新たに登場した「ギアス」モンスター《鋼撃竜メタギアス》。
これで《連撃竜ドラギアス》系統のモンスターが4体になったわけですが、今回はその「ギアス」モンスター4体を使ってデッキ【クアトロギアス】デッキを構築したので、紹介していきます。
怒涛の連続攻撃はダイナミックで爽快ですよ!!
目次
【クアトロギアス】のデッキレシピ
まずデッキレシピがこちらです。
- メインデッキ:40枚
モンスター(0枚)
下級25枚/上級0枚/最上級9枚
《連撃竜ドラギアス》× 3
《鋼撃竜メタギアス》× 3
《零撃竜ゼロギアス》× 2
《幻撃竜ミラギアス》× 1
《執念の竜》× 3
《フェニックス・ドラゴン》× 3
《ドラゴンズ・アップセッター》× 3
《ドラゴンズ・セットアッパー》× 2
《シエスタトレーロ》× 3
《守護の竜魔導士》× 3
《ナリキング・レックス》× 2
《輝岩竜》× 3
《ザ・ファイアドラゴン》× 3
魔法カード(3枚)
《10sionMAX!!!》× 2
《死者への手向け》× 1
罠カード(3枚)
《アタック減俸》× 2
《竜の執念》× 1
デッキコンセプト
コンセプトは「2回攻撃により一気に勝負をつけること」です。
このデッキには《連撃竜ドラギアス》を始めとする2回攻撃できるモンスターが計9体採用されています。
そのため複数回の攻撃によりライフポイントを削りやすくなっているため、これにより一気に勝負をつけます。
ではどうやって回すのか。
具体的な回し方は次の項から解説していきます。
【クワトロギアス】の回し方とやりたいこと
効果モンスター
レベル7 / 光属性 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守1500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このターン、このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。
【クアトロギアス】デッキを使う際、以下の2つの項目を意識して回していきます。
- 相手のデッキに合わせて4体のギアスを駆使する
- デッキ内の《フェニックス・ドラゴン》率を高めながら展開する
①:相手のデッキに合わせて4体のギアスを駆使する
このデッキの軸となる4体の「ギアス」モンスター。簡単に説明すると以下の違いがあります。
カード名 | 複数回攻撃できる以外のメリット | 2回目の攻撃の適用条件 | 効果のコスト |
---|---|---|---|
《連撃竜ドラギアス》 | 2回目の攻撃は相手プレイヤーにも攻撃できる | モンスターの戦闘破壊 | デッキトップのカード1枚 |
《鋼撃竜メタギアス》 | 戦闘と相手の罠カードによる破壊耐性を得られる | モンスターへの攻撃 | 手札のレベル7以上のドラゴン族1体 |
《零撃竜ゼロギアス》 | レベル8以下のモンスター1体の元々の攻撃力を0にできる | モンスターへの攻撃 | 手札のレベル7以上のドラゴン族1体 |
《幻撃竜ミラギアス》 | レベル7以下のモンスター2体までの攻撃力を1500ダウンさせられる | モンスターの戦闘破壊 | 手札のレベル7以上のドラゴン族1体 |
相手のデッキに合わせてこれらの「ギアス」モンスターを使い分けることで、相手へのダメージを最大化し、確実に戦闘ダメージを与えていきます。
例を挙げると以下のように使うことができますです。
- 《連撃竜ドラギアス》:手札コストを用意できない場合、相手モンスターが1体以下の場合に使う
- 《鋼撃竜メタギアス》:相手モンスターと相打ちになってしまう場合、罠カードにより破壊されるリスクがある場合に使う
- 《零撃竜ゼロギアス》:相手フィールドにレベル8モンスターがいる場合、相手モンスター1体のみが表側表示で存在する場合、攻撃力の強化・弱体化により返り討ちにあいそうな場合に使う
- 《幻撃竜ミラギアス》:相手フィールドにレベル7以下のモンスターが2体以上存在する場合、攻撃力の強化・弱体化により返り討ちにあいそうな場合に使う
それぞれ有効となる場面は違うため、相手が使うカードを見極め使い分けましょう。
②:デッキ内の《フェニックス・ドラゴン》率を高めながら展開する
効果モンスター
レベル2 / 炎属性 / ドラゴン族 / 攻500 / 守500
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル5以上/ドラゴン族)1体を選んで手札に加える。
《フェニックス・ドラゴン》は状況に合わせて「ギアス」モンスターをサルベージできるモンスターです。
手札に下級モンスターしか存在しない場合は最上級モンスターに入れ替える事ができ、状況に見合わない「ギアス」モンスターを別の「ギアス」モンスターに入れ替えるといった使い方もできます。
また《連撃竜ドラギアス》以外の「ギアス」モンスターの手札コスト補うためにも必要なモンスターです。
以上のことから、いつ手札に引いても嬉しくむしろ引いておきたいカードなんですよね。
そのためモンスターを展開する際は、墓地のモンスターをデッキに戻す効果を使い、デッキ内の《フェニックス・ドラゴン》率を高めながら展開していきます。
デッキに戻す手段は《シエスタトレーロ》
基本的にこのデッキでの墓地のモンスターをデッキに戻す手段は《シエスタトレーロ》です。
そのため《シエスタトレーロ》の効果でモンスターをデッキに戻す際は、《フェニックス・ドラゴン》に加え《シエスタトレーロ》も一緒にデッキに戻します。
こうすることで《シエスタトレーロ》Aで《シエスタトレーロ》Bをデッキに戻し、《シエスタトレーロ》Bで《シエスタトレーロ》Aをデッキに戻すというように、常に《フェニックス・ドラゴン》をデッキに戻せる状態を維持できるようになります。
デュエルが進めば進むほどデッキ内の《フェニックス・ドラゴン》率が高くなるので、比例して対応力も高くなっていきます
以上が【クアトロギアス】デッキを使う上で意識したい2つのことです。
これらを意識して回し攻めていきます。
適切な場面は違いますがどの「ギアス」モンスターも複数回攻撃できる攻撃的なモンスターであるため、攻めて攻めて攻めまくり早期決着を狙うのがポイントです!
各カードの使い方と採用理由
ここからはカードごとにさらに詳しく使い方を解説していきます。
モンスター
《連撃竜ドラギアス》
《鋼撃竜メタギアス》
《零撃竜ゼロギアス》
《幻撃竜ミラギアス》
《連撃竜ドラギアス》《鋼撃竜メタギアス》《零撃竜ゼロギアス》《幻撃竜ミラギアス》は、このデッキのコンセプトであるモンスターたちです。
汎用性の高い《連撃竜ドラギアス》《鋼撃竜メタギアス》は3枚ずつ採用。
役割の似ている《零撃竜ゼロギアス》《幻撃竜ミラギアス》は、弱体化させるモンスターの範囲が広い《零撃竜ゼロギアス》を優先して2枚、《幻撃竜ミラギアス》を1枚採用しました。
使い方は「①:相手のデッキに合わせて4体のギアスを駆使する」項を参照してください。
《フェニックス・ドラゴン》
《フェニックス・ドラゴン》は前述したようにこのデッキでは様々な役割を持つ下級モンスターです。
本当は6枚くらい採用したいのですが、ルール上の限界である3枚の採用にしました。
使い方や役割については「②:デッキ内の《フェニックス・ドラゴン》率を高めながら展開する」を参照してください。
《執念の竜》
《執念の竜》は戦闘サポートをサポートするためのモンスターです。
このデッキに1枚採用している《竜の執念》を使い回すことができ、運が良ければ相手ターンの戦闘サポートにつなげることもできます。
アドバンス召喚を行う前に効果を発動し、戦闘のサポートに繋げたりと使い勝手がいいため3枚採用しました。
《ドラゴンズ・アップセッター》
《ドラゴンズ・セットアッパー》
《ドラゴンズ・アップセッター》《ドラゴンズ・セットアッパー》はモンスターのかさましが役割です。
効果によりお互いを蘇生でき、1体で2体分の働きをすることができます。
そのためアドバンス召喚のリリース確保のために使うことができます。
6枚のカードでそのターンをプレイすることができるため、《落とし穴》などでアドバンス召喚したモンスターが破壊されてもある程度のケアが可能になります
《ドラゴンズ・アップセッター》は3枚、攻撃力の低い《ドラゴンズ・セットアッパー》は2枚の採用にしました。
《シエスタトレーロ》
《シエスタトレーロ》は墓地のモンスターの再利用と戦闘サポートが役割です。
相手モンスターを裏側守備表示に変更する効果は、戦闘サポートだけでなく表側表示のモンスターを発動条件にするカードの発動を封じるためにも使うことができます。
そのためそれらのカードをケアしながら戦えるのも役割の一つです。
表側表示のモンスターを発動条件にするカードは《魔将決闘斬》や《獣機界奥義 獣之拳》などですね
墓地のモンスターの再利用と戦闘サポートともに多く使いたい効果であるため3枚採用しました。
《守護の竜魔導士》
《守護の竜魔導士》は《ダーク・リベレイション》を始めとするモンスターを破壊する罠カードへの対策が役割です。
モンスターを破壊する罠カードへの対策という意味では《鋼撃竜メタギアス》と役割が被りますが、《ダーク・リベレイション》のようなモンスター全てを破壊する罠カードを発動された場合、次のターンにそのまま負けてしまうこともあるため、対策手段を増やすために採用しました。
モンスターを破壊する罠カードをケアできない状況をできるだけ減らすため3枚の採用です。
《ナリキング・レックス》
《ナリキング・レックス》はドローする効果により手数を増やすために使うのが役割です。
手札が増えることで前述した《ドラゴンズ・アップセッター》《ドラゴンズ・セットアッパー》と同じように、《落とし穴》のような展開を妨害するカードのケアになります。
またドローする効果であるため、単純に必要なカードを引きにいくこともできますね。
使いやすい効果ではありますが、相手依存の効果であり2枚以上引くと片方が腐ってしまうため2枚の採用にしました。
《輝岩竜》
《ザ・ファイアドラゴン》
《輝岩竜》《ザ・ファイアドラゴン》は下級アタッカーとして使うのが役割です。
下級モンスターであれば守備表示モンスターをほぼ確実に突破することができ、攻撃力の高さから同じ下級モンスターにも相打ち以外ではほぼ突破されません。
《連撃竜ドラギアス》とあわせると《連撃竜ドラギアス》の直接攻撃も決めやすくなり、このデッキの攻撃的なコンセプトにもマッチしているためそれぞれ3枚ずつ採用しました。
魔法カード
《10sionMAX!!!》
《10sionMAX!!!》は戦闘のサポートと戦闘ダメージを与えやすくするのが役割です。
貫通の付与により相手が守備表示であっても戦闘ダメージを与えられるようになるため、2回攻撃できるモンスターがいればそのモンスターに付与して積極的に貫通攻撃を狙っていきます。
手札コストの重さと自身の効果で戦闘サポートができる《零撃竜ゼロギアス》《幻撃竜ミラギアス》の存在から2枚の採用にしました。
《死者への手向け》
《死者への手向け》はモンスターの突破が役割です。
マキシマムモンスターやセットモンスターなど、このデッキでは対処が苦手なモンスターを破壊することができます。
モンスターが1体減ることで直接攻撃を決めやすくなるため、苦手なモンスター以外にも状況によっては使っていきたいカードです。
レジェンドカードであるため1枚の採用になりました。
罠カード
《アタック減俸》
《アタック減俸》はモンスターを相手の攻撃から守り、返しのターンに「ギアス」モンスターで返り討ちにできるようにするのが役割です。
「ギアス」モンスター、特に《零撃竜ゼロギアス》《幻撃竜ミラギアス》とは相性が良く、返しのターンに攻撃表示で残った相手モンスターの攻撃力を弱体化させ、《零撃竜ゼロギアス》《幻撃竜ミラギアス》の攻撃を決められるようになります。
他の魔法・罠カードとの兼ね合いから2枚の採用にしました。
《竜の執念》
出典:YU-GI-OH.jp
《竜の執念》は戦闘のサポートが役割です。
「ギアス」モンスターが1ターンでも長く効き残れば強く動くことができるため採用しました。
効果によりデッキに戻すモンスターはその状況によって柔軟に対応しますが、基本的にはこのカードを再利用できる《執念の竜》を戻します。
対処されやすいカードであるため、1枚の採用にしました。
まとめ
今回は【クアトロギアス】デッキのデッキレシピを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 2回攻撃により一気に勝負をつけること
- 相手のデッキに合わせて4体のギアスを駆使する
- デッキ内の《フェニックス・ドラゴン》率を高めながら展開する
このデッキは《永久凍結》やマキシマムモンスターを使うデッキが苦手です。
「《永久凍結》には《ドラゴンズ・アップセッター》などによる手数増加で2体目の最上級モンスターを召喚」「マキシマムモンスターには早期決着または《死者への手向け》で対応」など、軽いケア手段は採用しているものの、これらを苦手としています。
コンセプトからは逸れるものの、それらに対しても強く使いたい場合は《永久凍結》への対策になる《エンシェント・アライズ・ドラゴン》、マキシマムモンスター対策になる《ドラゴニック・プレッシャー》《ビックリード・ドラゴン》を採用しても良いですね。
4種類のドラゴンによる怒涛の攻撃で相手を一気に追い詰めましょう!!!!