2025年4月12日(土)発売の「5th ANNIVERSARY PACK」にて強化された【風サイキック(精霊義賊)】
今回の強化でデッキ内の風属性・サイキック族の数に厚みを出せるようになり、フュージョン召喚もより行いやすくなりました。
今回はそんな【風サイキックF】のデッキレシピを回し方と共に解説します。

様々な可能性を手繰り寄せワンキルに導くパズルのようなデッキになってます!
目次
従来の【風サイキックF】
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【風サイキックF】はその名の通りフュージョン召喚を駆使しながら戦うテーマですが、《フィドルバドゥール》への依存度が高く動きが安定ししないのが欠点でした。
また手札コストに風属性・サイキック族を要求するカードも多く、メインデッキに風属性・サイキック族以外のモンスターを増やせば増やすほどデッキが円滑に回りにくくなるというリスクも抱えています。
そこで登場したのが以下の新規カードです。
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- 《フィドルバドゥール》に依存しないフュージョン召喚の獲得
- 風属性・サイキック族モンスターでの魔法・罠カード除去手段の獲得
- 相手の手札を増やすカードの獲得によりワンキルの要求値低下
新規カードにより上記の要素が強化されたことで、これまで抱えていた欠点を克服しワンキルを行いやすくなりました。
今回紹介するデッキレシピは、これら新たに得た要素をしっかり盛り込んだ構築になっています。
デッキレシピの解説


メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 25 |
《闘奏のバンディージョ》 | 3 |
《風彩のプロフェシーフレーズ》 | 2 |
《プリファライヤー》 | 3 |
《プランドリン》 | 3 |
《シタールート》 | 3 |
《フィドルバドゥール》 | 3 |
《ロマンス・ピック》 | 3 |
《マジニカル・ファンタスティック》 | 1 |
《カードガンナー》![]() | 1 |
《ロバリム》 | 3 |
魔法カード | 11 |
---|---|
《サイクイップ・ダ・カーポ》 | 3 |
《サイクイップ・フュージョン》 | 3 |
《フュージョン》 | 1 |
《天使の施し》![]() | 1 |
《重装ダブルネクスカリバー》 | 3 |
罠カード | 4 |
---|---|
《ノーバディ・スキャットシーフ》 | 3 |
《攻撃の無力化》![]() | 1 |
エクストラデッキ(12枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《風奏調苛のバンディーヴァ・D》 | 3 |
《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》 | 3 |
《華蝶風彩のプロフェシーフレイル》 | 3 |
《プランドリン・アラモード》 | 3 |
《ロマンス・ピック》《マジニカル・ファンタスティック》の計4体以外を風属性・サイキック族に統一することで円滑にデッキを回せるように構築しました。
複数存在するワンキルルートに向かって回すことで、ライフポイント減少により返しのターンに負けるリスクをケアしやすくなっています。
【風サイキックF】デッキの回し方:動きの解説
- 高打点×2回攻撃でワンキルを目指す
- ワンキル成立の基盤展開を起点に展開する
- 墓地回収・手札交換でワンキルへの再現性を高める
①:高打点×2回攻撃でワンキルを目指す
風属性・サイキック族モンスターは自身の効果により高い攻撃力を得られるモンスターが多く存在します。
どれか1体でも用意できればワンキルのハードルがグンと下がるため、それを用意しつつ《重装ダブルネクスカリバー》を装備し高い攻撃力からの2回攻撃を目指します。
《重装ダブルネクスカリバー》
![]() | 装備魔法 【条件】手札のモンスター(風属性/サイキック族)1体を墓地へ送り、自分フィールドの表側表示モンスター(サイキック族)1体に装備できる。 【効果】装備モンスターは1ターンに2回攻撃できる。 |
《重装ダブルネクスカリバー》は1枚でも墓地に用意できれば手札に加えること自体は簡単であるため、攻撃に組み込みやすくなっています。
高い攻撃力を得られるモンスター
《闘奏のバンディージョ》

効果モンスター
レベル7 / 風属性 / サイキック族 / 攻2500 / 守1500
【条件】このカードを召喚したターンに、1000LPを払って発動できる。
【効果】自分の墓地の通常モンスター(レベル2以下/サイキック族)1体を選んで手札に加える。その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、[お互いの手札の数の合計]×300アップする。
メインデッキに入るモンスターで唯一4000以上の攻撃力を得られるモンスターで、自身の効果により《重装ダブルネクスカリバー》の手札コストも確保する事ができます。
墓地から回収できるモンスターは《ロバリム》のみですが、手札コストの他、アドバンス召喚のための下級モンスター確保にも使う事ができます。
効果の発動は《ロバリム》に依存している点は要注意です!
《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 風属性 / サイキック族 / 攻3000 / 守2100
「闘奏のバンディージョ」+「フィドルバドゥール」
【条件】なし
【効果】自分は1枚ドローする。その後、このカードの攻撃力は次の相手ターン終了時まで、[お互いの手札の数の合計]×500アップする。自分の手札が1枚の場合、さらに相手フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
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破壊効果の適用には手札のコントロールが必要ですが、高い攻撃力を得ながら相手のカードを破壊する事ができます。
安全な攻撃を確保するため基本的には魔法・罠カードを破壊しますが、余裕があればモンスターの破壊またはさらに高い攻撃力の確保を目指します。
素材モンスターの《闘奏のバンディージョ》の効果を発動しておけば、攻撃力の強化幅を上げたり《重装ダブルネクスカリバー》の手札コスト確保に繋げられるのがポイントです。
《華蝶風彩のプロフェシーフレイル》

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 風属性 / サイキック族 / 攻2900 / 守2200
「風彩のプロフェシーフレーズ」+「フィドルバドゥール」
【条件】なし
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル8以下)1体を選んで破壊する。その後、相手の墓地のモンスターを全てデッキに戻す事ができる。戻した場合、さらにこのカードの攻撃力をターン終了時まで1200アップし、自分は1枚ドローする。
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手札増強・モンスター破壊を行いながら確実に4100の攻撃力を得る事ができます。
破壊できるのはモンスターのみですが、2回攻撃による戦闘ダメージを確保しやすく墓地メタも同時に行えるのが強みです。
素材モンスターである《風彩のプロフェシーフレーズ》は相手モンスター全ての攻撃力をダウンさせる効果を持っています。
自分の手札も墓地へ送るため発動タイミングの難しい効果ですが、状況によっては戦闘ダメージ底上げのために使えるのがポイントです。
《風彩のプロフェシーフレーズ》
![]() | 効果モンスター レベル7/風属性/サイキック族/攻2200/守0 【条件】自分フィールドの表側表示モンスターがモンスター(風属性/サイキック族)のみの場合、1000LPを払って発動できる。 【効果】手札があるプレイヤーは、手札を全て墓地へ送る。その後、[この効果で墓地へ送られたカードの数]×200ダメージを相手に与える。さらに、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力をターン終了時まで、[この効果で相手に与えたダメージ]だけダウンできる。 |
《風奏調苛のバンディーヴァ・D》

フュージョン / 効果モンスター
レベル10 / 風属性 / サイキック族 / 攻3600 / 守2400
モンスター(レベル7/風属性/サイキック族)×2
【条件】このカード以外の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[相手の手札の数と相手のフィールドのカードの数の合計]×300アップする。自分の墓地に通常モンスターがいる場合、さらに相手フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
唯一《フィドルバドゥール》に依存せずにフュージョン召喚できるモンスターで、高い攻撃力を得ながら相手のカードを破壊する事ができます。
高い攻撃力を得られるモンスターの中では唯一効果の発動にコストを必要としますが、風属性・サイキック族には墓地のカードを回収できる効果が多いためコスト確保しやすくなっています。
破壊効果の適用は《ロバリム》に依存している点が要注意です!
素材指定の緩さから、今回のデッキでは以下モンスターの内2体があればフュージョン召喚する事ができます。
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メインデッキに計8枚採用されているカードの内2枚あれば良いので意外とハードルは低いです!
- 高打点×2回攻撃でワンキルを目指す
- 攻撃力の高いモンスター+《重装ダブルネクスカリバー》の展開がワンキルの要
- 《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》《風奏調苛のバンディーヴァ・D》は魔法・罠カード除去により安全な攻撃を行いやすくするのがポイント
②:ワンキル成立の基盤展開を起点に展開する
攻撃力の高いモンスター+《重装ダブルネクスカリバー》の展開手段は様々なですが、その中でも良く使用する展開例も合わせて解説します。
①:《プランドリン・アラモード》展開
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※墓地に《フィドルバドゥール》がある場合、手札の《フィドルバドゥール》は《プランドリン》でも可。
※墓地に《サイクイップ・フュージョン》が2枚ある場合、手札の《サイクイップ・フュージョン》は風属性・サイキック族でも可。
※4枚目のモンスターは風属性・サイキック族であれば何でも可。
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※手札に《プランドリン》がある場合、墓地の《プランドリン》は《フィドルバドゥール》でも可。
※《闘奏のバンディージョ》は《風彩のプロフェシーフレーズ》でも可。
- 《サイクイップ・ダ・カーポ》を発動し、効果により《サイクイップ・フュージョン》をデッキの上に戻し《プランドリン》を墓地から回収
- 《プランドリン》を召喚し、効果により《サイクイップ・フュージョン》を手札に加える
- 《フィドルバドゥール》を召喚
- 《サイクイップ・フュージョン》を発動し、《プランドリン》《フィドルバドゥール》を素材に《プランドリン・アラモード》をフュージョン召喚。その後《重装ダブルネクスカリバー》を墓地から回収
- 2枚目の《サイクイップ・フュージョン》を発動し、墓地の《闘奏のバンディージョ》《フィドルバドゥール》を素材に《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》をフュージョン召喚
- 《重装ダブルネクスカリバー》を発動し、《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》に装備

上記の展開で《プランドリン・アラモード》+《重装ダブルネクスカリバー》付きフュージョンモンスターを展開する事ができます。
墓地フュージョンを行う性質上、墓地の状況によりフュージョンモンスターは3種類からフュージョン召喚する事ができます。
そのため状況に応じたフュージョン召喚を行いやすいのがこの展開のポイントです。
②:《風奏調苛のバンディーヴァ・D》展開
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※墓地に《プリファライヤー》がある場合、手札の《プリファライヤー》は《闘奏のバンディージョ》《風彩のプロフェシーフレーズ》でも可。
※3・4枚目のモンスターは風属性・サイキック族であれば何でも可。
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※《闘奏のバンディージョ》は《風彩のプロフェシーフレーズ》《プリファライヤー》でも可。
- 《ロマンス・ピック》を召喚し、効果により《闘奏のバンディージョ》を墓地から回収
- 《シタールート》を召喚
- 《プリファライヤー》を召喚し、効果により《サイクイップ・フュージョン》を墓地から回収
- 《ロマンス・ピック》《シタールート》をリリースし、《闘奏のバンディージョ》をアドバンス召喚
- 《闘奏のバンディージョ》の効果により、《ロバリム》を墓地から回収
- 《サイクイップ・フュージョン》を発動し、《闘奏のバンディージョ》《プリファライヤー》を素材に《風奏調苛のバンディーヴァ・D》をフュージョン召喚。その後《重装ダブルネクスカリバー》を墓地から回収
- 《風奏調苛のバンディーヴァ・D》の効果により《ロバリム》をコストに相手のカード1枚を破壊

《フィドルバドゥール》に依存しない展開方法で、《プリファライヤー》を経由することで高い攻撃力を得やすくなっています。
また《ロマンス・ピック》も手札によっては代用が効くため、比較的再現性が高いのもポイントです。
①②どちらの展開も相手の手札・フィールドのカードを参照することで攻撃力を強化するため、ワンキルを狙う際は攻撃力の計算に要注意です。
【風サイキックF】は手札・フィールドに残ったリソースを攻め手に変換しやすいテーマです。
墓地の状況によってはフュージョンモンスター2体の展開、モンスター2体に《重装ダブルネクスカリバー》を装備する展開など展開の幅を広げる事ができるのがポイントです。

使えば使うほど展開の幅の広さを実感できますよ!
- ワンキル成立の基盤展開
- 《プランドリン・アラモード》展開は、墓地フュージョンにより3種のフュージョンモンスターにアクセスできるのが強み
- 《風奏調苛のバンディーヴァ・D》展開は、《フィドルバドゥール》に依存しない展開で高い攻撃力も得やすいのが強み
- 手札・フィールドに残ったリソース全てを攻め手に変換しやすいため、状況によってさらに展開が伸びるのがポイント
③:墓地回収・手札交換でワンキルへの再現性を高める
ここまででわかる通り、【風サイキックF】はフュージョン召喚と装備魔法を展開に絡める性質上、下準備に多くのカードを必要とします。
- 素材モンスター①
- 素材モンスター②
- フュージョン魔法
- 装備魔法:《重装ダブルネクスカリバー》
新規カードの登場によりある程度ハードルは下がっていますが、それでも多いですよね。
そのため豊富な墓地回収・手札交換手段によりワンキルの再現性を高めていきます。
《プリファライヤー》

効果モンスター
レベル5 / 風属性 / サイキック族 / 攻1700 / 守100
自分フィールドに表側表示モンスター(風属性/サイキック族)がいる場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
【条件】このカードを召喚したターン、相手の手札が4枚以下の場合に発動できる。
【効果】相手は3枚ドローする。その後、このカードのレベルはターン終了時まで2上がる。さらに、自分の墓地の「フュージョン」または「サイクイップ・フュージョン」1枚を選んで手札に加える事ができる。
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レベル7になりながら「フュージョン」魔法を墓地から回収できるモンスターです。
デッキ内のモンスターはほぼ全て風属性・サイキック族であるため、リリース軽減効果により下級モンスターのように使えるレベル7モンスターとして運用できます。
上記2点から1枚でワンキルに必要なパーツ2枚にアクセスする手段になります。
また相手の手札を増やせるため、《闘奏のバンディージョ》《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》《風奏調苛のバンディーヴァ・D》の攻撃力強化に貢献できるようになっています。
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中でも《風奏調苛のバンディーヴァ・D》は《プリファライヤー》をフュージョン素材として使用できるモンスターであるため、フュージョン召喚までスムーズに繋げやすくなっています。
《シタールート》

効果モンスター
レベル2 / 風属性 / サイキック族 / 攻100 / 守100
【条件】このカードを召喚したターンに、自分フィールドに表側表示モンスター(レベル7以上/風属性/サイキック族)がいる場合。自分フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。その後、自分の墓地の装備魔法カード1枚を選んで手札に加えることができる。。
相手の魔法・罠カードを除去しながら《重装ダブルネクスカリバー》を墓地から回収する事ができます。
効果の発動にはレベル7以上のモンスターが必要ですが、《プリファライヤー》の存在から比較的、効果の発動条件は満たしやすいです。
また墓地に送るカードはフィールドのカードであれば何でもいいため、装備魔法を墓地へ送りノーコストでの発動に繋げたり、自身を墓地へ送りフィールドを空けるために使うこともできるのがポイントです。
ワンキルを行うために相手の罠カードの除去は必須であるため、このカードを上手く使うことがワンキル成功の要になります。
ちなみに魔法・罠カードの除去は手札へのバウンスであるため、こちらも《闘奏のバンディージョ》《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》《風奏調苛のバンディーヴァ・D》の攻撃力強化に貢献できるようになっています。
《フィドルバドゥール》

効果モンスター
レベル1 / 風属性 / サイキック族 / 攻100 / 守0
【条件】手札のモンスター(風属性/サイキック族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の「サイクイップ・フュージョン」または装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。
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手札コストを必要としますが、墓地の《サイクイップ・フュージョン》を回収する事ができます。
また自身もフュージョン素材モンスターになるため1枚でワンキルに必要なパーツ2枚にアクセスする手段になります。
《プランドリン・アラモード》をフュージョン召喚できる状況では、2枚目以降の《サイクイップ・フュージョン》を墓地から回収し展開の幅を広げたりと、状況に応じて動きに小回りを効かせられるのがポイントです。
ちなみに装備魔法も回収する事ができますが、《サイクイップ・フュージョン》がその役割を保管しているため、装備魔法回収のために効果を使うことは基本的にありません。
《サイクイップ・フュージョン》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】自分フィールドの表側表示モンスター(サイキック族)を素材として墓地へ送り、フュージョン召喚する。その後、自分の墓地にモンスター(風属性)がいる場合、自分の墓地の装備魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。 |
《マジニカル・ファンタスティック》

効果モンスター
レベル2 / 光属性 / サイキック族 / 攻100 / 守100
【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】攻撃力または守備力が100の自分の墓地のモンスター(サイキック族)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は効果モンスター(レベル2)を召喚できない。
《フィドルバドゥール》《プリファライヤー》《シタールート》を墓地から特殊召喚できるモンスターです。
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基本的な役割は《フィドルバドゥール》の供給で、フュージョン召喚に繋げやすくしてくれます。
効果発動後はレベル2効果モンスターを召喚できなくなるため、《シタールート》を併用する場合は効果の発動タイミングに要注意です。
ちなみに《プリファライヤー》《シタールート》は、召喚時にしか効果を発動できないため、アドバンス召喚のリリース素材確保にしか使用する事ができません。
《サイクイップ・ダ・カーポ》

通常魔法
【条件】なし
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、自分の墓地の「フュージョン」または「サイクイップ・フュージョン」1枚を選んでデッキの上か下に戻す事ができる。戻した場合、さらに自分の墓地のモンスター(風属性/サイキック族)、「フュージョン」、「サイクイップ・フュージョン」の中から1枚を選んで手札に加える事ができる。
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強く使うには墓地に「フュージョン」魔法が必要ですが、墓地肥やしを行いながら風属性・サイキック族を墓地から回収する事ができます。
素材モンスターや《シタールート》に自由にアクセス手段になる他、墓地肥やしによりワンキルの下準備も行ってくれるため【風サイキックF】ではかなり強く使う事ができます。
また《プランドリン》とは相性が良く、デッキトップに固定した「フュージョン」魔法をそのまま手札に加える事ができます。
《プランドリン》
![]() | 効果モンスター レベル3/風属性/サイキック族/攻1100/守400 【条件】100LPを払って発動できる。 【効果】自分のデッキの上からカードを3枚めくり、お互いに確認する。自分はめくったカードの中から「フュージョン」「サイクイップ・フュージョン」を合計2枚まで選んで手札に加える事ができる。残りのカードをデッキに戻す。 |
《フィドルバドゥール》があれば、《プランドリン・アラモード》へのフュージョン召喚も行う事ができ、連続フュージョンによりワンキルへ繋げやすくしてくれるのもポイントです。
《プランドリン・アラモード》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル7/風属性/サイキック族/攻2200/守2000 「プランドリン」+「フィドルバドゥール」 【条件】なし 【永続効果】自分が「フュージョン」「サイクイップ・フュージョン」の効果でモンスター(レベル8以上)をフュージョン召喚する場合、自分の墓地のモンスター(サイキック族)を素材とする事もできる。その場合、素材はフィールド・墓地から持ち主のデッキに戻る。 |
《プランドリン・アラモード》は「フュージョン」魔法で墓地のモンスターも素材にできるようになるため、高い攻撃力を得られるフュージョンモンスターを展開しやすくしてくれます。
ちなみに《ロマンス・ピック》も《サイクイップ・ダ・カーポ》と似たようなことを行う事ができます。
《ロマンス・ピック》
![]() | 効果モンスター レベル1/光属性/サイキック族/攻500/守0 【条件】自分のLPが相手より少ない場合、500LP払って発動できる。 【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その中にモンスター(サイキック族)がいた場合、自分の墓地のモンスター(サイキック族)1体を選んで手札に加える。 |
自分のライフポイントが相手のライフポイント未満である必要はありますが、墓地肥やしを行いながらサイキック族を墓地から回収する事ができます。
2枚目の《ロマンス・ピック》も墓地から回収する事ができるため、アドバンス召喚に必要なリリース素材を確保しながら必要なカードにアクセスする手段になるのがポイントです。
《天使の施し》

通常魔法(LEGEND)
【条件】なし
【効果】自分は3枚ドローする。その後、自分は手札2枚を選んで墓地へ送る。
ドローしてから不要なカードを墓地に送る性質から質の良い手札交換を行う事ができます。
相性の良いレジェンドカードは他にも多く存在しますが、ワンキルの再現性を高める事が何よりも重要であり、他に手札交換を行えるカードがないため採用しました。
《カードガンナー》も同じ理由で採用しています。
《カードガンナー》
![]() | 効果モンスター レベル3/地属性/機械族/攻400/守400 【条件】自分のデッキのカードが10枚以上の場合、デッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[この効果の条件で墓地へ送ったカードの数]×500アップする。その後、自分フィールドのこのカードを墓地へ送る事ができる。この効果で墓地へ送った場合、さらに自分は1枚ドローする。 |
《ノーバディ・スキャットシーフ》

通常罠
【条件】自分フィールドのモンスターが相手の攻撃または相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分は3枚ドローする。その後、自分は手札を1枚以上選んで墓地へ送る。自分フィールドにモンスターがいない場合、さらにこのターン、相手モンスター(レベル8以下)の攻撃で自分は戦闘ダメージを受けない。
受動的なカードですが、相手からの戦闘ダメージを抑制しつつ、手札交換を行う事ができます。
本来は罠カードを採用せずに戦いたいデッキのなのですが、相性の良い手札交換・墓地肥やし手段が他にありません。
そのため《ノーバディ・スキャットシーフ》を採用することでワンキルの再現性を高めながら延命を行えるようにしました。
ちなみに破壊を介する召喚反応系罠カードを使用するデッキに対しては強く使う事ができ、自分の手札を増やす手段になります。
相手にターンを返すことが他のデッキよりもリスクになるサイキック族にとって、《ノーバディ・スキャットシーフ》はそういった欠点もケアできるのもポイントです。
また似た理由でレジェンドカードには《攻撃の無力化》を採用しています。
《攻撃の無力化》
![]() | 通常罠 【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 【効果】その攻撃を無効にする。このターン、相手は攻撃宣言できない。 |
相手モンスターの破壊耐性に左右されず、発動できれば確実に攻撃を止める事ができ、相手にターンを返すリスクを1枚でケアする事ができます。
前述した通り、【風サイキックF】は手札・フィールドに残ったリソースを攻め手に変換しやすいため、そういった部分でも貢献してくれています。
攻撃を制限するだけのカードであるため相手フィールドにカードを残してしまうことになりますが、その点も《風奏調苛のバンディーヴァ・D》の効果でメリットに変えられるようになっています。
- 墓地回収・手札交換でワンキルへの再現性を高める
- 《シタールート》により相手の魔法・罠カードの除去を意識しながら行うのがポイント
まとめ
今回は【風サイキックF】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 高打点×2回攻撃でワンキルを目指す
▶︎ 攻撃力の高いモンスター+《重装ダブルネクスカリバー》の展開がワンキルの要
▶︎《瞬荷闘奏のバンディーヴァ》《風奏調苛のバンディーヴァ・D》は魔法・罠カード除去により安全な攻撃を行いやすくするのがポイント - ワンキル成立の基盤展開を起点に展開する
▶︎《プランドリン・アラモード》展開は、墓地フュージョンにより3種のフュージョンモンスターにアクセスできるのが強み
▶︎《風奏調苛のバンディーヴァ・D》展開は、《フィドルバドゥール》に依存しない展開で高い攻撃力も得やすいのが強み
▶︎ 手札・フィールドに残ったリソース全てを攻め手に変換しやすいため、状況によってさらに展開が伸びるのがポイント - 墓地回収・手札交換でワンキルへの再現性を高める
▶︎《シタールート》により相手の魔法・罠カードの除去を意識しながら行うのがポイント

結構練習が必要なデッキですが、様々なルートを開拓できる使うのも楽しいデッキであるため、今回紹介した構築を基盤に遊んでみてください!