
相手のセットカードをデッキに戻せるみたいだけどこれって強いのかしら?
相性の良いカードもあれば知りたいわ
《CAN
-Melo:D
》の効果を見るとこんなことを感じる人もいると思います。
そこで今回は《CAN-Melo:D》の使い方や相性の良いカードを解説していきます。

バウンスとサルベージにより様々なカードとのコンボを生み出せるモンスター!
組み合わせるカードによっては無限ループを作り出すこともできる可能性の塊のようなカードです!
目次
《CAN-Melo:D》の使い方

効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / サイキック族 / 攻2400 / 守1800
【条件】このカード以外の自分フィールドの表側表示モンスター(レベル5以上)1体を持ち主の手札に戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの裏側表示のカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。自分のLPが相手より少ない場合、さらに自分の墓地の通常モンスター(レベル1/サイキック族)1体を選んで手札に加えることができる。
《CAN-Melo:D》は以下の用途で使うことができます。
- セットカードの除去(デッキバウンス)
- 自分フィールドのモンスターの手札に戻す(セルフバウンス)
- モンスターのサルベージ
- 最上級アタッカー
相手のセットカードを除去するために使う(デッキバウンス)
《CAN-Melo:D》は「相手フィールドの裏側表示のカード1枚をデッキに戻す効果」を持っています。
この効果により相手フィールドのセットカードを除去するために使うのが基本的な使い方です。
裏側表示であればデッキバウンスさせることができるため、モンスター・魔法・罠カードに関係なく除去することができます。
これにより相手モンスターを除去して戦闘ダメージを与えやすくしたり、魔法・罠カードを除去して安全に攻撃しやすくしたりと、状況に合わせて使い方を切り替えることができます。
《CAN-Melo:D》の効果は、効果の発動条件により自分フィールドのレベル5以上のモンスターを手札に戻さなければいけません。
そのため展開をサポートするようなカードか上級モンスターを採用しなければ安定して効果を発動するのが難しく、少し重い発動条件になっています。
しかしこの発動条件も上手く使えば、モンスターの効果を再発動できるようにする手段になります。
自分フィールドのモンスターを手札に戻すために使う(セルフバウンス)
モンスターはフィールドを離れることで、攻撃力の強化・弱体化や”効果を発動したという情報”がリセットされます。
前述した通り《CAN-Melo:D》の効果を発動するには、自分フィールドのレベル5以上のモンスターを手札に戻さなければいけませんが、このようにモンスターの情報をリセットすることで、モンスターの効果を再発動できるようにする手段として使うことができます。
例えば以下のような状況の場合です。
- 《CAN-Melo:D》
- 《サターン・キング・ビートル》
- 《CAN:D》

《サターン・キング・ビートル》は「自分フィールドのモンスター1体の攻撃力を、自分の墓地のレベル1モンスターの数×100アップさせる効果」を持つモンスターです。
この効果により《CAN-Melo:D》の攻撃力を強化した後、《CAN-Melo:D》の効果の発動条件により手札に戻せば、効果を発動したという情報をリセットすることができます。
手札に戻した《サターン・キング・ビートル》を召喚し、再び効果を発動すれば、《CAN-Melo:D》の攻撃力をさらに強化することができますね。
このようにモンスターの効果を再発動できるようにすることができます。
自分のライフポイントが相手より少ない場合は、さらにレベル1・サイキック族・通常モンスター1体をサルベージすることができます。
上記のような状況の場合《CAN:D》をサルベージすることができるため、《サターン・キング・ビートル》のアドバンス召喚に必要なモンスターを確保しながら、《サターン・キング・ビートル》を手札に戻すことができますね。
そのためライフポイントが劣勢であればさらに強く使えるのもポイントです。
最上級モンスターの効果も再発動させられる
手札に戻すモンスターは最上級モンスターでも良いため、最上級モンスターの効果も再発動できるようになります。
- 相手モンスターを2体まで破壊できる《砕光のエスパレイド》の効果を再発動
- 相手フィールドの魔法・罠カード1枚をバウンスしながら、攻撃力・守備力を600ダウンさせられる《アイスエイジ・カタパルト》の効果を再発動
- 自分の墓地に罠カードが5枚以上ある場合に相手に1000ダメージを与える《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》の効果を再発動
これはほんの一例ですが、このように様々なモンスターの効果を2回発動できると考えれば、かなり活用方法は広そうですよね。
「レベル1・サイキック族・通常モンスターをサルベージする効果」を適用できれば、アドバンス召喚に必要なリリース素材は《CAN-Melo:D》とサルベージしたモンスターで補えるのもポイントです。

前のターンから召喚されている「自身を召喚したターンに発動できる効果」を持つモンスターでも、手札の戻せば再び効果を発動できるようになりますよ!
最上級アタッカーとして使えるが少し頼りない
《CAN-Melo:D》の攻撃力は2400と最上級アタッカーとしても使うことができます。
しかし《CAN-Melo:D》の攻撃力は最上級モンスターの攻撃力の基準値2500を満たしていないため、頼りないモンスターになっています。
そのため採用する際は戦闘をサポートできるカードもあわせて採用したいですね。
守備力は1800と下級モンスターと一部の上級モンスターの攻撃には耐えられるものの、表示形式の変更には弱くなっています。
《CAN-Melo:D》と相性の良いカード

《CAN-Melo:D》を使う上でさらに知っておきたいのが相性の良いカードです。
そこで《CAN-Melo:D》とあわせて使いたい相性の良いカードもまとめました。
- 《シエスタトレーロ》
- 《JAM:Pアップ!》
- 《魔将ヤメルーラ》
- 《火雷神サンダーボールド》
《シエスタトレーロ》

効果モンスター
レベル3 / 水属性 / 戦士族 / 攻1200 / 守0
【条件】自分の墓地のモンスター3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの攻撃表示モンスター(レベル8以下)1体を選んで裏側守備表示にする。この効果でモンスターを裏側守備表示にした場合、さらに自分の墓地の「シエスタホールド」1枚を選んで手札に加える事ができる。
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《シエスタトレーロ》は「相手フィールドのレベル8以下の攻撃表示モンスター1体を裏側守備表示にする効果」を持つモンスターです。
この効果により相手モンスターを裏側表示にすることで、相手フィールドにセットカードがない場合でも、《CAN-Melo:D》の効果でデッキバウンスできる状況を作り出すことができます。
《シエスタトレーロ》の効果発動後は《CAN-Melo:D》のアドバンス召喚のためのリリース素材にすることもできるため、無駄なく利用できるのもポイントですね。
以上のことから《CAN-Melo:D》の効果をサポートし、アドバンス召喚のリリース素材にもなれる《シエスタトレーロ》は相性の良いカードと言えます。
《JAM:Pアップ!》

通常魔法
【条件】自分フィールドの表側表示モンスター(サイキック族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】手札のモンスター(レベル7/サイキック族)1体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果の条件で「CAN:D」を墓地へ送った場合、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップする。
《JAM:Pアップ!》は「自分フィールドのサイキック族モンスター1体をコストに、レベル7・サイキック族モンスター1体を手札から特殊召喚する効果」を持つ魔法カードです。
この効果の発動条件に《CAN:D》を使用した場合、さらに特殊召喚したモンスターの攻撃力は1500アップします。
《CAN:D》は《CAN-Melo:D》の効果でサルベージすることができ、レベル7・サイキック族モンスターは《CAN-Melo:D》の効果の発動条件でフィールドから手札に戻すことにより用意することができます。
これにより《JAM:Pアップ!》の追加効果を適用しつつ、レベル7・サイキック族モンスターを展開できるようになります。
以上のことから《CAN-Melo:D》の効果とその発動条件を活かせる《JAM:Pアップ!》は相性がいいと言えますね。
《魔将ヤメルーラ》

効果モンスター
レベル8 / 闇属性 / 戦士族 / 攻2500 / 守2500
【条件】このカードを召喚したターンに、このカードの表示形式を変更して発動できる(攻撃表示は表側守備表示に、守備表示は表側攻撃表示にする)。
【効果】次の相手ターン終了時まで、このカードが表側表示の間、お互いはモンスター(レベル7以上)をアドバンス召喚できない。
《魔将ヤメルーラ》は「レベル7以上のモンスターのアドバンス召喚を封じる効果」を持つモンスターです。
最上級モンスターを展開できなくなった場合、相手は《魔将ヤメルーラ》や次のターンに展開されるモンスターを警戒してモンスターを裏側守備表示で展開しやすくなります。
このように裏側守備表示での展開を誘発することにより、次のターンは《CAN-Melo:D》の効果でセットされたモンスターをデッキバウンスできるようになります。
さらに《CAN-Melo:D》の効果の発動条件で《魔将ヤメルーラ》を手札に戻せば、この動きを毎ターン行うこともできますね。
以上のことから《CAN-Melo:D》の効果とその発動条件を有効活用できる《魔将ヤメルーラ》は相性が良いと言えます。

《魔将ヤメルーラ》の効果を無効化するか、カードをセットしないか、特殊召喚するか…
最上級モンスターの召喚が封じられている状況では突破手段も限られるし、相手はかなり辛くなりそうね
《火雷神サンダーボールド》

効果モンスター
レベル7 / 炎属性 / 雷族 / 攻2300 / 守1900
【条件】このカードを召喚したターンに、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで300アップする。自分の墓地にカード名が異なるモンスター(レベル7)が4体以上いる場合、さらに自分の墓地のモンスター(レベル7)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
《火雷神サンダーボールド》は「レベル7モンスター1体を蘇生する効果」を持つモンスターです。
この効果と《CAN-Melo:D》の効果を駆使することで、相手フィールドのセットカードを全てデッキバウンスする無限ループを生み出すことができます。
例えば以下の状況の場合です。
- 《火雷神サンダーボールド》
- 《CAN-Melo:D》
- 《CAN:D》
- 《ビックリード・ドラゴン》
- 《連撃竜ドラギアス》
- 《サベージ・クロー・タイガー》

- 《火雷神サンダーボールド》の効果により《CAN-Melo:D》を蘇生
- 《CAN-Melo:D》の効果により《火雷神サンダーボールド》を手札に戻し《CAN:D》をサルベージ
- 《CAN:D》を召喚
- 《CAN-Melo:D》と《CAN:D》をリリースし《火雷神サンダーボールド》をアドバンス召喚
このように《火雷神サンダーボールド》の効果を発動し《CAN-Melo:D》の蘇生に繋げれば、1〜4の動きを無限に行うことができます。
この動きは相手フィールドにセットされたカードが存在する限り行うことができるため、全てセットカードをデッキバウンスすることができますね。
相手フィールドのセットカードを全てバウンスした後は、《火雷神サンダーボールド》の効果で蘇生するモンスターを《CAN-Melo:D》以外のモンスターにすることで次の動きにつなげることができます。
今回の状況では以下のように次の動きにつなげることができます。
- 《ビックリード・ドラゴン》を蘇生し、相手フィールドのモンスターの攻撃力を大幅に弱体化させる
- 《連撃竜ドラギアス》を蘇生し、複数回攻撃できる効果により攻め手を増やす
- 《サベージ・クロー・タイガー》を蘇生し、守備力の高い相手モンスターの突破手段を用意する
このように組み合わせるレベル7モンスターにより様々な動きにつなげることができます。
以上のことから《CAN-Melo:D》の効果とその発動条件を有効活用できる《火雷神サンダーボールド》は相性が良いと言えますね。
強力なループですがこれを成立させるには以下の状況でなければいけません。
- 自分の墓地に《CAN-Melo:D》を含むレベル7モンスターが4種類以上存在する
- 自分の墓地にレベル1・サイキック族・通常モンスターが1体以上存在する
- ライフポイントが相手より低い
そのためデッキに取り入れる場合はかなり工夫が必要ですね。
《CAN-Melo:D》をサポートできるカードまとめ
ステータスを参照すれば様々なカードで《CAN-Melo:D》をサポートすることができます。
現在、専用サポートは存在しないためステータスを参照してサポートできるカードをまとめました。
ステータスを参照してサポート
《CAN-Melo:D》の効果で蘇生できるモンスター一覧
《CAN-Melo:D》の効果で蘇生できるレベル1・サイキック族・通常モンスター。
採用にあたってどんなモンスターを蘇生できるか気になりますよね?
そこで《CAN-Melo:D》の効果で蘇生できるレベル1・サイキック族・通常モンスターをまとめました。
レベル1・サイキック族・通常モンスター
《CAN-Melo:D》の収録情報

少しは《CAN-Melo:D》を使ってみたくなりましたか?
でも手元にはまだない、パックから当てたいという人のために《CAN-Melo:D》の収録情報もあわせて記載しておきます。
よかったら参考にしてください。
収録パック
- ゴールドラッシュパック(ゴールドラッシュレア、ウルトラレア)

最後に
今回は《CAN-Melo:D》の使い方や相性の良いカードを解説しました。
効果に少しクセがありますが、様々な用途で活用できるモンスターです。

【サイキック族】デッキはもちろんですが、様々なデッキに採用できそうな面白いカードですね!