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【サイバー・ドラゴン】デッキ構築に役立つテーマの基礎!基本の動き・カードの特徴を解説【デッキレシピ付き】

「オーバーラッシュパック」より登場したテーマ【サイバー・ドラゴン】

遊戯王OCGから存在する人気モンスター《サイバー・ドラゴン》を軸に構成されたテーマで、《サイバー・ドラゴン》がフィールド・墓地にいる場合に強く使えるカードや、《サイバー・ドラゴン》を素材とするフュージョンモンスターが存在するのが特徴です。

そんな【サイバー・ドラゴン】ですが「どんなテーマなのか気になる」「デッキを作ってみたい」とは思いませんか?

今回はそんなあなたのために【サイバー・ドラゴン】について解説します。

わかはぴ
わかはぴ

遊戯王OCGとは異なるラッシュデュエル独自の【サイバー・ドラゴン】

《サイバー・ドラゴン》に懐かしさを感じる人にもおすすめのテーマです!

▼ YouTubeでも解説しています!動画で学びたいという方はこちらをチェックしてみてください!

【サイバー・ドラゴン】基本の動き・カードの特徴デッキレシピを解説!【遊戯王ラッシュデュエル】

【サイバー・ドラゴン】とは

【サイバー・ドラゴン】は《サイバー・ドラゴン》を中心に、光属性・機械族モンスターで構成されたテーマです。

冒頭でお話ししたように《サイバー・ドラゴン》がフィールド・墓地にいる場合に強く使えるカードや、《サイバー・ドラゴン》を素材とするフュージョンモンスターが存在しています。

これらを使うことで、ビートダウンを行うのが基本的な戦術です。

ビートダウンとは

戦闘ダメージにより相手のライフポイントを0することを主軸にした戦略や構築のこと。

基本の動き

ビートダウンをする上で主軸となるのが、《サイバー・ドラゴン》に関連する効果を持つレベル7以上のモンスターと、《サイバー・ドラゴン》を素材とするフュージョンモンスターです。

それぞれ攻撃・展開に優れた効果を持ち、状況に合わせてそれらを使い分けることで戦っていきます。

そこで必須となるのがテーマの中心である《サイバー・ドラゴン》です。

この《サイバー・ドラゴン》を、いかに早く手札・フィールド・墓地に用意できるかが重要になってきます。

ではどうやって用意するのか。

主な手段はドローや墓地肥やし、墓地からの特殊召喚です。

テーマ内のカードでは、これらを以下のカードを使って行っていきます。

  • 《サイバー・サーペント》
  • 《サイバー・コアトル》

《サイバー・サーペント》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル1 / 光属性 / 機械族 / 攻0 / 守0

【条件】自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(光属性/機械族)がいる場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。この効果でモンスター(光属性/機械族)が2体以上墓地へ送られた場合、さらに自分は1枚ドローする。

《サイバー・サーペント》は、3枚分の墓地肥やしと1枚のドローにより4枚分のデッキ圧縮を行う事ができます。

このカードが初手にあることで1ターン目からデッキの4分の1のカード(手札5枚+4枚=9枚分)に触る事ができるようになるため、《サイバー・ドラゴン》を用意できる確率を大幅に上げることができます。

効果の発動には、自分フィールドに他の光属性・機械族モンスターを用意する必要がある点は要注意ですね。

《サイバー・コアトル》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル3 / 光属性 / 機械族 / 攻500 / 守1200

【条件】自分フィールドにこのカード以外のモンスターがいない場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚をめくり、お互いに確認する。自分はめくったカードの中からモンスター(レベル5/機械族)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。残りのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。

《サイバー・コアトル》は、デッキの上から確認した3枚のカードの中から《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚する事ができます。

カードに触れる枚数は《サイバー・サーペント》に劣るものの、効果の発動に他のカードを必要としません。

また特殊召喚を行う事ができるため、効果を適用できた際に、リターンが大きいのが特徴です。

注意点

《サイバー・サーペント》《サイバー・コアトル》共に攻撃力が低いモンスターです。そのため、効果発動後は低い攻撃力を晒してフィールドに残ってしまうため要注意です。

《サイバー・ドラゴン》を用意した後は、先ほどもお話しした通りレベル7以上のモンスター、またはフュージョンモンスターに繋げていきます。

あとはビートダウンにより、相手のライフポイントを削っていきましょう!

基本の動きまとめ
  1. ドロー・墓地肥やし・墓地からの特殊召喚を駆使して、手札・フィールド・墓地に《サイバー・ドラゴン》を用意
  2. 主軸となるレベル7以上のモンスター・フュージョンモンスターに繋げてビートダウン

テーマカードの特徴

続いてキーカードを優先して、モンスター・魔法・罠カードの順に、全てのテーマーカードの特徴を紹介します。

キーカード

主軸モンスター

【サイバー・ドラゴン】デッキの構築に置いて重要なのが以下のカードです。

  • 《サイバー・ドラゴン》
  • 《プロト・サイバー・ドラゴン》

《サイバー・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル5 / 光属性 / 機械族 / 攻2100 / 守1600

相手フィールドにのみモンスターがいる場合、このカードは手札から自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
【条件】なし
【効果】なし

《サイバー・ドラゴン》は【サイバー・ドラゴン】デッキの主軸となるモンスターであり、デッキの構築には必須です。

レベル5のモンスターでありながら、相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に手札から特殊召喚する事ができます。

そのため、後攻1ターン目や、自分のモンスターが全て破壊された次のターンに強く使えるモンスターとなっています。

【サイバー・ドラゴン】は、《サイバー・ドラゴン》をベースとし、様々なモンスターへと派生していくカードデザインです。

そのため、軸となる《サイバー・ドラゴン》は、テーマ内でも最も専用サポートカードが多いのが特徴になっています。

《プロト・サイバー・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル3 / 光属性 / 機械族 / 攻1100 / 守600

【条件】なし
【永続効果】このカードのカード名は「サイバー・ドラゴン」になる。

《プロト・サイバー・ドラゴン》は「フィールドで自身のカード名を《サイバー・ドラゴン》として扱う永続効果」を持つモンスターです。

そのため、フィールドでは4枚目以降の《サイバー・ドラゴン》として活用することができます。

このおかげでレベル7以上のモンスター・フュージョンモンスターが格段に使いやすくなるため、《サイバー・ドラゴン》と合わせて採用するのが主流となっています。

また本家とは異なりレベル4以下のモンスターであるため、相手フィールドに左右されずに召喚しやすいモンスターになっているのもポイントです。

レベル7以上のモンスター

《サイバー・ドラゴン》に関連する効果を持つレベル7以上のモンスターは3体存在します。

  • 《サイバー・アサルト・ドラゴン》
  • 《サイバー・サーチ・ドラゴン》
  • 《サイバー・ステルス・ドラゴン》

全てのモンスターがレベル7以上でありながら、「《サイバー・ドラゴン》1体をリリースしてアドバンス召喚できるルール効果」を持ち、墓地に《サイバー・ドラゴン》が存在することで効果の発動条件・適用条件を満たせるのが特徴です。

《サイバー・ドラゴン》は自身のルール効果や、豊富なサポートカードにより特殊召喚する事ができるため、特殊召喚により《サイバー・ドラゴン》をフィールドに用意できれば、1枚分のカード消費でアドバンス召喚できるようになります。

下級モンスターである《プロト・サイバー・ドラゴン》を使えば、特殊召喚を行わずとも、1体のリリースでアドバンス召喚できるがポイントです。

注意点

《プロト・サイバー・ドラゴン》のカード名は墓地では《サイバー・ドラゴン》として扱いません。

そのためアドバンス召喚のリリース軽減には使えるものの、効果の発動条件・適用条件を満たせないのは要注意です。

それでは各モンスターの特徴を解説していきます。

《サイバー・アサルト・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 機械族 / 攻2400 / 守1800

このカードは表側表示の「サイバー・ドラゴン」1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体をデッキの上に戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル8以下/攻撃力2400以上)1体を選んで破壊する。

《サイバー・アサルト・ドラゴン》は、その名前の通り攻撃能力に特化したモンスターです。

効果によりレベル8以下で攻撃力2400以上の相手モンスターを破壊することでができるため、自身の攻撃と合わせて相手モンスターを2体除去する事ができます。

レベル7以上のモンスターにしては攻撃力が低いですが、この効果により、自身より攻撃力の高いモンスターに対しても対応できるようになっています。

レベル9以上のモンスターには対応していないのが欠点です。

《サイバー・サーチ・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 機械族 / 攻2400 / 守1600

このカードは表側表示の「サイバー・ドラゴン」1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに、手札1枚をデッキの上に戻して発動できる。
【効果】自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。

《サイバー・サーチ・ドラゴン》は展開に特化したモンスターです。

効果により《サイバー・ドラゴン》を墓地からフィールドに特殊召喚する事ができるため、《サイバー・ドラゴン》1体をリリースしてアドバンス召喚するか、特殊召喚により召喚することで、モンスターの頭数を増やす事ができます。

特殊召喚した《サイバー・ドラゴン》はそのままアタッカーとして利用する他、他の《サイバー・ドラゴン》関連モンスターの召喚サポートのためにも使う事ができますね。

《サイバー・サーチ・ドラゴン》《サイバー・ドラゴン》共に攻撃力が低く、戦闘では頼りないのが欠点です。

《サイバー・ステルス・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 機械族 / 攻2500 / 守800

このカードは表側表示の「サイバー・ドラゴン」1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】なし
【永続効果】自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」がいる場合、このカードの守備力は2000アップし、相手モンスターの効果では破壊されない。

《サイバー・ステルス・ドラゴン》は場持ちの良さに特化したモンスターです。

墓地に《サイバー・ドラゴン》がいることで守備力が2800までアップするため、表示形式の変更に強くなります。

また相手モンスターの効果に対する破壊耐性を得ることで、《ギルフォード・ザ・ライトニング》や《最強戦旗エース・ブレイカー》などで破壊されません。

これにより魔法・罠カードによるモンスターの除去を行えないデッキに対しては、場持ちの良いモンスターとして強く使いやすくなります。

また他のレベル7以上のモンスターとは異なり、《サイバー・ドラゴン》が墓地にいない状態でも、攻撃力2500のアタッカーとして運用できるのがポイントです。

MEMO

永続効果は表側表示になった瞬間から効果が適用されます。そのため、守備表示でセットして壁モンスターとして使うのも有効です。

フュージョンモンスター

《サイバー・ドラゴン》を素材とするフュージョンモンスターは3体存在します。

  • 《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》
  • 《サイバー・ツイン・ドラゴン》
  • 《サイバー・エンド・ドラゴン》

全てのモンスターが《サイバー・ドラゴン》をフュージョン素材に指定しているのが特徴です。

レベル7以上のモンスターとは異なり、《サイバー・ドラゴン》がいなければ召喚すらできず、《サイバー・ドラゴン》《プロト・サイバー・ドラゴン》を計2体以上用意しなければいけません。

そのため召喚難易度が少し高くなっています。

それでは各モンスターの特徴を解説していきます。

《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 機械族 / 攻2800 / 守2100

「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
【条件】相手フィールドにモンスターがいる場合に発動できる。
【効果】自分は手札が5枚になるようにドローする。その後、自分は手札4枚を選んで墓地へ送る。さらに、手札のモンスター(機械族)1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。

《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》は、必要なカードを引き込みながら、展開も行う事ができるモンスターです。

運要素はありますが、手札に残ったカード、新たに引いたカードの中からレベル問わずに機械族モンスターを展開する事ができるため、引いたカードによって様々な動きに繋げる事ができます。

例えば《サイバー・アサルト・ドラゴン》を特殊召喚すれば、効果により相手モンスターを破壊することで、攻め手を強化する事ができますね。

基本的にはモンスターの特殊召喚に繋げますが、魔法・罠カードを手札に残して全く別の動きに繋げるのも一つの手です。

《サイバー・ツイン・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 機械族 / 攻2800 / 守2100

「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
【条件】。
【永続効果】このカードは1ターンに2回攻撃できる。

《サイバー・ツイン・ドラゴン》は、攻撃能力に特化したモンスターです。

2回の攻撃を行う事ができるため、複数の相手モンスターを破壊する他、大きな戦闘ダメージに繋げる事ができます。

《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》とはステータス・フュージョン素材に指定しているモンスターが全く同じであるため、状況に合わせて使い分けることでデュエルを有利に進めていくのが理想です。

特徴としては以下の違いがあります。

《サイバー・ツイン・ドラゴン》《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》
強み確実に2体分の攻撃を行えるモンスターの数を増やせる
弱み除去されやすい特殊召喚するモンスターによって強さが変動する

《サイバー・ツイン・ドラゴン》は確実にモンスター2体分の攻撃を行える分、モンスターとしては1体分であるため相手に対処されやすいフィールドを作ることになります。

フュージョン召喚する際は自分のライフポイントとの兼ね合いを見ながら、フュージョン召喚するモンスターを選択しましょう。

《サイバー・エンド・ドラゴン》

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル10 / 光属性 / 機械族 / 攻4000 / 守2800

「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
【条件】なし
【永続効果】このカードの攻撃は貫通する(守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える)。

《サイバー・エンド・ドラゴン》は、【サイバー・ドラゴン】においての切り札・ボス的モンスターです。

4000というマキシマムモンスター顔負けの高い攻撃力に、対処されにくいレベル10モンスターになっています。

効果により貫通攻撃を行う事ができるため、相手モンスターの表示形式に関係なく、高い攻撃力を駆使して相手に戦闘ダメージを与えられるのがポイントです。

フュージョン素材には「サイバー・ドラゴン」が3体必要であり、その強さの分、他のフュージョンモンスターよりも召喚難易度が高くなっています。

モンスター

キーカード以外に、【サイバー・ドラゴン】には以下のモンスターが存在します。

下級モンスター(レベル4以下)
  • 《サイバー・グリフォン》
  • 《サイバー・コアトル》
  • 《サイバー・サーペント》
上級モンスター(レベル5〜6)
  • 《サイバー・ドラゴン》
最上級モンスター(レベル7以上)
  • 《サイバー・アサルト・ドラゴン》
  • 《サイバー・サーチ・ドラゴン》
  • 《サイバー・ステルス・ドラゴン》
フュージョンモンスター
  • 《サイバー・エンド・ドラゴン》
  • 《サイバー・ツイン・ドラゴン》
  • 《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》

既に解説しているモンスターもいるため、まだ触れていないモンスターを解説していきます。

下級モンスター

《サイバー・グリフォン》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル4 / 光属性 / 機械族 / 攻1200 / 守1300

【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル5以上/機械族)1体を選ぶ。このターン、そのモンスターは相手の罠カードの効果では破壊されない。そのモンスターが光属性の場合、さらに自分は1枚ドローする。

《サイバー・グリフォン》はレベル5以上の機械族モンスターに、相手の罠カードに対する破壊耐性を付与できるモンスターです。

これにより《聖なるバリア -ミラーフォース-》など、罠カードによる破壊を防ぎながら、攻撃を行えるようになります。

攻撃の安全性が高まるので、主軸となるレベル7以上のモンスター・フュージョンモンスターに使用するのが理想ですね。

破壊耐性を付与したモンスターが、光属性であれば、1枚ドローする事ができるため、手札交換を行うカードとしても使えるのがポイントです。

魔法カード

【サイバー・ドラゴン】の魔法カードには以下のカードが存在します。

通常魔法
  • 《エヴォリューション・ラッシュ・バースト》
  • 《サイバー・エントリー》

それぞれ解説していきます。

通常魔法

《エヴォリューション・ラッシュ・バースト》

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】自分フィールドに表側表示モンスター(レベル5以上/機械族)がいる場合、自分の墓地のモンスター(光属性/機械族)5体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

《エヴォリューション・ラッシュ・バースト》は相手フィールドのカード1枚を破壊できるカードです。

カードの種類問わずに破壊する事ができるため、状況に合わせた柔軟な動きができるようになります。

また【サイバー・ドラゴン】では対処しにくいレベル9以上のモンスターや、魔法・罠カードを破壊できるのもポイントですね。

効果の発動には墓地の光属性・機械族モンスター5体をデッキに戻す必要があり、発動条件が少し重くなっている点は注意が必要です。

《サイバー・エントリー》

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】自分の墓地にモンスター(光属性/機械族)が3体以上いる場合に発動できる。
【効果】自分の手札または自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」または「プロト・サイバー・ドラゴン」1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。このターン、自分はモンスター(光属性/機械族)でしか攻撃できない。

《サイバー・エントリー》は《サイバー・ドラゴン》または《プロト・サイバー・ドラゴン》1体を手札・墓地から特殊召喚できるカードです。

これにより《サイバー・ドラゴン》をフィールドに用意しやすくなるため、レベル7以上のモンスター・フュージョンモンスターを召喚しやすくなります。

特殊召喚できるモンスターの都合上、単体では不利な状況を脱するためには使いにくいのが欠点です。

罠カード

【サイバー・ドラゴン】の罠カードには以下のカードが存在します。

通常罠
  • 《マルチプル・アダプター・ユニット》

それぞれ解説していきます。

《マルチプル・アダプター・ユニット》

カードの種類/効果

通常罠

【条件】相手がモンスターを召喚した時、自分フィールドの表側表示モンスター(レベル5以上/機械族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】その召喚されたモンスターを裏側守備表示にする。その後、自分の墓地の「サイバー・アサルト・ドラゴン」または「サイバー・ステルス・ドラゴン」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。

《マルチプル・アダプター・ユニット》は、相手が召喚したモンスターを裏側守備表示にできるカードです。

これにより相手モンスターの効果の発動を封じながら、相手の攻め手を緩める事ができます。

効果の発動にはレベル5以上の機械族モンスターを墓地へ送る必要があり、そのまま使うとこちらのカードの消費が大きくなってしまいます。

そのため、フィールド・墓地に《サイバー・アサルト・ドラゴン》または《サイバー・ステルス・ドラゴン》がある状態で発動し、追加効果によりどちらかを墓地から特殊召喚する事で、カード消費を抑えながら発動するのが理想です。

このカードは、追加ユニットにより《サイバー・ドラゴン》を別形態へと変形させるというカードデザインをしています。

そのため、《サイバー・ドラゴン》を墓地へ送り《サイバー・アサルト・ドラゴン》または《サイバー・ステルス・ドラゴン》を特殊召喚できるとエモいですね。

デッキ構築

【サイバー・ドラゴン】のデッキ構築は以下のパターンで構築する事ができます。

  • スタンダード
  • フュージョン軸

それぞれ構築の一例と共に解説していきます。

純構築

メインデッキ(40枚)

カード名枚数
モンスター25
《サイバー・アサルト・ドラゴン》2
《サイバー・ステルス・ドラゴン》2
《サイバー・サーチ・ドラゴン》1
《サイバー・ドラゴン》3
《人造人間-サイコ・ショッカー》(LEGEND)1
《プロト・サイバー・ドラゴン》3
《サイバー・コアトル》3
《サイバー・サーペント》3
《サイバー・グリフォン》3
《クラフター・ドローン》3
《最強旗獣リードユニコーン》1
魔法カード12
《サイバー・エントリー》2
《エヴォリューション・ラッシュ・バースト》1
《ゴースト・サイクロン》3
《鉄の重撃》2
《フュージョン》2
《パワーボンド》(LEGEND)1
《ジョインテック・ラッシュホーン》1
罠カード3
《バトル左遷》1
《亜竜地獄》1
《魔法の筒》(LEGEND)1

エクストラデッキ(10枚)

カード名枚数
《サイバー・エンド・ドラゴン》3
《サイバー・ツイン・ドラゴン》3
《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》3

スタンダードは《サイバー・ドラゴン》を軸にする強みをできるだけ活かせるように構築した【サイバー・ドラゴン】のベースとなる構築です。

《サイバー・ドラゴン》が「相手フィールドにのみモンスターがいる場合、手札から特殊召喚できる」という後攻に適した効果を持っているため、後攻でスタートしてもある程度強く戦えるよう構築しました。

【サイバー・ドラゴン】というテーマを存分に感じたいという人におすすめの構築です!

採用しているカードの中では《ゴースト・サイクロン》が《サイバー・ドラゴン》の効果と噛み合っており、相手のセットカードを破壊しながら《サイバー・ドラゴン》及び、そのフュージョン召喚に必要なカードを引き込んでくれます。

これによりデッキの安定性を高めながら、安全に攻撃しやすくなるのがポイントです。

また《鉄の重撃》を2枚採用する事で、さらに安全に攻撃しやすくしています。

《最強旗獣リードユニコーン》は、相手のレベル4以下のモンスターを裏側守備表示にできるため、特殊召喚を封じる効果を持つ《業火の結界像》のような、厄介な永続効果も持つモンスターを無力化させることができます。

手札のレベル5・機械族モンスターを特殊召喚できるため、《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚できるのもポイントです。

有効に使える状況が限定的であるため、今回は1枚の採用ですが、サイドデッキを構築する場合は、そちらにも採用してみてもいいですね。

《クラフター・ドローン》は機械族専用の手札交換モンスターです。

不要な機械族モンスターをドローに変換してくれるため、安定性の向上・手札事故のケアのために3枚採用しています。

《サイバー・ドラゴン》に関連する効果を持つレベル7以上のモンスターは、攻撃力が低く戦闘破壊されやすくなっています。

そのため罠カードを最低限採用する事で、相手ターンを少しでもしのぎやすくしました。

どの罠カードを採用するかは周りの環境や好みによる部分が大きいと思います。

今回はほぼ全ての相手モンスターの攻撃にも対応できる《バトル左遷》。

レベル9以上のフュージョンモンスターや、レベル6モンスターを軸にする【エクスキューティー】のようなデッキに、レベル5である《サイバー・ドラゴン》を活かしながら使える《亜竜地獄》をそれぞれ1枚ずつ採用しました。

【サイバー・ドラゴン】は相手フィールドに守備表示モンスターが3体展開されている状況に弱いです。

そのため、攻撃力を強化しながら貫通を付与できる《ジョインテック・ラッシュホーン》も1枚採用しています。

今回、レジェンドカードは以下の3種を採用しました。

  • 《人造人間-サイコ・ショッカー》
  • 《パワー・ボンド》
  • 《魔法の筒》

【サイバー・ドラゴン】はフュージョン召喚をする事で、相手に大きな戦闘ダメージを与えやすくなります。

そのためモンスター枠には、罠カードの効果を封じる事でフュージョンモンスターの展開・攻撃に対する妨害を防ぐ事ができる《人造人間-サイコ・ショッカー》を採用しました。

《人造人間-サイコ・ショッカー》の攻撃力は2400と上級モンスターの中では攻撃力が高いですが、戦闘面では少し頼りなく、自分の罠カードの発動も封じてしまいます。

そのため、手軽に扱える《漆黒の戦士 ワーウルフ》や、《サイバー・コアトル》《最強旗獣リードユニコーン》でサポートできる《サイバネティック・ワイバーン》と入れ替えてもいいですね。

魔法カード枠には《パワー・ボンド》を採用しました。

《パワー・ボンド》は機械族モンスター専用の《フュージョン》と言えるカードです。

手札のモンスターもフュージョン素材にする事ができ、フュージョン召喚したモンスターの攻撃力を元々の攻撃力分アップさせる事ができます。

これにより攻撃力5000以上のモンスターを召喚することもできるため、一気にゲームエンドに持ち込む事ができるのがポイントです。

優秀な機械族・フュージョンモンスターが多い【サイバー・ドラゴン】を構築する上で一番のメリットと言えるレジェンドカードですね。

注意点

《パワー・ボンド》を発動したターン終了時、《パワー・ボンド》の効果でアップした攻撃力分のダメージを受けてしまいます。

そのため、次の相手ターンではトドメを刺されないように注意が必要です。

罠カード枠には《魔法の筒》を採用しました。

相手フィールドにモンスターを残しながら、攻撃を無効にし効果ダメージ与える事ができるため、相手のライフポイントが残っても【サイバー・ドラゴン】特有の動きを邪魔せずに次のターンに繋げる事ができます。

罠カード枠はシンプルに使いやすく、次のターンの大きな戦闘ダメージにも繋げられる《聖なるバリア -ミラーフォース-》 もおすすめです!

以上が【サイバー・ドラゴン】のスタンダード構築になります。

フュージョン軸

メインデッキ(40枚)

カード名枚数
モンスター26
《鋼機神ミラーイノベイター》3
《サイバー・アサルト・ドラゴン》1
《サイバー・ドラゴン》3
《人造人間-サイコ・ショッカー》(LEGEND)1
《プロト・サイバー・ドラゴン》3
《サイバー・コアトル》3
《サイバー・サーペント》3
《サイバー・グリフォン》3
《クラフター・ドローン》3
《アメイジング・ディーラー》3
魔法カード13
《サイバー・エントリー》2
《ゴースト・サイクロン》3
《鉄の重撃》2
《フュージョン》2
《パワーボンド》(LEGEND)1
《ジョインテック・ラッシュホーン》1
《魅惑の不夜城》1
罠カード1
《魔法の筒》(LEGEND)1

エクストラデッキ(12枚)

カード名枚数
《サイバー・エンド・ドラゴン》3
《サイバー・ツイン・ドラゴン》3
《サイバー・ラッシュ・ドラゴン》3
《スプレンディッド・Fマスター》3

フュージョン軸は《サイバー・ドラゴン》を素材とするフュージョンモンスターを軸にした構築です。

【サイバー・ドラゴン】はフュージョンモンスターのパワーが高く、ゲームエンドに繋げやすいため、その性質を強調するためスタンダード構築よりも攻撃的に構築しました。

こちらの構築は【サイバー・ドラゴン】らしさよりも、強さや派手さを優先したい人におすすめの構築です!

スタンダード構築と比較し、以下のカードを新たに採用しています。

  • 《鋼機神ミラーイノベイター》
  • 《アメイジング・ディーラー》
  • 《魅惑の不夜城》
  • 《スプレンディッド・Fマスター》

《鋼機神ミラーイノベイター》は墓地の機械族モンスターを3体までデッキに戻すことで、自身の攻撃力を戻したモンスターのレベルの合計×100アップさせる効果を持つモンスターです。

デッキに戻すモンスターによっては4000以上の攻撃力を得ることもできるため、相手への大きな戦闘ダメージに繋げやすくなります。

また1体のみを戻した場合は、自身に貫通を付与することもできるため、相手フィールドに守備表示モンスターが3体展開されている状況にも強くなっているのがポイントです。

フュージョン軸はスタンダード構築と比較し《フュージョン》の採用枚数を増やすことで、フュージョン召喚を行いやすくしています。

しかし、その分、《フュージョン》が腐りやすくなっているんですよね。

それを補うために手札交換を行う事ができ、フュージョン素材にもなる《アメイジング・ディーラー》を3枚採用しています。

《スプレンディッド・Fマスター》は《アメイジング・ディーラー》2体を素材にフュージョン召喚できるモンスターで、効果により2〜3枚ドローする事ができます。

フュージョン召喚できれば《アメイジング・ディーラー》と合わせて、より多くのカードに触れるようになるため、必要なカードを引き込みやすくなるのがポイントです。

フュージョン軸は攻撃的に動くために罠カードの採用枚数を1枚に抑えています。

その分、相手ターンではレベル7以上のモンスターがより打たれ弱くなっているので、それを補うために、《ジョインテック・ラッシュホーン》に加え《魅惑の不夜城》も採用しました。

1枚の採用なのは、複数枚引いてしまった場合に手札が弱くなることを避けるためです。

光属性モンスターのみの攻撃力を強化できるという点で、今回はこちらを選択しましたが、機械族モンスターの攻撃力を強化できる《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》もおすすめです。

フィールド魔法は相手モンスターも強化するリスクがあり、選択によって有効度が大きく変わるので、周りの環境に合わせて選択しましょう!

以上がフュージョン軸の【サイバー・ドラゴン】デッキの構築となります。

まとめ

今回は【サイバー・ドラゴン】について解説しました。

要点をまとめると以下の通りです。

POINT
  • 【サイバー・ドラゴン】は《サイバー・ドラゴン》を中心に、光属性・機械族モンスターで構成されたテーマ
  • レベル7以上のモンスターとフュージョンモンスターを軸にビートダウンしていくのが基本戦術
  • ドロー・墓地肥やし・墓地からの特殊召喚を駆使して、手札・フィールド・墓地に《サイバー・ドラゴン》を用意することで、レベル7以上のモンスター・フュージョンモンスターに繋げて戦う
  • デッキ構築の際は後攻に適した効果や、フュージョンモンスターの攻撃性能をさらに伸ばせるように構築するのがおすすめ

いかがだったでしょうか?

ラッシュデュエルで生まれ変わった【サイバー・ドラゴン】。遊戯王OCGで遊んだことがある人は懐かしさを感じながらも、新たな【サイバー・ドラゴン】を感じる事ができるテーマになってるので、ぜひ使ってみてください!

わかはぴ
わかはぴ

《パワー・ボンド》の派手さ…クセになりますよ!!

2 COMMENTS

ユウタ

拝見しました!
上手にまとめられていてとてもわかりやすいです。サイバードラゴン好きなのでサイバーコアトル使って構築していきます!

PS.関西CS楽しみにしてます。

返信する
わかはぴ

読んでいただきありがとうございます!!
《サイバー・コアトル》の追加で【サイバー・ドラゴン】も安定感増しますね!

私もゆうたさんにお会いするの楽しみにしてます!!

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