1枚ドローしつつ、相手モンスター2体を破壊できる効果を持つ《大逆転の女神》。
大逆転の名に相応しい豪快な効果ですが、効果でデッキトップから墓地へ送ったカードが相手フィールドに存在するモンスターと同じ種族でなければいけません。
そのため普通に運用した場合は、相手依存の運任せな効果になってしまいます。
これでは上手く戦えませんよね。
そこで今回は《大逆転の女神》の運任せな効果を確実に成功させられるよう構築したデッキ【大逆転ソエジマジカル】デッキを紹介します。
このデッキは遊戯王OCGで世界大会の出場経験を持つ俳優、副島和樹
さんに提供していただいたデッキです。
デッキ名のネーミングは副島さんの愛称「ソエジマジカル」からきています。
派手な効果での逆転は爽快で使っていても楽しいので、使いこなして逆転の力を手にしましょう!
目次
デッキレシピ
メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 25 |
《大逆転の女神》 | 3 |
《極上寿司天使アガリブエル》 | 2 |
《最強戦旗エースブレイカー》 | 2 |
《逆転の女神》 | 3 |
《寿司天使タイガーロール》 | 3 |
《戦天女キリハリー》 | 3 |
《ドウェルチェア・コリキエル》 | 3 |
《陽天使チェケラエル》 | 3 |
《戦天女ハリキリー》 | 3 |
魔法カード | 15 |
---|---|
《激鱗解放》 | 3 |
《TCB》 | 3 |
《魔法石の採掘》 | 3 |
《エンジェルジャッジ》 | 3 |
《陰陽封陣》 | 2 |
《死者蘇生》(LEGEND) | 1 |
デッキコンセプト
このデッキのコンセプトは「《TCB》により《大逆転の女神》の効果を確実に成功させ大逆転勝利を目指すこと」です。
《TCB》は相手モンスターの種族を変更する効果を持っているため、これにより相手モンスターを天使族にすることで確実に効果を適用させていきます。
回し方
【大逆転ソエジマジカル】デッキは以下の3つの要領で回していきます。
- 《大逆転の女神》の効果を発動できる状況を作る
- 《TCB》を駆使して《大逆転の女神》の効果を確実に成功させる
- デッキのモンスターの比率を高め《大逆転の女神》の効果成功確率を高める
《大逆転の女神》の効果を発動できる状況を作る
《大逆転の女神》の効果を発動するには墓地に《逆転の女神》が存在しなければいけません。
この発動条件を満たすために、序盤はこの準備を整えられるよう動きます。
手っ取り早い方法が墓地肥やしで《激鱗解放》と《ドウェルチェア・コリキエル》により行っていきます。
《激鱗解放》は特に優秀で1度に5枚もの墓地肥やしを行うことができるため、《逆転の女神》を墓地に用意しやすいカードです。
一方《ドウェルチェア・コリキエル》は墓地を肥やすカードとしては手札コストが必要な分、コスパの悪い効果になっています。
また「闇属性モンスターをサルベージする効果」も適用することができず、効果発動後は低い攻撃力を晒して棒立ちさせてしまうことになります。
そのため《ドウェルチェア・コリキエル》による墓地肥やしは無理に発動せず、余裕のある時に発動しましょう。
《TCB》を駆使して《大逆転の女神》の効果を確実に成功させる
《大逆転の女神》の効果の発動条件が整った後は、《大逆転の女神》の「相手モンスター2体を破壊する効果」を狙っていきます。
このデッキに採用されているモンスターのほとんどが天使族であるため、相手モンスターが天使族でなければ相手モンスターを破壊することができません。
そのため《TCB》の効果により相手モンスターを天使族に変更することで、「相手モンスター2体を破壊する効果」を確実に成功させていきます。
効果を成功させられれば相手モンスター2体を破壊した分、戦闘ダメージも与えやすくなり、一気に勝負を決めやすくなりますね。
ちなみに《大逆転の女神》の効果を成功させられなかった場合でも、「1枚ドローする効果」により確実にアドバンテージを得ることができるのもポイントです。
デッキのモンスターの比率を高め《大逆転の女神》の効果成功確率を高める
相手モンスターの種族を天使族に変更しても、墓地へ送られたカードが魔法カードであれば《大逆転の女神》の効果を適用することができません。
そのため《陰陽封陣》の効果の発動条件でデッキ内の天使族モンスターの枚数を増やすことで、天使族以外のカードが墓地へ送られる確率を抑えていきます。
相手モンスターが3体いる場合は《大逆転の女神》の効果で破壊しても1体残ってしまいます。
《陰陽封陣》の効果で残りの1体の攻撃力を弱体化させることで戦闘サポートにもなり、二重の意味で《大逆転の女神》をサポートすることができますね。
カードの採用理由
デッキの回し方で深く触れることのできなかったカードについては、こちらで解説します。
《魔法石の採掘》
《魔法石の採掘》は効果の通り魔法カードをサルベージするために採用しました。
《大逆転の女神》の効果を確実に適用させるために必須である《TCB》や、戦闘をサポートできる《陰陽封陣》、モンスターを蘇生できる《死者蘇生》と様々な魔法カードに変換させることで、柔軟に戦いやすくなります。
墓地肥やしの過程で墓地へ送られてしまった魔法カードもサルベージすることができるため、このカードを採用することで墓地肥やしにより魔法カードが墓地へ送られるデメリットを解消しています。
発動には手札コストにカード2枚が必要ですが、《大逆転の女神》《寿司天使タイガーロール》の効果で手札を増やすことができるため、手札コストを補って運用するできるようになっています。
《最強戦旗エース・ブレイカー》
《最強戦旗エース・ブレイカー》は効果の通り相手モンスターを破壊するために採用しました。
どんなモンスターでも破壊することができるため《大逆転の女神》で破壊できないマキシマムモンスターも破壊することができ、《大逆転の女神》の欠点も補うことができます。
《魔法石の採掘》と同じく効果の発動には手札コストにカード2枚が必要ですが、こちらも同じく《大逆転の女神》《寿司天使タイガーロール》の効果で、手札コストを補って運用するできるようになっています。
《寿司天使タイガーロール》
《寿司天使タイガーロール》は手札コストを確保するために採用しました。
このデッキには《魔法石の採掘》《最強戦旗エースブレイカー》《極上寿司天使アガリブエル》と手札コストが必要なカードが多く採用されています。
「レベル8以下の天使族モンスター2体をサルベージする効果」によりカード消費せずに手札2枚を増やせるため、これらのカードの手札コストを補うために使えるようになっています。
《魔法石の採掘》と《死者蘇生》とは特に相性が良く、1枚分のカード消費で《死者蘇生》をサルベージし、最上級モンスターの展開に繋げられるようになっています。
基本的には手札コストの確保ですが、次ターンに必要なカードをサルベージして、次のターンに備えるといった使い方ができるのもポイントです
《戦天女キリハリー》
《戦天女キリハリー》は手札事故のケアのために採用しました。
このデッキはレベル5以上のモンスターと魔法カードの採用枚数が多く、下級モンスターを引けないことによる手札事故が起きるリスクが他のデッキよりも少し高くなっています。
《戦天女キリハリー》の効果を使えば、手札1枚を墓地の攻撃力0の天使族モンスターに変換することができるため、こういった手札事故をケアしやすくなっています。
墓地肥やしのために採用されている《ドウェルチェア・コリキエル》も《戦天女キリハリー》の効果で蘇生できるのもポイントです!
まとめ
今回は【大逆転ソエジマジカル】デッキのデッキレシピを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《TCB》により《大逆転の女神》の効果を確実に成功させ大逆転勝利を目指すこと
- 《大逆転の女神》の効果を発動できる状況を作る
- 《TCB》を駆使して《大逆転の女神》の効果を確実に成功させる
- デッキのモンスターの比率を高め《大逆転の女神》の効果成功確率を高める
大逆転を体感しやすいデッキになっているので、《大逆転の女神》の効果を使ってみたいという方はぜひ構築してみてください!
己が真の決闘者であればいつでもデッキが応えてくれるぜ!
キミもLet’s大逆転!!
おまけ:副島さんは舞台俳優の方達の師匠
副島さんはある劇団の方たちの師匠でもあります。
その劇団がクリエイティブユニット「ソフトボイルド」です。
ソフトボイルドは漫画やアニメ、ゲームを原作とした舞台2.5次元舞台を手掛ける劇団で、ビジュアル的にも楽しめる舞台を公演しています。
私は元々舞台が好きで、ソフトボイルドの作品もいくつか観させていただいたことがあります。
キャラクターの個性の強さや、展開の楽しさもありつつも、舞台を見たことがない人でも観やすい舞台だと感じました。
もし興味があれば合わせてチェックしてみてください。
Twitterでは最新情報、YouTubeでは舞台裏を見ることができますよ!
ちなみに「ソフトボイルド」のメンバーも全員ラッシュデュエリストよ!