2025年8月9日(土)発売のパック「戦慄のアウターバース」にて新たに登場したテーマ【OTS(アウターバース)】
自身をフィールドではギャラクシー族、墓地ではカード名を「OTS」に変換することであらゆるサポートカードを共有して戦うテーマですが、「どうやってデッキを構築すればいいの?」「どうやって戦えばいいの?」と感じる方も多いと思います。
そこで今回はそんな【OTS】のデッキレシピを回し方と共に解説します。

強い動きが明確でわかりやすく対応力もそこそこ高いテーマになっています!
目次
デッキレシピの解説


メインデッキ(40枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
モンスター | 28 |
《OTSバースト・オブリビオン》 | 3 |
《天導聖の見継ぎ人》 | 2 |
《邪影ダーク・ルーカー》 | 1 |
《OTSビュイギュワッゾ》 | 2 |
《OTSレインペイル》 | 3 |
《OTSアシッドブロブ》 | 3 |
《OTSニードルメイカー》 | 3 |
《OTSバグファンガス》 | 1 |
《OTSアヌビスター》 | 1 |
《竜水の神子》 | 3 |
《クリボット》 | 3 |
《冥跡のジュンディー》 | 2 |
《E・HERO プリズマー》![]() | 1 |
魔法カード | 5 |
---|---|
《傲慢な壺》 | 3 |
《OTSリバース・ドメイン》 | 1 |
《死者蘇生》![]() | 1 |
罠カード | 7 |
---|---|
《OTSダイバーシティ・スクリーム》 | 3 |
《サンセットリバース》 | 3 |
《強制脱出装置》![]() | 1 |
エクストラデッキ(15枚)
カード名 | 枚数 |
---|---|
《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》 | 3 |
《OTSトキシックブロブ》 | 3 |
《ウィスニャーリング・フェアリー》 | 3 |
《バイクリボット》 | 3 |
《アルケミカライズ・オーブ》 | 3 |
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今回は1枚のカードを起点に展開しやすい《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》と、カードパワーの高い罠カード《OTSダイバーシティ・スクリーム》に着目して構築しました。
自分のターンでは《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》による猛攻でライフ奪取。
相手ターンでは《OTSダイバーシティ・スクリーム》により迎撃・リソースの確保と攻防一体のデッキとなっています。
【OTS】デッキの回し方:動きの解説
- 《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》により相手モンスターを一層
- 《OTSダイバーシティ・スクリーム》により次のターンのリソースを確保
- メインギミック外の展開分岐も活用する
①:《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》により相手モンスターを一層
《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》

フュージョン / 効果モンスター
レベル9 / 炎属性 / 炎族 / 攻3500 / 守2500
「OTSバースト・オブリビオン」+モンスター(光属性以外)×2
墓地にいるこのカードは「OTS」になる。
【条件】自分の墓地の「OTS」5体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。さらにこのターン、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
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相手モンスターの攻撃力・守備力が3400以下であれば《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》1体で全て一掃することができます。
加えて他のモンスターを一緒に合わせて展開できれば、それらの直接攻撃によりで大幅なライフカットを行えるモンスターです。
【OTS】はこの動きが強いため、まずは動きの基盤となる《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》のフュージョン召喚を目指します。
フュージョン召喚には《OTSバースト・オブリビオン》《OTSレインペイル》+モンスターと計3体のモンスターが必要ですが、《OTSバースト・オブリビオン》1体からフュージョン召喚に必要なカードにアクセスできるため墓地形成さえできれば簡単に展開できるのがポイントです。
《OTSバースト・オブリビオン》
![]() | 効果モンスター レベル7/炎属性/炎族/攻2500/守2500 墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。 【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。その後、炎族以外の自分の墓地の「OTS」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。このターン、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は700アップし、相手の罠カードの効果では破壊されない。 |
《OTSレインペイル》
![]() | 効果モンスター レベル4/水属性/雷族/攻1200/守800 【条件】墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。 【条件】デッキの上からカード2枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。その後、自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送って(地属性・水属性・炎属性・風属性)をフュージョン召喚できる。このターン、自分はモンスター(ギャラクシー族以外)で攻撃できない。 |

基本的には《OTSバースト・オブリビオン》の効果で《OTSレインペイル》を墓地から特殊召喚しフュージョン召喚に繋げることになるわ!
《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》の展開例
①:基本展開
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※5枚目のカードは手札コストであるためカードの種類を問わない
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- 下級モンスター2体を召喚
- 下級モンスター2体をリリースし《OTSバースト・オブリビオン》をアドバンス召喚
- 手札1枚をコストに《OTSバースト・オブリビオン》の効果により《OTSレインペイル》を墓地から特殊召喚
- 《OTSレインペイル》の効果により《OTSバースト・オブリビオン》《OTSレインペイル》、手札のモンスターを素材に《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚
基本となる展開で《OTSバースト・オブリビオン》から手札5枚《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》へのフュージョン召喚に繋げることができます。
《OTSバースト・オブリビオン》をアドバンス召喚して展開するため《OTSニードルメイカー》が手札にあればコスパ良く展開できるのがポイントです。
《OTSニードルメイカー》
![]() | 効果モンスター レベル4/闇属性/機械族/攻1300/守800 【条件】墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。 【条件】デッキの上からカード3枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。さらにこのターン、「OTSバースト・オブリビオン」を攻撃表示でアドバンス召喚する場合、表側表示のこのカードは2体分のリリースにできる。このターン、自分はモンスター(ギャラクシー族以外)で攻撃できない。 |
ちなみに手札に《OTSレインペイル》がある場合は、別の「OTS」モンスターを墓地から特殊召喚することで、異なる動きに繋げることもできます。
![]() | 《OTSビュイギュワッゾ》 《OTSダイバーシティ・スクリーム》を墓地からセットすることで、次の相手ターンに備えて罠カードを構えられるモンスター。 効果発動に手札コストが必要であり少し重い点は要注意です。 ▶︎ 詳細は後述 |
![]() | 《OTSアシッドブロブ》 攻撃力の弱体化により戦闘をサポートできるモンスター。 弱体化値は微々たるものですが、これにより攻撃力・守備力3900以下のモンスターも突破できるようになります。 |
![]() | 《OTSアヌビスター》 相手モンスター1体の表示形式の変更により戦闘をサポートできるモンスター。 《OTSアシッドブロブ》では補えない攻撃力4000以上のモンスターを突破する手段として使用する事ができます。 |
このデッキには4枚目の《OTSバースト・オブリビオン》として《E・HERO プリズマー》を採用しています。
《E・HERO プリズマー》
![]() | 効果モンスター レベル4/光属性/戦士族/攻1700/守1100 【条件】EXデッキのフュージョンモンスター1体を相手に見せ、そのモンスターに素材として記されたカード名を1つ宣言して発動できる。 【効果】このカードのカード名はこのターン、この効果の条件で宣言したカード名になる。 |
手札・フィールドに《OTSレインペイル》を必要としますが、手札3枚から《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》へのフュージョン召喚に繋げられるようになるのがポイントです。
②:《天導聖の見継ぎ人》を活用して展開
《天導聖の見継ぎ人》
![]() | 効果モンスター レベル9/地属性/魔法使い族/攻2000/守2500 【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。 【効果】自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。このターン、自分は「天導聖の見継ぎ人」の効果を発動できない。 |
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※4枚目のカードは手札コストであるためカードの種類を問わない
![]() | ![]() |
- 下級モンスター2体を召喚
- 下級モンスター2体をリリースし《天導聖の見継ぎ人》をアドバンス召喚
- 《天導聖の見継ぎ人》の効果により《OTSバースト・オブリビオン》を墓地から特殊召喚
- 手札1枚をコストに《OTSバースト・オブリビオン》の効果により《OTSレインペイル》を墓地から特殊召喚
- 《OTSレインペイル》の効果により《OTSバースト・オブリビオン》《OTSレインペイル》《天導聖の見継ぎ人》を素材に《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚
墓地肥やしの過程で墓地へ送られた《OTSバースト・オブリビオン》を利用することで《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》へのフュージョン召喚に繋げられる展開方法です。
基本展開よりも1枚分コスパよく展開する事ができるのがポイントで、《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚した後は、墓地から直接《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》を展開すること手札3枚から展開できるようになります。
また手札3枚からの動きでは《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》+αの展開により戦闘ダメージを確保しやすくなるのもポイントです。
《OTSレインペイル》の効果発動後は《天導聖の見継ぎ人》で攻撃できなくなるため、フュージョン素材にして制約をケアするのがポイント!
ちなみに墓地に《天導聖の見継ぎ人》《OTSバースト・オブリビオン》《OTSレインペイル》がある場合、《死者蘇生》1枚から上記展開を行う事ができます。
《死者蘇生》
![]() | 通常魔法 【条件】なし 【効果】このカード以外のお互いのフィールドの魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。 |
③:《バイクリボット》を活用して展開
《バイクリボット》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル2/闇属性/悪魔族/攻300/守200 「クリボット」+「クリボット」 このカードはコンタクトフュージョンできる。 【条件】このカードをフュージョン召喚したメインフェイズに発動できる。 【効果】自分の墓地のモンスター(レベル7)1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。さらにこのターン、モンスターを攻撃表示でアドバンス召喚する場合、表側表示のこのカードは2体分のリリースにできる。 |
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※2枚目のカードは手札コストであるためカードの種類を問わない
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- 《クリボット》を召喚し効果により2体目の《クリボット》を墓地から手札に加える
- 2体目の《クリボット》を召喚
- 《クリボット》2体を素材に《バイクリボット》をコンタクトフュージョン
- 《バイクリボット》の効果により《OTSバースト・オブリビオン》を墓地から特殊召喚
- 手札1枚をコストに《OTSバースト・オブリビオン》の効果により《OTSレインペイル》を墓地から特殊召喚
- 《OTSレインペイル》の効果により《OTSバースト・オブリビオン》《OTSレインペイル》《バイクリボット》を素材に《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚
墓地に必要なカードが多く、フィールドがガラ空きの状態からしか行えない展開ですが、手札2枚から《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》へのフュージョン召喚に繋げることができます。
残った手札3枚から更なるモンスターの展開に繋げやすく、手札に最上級モンスターがいる場合はさらに展開を伸ばせるのがポイントです。
現状、一番効率良く《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚できる手段で盤面の巻き返しも行いやすくなる展開となっています!
墓地肥やしが重要!
《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル9/炎属性/炎族/攻3500/守2500 「OTSバースト・オブリビオン」+モンスター(光属性以外)×2 墓地にいるこのカードは「OTS」になる。 【条件】自分の墓地の「OTS」5体をデッキに戻して発動できる。 【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。さらにこのターン、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。 |
《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》の効果の発動条件からもわかる通り【OTS】では墓地肥やしも重要となりますが、こちらは以下のモンスターで行います。
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《OTSニードルメイカー》《OTSレインペイル》は前述した通り展開をサポートしながら墓地肥やしを行う事ができ、その枚数も他の「OTS」モンスターよりも多くなっています。
墓地肥やしにより《OTSバースト・オブリビオン》が墓地へ送られれば《天導聖の見継ぎ人》からの特殊召喚も狙えるようになるため、4〜5枚目の《OTSニードルメイカー》として《冥跡のジュンディー》を採用しています。
《OTSニードルメイカー》《OTSレインペイル》の効果発動後は追加効果効果を適用しない場合でもギャラクシー族で攻撃できない点は要注意!
- 《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》により相手モンスターを一層
- 攻撃力・守備力3400以下のモンスターを戦闘で一層できる《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》と他のモンスターを展開することで大幅なライフ奪取を狙う
- 《OTSバースト・オブリビオン》を起点にフュージョン召喚に必要なカードにアクセスできるのがポイント
- 《天導聖の見継ぎ人》《バイクリボット》を活用することでコスパの良い展開が可能
- 墓地肥やしが重要
ここまででお気づきの方もいるかと思われますが《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》のフュージョン召喚には多くのリソースを必要とします。
そのため自分フィールドにリソースが残っていなければモンスターを複数体展開するのが難しくなってしまいます。
この点を補うため一役買ってくれるのが次に解説する《OTSダイバーシティ・スクリーム》です。
②:《OTSダイバーシティ・スクリーム》により次のターンのリソースを確保
《OTSダイバーシティ・スクリーム》

通常罠
【条件】自分の墓地に「OTS」がいる場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】攻撃してきたモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。自分フィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合、さらに相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力をターン終了時まで2000ダウンする。
相手モンスターの攻撃宣言時と効果の発動タイミングこそ遅いですが、1枚で相手モンスター全ての攻撃を止められるポテンシャルを持つカードです。
こちらは《OTSビュイギュワッゾ》の効果で墓地回収する事ができるため、継続的にセットしつつ《サンセットリバース》で破壊から守ることで相手ターンを凌ぎます。
《OTSビュイギュワッゾ》
![]() | 効果モンスター レベル6/闇属性/魔法使い族/攻1900/守1600 自分の墓地に「OTS」が3体以上いる場合、このカードはリリースなしで召喚できる。墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。 【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。その後、自分の墓地の「OTSダイバーシティ・ストリーム」1枚を選んで手札に加える事ができる。 |
《サンセットリバース》

通常罠
【条件】相手ターンに相手がドローした時、または自分フィールドのモンスターが相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の手札または自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。その後、このカード以外の自分フィールドのカードを3枚まで選ぶ。このターン、選んだカードは相手の効果で破壊されない。
《OTSダイバーシティ・スクリーム》と合わせてモンスター2体を守ることで《OTSダイバーシティ・スクリーム》の追加効果も狙いやすくなり、これを行うことで実質的に相手からの攻撃を防ぎつつ次のターンのリソースを守る事ができます。
また《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》に破壊耐性を付与するのも有効で、相手モンスターによる突破を防ぐことで《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》+αの展開により大幅なライフ奪取を狙いやすくなるのもポイントです。
また【OTS】には守備力の高い《OTSバースト・オブリビオン》も存在するため、墓地から特殊召喚するモンスターとして有効なモンスターが多くテーマ的にも相性が良くなっています。
《OTSバースト・オブリビオン》の他には《邪影ダーク・ルーカー》も《サンセットリバース》と相性が良く、次のターンに残ったリソースを活用しながら、安全な攻撃・更なるライフカットを行えるようになります。
《邪影ダーク・ルーカー》
![]() | 効果モンスター レベル7/闇属性/アンデット族/攻100/守2600 【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊し、相手に1000ダメージを与える。その後、このカードを持ち主の手札に戻す。 |
効果発動後は手札に戻りますがフュージョン素材にする事で無駄なく使えるのもポイントです。
上記に加えて《天導聖の見継ぎ人》《バイクリボット》《死者蘇生》とも相性が良く、これらの効果で墓地から特殊召喚することで、相手の魔法・罠カードの複数枚の破壊に繋げられるのもポイントです。
表示形式の変更に弱い点は要注意です!
《傲慢な壺》を併用してリソースを獲得する
《傲慢な壺》
![]() | 通常魔法 【条件】自分が魔法カードを発動していないターンに発動できる。 【効果】自分は2枚ドローする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は魔法カードを発動できない。 |
手札1枚を増やすことで最もコスパの悪い《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》の展開を行なった場合でも手札が1枚余るようになります。
効果発動前後は魔法カードを発動できなくなりますが、《傲慢な壺》以外の魔法カードは2枚しか採用しておらず、今回のデッキでは制約の影響を受けにくくなっています。
デッキの性質上《昂光の呪縛》に弱い
《昂光の呪縛》
![]() | 通常魔法 【条件】相手の手札が1枚以下の場合に発動できる。 【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示にする。このターンに相手が罠カードを発動している場合、またはこのターンが後攻プレイヤーの最初のターンの場合、さらにお互いは2枚ドローする。 |
デッキの性質上、マッチ戦では《昂光の呪縛》に弱くなっています。
そのため手札を2枚以上残してターンを終了するか《サンセットリバース》を別の罠カードに差し替えるのもおすすめです。
- 《OTSダイバーシティ・スクリーム》により次のターンのリソースを確保
- 《OTSビュイギュワッゾ》を活用しながら継続的にセット《サンセットリバース》で破壊から守ることで相手ターンを凌ぐ。
- 《サンセットリバース》は《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》への破壊耐性の付与、《OTSバースト・オブリビオン》や《邪影ダーク・ルーカー》を蘇生する事でさらに強く使えるのがポイント。
- 《傲慢な壺》を併用してリソースを獲得
- デッキの性質上《昂光の呪縛》に弱いためプレイングやサイドデッキでケアすることも重要
③:メインギミック外の展開分岐も活用する
フュージョンモンスター
ここまでの動きが基本的な動きですが、状況に合わせて別のモンスターをフュージョン召喚することでも戦う事ができます。
《OTSトキシックブロブ》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル9/水属性/水族/攻2600/守2300 「OTSアシッドブロブ」+モンスター(光属性以外) 墓地にいるこのカードは「OTS」になる。 【条件】自分の墓地の「OTS」2体をデッキに戻して発動できる。 【効果】このカードの種族はターン終了時までギャラクシー族にする。その後、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで破壊できる。 |
《OTSアシッドブロブ》の効果と組み合わせることで相手モンスター1体の破壊に繋げる事ができ、自身による攻撃と合わせて2体のモンスターを破壊する手段になります。
また水族である点も優秀で、一度フュージョン召喚した後は《OTSバースト・オブリビオン》の効果で墓地から特殊召喚できるのもポイントです。
《ウィスニャーリング・フェアリー》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル6/風属性/魔法使い族/攻2000/守1400 「ささやきの妖精」+モンスター(レベル4以下/地属性) このカードはコンタクトフュージョンできる。 【条件】このカードをフュージョン召喚した自分メインフェイズに発動できる。 【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで持ち主のデッキの下に戻す。その後、自分の墓地の「はぐれ使い魔」1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。 |
地属性モンスターと《E・HERO プリズマー》がある場合にフュージョン召喚できるモンスターで、魔法・罠カードをバウンスにより処理する手段になります。
モンスターが1体減っているためコスパの良い除去とはなりませんが、《竜水の神子》を引けていない場合の魔法・罠カード除去の選択肢となるのがポイントです。
《アルケミカライズ・オーブ》
![]() | フュージョン/効果モンスター レベル5 / 炎属性 / 炎族 / 攻2200 / 守1000 モンスター(炎属性/炎族)+モンスター(水族・雷族) 【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 【効果】自分フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。このターン、そのモンスターの攻撃は貫通する。さらに、相手フィールドの魔法・罠カード1体を選んで持ち主のデッキの上に戻す事ができる。 |
効果を発動した《OTSレインペイル》以外の《OTSバースト・オブリビオン》1体、《OTSアシッドブロブ》または《OTSレインペイル》を素材にすることでフュージョン召喚する事ができます。
効果を発動した《OTSレインペイル》はギャラクシー族となるためフュージョン召喚にできません!
上記の性質からフュージョン召喚の難易度は少し高いですが、自分フィールドのリソースが残っていて上手く手札が噛み合っていればフュージョン召喚できる選択肢となります。
魔法・罠カードを除去しながら貫通も付与する事ができ《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》に貫通を付与できれば3回の貫通攻撃を行えるのもポイントです。
《OTSリバース・ドメイン》

フィールド魔法
【条件】このカードは自分の墓地の「OTS」の種族が5種類以上の場合に発動できる。
【効果】このカードがフィールドゾーンに表側表示である限り、自分ターンの間、自分フィールドの表側表示モンスター(光属性以外/ギャラクシー族)の攻撃力は1500アップし、相手ターンの間、自分フィールドの表側表示モンスターの種族が3種類の場合、それらのモンスターは効果では破壊されない。
攻撃力強化は《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》と相性が良く、最大4500の戦闘ダメージの増加に繋げる事ができ、状況によってはそのままゲームエンドに持ち込む事ができます。
ワンキルを成立させる可能性のある強力な効果を持つフィールド魔法ですが、効果の発動条件が重く発動条件を満たす構築に寄せると《OTSリバース・ドメイン》を引けない時や重ね引きした時の動きがかなり弱くなってしまいます。
そのため今回は上振れ要素として《OTSリバース・ドメイン》を1枚のみ採用しました。
1枚採用にすることで《傲慢な壺》で引いた場合でもフィールドゾーンにセットすることで魔法&罠ゾーンを圧迫せずにフィールドに温存できるのがポイントです。

より安定した運用を求める場合は3枚目の《冥跡のジュンディー》を入れ替えるのもおすすめよ!
- メインギミック外の展開分岐も活用
- サブプランとして《OTSトキシックブロブ》を駆使して戦える
- 《ウィスニャーリング・フェアリー》へのコンタクトフュージョンで相手の魔法・罠カードの除去に繋げられる
- 《アルケミカライズ・オーブ》へのフュージョン召喚で相手の魔法・罠カードの除去+貫通付与が行える
- 《OTSリバース・ドメイン》は1枚採用にすることで《傲慢な壺》で引いた場合のリスクをケアしやすいのがポイント
他のカードの採用理由
![]() | 《OTSバグファンガス》 《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚できない時の攻め手として採用。 一度墓地に送る事ができれば《OTSバースト・オブリビオン》の効果で墓地から特殊召喚でき《OTSトキシックブロブ》と併用すれば相手モンスター2体を破壊しながら攻める事ができます。 今回のデッキでは相手が自ら裏側表示でセットしたモンスターにしか有効でない点が欠点です。 |
![]() | 《竜水の神子》 魔法・罠カードを破壊する役割として採用。 【OTS】は《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》の発動条件により墓地の「OTS」モンスターが枯渇しやすいため、墓地のモンスターをデッキに戻す際は同名モンスターや《天導聖の見継ぎ人》《E・HERO プリズマー》を優先してデッキに戻します。 |
![]() | 《強制脱出装置》![]() 相手モンスターの展開妨害・自分のターンでは相手モンスター除去の役割として採用。 |
他テーマカードの不採用理由
《OTSシルフィー・セイファート》

効果モンスター
レベル6 / 風属性 / 戦士族 / 攻2000 / 守800
墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの種族をターン終了時までギャラクシー族にする。その後、自分のフィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその攻撃力をターン終了時まで[自分フィールドの表側表示モンスターの属性の種類]×200アップする。
攻撃力の全体強化により戦闘をサポートしながら最大1800の戦闘ダメージを増加させる事ができるモンスターです。
一見強そうな効果にも見えますが、効果を最大限活かすには異なる属性のモンスター3体を展開する必要があり、相手の妨害などによりモンスター3体を展開できない状況だと最大攻撃力は2400以下と最上級モンスターの基準値を満たすこともできません。
上記の点から安定して使用するのが難しいと判断したため今回は不採用としました。
《OTSジャンブル・リカバリー》

通常魔法
【条件】自分の墓地に「OTS」がいる場合に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。その後、その中から「OTS」「OTSデトネーション・フュージョン」をそれぞれ1枚まで選んで手札に加える事ができる。
![]() |
3枚分の墓地肥やしを行いながら、実質的に上質な手札交換を行えるカードです。
「OTS」モンスターを20体採用した40枚デッキの場合、初手での効果成功率は85.1〜91.4%であり発動条件を満たすための墓地肥やしの内容によりその確率が変動します。
今回の構築ではこの確率を満たす事ができず、損失を負う確率が高くなってしまうため不採用としました。

効果的には「OTS」モンスター専用の《キャットロワチョイス》といったところなんだけどちょっと難しいカードに感じたわ
《OTSフレアフラックス》

通常魔法
【条件】自分の墓地に「OTS」がいる場合、手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分の墓地の「OTS」1体を選んで手札に加える。この効果でモンスター(レベル7/炎族)を選んだ場合、さらに自分は1枚ドローできる。
【OTS】専用の《死者転生》で、《OTSバースト・オブリビオン》を墓地回収した場合のみ損失を負わずに墓地回収する事ができます。
状況に応じて墓地回収できる効果は便利ですが、2枚分のカードを1枚のカードに変換というのがあまり強くないため今回は不採用としました。
一応、手札に《OTSバースト・オブリビオン》がある場合は《OTSレインペイル》を墓地回収、手札に《OTSニードルメイカー》がある場合は《OTSバースト・オブリビオン》を墓地回収する事で手札4枚から《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》をフュージョン召喚できる手段になっています。
まとめ
今回は【OTS】デッキのデッキレシピを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》により相手モンスターを一層
▶︎ 攻撃力・守備力3400以下のモンスターを戦闘で一層できる《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》と他の▶︎ モンスターを展開することで大幅なライフ奪取を狙う
▶︎《OTSバースト・オブリビオン》を起点にフュージョン召喚に必要なカードにアクセスできるのがポイント
▶︎《天導聖の見継ぎ人》《バイクリボット》を活用することでコスパの良い展開が可能
▶︎ 墓地肥やしが重要 - 《OTSダイバーシティ・スクリーム》により次のターンのリソースを確保
▶︎《OTSビュイギュワッゾ》を活用しながら継続的にセット《サンセットリバース》で破壊から守ることで相手ターンを凌ぐ。
▶︎《サンセットリバース》は《OTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオン》への破壊耐性の付与、《OTSバースト・オブリビオン》や《邪影ダーク・ルーカー》を蘇生する事でさらに強く使えるのがポイント。
▶︎《傲慢な壺》を併用してリソースを獲得
▶︎ デッキの性質上《昂光の呪縛》に弱いためプレイングやサイドデッキでケアすることも重要 - メインギミック外の展開分岐も活用
▶︎ サブプランとして《OTSトキシックブロブ》を駆使して戦える
▶︎《ウィスニャーリング・フェアリー》へのコンタクトフュージョンで相手の魔法・罠カードの除去に繋げられる
▶︎《アルケミカライズ・オーブ》へのフュージョン召喚で相手の魔法・罠カードの除去+貫通付与が行える
▶︎《OTSリバース・ドメイン》は1枚採用にすることで《傲慢な壺》で引いた場合のリスクをケアしやすいのがポイント

どこまで【OTS】要素を詰め込むかで個性の出るデッキ!
意外と自由度も高いので今回紹介した構築を元に皆さんなりの構築を見つけてみてください!