「幻影のダークマター」にて大幅に強化されたテーマ【幻刃】【幻壊】
この2つのテーマを組み合わせた【幻竜族】デッキですが、今回の強化で従来以上にフュージョン召喚を行いやすくなり、展開力も格段に増しました。
どのように強化されたのか、気になる方も多いですよね?
そこで今回は【幻竜族】のデッキレシピを解説します。
最上級モンスターを展開する力がさらに伸びていて流行りの《コスモス姫のお戯れ》も無理なく採用できるようになりました!
目次
デッキレシピの解説
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 25 |
《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》 | 3 |
《幻壊爆竜バクハムート》 | 3 |
《幻刃竜ビルド・ドラゴン》 | 2 |
《幻煌龍 スパイラル》 | 1 |
《幻刃歩哨ドラグライン》 | 3 |
《幻壊兵アシバ・ピッケ》 | 3 |
《幻壊兵ヘル・メット》 | 3 |
《幻刃兵站デスク・タラスク》 | 3 |
《ダークネス・ファントマイト》 | 3 |
《幻壊兵ショック・ドゥ》 | 1 |
魔法カード | 12 |
---|---|
《幻の三角スケール》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 3 |
《フュージョン》 | 2 |
《強欲な壺》 | 1 |
《透幻郷の錦綉》 | 3 |
罠カード | 3 |
---|---|
《幻壊奥義-一式攻事》 | 2 |
《砂塵のバリア -ダスト・フォース-》 | 1 |
エクストラデッキ(9枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《幻壊爆竜デンジャラス・バクハムート》 | 3 |
《幻壊溶竜ダークネス・バクハムート》 | 3 |
《幻壊帝バクハカイザー》 | 3 |
【幻竜族】には以下の強みがあります。
- 最上級モンスターの展開力
- デッキトップ固定による確定ドロー
- 豊富な墓地肥やし手段
今回の構築では、この強みを活かせるよう意識して構築しました。
①:最上級モンスターの展開力
幻竜族には以下の特徴を持つモンスターがいます。
- 墓地のモンスターを特殊召喚できるモンスター
- ダブルコストモンスター
- ドロー効果を持つモンスター
これらを併用することで最上級モンスターの複数展開に繋げていきます。
《幻刃歩哨ドラグライン》
効果モンスター
レベル4 / 地属性 / 幻竜族 / 攻1000 / 守1300
【条件】自分の墓地のモンスター(幻竜族)3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル8/幻竜族)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果で「幻刃竜ビルド・ドラゴン」を特殊召喚した場合、さらに自分の墓地のモンスター(幻竜族/守備力0)1体を選んで手札に加えることができる。
墓地のレベル8モンスターを特殊召喚できるモンスターです。
これによりノーコストで最上級モンスターを展開できる他、自身はアドバンス召喚のためのリリースに使うことができます。
加えて《幻刃竜ビルド・ドラゴン》を特殊召喚した時のリターンがさらに大きく、以下のモンスターを墓地から回収することができます。
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》
- 《ダークネス・ファントマイト》
《ダークネス・ファントマイト》を回収すれば、戦闘サポートやアドバンス召喚のためのリリースの確保。
《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》を回収すれば最上級モンスターの展開に繋げることができます。
召喚反応系の罠カードで自分のモンスターが一層された場合のケア手段にもなったりとかなり優秀です!
《幻壊兵アシバ・ピッケ》
効果モンスター
レベル4 / 炎属性 / 幻竜族 / 攻100 / 守1100
【条件】自分フィールドのモンスターが2体以下の場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカードを[自分フィールドの表側表示モンスター(幻竜族)の数]×2枚墓地へ送る。その中にモンスターが2体以上いた場合、さらにこのターン、モンスター(幻竜族)をアドバンス召喚する場合、表側表示のこのカードは2体分のリリースにできる。
自身をダブルコストモンスター(アドバンス召喚のための2体分のリリース)として使用できるモンスターです。
これにより最上級モンスターを少ないカード消費で展開できるようになります。
ちなみに効果はデッキトップに依存しますが、最大4枚の墓地肥やしを行えるため、適用に失敗することはほとんどありません。
《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》
効果モンスター
レベル10 / 地属性 / 幻竜族 / 攻2500 / 守0
このカードはマキシマムモンスター1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】自分のデッキのカードが10枚以上で、自分の墓地のモンスターが幻竜族のみの場合に発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。その後、自分の手札・フィールドのモンスター(幻竜族)を素材として墓地へ送ってフュージョン召喚できる。
1枚ドローする効果を持つモンスターです。
この効果により実質上級モンスターと同じカード消費で召喚できるため、最上級モンスターの複数展開に貢献することができます。
また手札・フィールドのモンスターを素材にフュージョン召喚する効果も強力で、少ないカード消費で最上級モンスターを展開する手段になります。
そして《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》などのドローソースとなる効果は「デッキトップを固定する効果」によりさらに活かすことができます。
②:デッキトップ固定による確定ドロー
デッキトップの固定は以下の2種で行うことができます。
- 《幻壊兵ショック・ドゥ》
- 《透幻郷の錦綉》
ドロー効果の前にこれらの効果を発動しておくことで、実質墓地のモンスターを回収する手段として使用することができます。
特に《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》とは相性が良く、手札・フィールドに足りないフュージョン素材を回収することで、そのままフュージョン召喚に繋げることができます。
フュージョンモンスターの中では《幻壊帝バクハカイザー》が特に扱いやすくなっています。
《幻壊帝バクハカイザー》
フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 炎属性 / 幻竜族 / 攻2600 / 守0
「幻壊兵ヘル・メット」+モンスター(幻竜族)
【条件】手札のモンスター(幻竜族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手の墓地のカードを3枚まで選んでデッキに戻す。この効果の条件でモンスター(レベル8以上)を墓地へ送った場合、さらにこのカードの攻撃力はターン終了時まで、[この効果の条件で戻したカードの数]×300アップする。
注目すべきはそのフュージョン素材で「《幻壊兵ヘル・メット》+幻竜族」というかなり緩い素材でフュージョン召喚することができます。
これにより《幻刃歩哨ドラグライン》ような、効果発動後にフィールドに残ってしまった下級モンスターを最上級モンスターへと変換できるようになります。
《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》と「デッキトップを固定する効果」を併用する場合は、この点も意識して最上級モンスターの展開に繋げましょう。
ここまで解説した「最上級モンスターの展開力」と「デッキトップ固定による確定ドロー」ですが、安定して行うには墓地肥やしが必須になります。
そこで幻竜族の豊富な墓地肥やし手段でサポートします。
③:豊富な墓地肥やし手段
幻竜族は以下の2種のカードで墓地肥やしを行うことができます。
- 《幻壊兵アシバ・ピッケ》
- 《幻刃兵站デスク・タラスク》
どちらも3〜4枚の墓地肥やしを行いながら、別の役割のカードとしても使うことができます。
※《幻壊兵アシバ・ピッケ》の役割は前述した通りです。
《幻刃兵站デスク・タラスク》
効果モンスター
レベル1 / 炎属性 / 幻竜族 / 攻200 / 守100
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。その後、自分の墓地の「フュージョン」またはフィールド魔法1枚を選んで手札に加える事ができる。このターン、自分はモンスター(幻竜族以外)で攻撃できない。
墓地肥やしを行いながら《フュージョン》や《透幻郷の錦綉》を墓地から回収することができるモンスターです。
- 《フュージョン》を回収してフュージョン召喚に繋げる
- 《透幻郷の錦綉》を回収して攻撃力の強化、貫通付与、デッキトップの固定に繋げる
このように回収するカードにより、さらに別の役割を持つカードとしても使用することができます。
手札コストが必要であるためコスパの悪い墓地肥やしのようにも感じますが、回収効果の適用は先攻・後攻1ターン目でも69%と高く基本的に損失がないのもポイントです。
【幻竜族】デッキの展開例
デュエル中によく使用する展開例も一部記載するので、プレイの際の参考にしてみてください。
パターン①:最上級モンスター3体展開
※4枚目は幻竜族モンスターであれば何でも可
※《幻壊兵ヘル・メット》と4枚目の幻竜族モンスターは《幻壊兵ショック・ドゥ》1枚でも可。
※《幻壊爆竜バクハムート》は《幻刃竜ビルド・ドラゴン》でも可。
- 《幻刃歩哨ドラグライン》と幻竜族モンスターを召喚
- 《幻刃歩哨ドラグライン》の効果により《幻壊爆竜バクハムート》を墓地から特殊召喚
- 《幻刃歩哨ドラグライン》と幻竜族モンスターをリリースし、《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》をアドバンス召喚
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果により1枚ドローし、ドローした幻竜族モンスターと手札の《幻壊兵ヘル・メット》を素材に《幻壊帝バクハカイザー》をフュージョン召喚
※《幻壊兵ショック・ドゥ》を使用する場合は墓地に《幻壊兵ヘル・メット》が必要。
- 《幻刃歩哨ドラグライン》と《幻壊兵ショック・ドゥ》を召喚
- 《幻刃歩哨ドラグライン》の効果により《幻壊爆竜バクハムート》を墓地から特殊召喚
- 《幻壊兵ショック・ドゥ》の効果により墓地の幻竜族モンスターをデッキの上に戻し、《幻壊兵ヘル・メット》を墓地から回収
- 《幻刃歩哨ドラグライン》と《幻壊兵ショック・ドゥ》をリリースし、《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》をアドバンス召喚
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果により1枚ドローし、ドローした幻竜族モンスターと手札の《幻壊兵ヘル・メット》を素材に《幻壊帝バクハカイザー》をフュージョン召喚
墓地肥やしで整った墓地を使用することでできるスタンダードな展開です。
フュージョン召喚を行えるかはドローするカードに左右されてしまいますが、手札に5枚目の幻竜族モンスターがあれば確実にフュージョン召喚することができます。
3〜4枚のカードを使って行う展開ではありますが、最上級モンスター3体の処理を押し付けることができます。
ちなみに《幻刃竜ビルド・ドラゴン》が墓地にあれば、さらに1枚少ない枚数で展開できるのがポイントです。
パターン②:確定フュージョン展開
※《幻壊兵アシバ・ピッケ》《透幻郷の錦綉》は《幻壊兵ショック・ドゥ》1枚でも可。
- 《幻刃歩哨ドラグライン》《幻壊兵アシバ・ピッケ》を召喚
- 《幻壊兵アシバ・ピッケ》の効果を発動し、自身をダブルコストモンスターにする
- 《幻刃歩哨ドラグライン》の効果により《幻刃竜ビルド・ドラゴン》を墓地から特殊召喚し、《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》を墓地から回収
- 《幻壊兵アシバ・ピッケ》をリリースし《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》をアドバンス召喚
- 《透幻郷の錦綉》を発動し、発動条件により《幻壊兵ヘル・メット》をデッキの上に戻す
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果によりデッキの上の《幻壊兵ヘル・メット》をドローし、手札の《幻壊兵ヘル・メット》とフィールドの《幻刃歩哨ドラグライン》を素材に《幻壊帝バクハカイザー》をフュージョン召喚
- 《幻刃歩哨ドラグライン》《幻壊兵ショック・ドゥ》を召喚
- 《幻壊兵ショック・ドゥ》の効果を発動し、発動条件により幻竜族モンスターをデッキの上に戻す。そして効果により《幻壊兵ヘル・メット》を墓地から回収
- 《幻刃歩哨ドラグライン》の効果により《幻刃竜ビルド・ドラゴン》を墓地から特殊召喚し、《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》を墓地から回収
- 《幻刃歩哨ドラグライン》《幻壊兵ショック・ドゥ》をリリースし《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》をアドバンス召喚
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果によりデッキの上の幻竜族モンスターをドローし、手札の《幻壊兵ヘル・メット》と幻竜族モンスターを素材に《幻壊帝バクハカイザー》をフュージョン召喚
《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》と「デッキトップを固定する効果」を絡めることにより確実にフュージョン召喚まで繋げるパターンの展開です。
2〜3枚のカードで行うことができ、こちらも最上級モンスター3体の処理を押し付けることができます。
パターン①とは異なり、こちらは展開の過程で《透幻郷の錦綉》を発動しています。
そのため攻撃力2800以上のモンスター3体が展開されており、さらに強い盤面が形成されているのがポイントです。
パターン③:フュージョン先選択展開
※4枚目は幻竜族モンスターであれば何でも可
※《幻壊兵アシバ・ピッケ》《透幻郷の錦綉》は《幻壊兵ショック・ドゥ》1枚でも可。
※《幻壊兵ショック・ドゥ》を使用する場合は墓地に幻竜族モンスター1体が余分に必要。
- 《幻壊兵アシバ・ピッケ》と幻竜族モンスターを召喚
- 《幻壊兵アシバ・ピッケ》の効果を発動し、自身をダブルコストモンスターにする
- 《幻壊兵アシバ・ピッケ》をリリースし《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》をアドバンス召喚
- 《透幻郷の錦綉》を発動し、発動条件により《幻壊兵ヘル・メット》をデッキの上に戻す
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果によりデッキの上の《幻壊兵ヘル・メット》をドローし、手札の《幻壊兵ヘル・メット》とフィールドの幻竜族モンスターを素材に《幻壊帝バクハカイザー》をフュージョン召喚
- 《幻壊兵ショック・ドゥ》と幻竜族モンスターを召喚
- 《幻壊兵ショック・ドゥ》の効果を発動し、発動条件により幻竜族モンスターをデッキの上に戻す。そして効果により《幻壊兵ヘル・メット》を墓地から回収
- 《幻壊兵ショック・ドゥ》と幻竜族モンスターをリリースし《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》をアドバンス召喚
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果によりデッキの上の幻竜族モンスターをドローし、手札の《幻壊兵ヘル・メット》と幻竜族モンスターを素材に《幻壊帝バクハカイザー》をフュージョン召喚
こちらは最上級モンスター2体の展開を行うパターンですが、手札の4枚目の幻竜族モンスターによりフュージョン先を選択できる展開パターンです。
フュージョン先として選択できるモンスターはどちらも相手のカードを破壊する効果を持ち、戦闘ダメージの確保や相手リソース除去に貢献してくれます。
相手モンスターを2体まで破壊できるモンスター。 戦闘破壊の難しい攻撃力・守備力の高いモンスターの他、裏側表示のモンスターも破壊することができ、戦闘ダメージに貢献してくれます。 最大1000ダメージの効果ダメージも地味に優秀です。 | |
相手の裏側表示のカードを最大3枚破壊できるモンスター。 破壊できる枚数が相手のデッキの上のカードに依存するため、安定はしませんが最大3枚相手の裏側表示のカードを破壊することができます。 こちらも相手への効果ダメージを与えることができます。 |
パターン④:《幻刃竜ビルド・ドラゴン》展開
- 《幻刃歩哨ドラグライン》を召喚し、効果により《幻刃竜ビルド・ドラゴン》を墓地から特殊召喚
- 《透幻郷の錦綉》を発動する
- 《幻刃竜ビルド・ドラゴン》の効果により《幻煌龍 スパイラル》を墓地から特殊召喚
レジェンドカードを使用するため再現性はあまり高くありませんが2枚で最上級モンスター2体の展開まで繋げることができます。
ここまでの解説でもわかる通り、《幻刃歩哨ドラグライン》はモンスターの展開の要であり、かなり優秀です。
そのため効果発動のコストでは墓地の2枚目以降の《幻刃歩哨ドラグライン》を積極的にデッキに戻しましょう。
他のカードの採用理由
《幻壊爆竜バクハムート》 フュージョン素材兼アタッカー。 相手モンスターの破壊を行うことができ、攻撃力の高い相手モンスターへの対抗手段になります。 | |
《幻刃竜ビルド・ドラゴン》 《幻刃歩哨ドラグライン》の追加効果を狙うためのモンスター兼アタッカー。 墓地肥やしの過程で《幻煌龍 スパイラル》が墓地へ落ちていればさらに強く使うことができます。 1枚でも墓地へ落ちていれば役割をこなせるため2枚の採用に留めています。 | |
《幻煌龍 スパイラル》 《幻刃歩哨ドラグライン》で特殊召喚できる最も攻撃力・守備力の高いアタッカー。 《透幻郷の錦綉》を発動できていれば、【幻竜族】が苦手とする攻撃力・守備力3100以下の破壊耐性を持つモンスターを戦闘破壊できるようになります。 | |
《幻壊兵ヘル・メット》 フュージョン素材モンスター。 フュージョン召喚は基本的に《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》の効果で行うため、効果を発動する機会はほとんどありません。 自身の効果で《フュージョン》を墓地から回収することで下振れをケアできるのがポイントです。 | |
《ダークネス・ファントマイト》 相手モンスターを裏側守備表示することで戦闘をサポートできるフュージョン素材モンスター。 【幻竜族】が苦手とする攻撃力2900以上の破壊耐性モンスターに対する回答手段にもなり、大会環境で流行りの《七宝神-良財》を裏側守備表示にすることで各種破壊効果をサポートするためにも使うことができます。 また《透幻郷の錦綉》による貫通付与も活かしやすいモンスターで幅広い用途で使用することができます。 | |
《幻壊兵ショック・ドゥ》 4枚目の《幻壊兵アシバ・ピッケ》兼《透幻郷の錦綉》になるモンスター。 1枚で2役の役割をこなすことができる優秀なカードですが、墓地に《幻壊兵ヘル・メット》がいなければ強く使えないため1枚の採用に留めています。 ちなみに《幻煌龍 スパイラル》を墓地から回収することもできます。 | |
《幻の三角スケール》 手札交換を行うカード。 全てのモンスターをコストにすることができシンプルに優秀です。 | |
《コスモス姫のお戯れ》 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》や《幻壊兵ショック・ドゥ》で増えた手札を相手のカードの破壊に変換できるカード。 このデッキでは唯一メインデッキに入る魔法・罠破壊手段であり、手札事故のケアなど様々な場面で活用することができます。 | |
《フュージョン》 フュージョン召喚を行うためのカード。 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》でフュージョン召喚を行うことが多い性質上、フィールドに残ってしまうことも多いため、《幻刃兵站デスク・タラスク》の手札コスト軽減、《幻壊兵ヘル・メット》を引けている場合の下振れケアとして2枚採用しています。 | |
《強欲な壺》 2枚のドローにより手数を増やせるカード。 墓地肥やしを行うカードは既に多く採用しておりデッキを回転させる力はあるため、手数が増えることを優先して《天使の施し》ではなくこちらを優先しています。 | |
《透幻郷の錦綉》 デッキトップを固定するためのカード。 攻撃力強化と貫通付与も強力で、盤面をより強固にすることができます。 | |
《幻壊奥義-一式攻事》 相手の攻撃表示モンスターを一掃することで、次のターンの戦闘ダメージに貢献してくれるカード。 十分に肥えた墓地を使ってデッキの再構築も行うことができ、発動できた時のリターンはかなり大きいです。 自由枠であるため好きな魔法・罠カードと入れ替えてもいいと思います。 | |
《砂塵のバリア -ダスト・フォース-》 相手モンスター全ての攻撃を無効にするためのカード。 《ダークネス・ファントマイト》の罠カード版といった感じで、裏側守備表示することで、各種破壊効果や貫通攻撃をサポートすることができます。 |
【幻竜族】の弱点
- 攻撃力2900以上の破壊耐性を持つモンスターに弱い
- 効果による破壊に弱い
簡素的になりますが【幻竜族】の弱点も紹介します。
①:攻撃力2900以上の破壊耐性を持つモンスターに弱い
【幻竜族】は安定して2900以上の攻撃力を得ることが難しいテーマです。
それらのモンスターには各種破壊効果を駆使して突破していくのですが、突破したいモンスターが破壊耐性を持っている場合、突破が困難になります。
一応、レベル9以下であれば《ダークネス・ファントマイト》の効果で裏側守備表示できるため、その場合は戦闘や各種破壊効果により突破できるので完全に突破手段がないわけではありません。
大会環境にこのようなモンスターが多い場合は《陰陽封陣》や《ジョインテック・ジョイント》などで対応できるようにしておくのがおすすめです。
通常魔法
【条件】自分の墓地のモンスター4体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで[選んだモンスターのレベル]×200ダウンする。
通常魔法
【条件】自分の墓地のモンスター2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示にする。その後、自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送ってモンスター(レベル9以下/地属性・闇属性/機械族)をフュージョン召喚できる。
②:効果による破壊に弱い
最上級モンスターを容易に展開できる【幻竜族】ですが、全てのモンスターが破壊耐性を持っていません。
そのためモンスターを破壊する効果を多く採用するデッキに対しては、盤面処理を押し付ける行為が有効に働きにくくなってしまいます。
一応テーマ内にも破壊耐性を付与するカードは存在するため、対策したい場合は採用するのもおすすめです。
《幻壊大鎧戸》
装備魔法
【条件】自分フィールドの表側表示モンスター(幻竜族)1体に装備できる。
【効果】装備モンスターは攻撃表示でいる限り、戦闘では破壊されない。自分または相手のフィールドゾーンにカードがある場合、装備モンスターとこのカードは効果では破壊されない。
《サンセットリバース》とか破壊耐性を付与できる汎用カードはあるんだけどそんなに相性は良くないのよね
通常罠
【条件】相手ターンに相手がドローした時、または自分フィールドのモンスターが相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の手札または自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。その後、このカード以外の自分フィールドのカードを3枚まで選ぶ。このターン、選んだカードは相手の効果で破壊されない。
まとめ
今回は【幻竜族】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 最上級モンスターの複数展開を目指す
- 豊富な墓地肥やし手段やドローソースにより下準備を行う
- 《夢幻重騎ビルド・ドラグーン》と「デッキトップを固定する効果」の併用で確実なフュージョン召喚を行うのがポイント
新たなカードでかなり展開力が上がった幻竜族
フュージョン召喚もできる楽しいデッキなのでぜひ構築してみてください!