- 鳥獣族を活かしたい
今回はこのコンセプトの下、【鳥獣族】デッキを構築しました。
メジャーな種族をメタりながら《ライトニング・ボルコンドル》や《ダークネス・クレステッド・ホーク》を強く使っていきます!
それでは【鳥獣族】デッキのデッキレシピ、各カードの採用理由、回し方を解説していきます。
目次
【鳥獣族】デッキのデッキレシピ
まずデッキレシピはこちらです。
- メインデッキ:40枚
モンスター(27枚)
下級19枚/上級1枚/最上級7枚
《ダークネス・クレステッド・ホーク》× 3
《ライトニング・ボルコンドル》× 2
《サベージ・クロー・タイガー》× 2
《風使いトルネ》× 1
《ルミナス・パロット》× 3
《トリック・ピジョン》× 3
《ビースト・サモナー》× 3
《セブンスロード・メイジ》× 3
《守護の竜魔導士》× 2
《ライト・ソーサラー》× 3
《セイント・バード》× 1
《ハーピィ・ガール》× 1
魔法カード(8枚)
《マジカル・ストリーム》× 3
《ハンマークラッシュ》× 1
《右手に盾を左手に剣を》× 1
《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》× 3
罠カード(5枚)
《カウンター・ハート》× 3
《ダーク・リベレイション》× 2
デッキの回し方
基本的な流れは以下の通りです。
- 上級・最上級モンスターを駆使しながら相手の盤面を処理していく!
- 魔法使い族、ドラゴン族は《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》でメタる!
- 《ライトニング・ボルコンドル》や《右手に盾を左手に剣を》でダメージを通し勝利を目指す!
①上級・最上級モンスターを駆使しながら相手の盤面を処理していく!
出典(ライトニング・ボルコンドル):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
出典(ダークネス・クレステッド・ホーク、サベージ・クロー・タイガー):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
このデッキは最上級鳥獣族の《ライトニング・ボルコンドル》と《ダークネス・クレステッド・ホーク》を駆使しながら戦うのが基本的な戦術です。
この2体は相手モンスターの属性によって強さが左右されてしまうため、その不安定さを軽減するために《サベージ・クロー・タイガー》と《風使いトルネ》を採用しています。
相手の属性は《ルミナス・パロット》で光属性に変更することで《ライトニング・ボルコンドル》と《ダークネス・クレステッド・ホーク》をサポートすることも可能です。
《ルミナス・パロット》は相手フィールドに表側表示モンスターが2体以上存在しる必要があるため、裏側表示のモンスターは《風使いトルネ》で表側表示にすることで効果の発動をサポートすることもできます。
②魔法使い族、ドラゴン族は《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》でメタる!
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
このデッキに採用されている全ての最上級モンスターの攻撃力は2500を下回っており、攻撃力2500以上のモンスターに簡単に戦闘破壊されてしまいます。
また最上級鳥獣族の戦闘は《カウンター・ハート》でサポートすることができますが攻撃力に800以上の差をつけられると《カウンター・ハート》でサポートしきれません。
そこで《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》です。
《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》により魔法使い族・ドラゴン族・天使族の攻撃力が300ダウンするため、攻撃力が強化された《連撃竜ドラギアス》や《青眼の白龍》《エンシェント・アライズ・ドラゴン》を《カウンター・ハート》で返り討ちできる範囲まで弱体化させていきます。
《サベージ・クロー・タイガー》は獣戦士族であり攻撃力が300アップするため、返しのターンにも戦闘に強くなり、《セブンスロード・マジシャン》に対しては《ダークネス・クレステッド・ホーク》の効果を発動しなくても突破できるようにもなります。
③《ライトニング・ボルコンドル》や《右手に盾を左手に剣を》でダメージを通し勝利を目指す!
出典(ライトニング・ボルコンドル):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
《ライトニング・ボルコンドル》や《右手に盾を左手に剣を》で相手モンスターの攻撃力を弱体化させ、戦闘ダメージを与えやすくしていきます。
《ライトニング・ボルコンドル》の効果を上手く使えれば相手モンスターの攻撃力を0にすることも可能なため、《トリック・ピジョン》や《ルミナス・パロット》を駆使しながら上手く立ち回り勝利を目指しましょう。
《右手に盾を左手に剣を》の影響でこちらのモンスターが弱体化してしまうこともあるので、《右手に盾を左手に剣を》を発動してからモンスターを召喚するなど発動するタイミングは要注意です。
以上が【鳥獣族】デッキの回し方です。
次に各カードの採用理由を解説していきます。
各カードの採用理由
各カードの採用理由は重要度順でお話ししていきます。
モンスター
《ハーピィ・ガール》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
このデッキになくてはならない存在。愛。
愛以外に採用理由はなく一番使いづらいモンスターのため、愛がない場合は《セイント・バード》か《ダーク・ソーサラー》と入れ替え推奨です。
見てるだけで癒られますが、使いづらさが際立って辛くなるので1枚の採用にとどめました。
《ダークネス・クレステッド・ホーク》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
鳥獣族の最上級アタッカー。
攻撃力の強化は自身以外にも行うことができ、《トリック・ピジョン》などの他の鳥獣族を強化し上級モンスター2体を処理するなど、柔軟に戦闘を行えるようになります。
効果の発動に手札コストの必要がなく、最上級鳥獣族の中では1番使いやすいため3枚の採用にしました。
《青眼の白龍》など攻撃力3000の最上級モンスターを《カウンター・ハート》込みでも返り討ちにできない絶妙な攻撃力で、返しのターンには弱いです。
《ライトニング・ボルコンドル》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
鳥獣族の最上級アタッカー。
効果により相手モンスターの攻撃力を複数弱体化させることが可能ですが発動条件が重く使いにくい効果です。
幸い採用されるほとんどの最上級モンスターは光属性か闇属性であるため、光属性モンスターの攻撃力をダウンさせたい場合は2枚目の《ライトニング・ボルコンドル》、闇属性モンスターの場合は《ダークネス・クレステッド・ホーク》を《トリック・ピジョン》でサルベージし、大幅な弱体化を狙います。
《トリック・ピジョン》で光属性の鳥獣族をサルベージし、手札コストにするために2枚採用しました。
《風使いトルネ》
戦闘のサポートと《ルミナス・パロット》のサポートに使うのが主な役割です。
表示形式の変更により相手モンスターの攻守どちらかが1500以下であればこのカード単体で突破することができます。
1600以上であっても、最上級モンスターの戦闘サポートに使うことが可能です。
前述したように《ルミナス・パロット》は相手フィールドに表側表示のモンスターが2体以上存在する必要があるため、裏側守備表示のモンスターを《風使いトルネ》で表側攻撃表示にすることで効果の発動をサポートすることもできます。
魔法使い族であることから《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》で弱体化することを考慮して1枚の採用にとどめました。
《サベージ・クロー・タイガー》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
最上級アタッカー枠。
獣戦士族・獣族・鳥獣族を手札から特殊召喚できる《ビースト・サモナー》を最上級鳥獣族と共有することができ、対応するモンスターの中で唯一単体で攻撃力2500のモンスターを突破できます。
《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》適用下では、返しのターンに攻撃力2500のドラゴン族・魔法使い族にも突破されなくなります。
枠の都合で2枚の採用にしました。
《ルミナス・パロット》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
効果により相手モンスターを光属性にし最上級鳥獣族をサポートするのが主な役割です。
相手フィールドに表側表示モンスターが2体以上存在する必要があり、発動条件を満たせないことがたまにあるのが欠点です。
最上級鳥獣族の運用の質に関わるカードであるため3枚の採用にしました。
《ビースト・サモナー》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
最上級アタッカーをリリース1体分で展開するのが主な役割です。
特殊召喚による展開であるため《魔将ヤメルーラ》の「最上級モンスターの召喚を封じる効果」にも影響されずに展開することができます。
カードの消費枚数を抑える恩恵が大きく、できるだけ効果を使いたいため3枚採用しました。
《トリック・ピジョン》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
最上級・下級鳥獣族をサルベージするのが主な役割です。
サルベージできるモンスターは《ライトニング・ボルコンドル》《ダークネス・クレステッド・ホーク》《セイント・バード》の3体で、相手フィールドの状況にあわせてサルベージするモンスターを選択していきます。
このデッキには魔法・罠カードが13枚採用されているため、手札コストに必要なカードに困ることはあまりありません。
2枚目以降の《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》をコストにできるとベストです。
手札の変換により柔軟に動けるようになるため3枚採用しました。
《セブンスロード・メイジ》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
自分モンスターの戦闘をサポートするのが主な役割です。
相手の最上級モンスターの攻撃力をノーコストで400ダウンさせることができ、効果を発動できない《ライトニング・ボルコンドル》や《ダークネス・クレステッド・ホーク》も攻撃力2500のモンスターを突破できるようにしてくれます。
扱いやすい効果であるため3枚採用しました。
《守護の竜魔導士》
自分のモンスターを相手のカードによる破壊から守るのが主な役割です。
このデッキでは対策手段の少ない《ダーク・リベレイション》を対策する手段であり、安全に攻撃を通すために必要不可欠なカードです。
枠の都合で2枚の採用にしました。
《ライト・ソーサラー》
《セイント・バード》
出典(右):遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
下級アタッカー枠。
《セイント・バード》は《トリック・ピジョン》で再利用することができ、《ライト・ソーサラー》は魔法使い族であるため《ダーク・リベレイション》の発動条件になります。
《セイント・バード》は《トリック・ピジョン》でサルベージするモンスターの選択肢を増やすための採用であるため1枚。
《ライト・ソーサラー》は《ダーク・リベレイション》を発動しやすくするために3枚採用しました。
魔法カード
《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 驚愕のライトニングアタック!!
魔法使い族・ドラゴン族メタり戦闘をサポートするのが主な役割です。
前述したようにメジャーな種族をメタることで、最上級モンスターの戦闘を有利に進めるために採用しました。
このデッキに多く含まれている魔法使い族の攻撃力もダウンしますが、仮想敵である相手の魔法使い族・ドラゴン族の攻撃力もダウンするためあまり気になりません。
またこのカードで強化される悪魔族のほとんどは光属性であり、《ライトニング・ボルコンドル》と《ダークネス・クレステッド・ホーク》で対処できるため、こちらも許容範囲内です。
早く手札に引き込みたいため3枚の採用にしました。
《マジカル・ストリーム》
《ハンマークラッシュ》
主な役割は魔法・罠カードの破壊です。
このデッキでは数少ない魔法・罠カード破壊手段であるため、むやみに使わず相手の動きを見て発動していきたいカードです。
攻撃を安全に通すため発動しやすい《マジカル・ストリーム》を3枚、手札コストが必要な《ハンマークラッシュ》を1枚採用しました。
《右手に盾を左手に剣を》
自分モンスターの戦闘をサポートするのが主な役割です。
相手モンスターの守備力に依存してしまいますが、ほとんどのモンスターは守備力の方が低いため複数のモンスターを同時に弱体化させ戦闘をサポートすることができます。
レジェンドカードであるため1枚の採用です。
罠カード
《カウンター・ハート》
出典:遊戯王ラッシュデュエル デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!
鳥獣族の戦闘をサポートするのが主な役割です。
最上級鳥獣族は攻撃力が最上級モンスターの攻撃力の基準値2500に満たず返しのターンには弱いため、突破されないためにはサポートが必須になります。
そのため最上級鳥獣族を守るために採用しました。
発動できる状況を出来るだけ作っておきたいため3枚採用にしました。
《ダーク・リベレイション》
相手の攻撃を阻止するのが主な役割です。
このデッキの魔法使い族の採用枚数は計12枚であるため、発動条件はやや重くなってしまっています。
このカードの存在により採用している魔法使い族をデッキに戻してくれる可能性もあり、それも採用理由の1つです。
発動条件の重さと3枚目の《ダーク・リベレイション》を警戒させるために2枚の採用にしました。
最後に
今回は【鳥獣族】デッキのデッキレシピ、各カードの採用理由、回し方を解説しました。
デッキ構築の際に意識したのは以下のポイントです。
- 光属性モンスターの採用率
- 相手の行動を心理的に制御する
《ルミナス・パロット》の効果により相手モンスターを光属性にすると、《ライトニング・ボルコンドル》の効果に必要な手札コストは光属性のモンスターになります。
そのため採用するモンスターは光属性が多くなるように意識して構築しました。
魔法使い族が墓地にたまってくると相手は《ダーク・リベレイション》を警戒します。
相手が墓地のモンスターを戻すカードを採用している場合は、デッキに魔法使い族を戻してくれるようになるため、それを逆手にとれるよう魔法使い族を絞って採用しました。
《ダーク・リベレイション》を2枚にしているのも、相手に警戒し続けてもらうためです。
本当は《ハーピィ・ガール》を活躍させたくて構築したのですが、上手くまとまらず鳥獣族を活かすためのデッキになりました!
鳥獣族は大好きな種族なのでこれからも強くなれるよう頑張ります!