2025年2月8日(土)に発売される「悠久のギャラクティカ」にて強化された【ダイナ-ミクス】
新たに2枚のカードが収録されたわけですが、構築に大きく影響するカードであるため、従来の構築から大きく強化されました。
今回はそんな【ダイナ-ミクス】のデッキレシピを回し方と共に解説します。
さらにマキシマム召喚しやすくなっただけでなく、マキシマムできない場合でも強く戦えるようになりました!
目次
デッキレシピの解説
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 28 |
《大剣竜駕ダイナーミクス[L]》 | 3 |
《大恐竜駕ダイナーミクス》 | 3 |
《大鎧竜駕ダイナーミクス[R]》 | 3 |
《恐竜駕帝ダイナカイザー》 | 3 |
《大恐竜駕ダイナーミクス[L]》 | 2 |
《大恐竜駕ダイナーミクス[R]》 | 2 |
《恐竜駕ダイナ-トプス》 | 3 |
《恐竜駕ダイナ-ティラノ》 | 3 |
《収集のプラチナドン》 | 3 |
《ナリキング・レックス》 | 3 |
魔法カード | 11 |
---|---|
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》 | 3 |
《ジュラシック・ドロー》 | 3 |
《天の加護》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 |
《テールスイング》 | 1 |
罠カード | 1 |
---|---|
《強制脱出装置》 | 1 |
【ダイナ-ミクス】はマキシマムモードの《大恐竜駕ダイナーミクス》を軸に戦うテーマです。
マキシマムパーツである[L][R]を最大6枚ずつ採用できる点、マキシマムパーツの回収手段が多い点からマキシマム召喚の再現性がかなり高くなっています。
「悠久のギャラクティカ」での強化にて「マキシマム召喚の再現性」がさらに高まったため、今回は強化された点も踏まえて改めて解説します。
【ダイナ-ミクス】デッキの回し方:動きの解説
①:マキシマム召喚を軸に戦う
軸となる《大恐竜駕ダイナーミクス》ですが、マキシマムパーツ[L][R]となれるモンスターの存在から4パターンのマキシマム召喚を行う事ができます。
どのパターンでも相手モンスター2体の除去が可能であるため、他の効果により+1体の除去を行い、合計3体の除去から直接攻撃に繋げていきます。
+1体の除去は《大剣竜駕ダイナーミクス[L]》または魔法・罠カードで行います。
《大剣竜駕ダイナーミクス[L]》 マキシマムパーツ[L][R]の中で唯一相手モンスターを除去できるモンスター。 中央のマキシマムパーツの効果(相手モンスター2体の除去)のサポートにもなるため、マキシマム召喚の際は積極的に使用します。 |
魔法・罠カードによる除去手段
《テールスイング》
通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル5以上/恐竜族)1体を選ぶ。そのモンスターより低いレベルを持つ相手フィールドの表側表示モンスターまたは相手フィールドの裏側表示モンスターを合計2体まで選んで持ち主の手札に戻す。
今回新たに収録された恐竜族専用のレジェンド魔法カードです。
従来の構築ではマキシマム召喚の再現性を高める《天使の施し》を採用していましたが、採用できるドローソースが増えたため、攻めの動きを強くするこちらと入れ替えました。
最上級モンスターはレベル10しかいないため、本デッキではレベル9以下のモンスター+セットモンスターを合計2体までバウンスする効果になっています。
バウンスによる除去であるため、破壊耐性を持つモンスターを無視して除去する事ができ、中央のマキシマムパーツの効果(相手モンスター2体の除去)のサポートにもなります。
またマキシマム召喚していない場合でも《大恐竜駕ダイナーミクス》のサポートとして十分に強く、モンスター3体を展開できる場面では、マキシマムモード時以上の戦闘ダメージを与える事ができます。
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》
通常魔法
【条件】自分の墓地のモンスター(恐竜族)4体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。その後、自分フィールドに表側表示モンスター(レベル10)がいる場合、相手に1000ダメージを与える事ができる。
本デッキでは唯一墓地のモンスターをデッキに戻せるカードで、相手のカード1枚を種類問わず破壊する事ができます。
レベル10モンスターの採用枚数が増えたことで、追加効果による効果ダメージも適用しやすくなっており、相対的に強化されています。
魔法・罠カードも破壊する事ができるため、状況に応じて使いやすいのもポイントです。
《コスモス姫のお戯れ》
通常魔法
【条件】モンスター2体を含む手札3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果相手フィールドのカードを2枚まで選んで破壊する。その後、相手フィールドにカードが2枚以上ある場合、自分は2枚ドローできる。
手札の不要なカードを吐き出しつつ、相手のカードの破壊+ドロー(実質的な手札交換)を行うことができます。
ノーコストでマキシマムパーツを回収する手段が増えた事で、従来よりも手札コストを補充しやすくなっており、こちらも相対的に強化されています。
《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》と同じく、こちらも状況に応じて魔法・罠カードも破壊する事ができます。
《強制脱出装置》
通常罠(LEGEND)
【条件】自分または相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手が魔法カードを発動した後に発動できる。
【効果】自分または相手がモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
相手ターンでは展開妨害、自分のターンでは相手モンスター1体をバウンスにより除去する手段になります。
従来の構築では《聖なるのバリア -ミラーフォース-》でしたが、破壊耐性を持つモンスターの増加と自分のターンでは使えない点からこちらと入れ替えました。
ここまでがマキシマムモードでの《大恐竜駕ダイナーミクス》の基本的な運用方法です。
マキシマムデッキにおける王道の動きですが、マキシマム召喚へは以下の手順で繋げます。
- ドローソース・墓地肥やしで手札・墓地にマキシマムパーツを揃える
- 墓地回収効果を駆使して手札に足りないマキシマムパーツを回収する
ドローソース・墓地肥やしで手札・墓地にマキシマムパーツを揃える
従来の構築からの変更点として《天の加護》を採用できるようになったことで、さらにデッキを回転させやすくなりました。
墓地回収効果を駆使して手札に足りないマキシマムパーツを回収する
《恐竜駕帝ダイナカイザー》
効果モンスター
レベル10 / 地属性 / 恐竜族 / 攻2400 / 守1700
このカードはモンスター(恐竜族)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分または相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで800ダウンする。その後、自分の墓地のマキシマムモンスター(恐竜族)1体を選んで手札に加える事ができる。
今回新たに収録された恐竜族の最上級モンスターです。
デッキ内全てのモンスターが恐竜族であるため、レベル10でありながら実質上級モンスターとして使う事ができます。
これに加えてマキシマムパーツを回収することができるため、他の墓地回収を行えるカードと合わせてマキシマム召喚の再現性をさらに高める要因となっています。
攻撃力ダウン効果を自分のモンスターに発動できるのもポイントで、これにより相手モンスターが全てセットされている状況や先攻1ターン目でも問題なく効果を発動できるようになっています。
攻撃力ダウン効果がメイン効果であるデメリットを自ら補えるデザインになっているのね!
基本的にはマキシマム召喚のサポートとして使用するカードですが、単体でも十分に強く攻撃力3100以下のモンスターであれば一方的に戦闘破壊する事ができます。
またレベル10である点から《テールスイング》《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》とも相性が良いのもポイントです。
《恐竜駕ダイナ-トプス》
効果モンスター
レベル3 / 地属性 / 恐竜族 / 攻1000 / 守0
【条件】このカードを召喚したターンに、自分の墓地のモンスターが恐竜族のみの場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のマキシマムモンスター(地属性/恐竜族)1体を選んで手札に加える。
全てのマキシマムパーツをノーコストで回収する事ができます。
《恐竜駕帝ダイナカイザー》と合わせると2枚のカード消費で2枚のマキシマムパーツを回収する事ができます。
マキシマム召喚の要となるカードであるため《ジャイアント・ダイナミクス・インパクト》の発動条件で墓地のモンスターをデッキに戻す場合に最も優先してデッキに戻します。
《収集のプラチナドン》
効果モンスター
レベル1 / 光属性 / 恐竜族 / 攻0 / 守1400
【条件】手札1枚をデッキの下に戻して発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル8・10/恐竜族)1体または「ダイナ・ボディ・ヒート」1枚を選んで手札に加える。
中央のマキシマムパーツと《恐竜駕帝ダイナカイザー》を墓地から回収する事ができます。
回収対象は狭いですが、《恐竜駕帝ダイナカイザー》に繋げられるようになったことで実質全てのマキシマムパーツへのアクセス手段になりました。
マキシマム召喚できない場面では《恐竜駕帝ダイナカイザー》を軸としたビートダウンを行いやすくしてくれるのもポイントです。
ここまで解説した墓地回収を行えるカードは手札交換を行えるカードとも相性が良く、“墓地回収によるコスト確保→ドロー”と必要なカードを引き込む手段になるのもポイントです。
- マキシマム召喚を軸に戦う
- 《大恐竜駕ダイナーミクス》+《大剣竜駕ダイナーミクス[L]》または魔法・罠カードでの除去で合計3体の除去から直接攻撃に繋げる
【マキシマムパーツを揃える手順】
- 手札交換・墓地肥やしで手札・墓地にマキシマムパーツを揃える
- 墓地回収効果を駆使して手札に足りないマキシマムパーツを回収する
構築のポイント
マキシマムパーツの採用枚数
3 | 3 | 2 | 3 | 2 |
従来の構築と比較しマキシマムパーツ[L][R]の採用枚数を計5枚ずつにしています。
これは手札交換手段・墓地回収手段の採用枚数が3枚ずつ増加し、デッキを回転させる力が高まったためです。
手札・墓地合わせて5枚の内どれか1枚はあるという状況を作りやすくなっているため、1枚ずつ採用枚数が減った弊害はほぼなくなっています。
レジェンドモンスターの不採用
レジェンドモンスター不採用なんて頭おかしいんじゃないのと思う方もいるかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。
まず【ダイナ-ミクス】は《恐竜駕ダイナ-トプス》の発動条件から恐竜族以外のモンスターを採用できないという制約があります。
これによりレジェンドモンスターの選択肢は《超伝導恐獣》しかありません。
《超伝導恐獣》
効果モンスター(LEGEND)
レベル8 / 光属性 / 恐竜族 / 攻3300 / 守1400
【条件】自分フィールドのモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手に1000ダメージを与える。このターン、このカードは攻撃できない。
しかし《超伝導恐獣》は最上級モンスターであるが故に展開へのコスパが悪く、《天の加護》によるコスパの良い手札交換にも非対応です。
また高い攻撃力が魅力的ですが、「悠久のギャラクティカ」での強化にてマキシマム召喚しない場合での攻撃力低い問題も解消され、「マキシマム召喚の再現性」もさらに高まりました。
上記の理由から《超伝導恐獣》に頼りたい場面がなくなり、デッキを回す上でも邪魔になることが多くなったため今回は不採用にしました。
まとめ
今回は【ダイナ-ミクス】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- マキシマム召喚を軸に戦う
▶︎《大恐竜駕ダイナーミクス》+《大剣竜駕ダイナーミクス[L]》または魔法・罠カードでの除去で合計3体の除去から直接攻撃に繋げる
【マキシマムパーツを揃える手順】
- 手札交換・墓地肥やしで手札・墓地にマキシマムパーツを揃える
- 墓地回収効果を駆使して手札に足りないマキシマムパーツを回収する
不遇だった恐竜族が新規カードによってさらに強化!
レベル10であることで流行りの【夢中】デッキにもある程度戦いやすいのがポイントです!