フュージョン召喚という新たな風を呼んでくれた「メタリオン」モンスター!
全ての「メタリオン」モンスターは共通するフュージョン素材を持つことから1つのデッキに両立しやすく、フュージョン召喚のしやすさから、【フュージョン】デッキを考える上で誰もが一度は採用を考えるモンスターでもあります。
そんな「メタリオン」モンスターを採用した【フュージョン】デッキがどんな構築で優勝しているのか気になりますよね。
そこで今回は公認大会で見事優勝を果たした【フュージョンメタリオン】デッキを紹介します。
今回紹介するデッキレシピは、私が所属するラッシュデュエルチーム「ツーピース」のメンバー”BENIさん”に提供していただいたデッキです。
大会で結果を残すだけではなく、先日行われたNSTとのチーム戦でも後攻での対戦が2回あったにも関わらずシングル戦で3連勝していました。
後攻でも安定して勝つって難しいですよね。【フュージョン】デッキのようなコンボ性の高いデッキだとなおさらです。
しかしそれを実現してしまうのが今回のデッキです!
【フュージョン】デッキの構築に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
今回も、拙者、おにぎり侍がアシスタントとして参加するでござる
目次
デッキレシピ
- メインデッキ:40枚
- エクストラデッキ:9枚
モンスター(29枚)
下級21枚/上級1枚/最上級7枚
《連撃竜ドラギアス》× 3
《魔将ヤメルーラ》× 3
《ザ☆スタードラゴン》× 1
《風使いトルネ》× 1
《アメイジング・ディーラー》× 3
《ミスティック・ディーラー》× 3
《ささやきの妖精》× 3
《守護の竜魔導士》× 2
《エーテル・シーカー》× 1
《イマジナリー・アクター》× 3
《マジック・ジャグラー》× 3
《ソード・ダンサー》× 2
《サーペインター》× 1
魔法カード(8枚)
《フュージョン》× 3
《スター・リスタート》× 3
《TCB》× 1
《強欲な壺》× 1
罠カード(3枚)
《ダーク・リベレイション》× 3
《メタリオン・エーラクレスター》× 3
《メタリオン・アシュラスター》× 3
《メタリオン・ヴリトラスター》× 3
デッキコンセプト
このデッキのコンセプトは「フュージョンモンスターを駆使して戦うこと」です。
フュージョンモンスターは《フュージョン》+フュージョン素材2体と、特定のカード3枚が揃わなければフュージョン召喚することができません。
そのため万が一フュージョン召喚が行えなくても戦えるよう、最上級モンスターを多く採用し構築されています。
ではどうやって回していくのか?
次の項からデッキの回し方、各カードの採用理由を解説していきます。
回し方と各カードの採用理由
【フュージョンメタリオン】デッキは以下の4つの要領で回していきます。
- 「メタリオン」モンスターのフュージョン召喚を目指す
- 手札交換を駆使しフュージョン召喚の準備を整える
- フュージョン召喚の準備が整うまでは最上級モンスターで応戦
- 《TCB》で「メタリオン」モンスターのメタ効果を活かす
「メタリオン」モンスターのフュージョン召喚を目指す
「メタリオン」モンスターは攻撃力・守備力の高さと汎用的な効果から、維持することで戦況を有利に運びやすくなるフュージョンモンスターです。
そのため、まずはこれら「メタリオン」モンスターのフュージョン召喚を目指します。
このデッキでフュージョン召喚できる「メタリオン」モンスターは以下の3体です。
- 《メタリオン・エーラクレスター》
- 《メタリオン・アシュラスター》
- 《メタリオン・ヴリトラスター》
《メタリオン・エーラクレスター》は「相手の墓地のモンスターを3体まで選んでデッキに戻す効果」と「相手の魔法使い族モンスターを2体までデッキバウンスする効果(魔法使い族に対するメタ効果)」
《メタリオン・アシュラスター》は「相手のセットカード1枚を破壊する効果」と「相手の戦士族モンスターの全ての攻撃力の合計分、サイボーグ族1体の攻撃力をアップさせる効果(戦士族に対するメタ効果)」。
《メタリオン・ヴリトラスター》は「相手モンスター1体を表側攻撃表示または裏側守備表示に変更する効果」と「自分フィールドのサイボーグ族モンスターの数まで、相手のドラゴン族モンスターを破壊する効果(ドラゴン族に対するメタ効果)」を持っています。
《スター・リスタート》が3枚採用されていることから、墓地に《フュージョン》及びフュージョン素材モンスターが揃えば、もう一方のフュージョン素材モンスターと《スター・リスタート》でフュージョン召喚できるようになります。
フュージョン素材モンスターの内、《イマジナリー・アクター》は全ての「メタリオン」モンスターのフュージョン素材となるモンスターです。
手札に《スター・リスタート》と《イマジナリー・アクター》があれば、《スター・リスタート》の効果で蘇生するもう一方のフュージョン素材モンスターを自由に選択できるため、状況に応じたフュージョン召喚を行えるのもポイントですね。
手札交換を駆使しフュージョン召喚の準備を整える
前述したようにフュージョン召喚をするには特定のカード3枚が揃わなければいけません。
《スター・リスタート》を採用しているといっても、必要なカードがデッキに眠っていてはフュージョン召喚をサポートすることはできないんです。
そのため手札交換を行える《ミスティック・ディーラー》《アメイジング・ディーラー》をそれぞれ3枚ずつ採用しています。
これらのモンスターによりデッキ圧縮を行なっていけるため、フュージョンに必要なカードを引きやすくなっています。
手札交換は手札の質を上げてくれるでござる
だからフュージョン召喚に関係なくデッキの動きが安定しやすくなるのでござるよ
フュージョン召喚に必要なカードは《スター・リスタート》で蘇生・サルベージできるので、《フュージョン》及びフュージョン素材モンスターは墓地に送っても問題ないのもポイントです!
フュージョン召喚の準備が整うまでは最上級モンスターで戦う
《フュージョン》3枚、フュージョン素材モンスター計9体に加え、手札交換を行えるカード計6枚と、できるだけフュージョン召喚をしやすいよう構築しています。
しかしなかなかフュージョン召喚にたどり着けないという状況も稀に発生します。
そういった状況をケアするため、このデッキには《連撃竜ドラギアス》《魔将ヤメルーラ》が3枚ずつ、《ザ☆スタードラゴン》が1枚と計7枚の最上級モンスターを採用しています。
この枚数は最上級モンスターを軸にビートダウンを行うデッキでの、最上級モンスターの平均採用枚数と同じ枚数です。
そのためフュージョン召喚を行えなくても、フュージョン召喚を行わないデッキと同じように戦うことができます。
中でも《魔将ヤメルーラ》は最上級モンスターのアドバンス召喚を封じられるため、フュージョン召喚に必要なカードが揃うまでの時間稼ぎにも使うことができます。
ちなみにこのデッキに採用されているレジェンドカード《強欲な壺》は、カード1枚の消費で手札2枚を増やすことができます。
これにより前述した全てのことをさらに行いやすくしてくれます。
《TCB》で「メタリオン」モンスターのメタ効果を活かす
《TCB》は「モンスター3体までの種族を手札から見せたモンスターの種族に変更する効果」を持つ魔法カードです。
この効果により相手モンスターの種族を変更することで「メタリオン」モンスターのメタ効果を活かしやすくなります。
フュージョン召喚を行う前に素材となるモンスターを《TCB》の効果で見せることで、そのままフュージョン先のモンスターのメタ効果につなげることができるため、コンボ成立率は高めです。
《メタリオン・アシュラスター》のメタ効果を活かしたい時は、その素材となる《ソード・ダンサー》を《TCB》の効果で見せるでござる
これにより相手モンスターを戦士族に変更することで、《メタリオン・アシュラスター》の戦士族に対するメタ効果を活用できるようになります
コンボにしか使えなさそうな《TCB》ですが、「〇〇族がいる時に発動できる」といった発動条件を持つ罠カードのケア手段にもなります。
そのため場合によってはこのように活用してもいいですね。
以上が【フュージョンメタリオン】デッキの回し方と各カードの採用理由です。
BENIさんからメッセージ
今回、BENIさん【フュージョンメタリオン】デッキを組んでみた感想もいただきました。
こちらも合わせて紹介します。
新弾で登場したフュージョン召喚。
私は昔OCGをやっていたのでフュージョン召喚は簡単だと思っていたのですが、これがまた難しい!
素材を同時にフィールドに召喚するのと、フュージョン魔法を一枚キープする難しさが、OCGの融合と差別されていて違った楽しさをラッシュデュエルのフュージョンで感じることが出来ました!
10月末の新弾で新しいフュージョンモンスターも是非ともフュージョン召喚してみたいです!
まとめ
今回は【フュージョンメタリオン】デッキのデッキレシピを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- フュージョンモンスターを駆使して戦うこと
- 「メタリオン」モンスターのフュージョン召喚を目指す
- 手札交換を駆使しフュージョン召喚の準備を整える
- フュージョン召喚の準備が整うまでは最上級モンスターで応戦
- 《TCB》で「メタリオン」モンスターのメタ効果を活かす
上手く立ち回ることで1ターンに2回のフュージョン召喚を決めることが可能なデッキなんですよ!
「W ラッシュデュエルch」さんのチャンネルに、このデッキを使って戦ったチーム戦のアーカイブも残っているため、実際に対戦してる様子を見てみたい人は、合わせてチェックしてみてください!
3:32〜 vs【竜魔】
39:47〜 vs【バーン機械魔】
1:02:35〜 vs【フュージョンドラゴン】
※相手のデッキタイプは対戦内容からの推測です。
拙者の飼い主(BENI)の勇士をその目に焼き付けるでござる!!
おまけ
最後に私が選ぶBENIさんの可愛いぬい撮り写真を紹介!
餃子も美味しそうだし早く食べたそうにしているおにぎり侍も可愛いです!