鳥獣族とドラゴン族で構成されたテーマ【ハーピィ】
今回はそんなハーピィたちの世界観に焦点を当て考察していきます。
OCGに加え、ラッシュデュエルにも登場したことで世界観に深みが出たのもポイントです!
ハーピィの世界をたっぷり堪能してください!
目次
ハーピィの特徴
ハーピィは人に羽が生えた姿をした半人半鳥のハーピィと、そのハーピィに従順なドラゴン《ハーピィズペット竜》が共存する種族です。
種族間の結束がとても強く、連携攻撃を得意としています。
複数体集まることで様々な陣形を組み、その際は魔力の炎をまとうことで鳳凰や朱雀に擬態し攻撃します。
生息地:《ハーピィの狩場》
山岳地帯には《ハーピィの狩場》と呼ばれる場所があり、ハーピィはそこで狩りをして生息しています。
ここには鏡を利用した罠が仕掛けられており、分身を得意とするハーピィは、自身と分身体を鏡に映し出すことにより自分たちを何十体と存在するように見せかけ敵を翻弄するのです。
ここに迷い込んだら最後、このような罠やハーピィたちの美しい連携と巧みな戦術により狩られてしまいます。
過去には《おジャマトリオ》もここへ迷い込んだようですが、なんとか逃げ出すことができました。
山の麓には小さな湖があり、そこには羽休めをするハーピィたちの姿も確認されています。
ハープを持つハーピィが奏でる音色はとても心地いいのよ
みんなにも聞かせてあげたいわ
《ハーピィの狩場》を巡る戦い
ハーピィの生息する山岳地帯には犬猿の仲である《幻のグリフォン》も生息しており、狩場を巡って今も尚争いを続けています。
長く続く争いの中でハーピィたちが狩場を守り続けていられるのも、ハーピィたちの連携あってこそですね
形態
半人半鳥とドラゴン。
ハーピィは大きく分けてこの2つの形態に分類され、半人半鳥のハーピィは女性しか存在しません。
幼い頃は桃色の羽を持ち、成長と共に様々な色の羽へと分化していきます。
羽の色はそのハーピィの性質を表すように変化し、羽の色によりそれぞれ役割を持っています。
ドラゴンのハーピィ《ハーピィズペット竜》は、ワイバーンのような姿をしているのが特徴です。
ハーピィにしか懐くことはなく、ハーピィたちを溺愛しているため、近くにいるハーピィたちの数によりコンディションが変わります。
幼いうちは空気砲しか吐くことができませんが、成体になると高温の炎を吐くことができるようになります。
分類
現在、ハーピィには6種類の羽を持つハーピィが確認されています。
属するハーピィは個体ごとに個別の能力を持っており、その能力は羽の色に準じたものであるのが特徴です。
それぞれの羽の特徴に加え、個体についても解説していきます。
緑色の羽を持つハーピィ
緑色の羽を持つハーピィは戦闘に長け、分身や相手を誘惑する幻術を得意としています。
そのため前線で狩りをすることが役割です。
《ハーピィ・レディ三姉妹》
左から「アエロ」「オキュペテ」「ケラエノ」という名を持ちます。
「アエロ」は最も戦闘を得意としており、ハーピィたちが着用する戦闘装具《サイバー・ボンテージ》による適性が最も高いのが特徴です。
「オキュペテ」は他の2人に比べ攻撃性が劣るものの、鉤爪の不思議な魔力により触れた者の特殊能力を封じることができます。
「ケラエノ」はテクニカルな動きで敵を翻弄するのを得意としており、鉤爪で触れた者の動きを麻痺させる力を持っています。
彼女たちは緑の羽を持つハーピィの中で最も分身を得意としており、3人が集まることで3人の魔力を集約した電撃《トライアングル・X・スパーク》を放つこともできます。
ちなみに《おジャマトリオ》の合体技《おジャマ・デルタハリケーン!!》は《ハーピィの狩場》で追い込まれた《おジャマトリオ》が《トライアングル・X・スパーク》を着想を得て思いついたものです。
不意の合体攻撃にハーピィたちは怯み、その隙に狩場から脱出することができました。
ハーピィに伝わる装具
ハーピィは古くから《サイバー・ボンテージ》という防具と、《電撃鞭》という武器を愛用しています。
《サイバー・ボンテージ》は装備した者の気持ちを高揚させ攻撃本能を刺激することから、防具でありながら戦闘能力を高めることができます。
攻撃本能が刺激されることにより凶暴性が増してしまうせいか、《サイバー・ボンテージ》を装備した者は顔つきまで変化してしまいます。
《サイバー・ボンテージ》との親和性が高い《ハーピィ・レディ三姉妹》も最初の頃は攻撃的な感情に支配されていました。
現在は感情を上手くコントロールできるようになったため、凶悪な表情を見せることもなくなっています。
ちなみに「サイバー・ボンテージ」は様々なデザインが存在するわ!
《電撃鞭》は攻撃にバリエーションを持たせられる有効な武器ですが扱える者が非常に少なく、現在では一人しか扱える者がいません。
そのハーピィが三姉妹のうちの一人「アエロ」です。
彼女が《サイバー・ボンテージ》と《電撃鞭》を装備すると力が増したことを示すように羽の色も濃い緑色へと変化します。
《サイバー・ボンテージ》を装備した《ハーピィ・レディ三姉妹》が集まることで、3人の魔力が互いに共鳴し更なる親和性を生み出すことができます。
それにより《サイバー・ボンテージ》は黄金色へと変化し、力が増した《ハーピィ・レディ三姉妹》の羽はそれぞれ濃い緑色、紫色へと変化します。
《ハーピィ・ハーピスト》
《ハーピィ・ハーピスト》はハープから奏でられる美しい音色により敵を翻弄することを得意としています。
用途によって音色は使い分けられ、仲間を呼んだり、戦いから帰還した仲間の心身のケアなどに活用されています。
ハーピィたちが心身ともに休めるのも「ハーピィ・ハーピスト」の存在あってとも言えますね
《ハーピィ・パフューマー》
《ハーピィ・パフューマー》は自らが調合した香水により、敵を惑わすことを得意としています。
危険だとわかっていてもついつい《ハーピィの狩場》に足を踏み入れてしまうのは、彼女の調合した香水のせいかもしれません。
黒色の羽を持つハーピィ
黒色の羽を持つハーピィは、他のハーピィたちと比較し魔力が高く、霊との交信や未来予知など超常的な能力を持つのが特徴です。
そのため緑羽のハーピィが前線で狩りをするのに対し、黒羽のハーピィは、他のハーピィを間接的に補助するような役割を持っています。
《ハーピィ・チャネラー》
《ハーピィ・チャネラー》は霊となったハーピィたちと交信することができ、降霊術により召喚することができます。
召喚した霊の維持には膨大な魔力が必要で、長時間の維持が難しいのが欠点です。
過去には先代の《ハーピィズペット竜》である《ハーピィズペット幻竜》を呼び出していました。
《ハーピィ・オラクル》
《ハーピィ・オラクル》は手に持つ水晶により近い未来を見通すことができます。
水晶には《ハーピィの狩場》が映っていますが、《おジャマトリオ》が来ることもすでに水晶を使い予知していました。
住処を狙う敵からの奇襲も事前に察知できることから、ハーピィたちの身の安全を守るためにも欠かせない存在です。
白色の羽を持つハーピィ
白色の羽を持つハーピィは仲間を統率する力に長け、それぞれの場所でハーピィたちを統率しています。
《ハーピィ・クィーン》
《ハーピィ・クィーン》はその名の通りハーピィの女王であり、すべてのハーピィを統率しています。
女王でありながら戦闘にも参加し、《ハーピィ・ガール》の訓練を自ら担当するなど、その行動から他のハーピィからの信頼は厚いです。
定期的に行われる他種族の交流会にも律義に参加しています。
女王の勤めも大変なのよ
《ハーピィ・ダンサー》
《ハーピィ・ダンサー》は踊りを得意としており、戦場では彼女がハーピィたちを統率しています。
彼女の踊りには風属性モンスターを鼓舞する力があり、ハーピィたちの士気を高めるのにも一役買っています。
《ハーピィ・コンダクター》
《ハーピィ・コンダクター》は《ハーピィ・ハーピスト》など、音楽を奏でるハーピィたちを指揮者として統率しています。
戦場でも指揮することはあり《ハーピィ・ダンサー》とともに戦場を指揮した際は、あるゆるハーピィたちのパフォーマンスを最大まで引き上げることができます。
《ハーピィ・チェーロ》
《ハーピィ・チェーロ》は《ハーピィ・ダンサー》と同じく戦場にてハーピィを統率しています。
先代のハーピィであり、ハーピィたちを鼓舞する力は《ハーピィ・ダンサー》へと受け継がれました。
風を操ることを得意とし、自身の羽を巻き起こした暴風により飛ばすことで敵の能力を機能停止させることができます。
また他のハーピィと比較し、一際派手なハーピィですが、現代のハーピィが黒以外の衣装を着るようになったのは彼女の影響かもしれません。
《ハーピィ・パフューマー》はかなり影響を受けてそうね
紫色の羽を持つハーピィ
紫色の羽を持つハーピィは、緑色の羽を持つハーピィの上位種です。
その攻撃性の高さから、より前線での狩りに向いています。
《ハーピィ・レディ・SC》
《ハーピィ・レディ三姉妹》の内の一人「アエロ」が紫色の羽へと変化した姿です。
以前は三姉妹が集まることで《サイバー・ボンテージ》との親和性が高まり羽根の色が変化していましたが、日々の戦闘により単独でもその親和性を維持できるようになりました。
手足の鉤爪パーツを新たに装着し、さらに攻撃力が高まっています。
《ハーピィ・レジーナ》
《ハーピィ・レジーナ》はハーピィの先代女王です。
羽は白色と紫色のグラデーションになっており、白羽の統率力と紫羽の攻撃性を兼ね備えています。
普段は気品のある佇まいでハーピィたちを統率しますが、狩場での彼女の姿は美しいながらもどこか狂気的です。
桃色の羽を持つハーピィ
桃色の羽を持つハーピィは幼いハーピィです。
この頃のハーピィは手足の鉤爪もまだ未発達で、種族としてまだ未熟であることも同時に表しています。
これから成長と共に様々な色の羽へと分化していきます。
《ハーピィ・ガール》
自分の役割や突出した能力に目覚めていない《ハーピィ・ガール》は、《ハーピィズペット竜》の幼生《ハーピィズペット仔竜》の世話を任されています。
今は美しく華麗に攻撃できるようになるため、《ハーピィ・クィーン》の下で鍛錬しているようです。
《ハーピィ・カーラ》
《ハーピィ・カーラ》は幼い頃の《ハーピィ・クィーン》です。
《ハーピィ・クィーン》と比較しまだ羽の色も分化しておらず、鉤爪も未発達であることがわかりますね。
青色の羽を持つハーピィ
現在のハーピィは桃色の羽から4種類の羽へと派生していきますが、種族として誕生した当初は羽の色が青色でした。
この頃から分身能力には長けており、戦闘に長けた一面は緑色の羽を持つハーピィに色濃く受け継がれています。
過去には青白い肌のハーピィも確認されており、進化の過程で肌の色も変化していったようです。
世代ごとのハーピィ
現在、ハーピィは2つの世代にわたり確認されています。
そこで世代ごとにも解説していきます。
第一世代
確認されている第一世代のハーピィは以下の6種です。
- 《ハーピィ・レディ三姉妹》
- 《ハーピィ・チェーロ》
- 《ハーピィ・レジーナ》
- 《ハーピィ・カーラ》
※《ハーピィ・レディ三姉妹》は3種として換算
この世代は《ハーピィ・レジーナ》が女王としてハーピィたちを統率していました。
この時代から《サイバー・ボンテージ》が存在していましたが、装着により攻撃性を高められるの《ハーピィ・レディ三姉妹》のみでした。
その後、《サイバー・ボンテージ》の構造が代わり、《ハーピィ・レディ三姉妹》以外のハーピィたちも適用できるようになったと言われています。
《ハーピィ・レディ三姉妹》の長女は《ハーピィズペット竜》の扱いにも長け、他のハーピィたちからはペットマスターと呼ばれていたようです。
第二世代(現代)
確認されている第二世代のハーピィは以下の11種です。
- 《ハーピィ・レディ三姉妹》
- 《ハーピィ・ハーピスト》
- 《ハーピィ・パフューマー》
- 《ハーピィ・チャネラー》
- 《ハーピィ・オラクル》
- 《ハーピィ・クィーン》
- 《ハーピィ・ダンサー》
- 《ハーピィ・コンダクター》
- 《ハーピィ・ガール》
※《ハーピィ・レディ三姉妹》は3種として換算
この世代では《ハーピィ・レジーナ》に代わり《ハーピィ・クィーン》が女王としてハーピィたちを統率していました。
第一世代と同じく《ハーピィ・レディ三姉妹》がいますが、羽の色の分化の仕方の違いから先代とは別個体です。
羽の色の分化が発展し、この世代から新たに黒色の羽を持つハーピィが誕生します。
しかし緑色の羽の上位種、紫色の羽を持つハーピィは確認されなくなりました。
後に《ハーピィ・レディ三姉妹》の「アエロ」が紫色の羽へと変化したことで確認されるようになりますが、先代の《ハーピィ・レジーナ》が種族としていかに優れていたかがわかります。
《ハーピィ・カーラ》が《ハーピィ・クィーン》としてこの世代で姿が確認できるように、桃色の羽を持つハーピィは未来の世代のハーピィです。
そのため《ハーピィ・ガール》はこれからのハーピィを担うハーピィでもありますね。
これからの成長が楽しみだわ!
ハーピィの羽根は市場でも取引されている
これまで紹介してきたハーピィからもわかる通り、ハーピィたちには様々な性質の魔力が宿っています。
それはハーピィたちから抜け落ちた羽根にも残りるため、一部の地域ではこの羽根を加工した道具も作られ高値で取引されています。
ちなみに犬猿の仲である《幻のグリフォン》の羽根も同じように加工され取引されています。
非常によく似た種族も存在する
《ハーピィの狩場》近辺ではハーピィの男版ともいえるハーピィに非常によく似た姿を持つ種族も確認されています。
生息地や詳しい生態は調査中ですが、全身のエネルギーを解き放ちながら繰り出す《ゴッドバードアタック》を行う姿からハーピィたちよりも攻撃性が高いモンスターだと考えられます。
最後に
今回はハーピィの世界観について考察しました。
狩場に侵入してきたかと思うと《烏合の行進》で再会するハーピィと《おジャマトリオ》。
全然関係のないモンスターもこのようにイラストでの繋がりを感じると世界観に深みが出ますね。
少しでもハーピィのことが好きになってもらえたら嬉しいです
僕だったらハーピィ・オラクルが好きだな。可愛くて。
オラクル可愛いですよね!
ハーピィ好きの中でも結構人気な子ですよ!
飴玉くれそう。