《交戦魚サメガロン》を活躍させたい!
そんな思いから、今回は魔法使い族を主軸にした【サメガロン】デッキを構築しました。
弱いと言われる「サメガロン」に妙な愛着が湧いている。そんな方におすすめです。
カード1枚ごとに採用理由を解説しています。よかったらデッキ構築の参考にしてみてください。
それでは紹介していきます。
目次
【サメガロン】デッキのデッキレシピ
- メインデッキ:40枚
モンスター(35枚)
《古の守り亀》× 2
《セイント・バード》× 1
《ダーク・ソーサラー》× 3
《輝岩竜》× 3
《ささやきの妖精》× 3
《フェニックス・ドラゴン》× 3
《ルミナス・シャーマン》× 1
《守護の竜魔導士》× 2
《イカズチのサンダー》× 3
《ミスティック・ディーラー》× 3
《グラビティ・プレス・ドラゴン》× 2
《風使いトルネ》× 1
《セブンスロード・マジシャン》× 1
《交戦魚サメガロン》× 3
《連撃竜ドラギアス》× 2
《魔将ヤメルーラ》× 2
魔法カード(5枚)
《マジカル・ストリーム》× 3
《旧神の印》× 2
罠カード(0枚)
デッキレシピの画像はカーナベル株式会社さんの「Deck Maker」を使用しています。
参考 Deck Maker (デッキメーカー) – スマホで簡単!デッキ作成
デッキコンセプト
守備表示モンスターを攻撃表示に変更する《交戦魚サメガロン》の効果は有利な状況をさらに有利にする効果です。
そのため有利な状況を作り出すために、相手に手札事故を起こさせ、無理やり有利な状況に持っていくことをコンセプトにしたデッキです。
手札事故を起こさせるために《ささやきの妖精》をフルに採用し、相手の魔法・罠破壊カードを腐らせるために、罠カードを不採用にしています。
このデッキの強みと弱み
- 相手の魔法・罠破壊カードを腐らせることができる。
- 守備表示モンスターを攻撃表示に変更させやすく、戦闘ダメージを与えやすい。
- 相手ターンでの妨害手段・戦闘補助手段がない。
各カードの採用理由
カードの種類ごとに重要度順でお話ししていきます。
モンスター
効果モンスター
レベル7 / 水属性 / 魚族 / 攻2300 / 守500
【条件】手札のモンスター(水属性)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの守備表示モンスター1体を選んで表側攻撃表示にする。
このデッキのキーカード。効果の性質上、相手に戦闘ダメージを与えやすいのが特徴です。
攻撃力は最上級モンスターにしては少し低めです。そのため《連撃竜ドラギアス》など攻撃力2500のモンスターは《グラビティ・プレス・ドラゴン》や《イカズチのサンダー》とあわせて突破していきます。
最も使いたいカードであるため3枚採用しました。
効果モンスター
レベル6 / 風属性 / 魔法使い族 / 攻1600 / 守1000
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表示形式を変更する(攻撃表示は表側守備表示に、守備表示は表側攻撃表示にする)。
4枚目の《交戦魚サメガロン》。4枚目の《交戦魚サメガロン》でありながら、《交戦魚サメガロン》が単体で突破できない《連撃竜ドラギアス》も突破することができます。
他の上級・最上級モンスターとの兼ね合いで、採用枚数は1枚にしました。
《交戦魚サメガロン》より使い勝手いいのは内緒です
効果モンスター
レベル2 / 風属性 / 魔法使い族 / 攻800 / 守1200
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手の墓地のモンスターを2体まで選んでデッキに戻す。
このデッキのコンセプトの主軸となるカード。できる限り下級モンスターをデッキに戻し、《交戦魚サメガロン》を突破できない状況に誘導するのがこのカードの使用目的です。
想定する状況は以下の通りです。
- 下級モンスターを引きすぎる
- 《交戦魚サメガロン》を突破できないためモンスターをセットする
手札を消費しきれなかった場合、ドロー枚数も減ります。そのためうまく決まれば悪循環を引き起こすことができます。
魔法・罠破壊カードが腐るように構築しているため、罠カードを採用しているデッキよりは決まりやすくなっています
効果モンスター
レベル8 / 闇属性 / 戦士族 / 攻2500 / 守2500
【条件】このカードを召喚したターンに、このカードの表示形式を変更して発動できる(攻撃表示は表側守備表示に、守備表示は表側攻撃表示にする)。
【効果】次の相手ターン終了時まで、このカードが表側表示の間、お互いはモンスター(レベル7以上)をアドバンス召喚できない。
最上級モンスターの召喚を封じることでモンスターのセットを強要させるカード。
《交戦魚サメガロン》が単体で突破できない最上級モンスターの召喚を封じ、モンスターのセットを強要させることで《交戦魚サメガロン》の効果を利用しやすくすることができます。
《交戦魚サメガロン》と相性の良いカードですが、既に存在する最上級モンスターには強く使うことができないため、2枚の採用にしました。
守備表示で《連撃竜ドラギアス》を止めたり、《グラビティ・プレス・ドラゴン》とあわせれば《青眼の白龍》を突破できる点も採用理由の一つです
効果モンスター
レベル7 / 光属性 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守1500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このターン、このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。
ライフ差でセットを強要させる最上級モンスター。
《連撃竜ドラギアス》は効果の性質上、相手にダメージを与えやすく、相手のライフを大きく削ることで間接的にモンスターのセットを強要させることができます。
《ささやきの妖精》で下級モンスターばかりの手札事故を起こさせた時、相手が3体セットした場合に《交戦魚サメガロン》や《風使いトルネ》がいなければ戦闘ダメージを与えることができません。
《連撃竜ドラギアス》は2回攻撃できる効果により、その欠点も補ってくれます。
《フェニックス・ドラゴン》で再利用できる点も評価が高いですね。
再利用できることも考慮して2枚採用しました。
効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻2100 / 守1500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[自分の墓地のモンスターの属性の種類]×300アップする。
最上級モンスター突破用カード。《青眼の白龍》も単体で突破することができます。
《交戦魚サメガロン》と《風使いトルネ》で相手モンスターを攻撃表示にすることで、高い攻撃力を無理矢理通すこともできます。
《交戦魚サメガロン》の突破可能範囲を補えますが枠の問題から1枚の採用にとどめました。
効果モンスター
レベル6 / 地属性 / ドラゴン族 / 攻1500 / 守1000
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、ターン終了時までその攻撃力・守備力は700ダウンする。
戦闘補助カード。上級モンスターであるため使用する際は消費枚数が多くなってしまいますが、《フェニックス・ドラゴン》で何度でも再利用可能することができます。
単体でも《セブンスロード・マジシャン》を突破することができ、《交戦魚サメガロン》も攻撃力2500のモンスター(最上級モンスター)を突破できるようになりますが、《火の粉のカーテン》に弱いのは要注意です。
《フェニックス・ドラゴン》で再利用できる点を考慮して採用枚数は2枚にしました。
効果モンスター
レベル2 / 炎属性 / ドラゴン族 / 攻500 / 守500
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル5以上/ドラゴン族)1体を選んで手札に加える。
下級モンスターとしても3枚目以降の《グラビティ・プレス・ドラゴン》にもなれる器用なカード。
好きなタイミングで《グラビティ・プレス・ドラゴン》を使えるように3枚採用しました。
効果モンスター
レベル3 / 光属性 / 雷族 / 攻1300 / 守300
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで300ダウンする。
下級版《グラビティ・プレス・ドラゴン》。ダウン値は低いが上級・最上級モンスターのリリース要因として下敷きにできるため使い勝手の良いカードです。
その効果から攻撃力1500の下級モンスターも一方的に戦闘破壊することができます。
《グラビティ・プレス・ドラゴン》同様、このデッキでは《火の粉のカーテン》に弱いため注意が必要です。
罠カードを採用していないこのデッキにとって貴重な戦闘補助手段であるため3枚採用しました。
効果モンスター
レベル2 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻500 / 守500
【条件】手札のモンスター(魔法使い族またはドラゴン族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドのモンスター1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは相手の効果では破壊されない。
《ダーク・リベレイション》対策。《ささやきの妖精》がいるので相手の採用している魔法使い族の数によってはある程度対応できますが、できないこともあるので採用しました。
【魔法使い族】デッキが相手じゃない場合、使わない場面も多いため2枚の採用にしています。
効果モンスター
レベル3 / 水属性 / 魔法使い族 / 攻1000 / 守0
【条件】手札のモンスター(魔法使い族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分は1枚ドローする。
《交戦魚サメガロン》のコスト兼デッキの潤滑油。デッキの回転率を上げるために採用しました。
効果を使えない場面もありますが水属性であるため3枚採用しました。
通常モンスター
レベル4 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守0
禁忌の術に手を染めた魔術師。望んだその力の代償を彼はまだ知らない。
下級アタッカー。攻撃力が下級モンスター最大攻撃力の1500であり魔法使い族であるため採用しました。
セットされた相手モンスターも《火の粉カーテン》などの妨害がなければ、確実に突破することができるため3枚採用しました。
通常モンスター
レベル4 / 地属性 / ドラゴン族 / 攻1500 / 守0
地下鉱脈を起源とする竜。未知の鉱石が発するエネルギーを動力源とし戦い続ける。超硬度の打撃は威力抜群だ。
4枚目以降の《ダーク・ソーサラー》。採用理由は《ダーク・ソーサラー》と同じです。
《セイント・バード》との選択枠ですが、《守護の竜魔導士》のコストになれる点を考慮して、こちらを優先しました。
通常モンスター
レベル4 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻1500 / 守1100
非常に尾の長い鳥。全身から聖なる光を発する。
7枚目以降の《ダーク・ソーサラー》。こちらも採用理由は《ダーク・ソーサラー》と同じです。
他の下級モンスターとの兼ね合いで1枚採用にとどまりました。
通常モンスター
レベル1 / 水属性 / 爬虫類族 / 攻0 / 守1400
伝統を重んじ、古き良き時代に思いを馳せる。あの頃は良かった。
《交戦魚サメガロン》のコスト。現在存在する水属性と比較して、先攻で引いた場合の生存率を考えて《古の守り亀》を選択しました。
ちなみに他の下級水属性には以下の特徴があります。
- 《竜の祈り子》(攻1000/守100)
下級水属性の中では攻撃力が最も高い - 《アンモナイト》(攻1000/守1200)
攻守のバランスがよく《ファイア・ゴーレム》の攻撃に耐えられる守備力を持つ
必要な場面が限定的すぎるので採用枚数は2枚に抑えました。
効果モンスター
レベル2 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻500 / 守0
【条件】自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地に送って発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル4以下/魔法使い族)1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは直接攻撃できる。
戦闘ダメージを稼げるカード。効果により戦闘破壊できない相手モンスターが存在する場合でも戦闘ダメージを稼ぐことができます。
このデッキにはモンスターをデッキに戻す手段がなく使用できるタイミングは完全に運ですが、とどめに使用できる時もあるので1枚採用しました。
魔法カード
通常魔法
【条件】自分のフィールドに表側表示モンスター(魔法使い族)がいる場合に発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
魔法・罠破壊カード。唯一の魔法・罠破壊カードであるため慎重に使っていきたいカードです。
相手の魔法。罠破壊カードを腐らせるためにも、基本的にセットはしません。
通常魔法
【条件】1000LPを払って発動できる。
【効果】相手フィールドの裏側表示のカードを全て確認する。
通称マインドスキャン。《マジカル・ストリーム》を的確に打ったり、安全に動けるようにしてくれるカードです。
手札コストを要求するカードが多く入っているため、手札でダブついた場合は手札コストにしてしまいます。
使いたいカードですが、複数枚引くのは弱いため2枚の採用にとどめました。
採用を見送ったカード
効果モンスター
レベル1 / 闇属性 / 悪魔族 / 攻300 / 守200
【条件】自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、500LPを払って発動できる。
【効果】自分の墓地の「クリボット」1体を選んで手札に加える。
手札コストを要求するカードが多いため相性はいいのですが、闇属性であり魔法使い族ではないことから採用は見送りました。
デッキの回し方
① 手札事故に誘導する
効果モンスター
レベル2 / 風属性 / 魔法使い族 / 攻800 / 守1200
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手の墓地のモンスターを2体まで選んでデッキに戻す。
このデッキの勝利のカギは相手の手札事故です。前述した通り《ささやきの妖精》の効果を使うことで相手のデッキの下級モンスターの比率を上げていき、手札事故に誘導していきます。
《魔将ヤメルーラ》で最上級モンスターを1ターン腐らせると、相手のドローフェイズでのドロー枚数を大きく削れるので、そうなった場合は大きく勝ちに近づきます。
② 守備表示を強要する
効果モンスター
レベル7 / 水属性 / 魚族 / 攻2300 / 守500
【条件】手札のモンスター(水属性)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの守備表示モンスター1体を選んで表側攻撃表示にする。
自分フィールドに最上級モンスターが存在する時に相手が手札事故を起こし始めると、たいていの場合、相手はモンスターのセットし始めます。
《連撃竜ドラギアス》を使い、ライフポイントを削っていくことで相手にモンスターのセット(守備表示)をさらに強要しやすくなります。
この状況まで持ってくることができれば、あとは《交戦魚サメガロン》の強さを見せつけてやりましょう。
守備表示モンスターを攻撃表示にし更なるダメージを狙っていきます。
最後に
今回は魔法使い族を主軸にした【サメガロン】デッキをを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《交戦魚サメガロン》を使うために相手に手札事故を起こさせ、無理やり有利な状況に持っていくのがコンセプト
- 手札事故を起こさせるために《ささやきの妖精》はフル採用
- 魔法・罠破壊カードを腐らせるために罠カードは不採用
【サメガロン】デッキいかがでしたでしょうか。
「こんなカードを採用してみるのはどうですか?」という意見もいただけると嬉しいです。
みなさんも「サメガロン」使っていきましょう!