約1年前に紹介した《天帝龍樹ユグドラゴ》を軸にした【ユグドラゴ】デッキ(【マキシマム召喚】デッキ)。
様々なカードの登場でアップデートしたため、今回はその【ユグドラゴ】デッキを改めて紹介しようと思います。
前回以上にマキシマム召喚を行いやすくなりました!
目次
デッキレシピ
- メインデッキ:40枚
モンスター(30枚)
下級20枚/上級2枚/最上級8枚
《天帝龍樹ユグドラゴ》× 3
《天帝龍樹ユグドラゴ[L]》× 3
《天帝龍樹ユグドラゴ[R]》× 3
《シードクロトロン・ブラッセルン》× 3
《ベルセクタクル・マニ》× 2
《ピーコック・ハイトロン》× 2
《リセットランナー》× 3
《アトロン》× 3
《ゼプトロン》× 1
《アメイジング・ディーラー》× 3
《フェムトロン》× 3
《コネクタドッグ》× 1
魔法カード(7枚)
《天の加護》× 3
《地層調査》× 2
《陰陽封陣》× 1
《強欲な壺》× 1
罠カード(3枚)
《楽姫の独演》× 3
デッキコンセプト
このデッキのコンセプトは「《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚をいち早く行うこと」です。
そのためにドロー・墓地肥やしを行えるカードが多く採用されており、それらを駆使してデッキ圧縮を行いデッキまたは墓地から《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚に必要なカードを揃えていきます。
マキシマムモード時の《天帝龍樹ユグドラゴ》は以下のステータス・効果を持つモンスターとなります。
マキシマム / 効果モンスター
レベル10 / 光属性 / サイバース族 / M攻4000
【条件】マキシマムモード
【永続効果】このカードは相手の罠カードの効果では破壊されない。
【条件】マキシマムモード:デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル8以下)1体を選んで破壊する。
【条件】マキシマムモード:デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの守備表示モンスター1体を選んで表側攻撃表示にする。
表示形式の変更により戦闘ダメージを与えやすく、4000という高い攻撃力で大きな戦闘ダメージを与えることができるため、《天帝龍樹ユグドラゴ》さえマキシマム召喚できれば戦局を有利に運びやすくなります。
また攻撃力の高さから突破されにくく維持もしやすいため、《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚が勝利へ繋がるのです。
ではどうやって回すのか。
具体的な回し方は次の項から解説していきます。
【ユグドラゴ】デッキの回し方(使い方)
【ユグドラゴ】デッキを使う際、以下の4つの項目を意識して回していきます。
- ドロー・墓地肥やしを繰り返し《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚を目指す
- デッキに戻すカードは慎重に選ぶ
- 《地層調査》を使いこなす
- 《シードクロトロン・ブラッセルン》は最上級モンスター2体の展開手段としても使用できる
①:ドロー・墓地肥やしを繰り返し《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚を目指す
《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚には《天帝龍樹ユグドラゴ》《天帝龍樹ユグドラゴ[L]》《天帝龍樹ユグドラゴ[R]》の3種類のカードがそれぞれ1枚ずつ必要です。
そのため足りないパーツをドローにより手札に引き込み、墓地へ送られたカードはサルベージにより手札に加えます。
ドローは《アトロン》《ゼプトロン》《アメイジング・ディーラー》《天の加護》《強欲な壺》で行い、墓地肥やしは《リセットランナー》《シードクロトロン・ブラッセルン》で行います。
《ピーコック・ハイトロン》はそのどちらも同時に行うことができます。
ドローを行うカードの中には墓地に《フェムトロン》が存在する必要がある効果もあり、墓地肥やしはそのサポートにもなるため積極的に行っていきたいですね。
墓地へ送られたパーツは《シードクロトロン・ブラッセルン》でサルベージします。
《シードクロトロン・ブラッセルン》は自身の効果によりデッキトップから墓地へ送られたカードがサイバース族モンスターでなければ効果を適用できませんが、最大3体のサイバース族モンスターをサルベージすることができるため、一気に《天帝龍樹ユグドラゴ》のパーツを揃えることができます。
これらを駆使して手札に《天帝龍樹ユグドラゴ》を揃えてマキシマム召喚を目指します。
少し慣れが必要ですが手札のパーツを墓地へ送らなければいけない場面も出てくるため、状況を見極め上手く取捨選択をしていきましょう!
《シードクロトロン・ブラッセルン》の効果でサルベージする際、参照するのは相手フィールドの”表側表示モンスター”である点は要注意よ!
②:デッキに戻すカードは慎重に選ぶ
このデッキには効果を発動する際に墓地のカードをデッキに戻さなければいけないカードが採用されています。
基本的にはほとんどのカードが墓地に存在していてほしいのですが、効果の発動条件により墓地のモンスターをデッキに戻す場合は状況に合わせて以下のカードを優先して戻しましょう。
- 《シードクロトン・ブラッセルン》
サルベージ手段を枯渇させない手段になり、サイバース族モンスターをサルベージしやすくなります。
- 《アトロン》
- 《ピーコック・ハイトロン》
カードの消費枚数分だけドローできる手札交換手段であるため、やむ終えず戻した場合でもドローした後に効果を発動することでケアすることができます。
- 《天帝龍樹ユグドラゴ》
- 《天帝龍樹ユグドラゴ[L]》
- 《天帝龍樹ユグドラゴ[R]》
《シードクロトロン・ブラッセルン》の効果でサルベージするために1セットは墓地に置いておきたいのですが、2セット以上ある必要はないため、デッキに戻すことでドローによりパーツが揃いやすくなります。
レベル5以上のモンスターを戻しすぎると手札事故を引き起こしやすくなるため、デッキに戻すカードは慎重に選びましょう!
③:《地層調査》を使いこなす
《地層調査》は相手フィールドのカードの数だけデッキの上からカードをめくり、めくったカードを好きな順番でデッキの上か下に戻せるカードです。
これによりめくったカードの中に《天帝龍樹ユグドラゴ》のパーツがなければ、デッキの下に戻すことでデッキ内のパーツを引き込みやすくなります。
単体での使い方は上記の使い方ですが、他のカードと組み合わせることでさらに有効活用できるようになります。
例えばドローするカードと組み合わせることで、ドローするカードをコントロールすることができ、必要なカードを引きやすくなります。
デッキトップをサイバース族モンスターに固定すれば《シードクロトロン・ブラッセルン》の「サイバース族モンスターをサルベージする効果」を確実に適用できるようになりますね。
以上のように他のカードと組み合わせることで、さらに強く使えるため上手く使いこなしてマキシマム召喚に繋げましょう。
④:《シードクロトロン・ブラッセルン》は最上級モンスター2体の展開手段としても使用できる
《天帝龍樹ユグドラゴ》を揃えるために使う《シードクロトロン・ブラッセルン》ですが、パーツの他に以下のモンスターもサルベージすることができます。
- 《ベルセクタクル・マニ》
- 《リセットランナー》
これによりサルベージする効果を使っても《天帝龍樹ユグドラゴ》をマキシマム召喚できない状況の場合は、《ベルセクタクル・マニ》と守備力0のサイバース族・下級モンスターをサルベージしるのも有効です。
そうすれば2体目の最上級モンスターを展開する手段にもなりますね。
また手札・フィールドに《天の加護》がある場合は、《天帝龍樹ユグドラゴ》をサルベージすることで2枚のドローにつなげることができます。
《天帝龍樹ユグドラゴ》をマキシマム召喚できない場合でも、このように別の動きにつなげることができるため、状況に合わせて様々な使い方をしていきます。
《ベルセクタクル・マニ》の効果の発動条件で《シードクロトロン・ブラッセルン》をデッキに戻せばこのギミックを繰り返し使えるのもポイントよ!
以上が【ユグドラゴ】デッキの回し方です!
その他のカードの詳しい使い方や採用理由は次の項にまとめているので、さらに詳しく知りたい方は読み進めてみてください!
各カードの使い方と採用理由
ここからはカードごとにさらに詳しく使い方を解説していきます。
モンスター
《天帝龍樹ユグドラゴ》
《天帝龍樹ユグドラゴ[L]》
《天帝龍樹ユグドラゴ[R]》
《天帝龍樹ユグドラゴ》《天帝龍樹ユグドラゴ[L]》《天帝龍樹ユグドラゴ[R]》マキシマム召喚に必須のカードであり、このデッキのキーカードです。
相手の罠カードによる破壊耐性と攻撃力の高さから場持ちが良く、表示形式を変更する効果から毎ターン安定して戦闘ダメージを与えることができます。
できるだけ揃えやすくするために各3枚採用しました。
効果の発動条件によるデッキの消費が激しいため、闇雲に使わないよう注意です!
《シードクロトロン・ブラッセルン》
《シードクロトロン・ブラッセルン》は《天帝龍樹ユグドラゴ》のパーツや《ベルセクタクル・マニ》などのサイバース族モンスターをサルベージするためにカードです。
使い方は「①:ドロー・墓地肥やしを繰り返し《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚を目指す」「④:《シードクロトロン・ブラッセルン》は最上級モンスター2体の展開手段としても使用できる」の項で紹介した通りです。
使用したい場面が多いため3枚採用していますが、単体では少し頼りないため必要のない場面では《アメイジング・ディーラー》や《天の加護》で遠慮なく墓地へ送ります。
《ベルセクタクル・マニ》
《ベルセクタクル・マニ》は最上級アタッカーとして使うのが役割です。
自身の効果で相手モンスター1体の攻撃力を最大900ダウンさせることができるため、状況によっては攻撃力3100以下のモンスターでも一方的に戦闘破壊できるようになります。
状況に合わせて《シードクロトロン・ブラッセルン》のサルベージ対象に選択しやすくするため2枚採用しました。
《ピーコック・ハイトロン》
《アトロン》
《ゼプトロン》
《アメイジング・ディーラー》
上記4体はこのデッキのドローソースです。
「トロン」モンスターは墓地に《フェムトロン》がいる必要がありますが、それを除けば比較的緩い条件でドローすることができます。
《アメイジング・ディーラー》は効果の性質上、序盤にしか効果を発動できませんが、3枚分の手札交換・デッキ圧縮を行うことができます。
《アトロン》《アメイジング・ディーラー》は最も使いやすく、できるだけ効果を発動したいモンスターであるため各3枚の採用。
上級モンスターある分手札事故要因にもなりうる《ピーコック・ハイトロン》は2枚、他の「トロン」モンスターに比べ効果の発動条件が重い《ゼプトロン》は1枚の採用にしました。
《フェムトロン》
《フェムトロン》は前述した「トロン」モンスターの効果の発動条件を満たすためのカードです。
少し頼りない攻撃力ですが下級アタッカーとして使え、ドローソースとなるモンスターの効果の発動条件を満たすために必須であるため3枚採用しました。
《リセットランナー》
《リセットランナー》は《シードクロトロン・ブラッセルン》でサルベージできる墓地肥やし要員です。
《シードクロトロン・ブラッセルン》の効果を発動するタイミングで墓地に守備力0のサイバース族モンスターが1体しか存在しない状況を避けるため、3枚採用しました。
「デッキをシャッフルする効果」は《地層調査》と相性が悪いため発動タイミングには要注意です。
《コネクタドッグ》
《コネクタドッグ》は下級アタッカーとして使うのが役割です。
自由枠での採用であるため防御力を高めるために《サイクリプトロン》を採用したり、少しでもドローできるタイミングを逃さないために《ゼプトロン》を採用してもいいと思います。
枠の都合上1枚の採用になりました。
魔法カード
《強欲な壺》
《強欲な壺》はドローソースです。
2枚のドローにより必要なカードを引き込みやすくなり、《地層調査》と組み合わせれば手札2枚をデッキトップからめくられた好きなカードに変換できるようになるため、マキシマム召喚へのハードルがさらに下がります。
レジェンドカードであるため1枚の採用です。
《天の加護》
《天の加護》は手札交換のために使うのが役割です。
必要に応じて手札のモンスターを墓地へ送りドローに繋げます。
使いたい場面が多く手札事故を解消する役割もあるため3枚採用しました。
《地層調査》
《地層調査》はデッキを操作し《天帝龍樹ユグドラゴ》を引き込みやすくするためのカードです。
相手フィールドに干渉できず、他のカードと組み合わせなければそのターンに効果を活かせないため2枚の採用にとどめました。
詳しい使い方は「③:《地層調査》を使いこなす」を参照にしてください。
《陰陽封陣》
《陰陽封陣》はモンスターの戦闘サポートと墓地のモンスターをデッキに戻すために使います。
これにより少ない手札でも相手の最上級モンスターを突破できるようになり、マキシマムモードの《天帝龍樹ユグドラゴ》の効果の発動条件によるデッキ消費をケアできるようになります。
またデッキ内のサイバース族モンスターの比率が高くなることで《シードクロトロン・ブラッセルン》のサルベージする効果の適用率を高めることができます。
引きすぎても有効活用しきれないため1枚の採用にしました。
罠カード
《楽姫の独演》
《楽姫の独演》は相手の攻撃を阻止するために使うカードです。
マキシマム召喚前はパーツを揃えるまでの時間稼ぎになり、マキシマム召喚後は《天帝龍樹ユグドラゴ》を守る手段になります。
3枚採用しましたが、相手に読まれにくくするため他の罠カード組み合わせるのも有効だと思います。
まとめ
今回は【ユグドラゴ】デッキのデッキレシピを紹介しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚をいち早く行うこと
- ドロー・墓地肥やしを繰り返し《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚を目指す
- デッキに戻すカードは慎重に選ぶ
- 《地層調査》を使いこなす
- 《シードクロトロン・ブラッセルン》は最上級モンスター2体の展開手段としても使用できる
《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚により防御面を補うデッキであるため、ほとんどのモンスターの守備力が低く、罠カードの少なさから防御面に乏しいデッキになっています。
そのため防御面の乏しさが気になる場合は罠カードを増やしてもいいかもしれませんね!
マキシマム召喚のしやすさから《天帝龍樹ユグドラゴ》が破壊されても再びマキシマム召喚をすることも可能であるため、マキシマム召喚を味わってみたいという人におすすめのデッキです!
地層調査の効果でデッキのキーパーツを掘り起こすのはラッシュデュエルならではの前述で大変参考になりました
この間、ネイル君のスタートデッキを購入したのでこちらのレシピを参考にしたいと思います
LEGENDカードはやはり死者転生よりも強欲な壺のほうが良いんでしょうか?
最強バトルデッキに続き参考にしていただきありがとうございます!
LEGENDカードは《死者転生》もありだと思います!
マキシマムをより墓地から揃えやすくなりますし、《シードクロトロン・ブラッセルン》をサルベージする手段にもなるので相性もいいですよ!
マキシマムは揃えようとすると手札に使えないカードを溜め込むことになるので、私は今回、手数を増やすことができ《地層調査》とも相性がいい《強欲な壺》を優先しました!