「デッキ改造パック 混沌のオメガライジング!!」にて、サイキック族モンスターを素材とするフュージョンモンスター《CAN:D LIVE》が登場しました。
《CAN-Re:D》とはまた違った可愛さに《CAN:D LIVE》を使って構築したいと思った人も多いのではないでょうか?
そこで今回はフュージョン召喚を取り入れた新たな【サイキック族】デッキ、その名も【JAM LIVE】デッキを紹介します。
デッキ名はアニメ「遊⭐︎戯⭐︎王SEVENS」のロミンのように、状況に合わせて柔軟に戦う「ジャムセッションスタイル」から名付けました。
デュエルが進むにつれて柔軟性の高まる【サイキック族】デッキは使っていて楽しいですよ!
フュージョン召喚を取り入れた【サイキック族】デッキを構築しようとしているなら、ぜひ参考にしてみて!
目次
デッキレシピ
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 29 |
《CAN-Re:D》 | 3 |
《彩光のプリマギターナ》 | 1 |
《砕光のエスパレイド》 | 1 |
《ギフトタリスト》 | 1 |
《邪影ダーク・ルーカー》 | 1 |
《サイピックアッパー》 | 3 |
《ロマンス・ピック》 | 3 |
《ドリームラマー》 | 3 |
《スピーディー・パフォーマー》 | 3 |
《アメイジング・ディーラー》 | 3 |
《未来占者》 | 2 |
《ケミカルキュア・ブルー》 | 1 |
《ケミカルキュア・レッド》 | 1 |
《救惺の巫女》 | 1 |
《CAN:D》 | 3 |
魔法カード | 11 |
---|---|
《フュージョン》 | 3 |
《サイキック・ダイバージェンス》 | 3 |
《JAM:Pセット!》 | 2 |
《バックビート》 | 2 |
《死者蘇生》(LEGEND) | 1 |
カード名 | 枚数 |
---|---|
《CAN:D LIVE》 | 3 |
《ケミカルキュア・パープル》 | 3 |
デッキコンセプト
このデッキのコンセプトは「サイキック族モンスターの強みを活かし、フュージョン召喚を狙いながら攻めること」です。
サイキック族モンスターの一番の強みは《ロマンス・ピック》の存在です。
自分のライフポイントが劣勢の場合に墓地肥やしとサルベージを行うことができ、2枚目以降の《ロマンス・ピック》を活用することでこれを繰り返し行うことができます。
これにより、モンスターの展開、フュージョン素材の確保と様々な用途で使用することができます。
この強みを活かしながら攻め、フュージョン召喚を狙えるタイミングではフュージョン召喚を狙っていきます。
ではどうやって回していくのか?
次の項からデッキの回し方、各カードの採用理由を解説していきます。
回し方と各カードの採用理由
【JAM LIVE】デッキは以下の3つの要領で回していきます。
- 《ロマンス・ピック》を使いモンスターを展開
- 罠カードには様々なカードを駆使して対応
- 手札交換と墓地肥やしで必要なカードを揃える
《ロマンス・ピック》を使いモンスターを展開
このデッキでは《ロマンス・ピック》を使い最上級モンスターを複数展開して攻めていくのが基本的な戦い方です。
自分のライフポイントが劣勢でなければ効果を発動できず、500のライフコストを何度も払う必要がありますが、《ロマンス・ピック》1枚から最上級モンスター2体を展開することも可能になるため、この《ロマンス・ピック》をいかに上手く使うかが勝利に直結します。
そのため1枚でも早く引きたく、何枚あっても困らないため3枚採用しています。
でも《ロマンス・ピック》をどう使うかっていまいちよくわかってないのよね…
《ロマンス・ピック》をあまり使ったことがない人からすれば、こんなふうに思う人もいると思います。
そこで《ロマンス・ピック》への理解を深めるために《ロマンス・ピック》の使い方もいくつか解説します。
初心者向けとなっているので《ロマンス・ピック》のことはもう十分理解しているという人は読まなくても大丈夫です!
《ロマンス・ピック》は2体目以降の《ロマンス・ピック》が墓地に存在する場合に、その効果を最大限に活かすことができます。
例えば以下のような状況の場合です。
- 《ロマンス・ピック》× 1
- 《ロマンス・ピック》× 2
- 《ロマンス・ピック》Aの効果を発動し《ロマンス・ピック》Bをサルベージ
- 《ロマンス・ピック》Bを召喚し、効果により《ロマンス・ピック》Cをサルベージ
- 《ロマンス・ピック》Cを召喚し、効果によりサイキック族モンスターをサルベージ
このように《ロマンス・ピック》は2体目以降の《ロマンス・ピック》をサルベージすることにより、別の《ロマンス・ピック》またはサイキック族モンスターへと繋げていくことができます。
カード消費することなくモンスターをサルベージしていくため、効果を発動できればできるほどアドバンテージを稼ぐことができます。
これが基本的な使い方です。
最後にサルベージするモンスターは最上級モンスターにするなど、その時、手札に必要なサイキック族モンスターをサルベージします。
《ロマンス・ピック》で展開する際、「基本の使い方」にレベル5以上のモンスターを絡めることにより、さらに展開を伸ばすことができます。
例えば以下のような手札の場合です。
- 《ロマンス・ピック》× 1
- 《彩光のプリマギターナ》(レベル5以上のモンスター)× 1
- 《ロマンス・ピック》× 2
- 《ロマンス・ピック》Aを召喚し、効果により《ロマンス・ピック》Bをサルベージ
- 《ロマンス・ピック》Bを召喚し、効果により《ロマンス・ピック》Cをサルベージ
- 《ロマンス・ピック》A・Bをリリースし《彩光のプリマギターナ》をアドバンス召喚
- 《ロマンス・ピック》Cを召喚
- 《ロマンス・ピック》Cの効果を発動し《ロマンス・ピック》Aをサルベージ
このようにアドバンス召喚によって《ロマンス・ピック》A・Bが墓地へ送られることにより、再び《ロマンス・ピック》をサルベージし続ける動きを行えるようになります。
これにより展開をさらに伸ばせるようになります。
「基本の使い方」「展開をさらに伸ばす使い方」を解説しましたが、どちらも3体の《ロマンス・ピック》が必要です。
しかしこれを応用することで《ロマンス・ピック》が2体しかいない場合でも、《ロマンス・ピック》を使い回すことができます。
例えば以下のような手札の場合です。
- 《彩光のプリマギターナ》(レベル5以上のモンスター)× 1
- 《ロマンス・ピック》× 1
- 《CAN:D》(下級モンスター)× 1
- 《ロマンス・ピック》× 1
- 《ロマンス・ピック》Aを召喚し、効果により《ロマンス・ピック》Bをサルベージ
- 《CAN:D》を召喚
- 《ロマンス・ピック》Aと《CAN:D》をリリースし、《彩光のプリマギターナ》をアドバンス召喚
- 《ロマンス・ピック》Bを召喚し、効果により《ロマンス・ピック》Aをサルベージ
このように効果を使った《ロマンス・ピック》を何らかの手段で墓地へ送ることで、《ロマンス・ピック》を3体用意できなくても使い回すことができます。
《ロマンス・ピック》の効果により2体目以降の《ロマンス・ピック》が墓地へ送られることもあるから、アドバンス召喚できる状況に繋げられるならとりあえず効果を発動しておいても良いわね
《フュージョン》を引けたらフュージョン召喚を狙う
《フュージョン》をドローできたら《CAN:D LIVE》のフュージョン召喚を狙います。
《CAN:D LIVE》のフュージョン召喚は、《フュージョン》に加え、以下のカードが手札・フィールドにあれば狙うことができます。
- 《CAN:D》+《サイピックアッパー》
- 《ロマンス・ピック》+《CAN:D》または《サイピックアッパー》
- 《ロマンス・ピック》+《ロマンス・ピック》
- 《ロマンス・ピック》+《CAN-Re:D》
見てわかる通り《ロマンス・ピック》がかなり重要で、足りないフュージョン素材は《ロマンス・ピック》の「サルベージする効果」により揃えていくことになります。
《ロマンス・ピック》の効果の過程で《フュージョン》が墓地へ送られてしまうこともありますが、《救惺の巫女》を採用しているのは、墓地の《フュージョン》を再利用できる効果により、そういった事態を少しでもケアするためです。
《CAN-Re:D》は《ロマンス・ピック》を手札に戻すことで効果をもう一度使えるようにしてくれるから、《ロマンス・ピック》と合わせるとフュージョン素材を2体サルベージできるようになるわ!
《CAN:D LIVE》はフュージョン召喚さえできれば、「相手モンスター全ての攻撃力を3000ダウンする効果」と「レベル7以上のサイキック族モンスターを蘇生する効果」により戦況を有利に運びやすくなります。
「相手モンスター全ての攻撃力を3000ダウンする効果」は2000ダメージを受けなければいけませんが、そのままデュエルを決着させるほどの効果です。
「レベル7以上のサイキック族モンスターを蘇生する効果」はモンスターの蘇生に加え、ライフポイントの回復も行えるため、一つ目の効果を発動せざるを得ない状況や決着をつけられる状況以外で発動し、戦線を整えることができます。
どのタイミングでどちらの効果を発動するかは例外もあるため、デュエルする中で上手く見極めていくのが理想ですね。
ちなみにほとんど行うことはありませんが、《ケミカルキュア・パープル》にもフュージョン召喚できるようになっています。
メインデッキに採用されている最上級モンスターの役割
このデッキには《CAN-Re:D》《彩光のプリマギターナ》《砕光のエスパレイド》《ギフトタリスト》《邪影ダーク・ルーカー》と計5種の最上級モンスターが採用されています。
《邪影ダーク・ルーカー》以外はサイキック族モンスターとなっており、《ロマンス・ピック》や《CAN:D LIVE》の効果で容易に蘇生・サルベージすることができるため、状況に合わせて使っていきます。
《CAN-Re:D》
《CAN-Re:D》は《ロマンス・ピック》などの攻撃力500以下のモンスターを手札に戻すことで、効果を再び発動できる状況を作ることができるモンスターです。
例えば《ロマンス・ピック》の効果発動後、フィールドに存在する《ロマンス・ピック》はすでに効果を発動しているため再び効果を発動することができません。
そこで《CAN-Re:D》の効果で《ロマンス・ピック》を手札に戻すことで、《ロマンス・ピック》の”効果を発動したという情報”がリセットされます。
そのため再び召喚することで、もう一度効果を使えるようになるのです。
このデッキでは《ロマンス・ピック》《ドリームラマー》《スピーディー・パフォーマー》《未来占者》《アメイジング・ディーラー》の効果を再び発動できるようにすることができます。
できるだけ使いたいため、最上級モンスターの中では唯一3枚採用しました。
《彩光のプリマギターナ》
《彩光のプリマギターナ》は自分のモンスター全ての攻撃力を強化することにより戦闘をサポートできるモンスターです。
ライフコストが必要な効果であることから、《ロマンス・ピック》の効果の発動条件を満たすためにも使うことができます。
またモンスターを残しながら戦闘をサポートできる《CAN:D LIVE》とは相性が良く、決定打をさらに拡大してくれます。
《砕光のエスパレイド》
《砕光のエスパレイド》は自分のライフポイントが1000以下の場合に、相手モンスターを2体まで破壊できるモンスターです。
基本的には決着を付けられる場面で、自分のライフポイントをギリギリまで調整して使います。
《ギフトタリスト》
《ギフトタリスト》は2600以上の攻撃力が必要な時やライフコストを払うのが厳しい状況でのアタッカーです。
《彩光のプリマギターナ》と同じく《ハーディフェンス・ミッション》の効果を受けないアタッカーでもあるので、相手のデッキによってはその点を活かせるのもポイントです。
《邪影ダーク・ルーカー》
《邪影ダーク・ルーカー》は魔法・罠カードを破壊するためのモンスターです。
《ロマンス・ピック》の「複数の《ロマンス・ピック》を使い回すギミック」とも相性が良く、フィールドを開けることで《ロマンス・ピック》のギミックをさらに連鎖させることができます。
終盤で引いた場合は、効果ダメージによりデュエルの決着をつけるために使えるのもポイントです。
このデッキに採用されているレジェンドカード《死者蘇生》は、前述した《CAN:D LIVE》やそのフュージョン素材、《邪影ダーク・ルーカー》を蘇生したりと、このデッキを広い範囲でサポートしてくれるわ!
罠カードには様々なカードを駆使して対応
《ロマンス・ピック》の効果の性質上、一度回り出すとライフポイントがどんどん減っていきます。
ライフポイントを減らしすぎて次のターンに負けてしまうという状況も起こりやすいため、デッキが回り出したら決着を付けられるように動きます。
しかし相手フィールドに罠カードがある場合は、攻撃を止められるリスクがありますよね。
そこで、このデッキでは《邪影ダーク・ルーカー》《ドリームラマー》《サイキック・ダイバージェンス》《JAM:Pセット!》《バックビート》を駆使して、相手の罠カードに対応していきます。
主な対応手段は「除去」と「墓地メタ」の2種です。
セットされている魔法・罠カードは《邪影ダーク・ルーカー》《サイキック・ダイバージェンス》で除去。
墓地のカードを参照して発動する罠カードは《ドリームラマー》《JAM:Pセット!》《バックビート》により発動条件を満たせないようにメタを行っていきます。
対応手段としては少し薄いですが《獣機界奥義 獣之拳》など、フィールドのモンスターを参照し発動する罠カードは《砕光のエスパレイド》《JAM:Pセット!》で対処することも可能です。
以上が全体の大まかな流れですが、話の中で何度も登場している《ロマンス・ピック》の存在がかなり重要であることが分かりますよね。
サポートなく《ロマンス・ピック》を安定して手札に引き込むことは難しいため、必要なカードは手札交換と墓地肥やしで揃えていきます。
手札交換と墓地肥やしで必要なカードを揃える
手札交換は《アメイジング・ディーラー》《未来占者》《救惺の巫女》の計6枚。
墓地肥やしは《ギフトタリスト》《邪影ダーク・ルーカー》《スピーディー・パフォーマー》《ケミカルキュア・ブルー》《ケミカルキュア・レッド》の計7枚で行うことができます。
これらはデッキ圧縮にもなっているため、行えば行うほど《ロマンス・ピック》でサルベージできるモンスターの種類が増え、柔軟性を高めることにもつながります。
ほとんどありませんが、墓地のサイキック族モンスターを再利用できる《ドリームラマー》の存在から、全ての《ロマンス・ピック》が墓地へ送られてしまってもケアできるようになっているのもポイントです。
以上が【JAM LIVE】デッキの回し方と各カードの採用理由です。
まとめ
今回は【JAM LIVE】デッキのデッキレシピを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- サイキック族モンスターの強みを活かし、フュージョン召喚を狙いながら攻めること
- 《ロマンス・ピック》を使いモンスターを展開
- 罠カードには様々なカードを駆使して対応
- 手札交換と墓地肥やしで必要なカードを揃える
《ロマンス・ピック》を使ったギミックを使う際、他のモンスターにどう繋げるか、どこで止めるかなどを相手によって上手く調整しなければいけません。
そのため最初は使うのが少し難しいですが、使っていく内に手に馴染んでくるので、何度も使って自分のものにしてみてください。
戦い方も構築も無限に可能性が広がっているのがサイキック族の難しさであり楽しいところ!
難しそうと諦めずに一度試してみてください!