2025年4月26日(土)発売の「ストラクチャーデッキ 黒魔術の儀式」
1箱でも遊べる構築済みデッキですが、3箱を組み合わせて構築することでさらに強く使いやすいデッキにすることができます。
そこで今回は「ストラクチャーデッキ 黒魔術の儀式」3箱を使った構築を紹介。
カードの種類数が多いとデッキとしてまとまりにくくなります。
必要カードを絞って再構築することで、デッキ内容もさらに理解しやすくなりますよ。

リチュアル召喚がいよいよ実装!
想像よりも意外と強いです!!
目次
リチュアル召喚とは


今回新たに登場したリチュアル召喚ですが、リチュアル魔法カードを使用してエクストラデッキからリチュアルモンスターを特殊召喚するギミックとなっています。
レベルを参照してモンスターを素材にして行うのが特徴で以下の流れで行います。


今回、2種のリチュアル魔法カードが登場していますが、リチュアル魔法によって素材モンスターを要求する場所が異なります。
例えば《カオス-黒魔術の儀式》は手札・墓地のモンスター、《セレモニアル・ゲート》はフィールドの表側表示モンスターを素材にできるようになっています。
上記の性質から、強い盤面構築には発動の順番も重要になっています。
デッキレシピの解説


メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 25 |
《ブラック・マジシャン》![]() | 1 |
《ブラック・マジシャン・ガール》 | 3 |
《アクセルワンダー・ライト》 | 3 |
《進軍するルイーズ》 | 3 |
《光を誘うグリフォール》 | 3 |
《混沌の翼竜》 | 3 |
《祭殿の探求者》 | 3 |
《レジェンド・マジシャン》 | 3 |
《翻弄するエルフの剣士》 | 3 |
魔法カード | 11 |
---|---|
《カオス-黒魔術の儀式》 | 3 |
《セレモニアル・ゲート》 | 3 |
《レジェンド・ストライク》 | 2 |
《黒・魔・導・響・弾》 | 2 |
《精神操作》![]() | 1 |
罠カード | 4 |
---|---|
《マジカル・リトリビューション》 | 3 |
《聖なるバリア -ミラーフォース-》![]() | 1 |
エクストラデッキ(9枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》 | 3 |
《セレモニアル・ソーサラー》 | 3 |
《セレモニアル・ナイト》 | 3 |
3箱構築では、リチュアル召喚ギミックの再現性を高めつつ、攻撃力の高い《ブラック・マジシャン・ガール》を継続的に盤面に供給するように構築しました。
ストラクチャーデッキのみではデッキを回復させる手段が《祭殿の探求者》のみであるため、早期決着が重要になっています。
リチュアルモンスターの特徴
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》

リチュアル / 効果モンスター
レベル8 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻2800 / 守2600
墓地にいるこのカードのカード名は「ブラック・マジシャン」になる。
【条件】なし
【効果】なし
![]() |
墓地で自身を《ブラック・マジシャン》にする効果を持つリチュアルモンスターです。
この効果の性質から《ブラック・マジシャン・ガール》が自身の効果でアップする攻撃力が自分のカードのみで最大4000まで上がるようになっています。
《ブラック・マジシャン・ガール》
![]() | 効果モンスター レベル6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700 【条件】なし 【効果】このカードの攻撃力は[お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」の数]×500アップする。 |
フィールドでは効果を持たないモンスターですが、他のリチュアルモンスター《セレモニアル・ソーサラー》《セレモニアル・ナイト》の効果発動(追加効果の適用)に必須のモンスターです。
リチュアル召喚に必要な《カオス-黒魔術の儀式》の性質から裏側守備表示への表示形式変更に対応しやすく、大会環境で流行りの《シャイニーシェイディー》をケアしやすくなっているのが強みです。
《カオス-黒魔術の儀式》
![]() | リチュアル魔法 【条件】レベルの合計が8以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送り、「マジシャン・オブ・ブラックカオス」をリチュアル召喚する(余分にモンスターを素材にできない)。 |
《シャイニーシェイディー》
![]() | 通常罠 【条件】相手ターンに相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、手札1枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】自分または相手フィールドの表側表示の効果モンスターを合計2体まで選んで裏側守備表示にする。この効果で相手フィールドの元々の攻撃力が2600以上のモンスターを選んだ場合、さらに自分は1500LP回復する。 |
また《カオス-黒魔術の儀式》は手札のモンスターも素材にできるため、3体目の最上級モンスターを展開する手段として使用できるのもポイントです。

フィールドでは効果を持たないけど、かなり重要な役割を持つモンスターね
《セレモニアル・ソーサラー》

リチュアル / 効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻2300 / 守2500
【条件】自分フィールドに表側表示のリチュアルモンスター(レベル8/魔法使い族)がいる場合に発動できる。
【効果】相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》がいる場合にノーコストで相手のカードを破壊する事ができます。
リチュアル召喚はリチュアルモンスターを素材に2体目以降のリチュアルモンスターをリチュアル召喚できるため、この性質を利用することで複数回の効果発動に繋げられるようになっています。


リチュアル魔法の数だけ効果を発動する事ができます!
《セレモニアル・ゲート》の性質から、フィールドの表側表示モンスターしか素材にできない点は要注意です!
《セレモニアル・ゲート》
![]() | リチュアル魔法 【条件】なし 【効果】レベルの合計が8以上になるように、自分のフィールドの表側表示モンスターを素材として墓地へ送り、「セレモニアル・ソーサラー」または「セレモニアル・ナイト」をリチュアル召喚する(余分にモンスターを素材にできない)。 |
《セレモニアル・ナイト》

リチュアル / 効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / 戦士族 / 攻2300 / 守2500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力は1000アップする。自分フィールドに表側表示のリチュアルモンスター(レベル8/魔法使い族)がいる場合、さらに自分フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
《セレモニアル・ソーサラー》と同じく《セレモニアル・ゲート》によりリチュアル召喚できるモンスターで、単体でも攻撃力3300のモンスターとして機能します。
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》がいる場合はさらに攻撃力を底上げする事ができ、最大2000の戦闘ダメージの底上げができるのがポイントです。
基本的には《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開を目指すため、破壊できるカードが少ない状況や、戦闘ダメージにより決着を付けられる場面でリチュアル召喚することになります。
ここまで紹介したリチュアルモンスターですが、リチュアル召喚の性質から全て《精神操作》と相性が良くなっています。
《精神操作》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】マキシマムモードではない相手フィールドのモンスター1体を選んでそのコントロールをエンドフェイズまで得る(コントロールが戻る時に戻せるモンスターゾーンがない場合、そのモンスターは墓地へ送られる)。このターン、そのモンスターは攻撃できず、アドバンス召喚のためにはリリースできない。 |
コントロールを奪ったモンスターは攻撃・アドバンス召喚のためのリリースには使用できませんが、リチュアル召喚のための素材供給のために使用する事ができます。
上記の性質から相手の破壊耐性などを無視して相手モンスターの除去+リチュアル召喚の素材供給ができるカードになっています。
ちなみに効果は問題なく発動する事ができるため、状況によってはそれも見越して発動できるのがポイントです。
【ブラックマジシャン】デッキの回し方:動きの解説
- 《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開により相手のカードを破壊
- 攻撃力の高い《ブラック・マジシャン・ガール》を同時に展開し早期決着を目指す
①:《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開により相手のカードを破壊
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《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》を同時に展開することで、ノーコストで相手のカードを破壊する事ができます。
前述したように《セレモニアル・ゲート》の数だけ、《セレモニアル・ソーサラー》の効果を発動する事ができるため、この性質を利用して相手のカードの複数枚の破壊を目指します。

そして破壊できるカードが少ない状況や、戦闘ダメージにより決着を付けられる場面では《セレモニアル・ナイト》のリチュアル召喚を行います。
《セレモニアル・ナイト》
![]() | リチュアル/効果モンスター レベル7/闇属性/魔法使い族/攻2300/守2500 【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの攻撃力は1000アップする。自分フィールドに表側表示のリチュアルモンスター(レベル8/魔法使い族)がいる場合、さらに自分フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。 |
リチュアル魔法は《光を誘うグリフォール》によりノーコストで墓地から回収する事ができるため、複数回のリチュアル召喚に繋げやすくなっています。
《光を誘うグリフォール》
![]() | 効果モンスター レベル4/地属性/獣族/攻1200/守1500 【条件】EXデッキのリチュアルモンスター(戦士族・魔法使い族/守備力2500以上)1体を相手に見せて発動できる。 【効果】この効果の条件で見せたモンスターのカード名が記された自分の墓地のリチュアル魔法カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。 |
上記の動きの再現性を高めるため、墓地肥やし・墓地回収を駆使してリチュアル召喚の下準備を行います。
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《アクセルワンダー・ライト》

効果モンスター
レベル5 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻1700 / 守1800
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカードを4枚めくり、お互いに確認する。自分はその中から罠カード以外のカードを2枚まで選んで墓地へ送る事ができる。残りのカードをデッキに戻す。
質の良い3枚分の墓地肥やしを行う事ができるモンスターです。
必要なカードが既に墓地に用意できている状況では、《カオス-黒魔術の儀式》により手札から素材にしていきます。

リチュアル魔法を墓地に用意できないと強く戦えないため、3箱構築ではかなり重要なカードになっています!
《進軍するルイーズ》

効果モンスター
レベル4 / 地属性 / 獣戦士族 / 攻1200 / 守1500
【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、自分の墓地のモンスター(攻撃力1200/守備力1500)またはモンスター(攻撃力1400/守備力1200)1体を選んで自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚できる。
2枚分の墓地肥やしを行いながら、リチュアル魔法を墓地回収できるモンスターを墓地から特殊召喚する事ができます。
基本的には後述する《光を誘うグリフォール》《混沌の翼竜》を墓地から特殊召喚しますが、それらが墓地にない場合でも2枚目の《進軍するルイーズ》を特殊召喚することでアドバンス召喚・リチュアル召喚の素材供給に使用できるのがポイントです。
また3箱構築では《翻弄するエルフの剣士》も墓地から特殊召喚する事ができ、状況によっては相手の攻め手を少しコントロールできるようになっています。
《翻弄するエルフの剣士》
![]() | 効果モンスター レベル4/地属性/戦士族/攻1400/守1200 【条件】なし 【永続効果】このカードはモンスター(攻撃力1900以上)との戦闘では破壊されない。 |

相手は攻撃力1300〜1800のモンスターでの攻撃か、モンスターの破壊を行わなければこちらの全てのモンスターを戦闘破壊できなくなるわ!
《光を誘うグリフォール》

効果モンスター
レベル4 / 地属性 / 獣族 / 攻1200 / 守1500
【条件】EXデッキのリチュアルモンスター(戦士族・魔法使い族/守備力2500以上)1体を相手に見せて発動できる。
【効果】この効果の条件で見せたモンスターのカード名が記された自分の墓地のリチュアル魔法カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
《カオス-黒魔術の儀式》《セレモニアル・ゲート》をノーコストで墓地から回収できるモンスターです。
状況に合わせて必要な方を墓地から回収できるため、《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開に繋げやすくなっています。
《セレモニアル・ゲート》を墓地回収できる唯一のモンスターであり、《セレモニアル・ソーサラー》の複数回の効果発動に必要不可欠なモンスターです。
《混沌の翼竜》

効果モンスター
レベル4 / 風属性 / ドラゴン族 / 攻1400 / 守1200
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分の墓地の「カオス-黒魔術の儀式」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。自分はこのメインフェイズにドローしていない場合、さらに自分は1枚ドローできる。
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《カオス-黒魔術の儀式》をノーコストで墓地から回収できるモンスターです。
《カオス-黒魔術の儀式》の墓地回収にしか対応していませんが、ドロー効果を持っているため1枚で2枚分のアドバンテージを得る事ができます。
前述した通り《光を誘うグリフォール》《混沌の翼竜》共に《進軍するルイーズ》の効果で墓地から特殊召喚できるのがポイントで、墓地からリチュアル魔法を回収する手段を実質9枚体制で採用できることに繋がっています。
《進軍するルイーズ》
![]() | 効果モンスター レベル4/地属性/獣戦士族/攻1200/守1500 【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。 【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、自分の墓地のモンスター(攻撃力1200/守備力1500)またはモンスター(攻撃力1400/守備力1200)1体を選んで自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚できる。 |

同時に墓地肥やしもできるのがポイントね!
《祭殿の探求者》

効果モンスター
レベル4 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1100 / 守500
【条件】自分の墓地のモンスター2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】自分の墓地のリチュアルモンスター(レベル7/攻撃力2300/守備力2500)1体を選び、自分フィールドの表側表示で特殊召喚する。
《セレモニアル・ソーサラー》《セレモニアル・ナイト》を墓地から特殊召喚できるモンスターです。
リチュアル魔法の墓地回収手段にはなりませんが、リチュアルモンスターの特殊召喚により《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開に繋げやすくしてくれます。
また《祭殿の探求者》がレベル4であるため、2体目のリチュアルモンスターの素材として使いやすいのもポイントです。
《光を誘うグリフォール》《混沌の翼竜》《祭殿の探求者》は全て《レジェンド・ストライク》で墓地から特殊召喚する事ができます。
《レジェンド・ストライク》
![]() | 通常魔法 【条件】300LPを払って発動できる。 【効果】自分の墓地のモンスター(レベル4/攻撃力1600以下)またはレジェンド通常モンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果で「レジェンド・マジシャン」またはレジェンド通常モンスターを特殊召喚した場合、さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。 |
これにより動きの再現性をさらに高められるようになっているのもポイントです。
《ブラック・マジシャン》または《レジェンド・マジシャン》を墓地から特殊召喚した場合は、相手の魔法・罠カードの破壊も行う事ができ、3箱構築では数少ない魔法・罠カード除去手段にもなっています。
![]() | ![]() |
- 《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開により相手のカードを破壊
- 複数回のリチュアル召喚で《セレモニアル・ソーサラー》の効果を複数回発動するのがポイント
- 《アクセルワンダー・ライト》《進軍するルイーズ》による墓地肥やしでリチュアル魔法を墓地に用意
- 《光を誘うグリフォール》《混沌の翼竜》による墓地回収でリチュアル召喚の準備を行う
②:攻撃力の高い《ブラック・マジシャン・ガール》を同時に展開し早期決着を目指す
《ブラック・マジシャン・ガール》

効果モンスター
レベル6 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻2000 / 守1700
【条件】なし
【効果】このカードの攻撃力は[お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」の数]×500アップする。
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3体の《マジシャン・オブ・ブラックカオス》と《ブラック・マジシャン》があれば、攻撃力4000のモンスターとして使用する事ができます。
これにより戦闘ダメージを与えやすくなるため、同時に展開することで戦闘ダメージの確保に繋げていきます。
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》を素材とした複数回のリチュアル召喚により、墓地に《マジシャン・オブ・ブラックカオス》を溜めやすくなっているので最大攻撃力へは比較的到達しやすくなっています!
《ブラック・マジシャン・ガール》は《マジカル・リトリビューション》の追加効果により墓地から特殊召喚できるため、継続的に盤面に供給しやすくなっているのがポイントです。
《マジカル・リトリビューション》
![]() | 通常罠 【条件】自分フィールドのカードが相手の攻撃または相手の効果で破壊された時、800LPを払って発動できる。 【効果】相手フィールドの表側表示の効果モンスター(レベル8以下)1体または裏側表示のカード1枚を選んで破壊する、その後、自分の墓地のモンスター(レベル6/闇属性/魔法使い族)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。 |
3箱構築では魔法・罠カードの除去を行いにくいため、その点も補えるカードです。
加えて《黒・魔・導・響・弾》を使用することで、さらに戦闘ダメージを最大2000伸ばせるようになっています。
《黒・魔・導・響・弾》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル6以上/闇属性/魔法使い族)1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで1000アップする。自分フィールドに表側表示の「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」がいる場合、さらに選んだモンスターの攻撃力をターン終了時まで1000アップする。 |
- 攻撃力の高い《ブラック・マジシャン・ガール》を同時に展開し早期決着を目指す
- 複数回の《マジシャン・オブ・ブラックカオス》のリチュアル召喚で高い攻撃力を確保
- 《マジカル・リトリビューション》により相手の魔法・罠カードを除去しながら《ブラック・マジシャン・ガール》を継続的に展開
- 《黒・魔・導・響・弾》により戦闘ダメージをさらに伸ばす
おすすめの強化方法
収録カード以外のデッキを採用すれば、さらにデッキを強化する事ができます。
今回はそれらもあわせて紹介していきます。
《歴戦の暗黒騎士ガイア》+《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》が墓地で《ブラック・マジシャン》になる性質を利用することで《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》へのフュージョン召喚に繋げられるカードです。
《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2300 「ブラック・マジシャン」+モンスター(戦士族/守備力2100) 【条件】なし 【永続効果】このカードの攻撃力は、[お互いの墓地の魔法・罠カードの数の合計]×100アップする。このカードの攻撃は貫通する。自分の手札がある場合、このカード以外の自分フィールドのモンスターは相手の効果では破壊されない。 |
《ブラック・マジシャン・ガール》よりも少ないカードで高い攻撃力を得る事ができ、高い攻撃力を貫通攻撃で活かしやすくなっています。
これにより相手の守備表示モンスターによる耐久に対しても対応しやすくなるのがポイントです。
また手札を1枚以上残しておけば、他のモンスターに破壊耐性も付与できるようになっています。
《バルーン・バティーア》

効果モンスター
レベル4 / 光属性 / 獣族 / 攻1000 / 守500
【条件】自分がモンスターを特殊召喚していないターンに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、その中からモンスター(レベル6以下)1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
墓地肥やしを行いながら一定の確率でレベル6以下のモンスターを供給することができます。
これにより動きの再現性を高めつつ、リチュアル召喚の素材を供給する事ができます。
またメインデッキの下級モンスターのレベルを3〜4に固めることで、1枚でリチュアル召喚の素材になれるのがポイントです。
《冥跡のジュンディー》

効果モンスター
レベル4 / 地属性 / 獣戦士族 / 攻1000 / 守1000
【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その中にモンスター(地属性)がいた場合、さらに自分は1枚ドローできる。ドローした場合、さらに自分は手札1枚を選んでデッキの下に戻す。
墓地肥やしを行いながら、一定の確率で手札交換を行う事ができます。
《バルーン・バティーア》のようにアドバンテージは得られませんが、デッキに触れる枚数が多い分、動きの再現性をさらに高めやすくなっています。
また今回登場したリチュアルモンスターをサポートするモンスターには地属性も多いため、追加効果も狙いやすくなっています。

《進軍するルイーズ》《光を誘うグリフォール》《冥跡のジュンディー》を3枚ずつ採用した場合、初手での追加効果適用確率は”31.3〜55.3%”と3割強の確率で適用できるようになります
《ハイマジック-ダブルアクセル》

通常魔法
【条件】自分の墓地のモンスター(レベル5以上/魔法使い族)2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(魔法使い族)1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで、[選んだモンスターの元々の攻撃力]だけアップする。
魔法使い族の攻撃力を大きく強化する事ができるカードです。
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》であれば5600、《セレモニアル・ソーサラー》であれば4600まで攻撃力を強化する事ができます。
リチュアルモンスターは性質上墓地に溜めやすく、《ハイマジック-ダブルアクセル》のコストとして使用してもエクストラデッキに戻るため、手札事故のリスクを負わずに攻撃力強化に繋げる事ができるのがポイントです。
また前述した《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》とも相性が良くなっています。
既存カードを組み合わせた構築案


メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 22 |
《歴戦の暗黒騎士ガイア》 | 3 |
《光を誘うグリフォール》 | 3 |
《混沌の翼竜》 | 3 |
《進軍するルイーズ》 | 3 |
《冥跡のジュンディー》 | 3 |
《バルーン・バティーア》 | 3 |
《竜水の神子》 | 3 |
《カードガンナー》![]() | 1 |
魔法カード | 14 |
---|---|
《カオス-黒魔術の儀式》 | 3 |
《セレモニアル・ゲート》 | 3 |
《コーリング・ダーク・メテオ》 | 3 |
《レジェンド・ストライク》 | 2 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 |
《ハイマジック-ダブルアクセル》 | 1 |
《強欲な壺》![]() | 1 |
罠カード | 4 |
---|---|
《シャイニーシェイディー》 | 3 |
《聖なるバリア -ミラーフォース-》![]() | 1 |
エクストラデッキ(12枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》 | 3 |
《セレモニアル・ソーサラー》 | 3 |
《セレモニアル・ナイト》 | 3 |
《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》 | 3 |
入れ替えたカード
新たに採用したカード | 枚数 | 不採用にしたカード | 枚数 |
---|---|---|---|
《歴戦の暗黒騎士ガイア》 | 3 | 《ブラック・マジシャン》![]() | 1 |
《バルーン・バティーア》 | 3 | 《ブラック・マジシャン・ガール》 | 3 |
《冥跡のジュンディー》 | 3 | 《アクセルワンダー・ライト》 | 3 |
《竜水の神子》 | 3 | 《祭殿の探求者》 | 3 |
《カードガンナー》![]() | 1 | 《レジェンド・マジシャン》 | 3 |
《コーリング・ダーク・メテオ》 | 3 | 《翻弄するエルフの剣士》 | 3 |
《コスモス姫のお戯れ》 | 1 | 《黒・魔・導・響・弾》 | 2 |
《ハイマジック-ダブルアクセル》 | 1 | 《精神操作》![]() | 1 |
《強欲な壺》![]() | 1 | 《マジカル・リトリビューション》 | 3 |
《シャイニーシェイディー》 | 3 | ||
《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》 | 3 |
今回紹介した3箱構築に既存カードを加えた構築案です。
《ブラック・マジシャン・ガール》の枠を《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》になれる《歴戦の暗黒騎士ガイア》にし、使いやすい墓地肥やし要因を増やすことで動きの再現性を高めやすいように構築しました。
乏しかった魔法・罠カード除去手段には《竜水の神子》《コーリング・ダーク・メテオ》《コスモス姫のお戯れ》を採用することで補完しています。
また5月に発売されるレギュラーパック「進撃のアクセルロード」でも強化が確定しているため、発売後はさらに幅広く構築内容を変更できるようになっています。
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まとめ
今回は【ブラック・マジシャン】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《マジシャン・オブ・ブラックカオス》《セレモニアル・ソーサラー》の同時展開により相手のカードを破壊
▶︎ 複数回のリチュアル召喚で《セレモニアル・ソーサラー》の効果を複数回発動するのがポイント
▶︎《アクセルワンダー・ライト》《進軍するルイーズ》による墓地肥やしでリチュアル魔法を墓地に用意
▶︎《光を誘うグリフォール》《混沌の翼竜》による墓地回収でリチュアル召喚の準備を行う - 攻撃力の高い《ブラック・マジシャン・ガール》を同時に展開し早期決着を目指す
▶︎ 複数回の《マジシャン・オブ・ブラックカオス》のリチュアル召喚で高い攻撃力を確保
▶︎《マジカル・リトリビューション》により相手の魔法・罠カードを除去しながら《ブラック・マジシャン・ガール》を継続的に展開
▶︎《黒・魔・導・響・弾》により戦闘ダメージをさらに伸ばす
- 《歴戦の暗黒騎士ガイア》+《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》
- 《バルーン・バティーア》
- 《冥跡のジュンディー》
- 《ハイマジック-ダブルアクセル》

新たに登場したギミック”リチュアル召喚”思いの外強くて使うのも楽しいです!
今回紹介した構築を基盤に皆さんなりの構築を探してみてください!