダイナ-ティラノ》
効果モンスター
レベル3 / 地属性 / 恐竜族 / 攻1000 / 守0
【条件】自分の墓地のモンスターが恐竜族のみの場合、自分フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
デッキ内のモンスターを恐竜族に統一する必要がありますが、フィールドのカード1枚を相手の魔法・罠カードの破壊に変換する事ができます。
モンスターである点が強みで、魔法・罠カードの破壊が必要でない状況では、アドバンス召喚のリリースのためにも使う事ができます。
この性質から本デッキは下級モンスターを多めに採用しています。
またマキシマムモードの《大恐竜駕ダイナーミクス》は効果発動に手札のモンスターをコストに要求するため、モンスターの採用枚数の多さが《大恐竜駕ダイナーミクス》の効果発動のしやすさに繋がっています。
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》
通常魔法
【条件】自分の墓地のモンスター(恐竜族)4体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。その後、自分フィールドに表側表示モンスター(レベル10)がいる場合、相手に1000ダメージを与える事ができる。
【ダイナ-ミクス】は《恐竜駕ダイナ-ティラノ》採用の弊害として、墓地のカードを再利用するモンスターを採用できないというデメリットがあります。
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》はこのデメリットを補いつつ、相手のカードを破壊するカードになっています。
コストは重いですがモンスターを多めに採用していることから、見た目よりは発動しやすくなっています。
1000ダメージは《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》を2枚以上引けている場合に有効で、本来3回の直接攻撃が必要な《大恐竜駕ダイナーミクス》の攻撃を2回に減らしてくれます。
《大恐竜駕ダイナーミクス》(マキシマムモード時の攻撃力3400)× 2 + 1000ダメージ × 2 =8800
正直なところ、一回の発動でライフを削り切れるように1200ダメージにして欲しかったわね
なんだか惜しいカードだわ…
④:マキシマム召喚できない場面では最上級モンスターを駆使して戦う
マキシマム召喚できない場面では《憤砕竜アンガーローグ》《超伝導恐獣》を駆使して戦います。
《憤砕竜アンガーローグ》 相手モンスターの攻撃力を1600ダウンさせる事ができるため、攻撃力4000以下のモンスターを一方的に戦闘破壊する事ができます。 効果発動には自身以外の恐竜族が必要であり、攻撃力をダウンさせるモンスターを選択デッキない点は要注意です。 | |
《超伝導恐獣》 3300という高い攻撃力から突破難易度が高く、維持できた次のターンにマキシマム召喚できる盤面では自身をリリースすることで1000ダメージに繋げる事ができます。 |
これら2体は《収集のプラチナドン》で墓地から回収することもできるため、《ジュラシック・ドロー》《コスモス姫のお戯れ》のコストとしても使いやすく、臨機応変に扱いやすのがポイントです。
以上が【ダイナ-ミクス】デッキの回し方です。
他のカードの採用理由
《聖なるバリア -ミラーフォース-》 ・攻撃表示モンスター全てを破壊できるカード。 基本的に打たれ弱い盤面形成しかできないため、それをケアする手段になります。 《狡猾な落とし穴》もおすすめです。 |
まとめ
今回は【ダイナ-ミクス】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- ドローソース・墓地回収を駆使してマキシマム召喚に繋げる
- 魔法・罠カードの破壊により攻撃を確実に通していく
- マキシマム召喚できない場面では最上級モンスターを駆使して戦う
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》でデッキに戻すカードはマキシマム召喚をサポートするカードを優先するのがポイント!
以前と比べてかなりマキシマム召喚がしやすくなったテーマ!構築の基盤としてご活用ください!