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【メタリオン】デッキレシピ解説:連続フュージョンで大量展開できるテーマへと進化!【遊戯王ラッシュデュエル】

記事の内容

元祖フュージョンテーマ【メタリオン】

初期のフュージョンテーマであるためか、フュージョン召喚の難易度に見合わず控えめな効果を持つモンスターが多い不遇のテーマでした。

しかし「真・レジェンド覚醒パック」収録のカードによって、フュージョン召喚の難易度が低くなり、終着点となる新たなフュージョンモンスターが追加されことで大きく強化されました。

今回はそんな【メタリオン】のデッキレシピを解説します。

わかはぴ
わかはぴ

複数回の効果発動が可能となり、フュージョンモンスターのパワーも相対的に上がっています!

従来の【メタリオン】

【メタリオン】はフュージョン召喚を軸に戦うテーマで、フュージョンモンスターは以下のような2つの選択効果を持つのが特徴です。

  • 汎用的な効果
  • 特定の種族に対するメタ効果

選択効果の性質からメタ効果を使える場面は少なく、フュージョン召喚をしてもあまり強く戦えないという大きな欠点を持っていました。

これに加えて、従来の【メタリオン】は通常モンスターのみを素材にする性質とサポートカードの少なさから安定感に乏しいテーマでした。

従来の【メタリオン】の課題
  • 《フュージョン》を引けなければ戦えない
  • フュージョン素材が《イマジナリー・アクター》に依存している
  • メタ効果を使えない場合のフュージョンモンスターに爆発力がない

安定感の無さは上記の課題から来るものですが「真・レジェンド覚醒パック」にてこれら全てが解消されました。

今回紹介するデッキレシピは、これに加えて終着点として強力な新規カードも得たことでデッキパワーが格段に上がった【メタリオン】になっています。

デッキレシピの解説

メインデッキ(40枚)

カード名枚数
モンスター22
《イマジナリー・リーディング・アクター》3
《ファンタズム・マスクマスター》1
《イービル・ボーラー》3
《アトラクト・ゴーレム》3
《イマジナリー・リアクター》3
《カードガンナー》1
《イマジナリー・アクター》3
《ソード・ダンサー》3
《サーペインター》2
魔法カード13
《はじまりの星》3
《オーバーラッシュ・ストーム》3
《メタリオン・フュージョン》3
《フュージョン》3
《コスモス姫のお戯れ》1
《死者転生》1
罠カード4
《虚鋼演機急転》3
《魔法の筒》1

エクストラデッキ(15枚)

カード名枚数
《フルメタリオン・アシュラスター》3
《フルメタリオン・ヴリトラスター》2
《メタリオン・ゲニウスター》2
《メタリオン・メデゥースター》2
《メタリオン・アシュラスター》2
《メタリオン・ヴリトラスター》2
《メタリオン・エーラクレスター》1
《メタリオン・キングコブラスター》1

【メタリオン】には以下の強みがあります。

メタリオンの強み
  1. フュージョン召喚を行いやすい
  2. フュージョンモンスターを複数体展開できる
  3. メタ効果を無理矢理適用できる

①:フュージョン召喚を行いやすい

フュージョン召喚には素材モンスター2体+《フュージョン》を揃えなくてはいけませんが、今回の強化で必要なカードをそれぞれ6枚以上採用できるようになったため、フュージョン召喚の難易度が格段に下がました

フュージョン召喚に必要なカード

必要なカード①:《イマジナリー・アクター》として扱うモンスター

必要なカード②:もう一方のフュージョン素材モンスター

必要なカード③:「フュージョン」魔法カード

これらの内、一部のカードは墓地から回収する事ができるため、墓地肥やしを併用しながら必要なカードを揃えてフュージョン召喚に繋げていきます。

墓地から必要なカードを回収できるカード

《イマジナリー・リーディング・アクター》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 機械族 / 攻2500 / 守500

【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、「イマジナリー・アクター」になる。その後、自分の墓地の通常モンスター(光属性/守備力500)と「フュージョン」をそれぞれ1枚まで選んで手札に加える事ができる。

フュージョン召喚に必要なカード3種全てが回収対象であり、その中から2枚を墓地から回収する事ができます。

自身を《イマジナリー・アクター》として扱う効果も持っているため、必要なカードさえ墓地に揃っていればそのままフュージョン召喚に繋げる事ができます。

今回の構築で回収できるモンスターは、《イマジナリー・アクター》《ソード・ダンサー》《サーペインター》の3種です。

《イマジナリー・アクター》も回収できるのがポイントで、手札に既にもう一方のフュージョン素材がある場合は、攻撃力2500の《イマジナリー・リーディング・アクター》をフィールドに残したままフュージョン召喚に繋げる事ができます。

これに加えて墓地肥やしも行う事ができ、【メタリオン】が必要としていた効果を全て内蔵しています。

《はじまりの星》

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】500LPを払って発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、自分の墓地の通常モンスター(レベル5以下)、「フュージョン」、「融合」の中から1枚を選んで手札に加える事ができる。

墓地から回収できるカードは《イマジナリー・リーディング・アクター》と同じで、《イマジナリー・アクター》《ソード・ダンサー》《サーペインター》《フュージョン》の中から1枚を墓地から回収する事ができます。

手札1枚をその時に必要なカードに変換できるため、非常に小回りが効くカードです。

またこのカードも墓地肥やしを行う事ができるため、必要なカードを墓地に揃えるためにも使う事ができます。

《死者転生》

カードの種類/効果

通常魔法(LEGEND)

【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター1体を選んで手札に加える。

2枚のカードを消費して、墓地の好きなモンスターを回収する事ができます。

コスパの悪い効果ですが、フュージョン召喚に必要なモンスター全てにアクセスする事ができるのがポイントです。

レジェンドカードとしてはかなりカードパワーの低いカードですが、《イマジナリー・リアクター》の追加効果を適用できるという大きな役割も持っています。

※《イマジナリー・リアクター》については後述

墓地肥やしを行えるカード

《イマジナリー・リーディング・アクター》《はじまりの星》に加え、上記のカードでも墓地肥やしを行う事ができます。

《イマジナリー・リアクター》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル1 / 光属性 / 機械族 / 攻500 / 守500

【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、デッキの上からカード2枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名は次の相手ターン終了時まで、「イマジナリー・アクター」になる。その後、自分の墓地の「死者転生」1枚を選んでデッキの下に戻す事ができる。戻した場合、さらに自分は2枚ドローできる。

2枚分の墓地肥やしを行いながら、自身のカード名を《イマジナリー・アクター》に変更できるモンスターです。

前述した《死者転生》の採用理由の要因となっているモンスターで、墓地の《死者転生》をデッキの下に戻すことで2枚ドローする事ができます。

この効果から《死者転生》の効果で《イマジナリー・アクター》を墓地から回収する動きも強く、墓地肥やしを行いながら手札を増やす動きに繋げる事ができます。

《アトラクト・ゴーレム》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル4 / 光属性 / 岩石族 / 攻1400 / 守500

【条件】このカードを召喚したターンに、手札の通常モンスター(光属性/守備力500)1体を相手に見せて発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、相手に500ダメージを与える事ができる。

2枚分の墓地肥やしを行いながら、フュージョン素材になれるモンスターです。

このカードを素材とするフュージョンモンスター含め序盤では重宝するモンスターで、先攻1ターン目では特に積極的に使っていきます。

《メタリオン・ゲニウスター》

《アトラクト・ゴーレム》を素材とするフュージョンモンスター。
1枚ドローする効果からフュージョン召喚によるカード消費を補う事ができ、手数を増やしてくれます。
序盤ではこのカードを起点に複数回のフュージョン召喚を行うことで、少ないカード消費でフュージョンモンスターを複数体展開していきます。

効果の発動条件では通常モンスターしか手札から見せられない点は要注意です!

《カードガンナー》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター(LEGEND)
レベル3 / 地属性 / 機械族 / 攻400 / 守400

【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、デッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[この効果の条件で墓地へ送ったカードの数]×500アップする。その後、自分フィールドのこのカードを墓地へ送る事ができる。この効果で墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローする。

3枚分の墓地肥やしをしながら、自身を1枚ドローに変換できるモンスターです。

効果の性質からメインの動きを邪魔せずにデッキを回転させる事ができます。

レジェンドモンスターではありますが、【メタリオン】は終着点となる盤面が強くなったため、動きの再現性を高めるデッキの潤滑油として採用しました。

②:フュージョンモンスターを複数体展開できる

様々なフュージョンモンスターをフュージョン召喚できる【メタリオン】ですが、最終的には上記2体のフュージョン召喚を目指します。

《フルメタリオン・アシュラスター》

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル10 / 光属性 / サイボーグ族 / 攻3200 / 守2500

「イマジナリー・アクター」+モンスター(レベル9/サイボーグ族)
【条件】手札1枚をデッキの下に戻して発動できる。
【選択効果】
●自分の墓地のモンスター(レベル9/サイボーグ族)1体を選び、自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚する。
●相手フィールドの表側表示モンスター(サイボーグ族以外)1体を選び、このカードの攻撃力はターン終了時まで、[選んだモンスターの攻撃力]だけアップする。

最初にフュージョン召喚したモンスターと《イマジナリ・アクター》で2回目のフュージョン召喚をすることで到達することができます。

効果によりレベル9のサイボーグ族を墓地から特殊召喚できますが、フュージョン召喚の過程で蘇生対象を墓地に用意できるため、そのままフュージョンモンスターを複数体展開する動きに繋がります。

また《フルメタリオン・アシュラスター》のフュージョン召喚前後で、フュージョン素材モンスターの効果を2回発動できるのもポイントです。

例えば、《メタリオン・アシュラスター》であれば相手のセットカード2枚を破壊、《メタリオン・ゲニウスター》であれば2枚ドローする事ができます。

もう一方の選択効果「サイボーグ族以外の相手モンスター1体の攻撃力分、自身の攻撃力を強化する効果」は3200以上の戦闘ダメージを見込める効果です。

基本的には展開効果を発動する事が多いですが、決め切れる場面ではこちらの効果も有効なので覚えておきたいですね。

《フルメタリオン・ヴリトラスター》

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル10 / 光属性 / サイボーグ族 / 攻3200 / 守2500

「イマジナリー・アクター」+「メタリオン・ヴリトラスター」
【条件】なし
【選択効果】
●自分の墓地のモンスター(レベル9/サイボーグ族)1体を選び、自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚する。
●相手フィールドの表側表示モンスター(サイボーグ族以外)1体を選んで破壊する。

《メタリオン・ヴリトラスター》をフュージョン召喚し、2回目のフュージョン召喚が行える場合は《フルメタリオン・ヴリトラスター》も選択肢になります。

基本的な役割は《フルメタリオン・アシュラスター》と同じですが、あちらとは異なり、手札コストを必要とせずにレベル9のサイボーグ族を墓地から特殊召喚する事ができます。

またもう一方の効果も「サイボーグ族モンスター以外の表側表示モンスター1体の破壊」と扱いやすいものになっています。

《フルメタリオン・ヴリトラスター》の効果を見ると、《フルメタリオン・アシュラスター》よりもこちらのフュージョン召喚を優先した方がいいのではないかと感じます。

しかし素材モンスターである《メタリオン・ヴリトラスター》は、他のレベル9のフュージョンモンスターと比較しカード消費に見合う効果を持っていません。

カードの種類/ステータス/効果

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 光属性 / サイボーグ族 / 攻2800 / 守2500

「イマジナリー・アクター」+「サーペインター」
【条件】なし
【選択効果】
●相手フィールドのモンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示にする。
●相手フィールドの表側表示モンスター(ドラゴン族)を[自分フィールドの表側表示モンスター(サイボーグ族)の数]まで選んで破壊する。

相手フィールドにドラゴン族が存在する場合は優先してもいいのですが、それ以外の場合は無理に《メタリオン・ヴリトラスター》を経由せず、《フルメタリオン・アシュラスター》のフュージョン召喚を目指しましょう。

これらレベル10のフュージョンモンスターはフュージョンモンスターを素材にする性質上、重い印象を受けます。

しかし前述した回収手段や《メタリオン・フュージョン》の存在からフュージョン召喚の難易度はそれほど高くありません。

《メタリオン・フュージョン》

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】なし
【効果】自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送り、モンスター(サイボーグ族)をフュージョン召喚する。その後、自分の「フュージョン」1枚またはこの効果で自分の墓地へ送ったモンスター1体を選んで手札に加える事ができる。

フュージョン召喚を行いながら、素材モンスターか《フュージョン》を墓地から回収する事ができます。

これによりもう一度フュージョン召喚を行う準備が整いやすくなります。

墓地から回収できるのはフュージョン素材として使用したモンスターのみ!

モンスターの回収は《メタリオン・フュージョン》の効果で素材にしたモンスターのみです。そのため《イマジナリー・リーディング・アクター》を素材にした後、《イマジナリー・アクター》を回収することはできません。

わかはぴ
わかはぴ

《メタリオン・フュージョン》《フュージョン》がある場合は、どのタイミングでどちらを使用するかも重要になっています!

相手ターンではフュージョン召喚しながら妨害できる

《虚鋼演機急転》

カードの種類/効果

通常罠

【条件】相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時に発動できる。
【効果】自分フィールド・墓地のモンスターを素材としてデッキに戻し、モンスター(サイボーグ族)をフュージョン召喚する。その後、相手フィールドの表側表示モンスター(レベル8以下)1体を選んで破壊できる。

《虚鋼演機急転》を使えば、相手の展開を妨害しながらフュージョン召喚を行う事ができます。

モンスターを特殊召喚する効果がメイン効果ではありますが、素材モンスターさえ用意していれば、自分フィールドのモンスターゾーンが埋まっていても発動できるのがポイントです。

発動できる例①

墓地に《イマジナリー・アクター》がいるため、フィールドのレベル9・サイボーグ族1体を素材に《フルメタリオン・アシュラスター》のフュージョン召喚を行う事ができます。

発動できる例②

墓地にフュージョン素材モンスターがいるため、フィールドの《イマジナリー・アクター》扱いの《イマジナリー・リアクター》を素材にフュージョン召喚を行う事ができます。

相手に予測されやすい動きになってしまいますが、この例のように《イマジナリー・リアクター》が相手ターン終了時まで自身のカード名を変更する効果を適用することでも発動できるのもポイントです。

裏側守備表示モンスターもフュージョン素材にできる

フィールド・墓地に素材モンスターが揃っていれば、裏側守備表示のモンスターをフュージョン素材にすることもできます。その際は素材モンスターであることを相手に公開してデッキに戻しましょう。

②:メタ効果を無理矢理適用できる

メタ効果を発動できる状態の場合、フュージョンモンスターのパワーが格段に上がります。

これまでは《TCB》を使って適用していく動きが主流でしたが、《ファンタズム・マスクマスター》《イービル・ボーラー》が登場したことで、フュージョン召喚の過程で無理矢理適用できるようになりました。

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】手札のモンスター1体を相手に見せて発動できる。
【効果】自分または相手フィールドの表側表示モンスターを合計3体まで選ぶ。このターン、そのモンスターの種族をこの効果の条件で見せたモンスターと同じ種族にする。

《ファンタズム・マスクマスター》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル6 / 光属性 / 機械族 / 攻1800 / 守500

【条件】EXデッキのフュージョンモンスター(レベル9/サイボーグ族)1体を相手に見せ、そのモンスターに素材として記されたカード名を1つを宣言して発動できる。
【効果】このカードのカード名はこのターン、この効果の条件で宣言したカード名になる。

自身のカード名を変更することで、フュージョン先を自由にコントロールできるモンスターです。

相手のフィールド・墓地に存在する種族に合わせてカード名を変更することで7種族に対してメタ効果を適用する事ができます。

《メタリオン・アシュラスター》

『戦士族メタ』
相手フィールドの戦士族の攻撃力の合計分、サイボーグ族1体の攻撃力アップする。

流行りのデッキでは【E・HERO】などに有効
《メタリオン・ヴリトラスター》

『ドラゴン族メタ』
自分フィールドのサイボーグ族の数まで相手フィールドのドラゴン族を破壊する。

流行りのデッキでは【青眼】【真紅眼】【FGD】などに有効
《メタリオン・ゲニウスター》

『岩石族メタ』
相手の墓地の岩石族を6体までデッキに戻し、相手に1400ダメージを与える。

流行りのデッキでは【磁石の戦士】などに有効
《メタリオン・メデゥースター》

『悪魔族メタ』
相手フィールドの悪魔族を1体破壊する。

流行りのデッキでは【ロイヤルデモンズ】などに有効
《メタリオン・エーラクレスター》

『魔法使い族メタ』
相手フィールドの魔法使い族を2体までデッキに戻す。

流行りのデッキでは【セレブローズ】【闇魔】などに有効
《メタリオン・キングコブラスター》

『爬虫類族メタ』
相手フィールドの爬虫類族3体までの攻撃力を1000ダウンさせ、自身は2回攻撃できる。

流行りのデッキでは【秘密捜査官】などに有効
《メタリオン・ラードンスター》

『恐竜族メタ』
相手フィールドの恐竜族3体までの攻撃力・守備力を2000ダウンさせる。

流行りのデッキに有効な種族はないため、今回はこのカードのみ不採用にしています。

また《ファンタズム・マスクマスター》自身が《イマジナリー・アクター》になれるのもポイントで、《イマジナリー・アクター》になれるモンスターを用意できない場合のケア手段にもなります。

《イービル・ボーラー》

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル4 / 光属性 / 岩石族 / 攻1400 / 守500

【条件】手札のモンスター(光属性/守備力500)1体を相手に見せて発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その種族をターン終了時まで悪魔族またはこの効果の条件で見せたモンスターと同じ種族にする。

相手モンスター1体を悪魔族か手札から見せたモンスターの種族に変更する事ができるため、フュージョン素材モンスターを召喚する前にこの効果を挟むことで、メタ効果を適用できるようになります。

種族変更効果はメタ効果を適用する以外にも、種族サポートを妨害するために使えるのもポイントです。

例えば【ベリーフレッシュ】に対しての場合です。

相手の《ベリーフレッシュ・ハピネス・ハーベスト》の種族を変更した場合、《ベリーフレッシュ・シャイ》の効果を適用できなくなるため、自分のモンスターの攻撃力・守備力が1500ダウンするのを防ぐ事ができます。

このようにメタ効果を適用できない場面でも有効になる事がある点はポイントです。

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル1 / 水属性 / 水族 / 攻100 / 守500

【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに、このカード以外の自分の手札・フィールドのカードを2枚まで墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力は次の相手ターン終了時まで、[この効果の条件で墓地へ送ったカードの数]×1500アップする。自分の墓地にモンスター(水族)が5体以上いる場合、さらにこのカードは次の相手ターン終了時まで相手の魔法・罠カードの効果では破壊されない。

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル1 / 水属性 / 水族 / 攻100 / 守500

【条件】なし
【永続効果】自分フィールドにこのカード以外のモンスター(水族)がいる場合、相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力・守備力は1500ダウンする。

他のカードの採用理由

《オーバーラッシュ・ストーム》

魔法・罠カードをデッキバウンスにより除去できるカード。
レベル10のフュージョンモンスターを罠カードで除去される事が大きな痛手になるため、《メタリオン・アシュラスター》と合わせて魔法・罠カードをしっかり除去するために採用しました。
《コスモス姫のお戯れ》

手札のリソースを相手のカードの破壊に変換できるカード。
カードの種類問わずに破壊できるため臨機応変に使用できます。
《イマジナリー・リーディング・アクター》《イマジナリー・リアクター》やセットして温存しておいた《はじまりの星》でコストを確保できるのもポイントです。
《魔法の筒》

ダメージソースになりながら相手の攻撃を一回無効にできるカード。
フュージョンモンスターはフィールドに一体でも残ればその後の展開に繋げやすいたため、ダメージを優先して《魔法の筒》を採用しました。
相手フィールドに残ったモンスターを《フルメタリオン・アシュラスター》の効果で活かせるのもポイントです。

構築のポイント

①:《虚鋼演機名優》不採用

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】なし
【効果】自分のデッキの上からカードを4枚めくり、お互いに確認する。自分はその中から通常モンスター(光属性/守備力500)1体または「フュージョン」1枚を選んで墓地へ送る事ができる。残りのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローできる。

序盤ではフュージョン召喚に必要なカードを墓地に用意する手段として、カードを消費せずに行えるカードです。

効果自体は優秀なのですが、問題はその成功率で今回紹介した構築(以下の条件)でも成功率は79.7%と絶妙な数値になっています。

  • 40枚構築
  • 該当するカードを計11枚採用
  • 先攻・後攻1ターン目で手札に該当するカードなし

これ、該当するカードが1枚減る度に75.8%、71.4%、66.4%と成功率が減っていきます。

また魔法カードである点も問題で、類似した効果を持つ《秘密捜査官ミスキャスト》や《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの絶対者-》と比較し、効果の適用に失敗すると1枚分の損失を生み出してしまいます。

以上のことから今回は不採用となりました。

クィーン
クィーン

モンスターだったら採用の余地もあったわね

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル3 / 光属性 / 爬虫類族 / 攻300 / 守300

【条件】自分フィールドにこのカード以外のモンスターがいない場合、300LPを払って発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その中にモンスター(爬虫類族)がいた場合、さらに自分の墓地のモンスター(光属性/爬虫類族)1体を選んで手札に加える。

カードの種類/ステータス/効果

効果モンスター
レベル4 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1200 / 守1100

【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード4枚をめくり、お互いに確認する。自分はめくったカードの中からモンスター(レベル8/光属性/ドラゴン族)と「究極の青眼伝説」をそれぞれ1枚まで手札に加える事ができる。残りのカードをデッキに戻す。

②:《フュージョン》3枚採用

カードの種類/効果

通常魔法

【条件】なし
【効果】自分フィールドの表側表示モンスターを素材として墓地へ送り、フュージョン召喚する。

今回の構築では《メタリオン・フュージョン》と合わせて「フュージョン」魔法を計6枚採用しています。

《メタリオン・フュージョン》の存在や、1枚でも墓地に送る事ができれば機能するため《フュージョン》は2枚で良さそうな印象も受けます。

しかし《イマジナリー・リーディング・アクター》や《はじまりの星》の存在から墓地にいち早く用意したい状況が多いんですよね。

そのため、再現性を高めるために今回は3枚採用にしました。

③:優先する通常モンスター

【メタリオン】にはフュージョン素材となる通常モンスターが多数存在します。

基本的には好みの部分ですが、今回は相手の魔法・罠カードの破壊を優先するために《ソード・ダンサー》を優先して採用しました。

相手が魔法使い族デッキを使用する場合は、サイドデッキから《マジック・ジャグラー》を採用するなど、相手に合わせてサイドチェンジするのも一つの手だと思います。

カジュアル寄りにはなってしまいますが、【メタリオン】としての性質をより楽しみたい場合は通常モンスターをそれぞれ1枚ずつ採用するのもおすすめです。

こうすることで、《イマジナリー・リーディング・アクター》でフュージョン先を選びやすくなります。

わかはぴ
わかはぴ

《イマジナリー・リーディング・アクター》は墓地から好きな種族のモンスターを選択することで相手に対応していくデザインなので、そのデザインを堪能できる構築になります!

まとめ

今回は【メタリオン】デッキのデッキレシピを解説しました。

要点をまとめると以下の通りです。

デッキの回し方
  • フュージョン召喚に必要なカードを墓地肥やしと墓地から回収するカードを併用して揃える
  • 《フルメタリオン・アシュラスター》《フルメタリオン・ヴリトラスター》のフュージョン召喚を目指す

《フルメタリオン・アシュラスター》のフュージョン召喚を行う場合、手札管理が重要になります。手札コストのことも考え展開していきましょう

わかはぴ
わかはぴ

フュージョンモンスターが何体も並ぶのは爽快です!

ぜひ皆さんも構築してみてください!

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