
相手の手札を減らしながら墓地肥やしを行えるカードね!
でも使うタイミングがよくわからないわ
《一時風鎖
》の効果を見るとこんなことを感じる人もいると思います。
そこで今回は《一時風鎖》の使い方や相性の良いカードを解説していきます。

上手くいけば相手の展開を妨害できるカード!
使い方や相性の良いカードを知ってデッキを強化です!
目次
《一時風鎖》の使い方

通常罠
【条件】相手のデッキのカードが墓地へ送られた時に発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード4枚を墓地へ送る。その後、相手の手札をランダムに1枚選んでデッキに戻すことができる。
《一時風鎖》は以下の用途で使うことができます。
- 墓地肥やし
- 相手の手札を減らす(ハンデス)
墓地肥やしを行うために使う
《一時風鎖》は「自分のデッキトップからカード4枚を墓地へ送る効果」を持っています。
この効果により墓地肥やしを行うために使うのが基本的な使い方です。
効果の発動条件は「相手のデッキのカードが墓地へ送られた時」と相手依存ではあるものの、デッキのカードを墓地へ送る効果または効果の発動条件は多く、比較的発動しやすくなっています。
相手フィールドに直接干渉できる効果ではない点は要注意です。
相手の手札を減らすために使う(ハンデス)
《一時風鎖》の効果によりデッキトップからカードを墓地へ送った後、相手の手札をランダムに1枚デッキに戻すことができます。
これによりハンデスを行うためにも使うことができます。
相手ターンに発動できれば、相手は手札が1枚減る分、攻め手を減らすことができますね。
例えば相手が《セブンスロード・メイジ》を召喚し、効果を発動した場合です。
《セブンスロード・メイジ》の効果発動後、こちらは《一時風鎖》を発動します。
《一時風鎖》の効果により相手の手札1枚をランダムにハンデスすることができ、これにより相手の手札の最上級モンスターをデッキに戻すことができれば、攻撃力の低い《セブンスロード・メイジ》をフィールドに残させつつ、最上級モンスターの展開を妨害することができます。
ランダムでハンデスを行うため狙って行うことは難しいですが、このような妨害にもつなげられるのがポイントです。

使い方はわかったんだけど、カードの発動タイミングがちょっと分かりにくいわ
遊戯王OCGの経験がある人や、カードを連鎖的に発動させることができるカードゲーム経験がある人は《一時風鎖》の効果の発動条件を満たした場合、「どのタイミングで発動すれば良いのかわからない」という人もいると思います。
そこで《一時風鎖》の発動タイミングも合わせて解説します。
《一時風鎖》の発動タイミング
【条件】【効果】のタイミングについて
カードの【条件】【効果】の処理は全て同一のタイミングで行われた扱いとなります。(直前に使用されたカードの【条件】【効果】の中に、罠カードの発動条件を満たす内容が含まれていれば、その罠カードはタイミングを逃すことなく発動することができます)
あそび方 – 遊戯王ラッシュデュエルより引用
《一時風鎖》の発動タイミングは、効果を満たすカードの効果処理が終わった後です。
例えば相手フィールドに《ギフトタリスト》がいる場合です。

《ギフトタリスト》がデッキトップのカードを墓地へ送り、効果を発動しました。
この場合、《一時風鎖》はどのタイミングで発動できると思いますか?
正解は《ギフトタリスト》の攻撃力が強化された後です。
順序的には以下のようになります。
- 《ギフトタリスト》の効果を発動され、効果の発動条件により相手のデッキトップのカードが墓地へ送られる。
- 《ギフトタリスト》の効果により《ギフトタリスト》の攻撃力がアップする(《ギフトタリスト》の効果処理が終わる)。
- 《一時風鎖》を発動。
- 《一時封鎖》の効果によりデッキトップからカード4枚を墓地へ送る。
引用文にもある通り、【条件】【効果】の処理は全て同一のタイミングで行われた扱いになるため、このように《一時風鎖》の効果の発動条件を満たすカードの効果処理が終わった後に発動できるようになります。
次に自分のカードの効果または効果の発動条件により、デッキからカードが墓地へ送られた場合はどうなるでしょうか?
例えば自分フィールドの闇属性・攻撃力0のモンスターが戦闘で破壊され、《コラプス・チェア》を発動した場合です。

《コラプス・チェア》の効果で相手のデッキからカードが墓地へ送られるため、《一時風鎖》の効果の発動条件を満たすことができます。
しかし今回は自分のカードで効果の発動条件を満たしているため以下のルールが生じます。
罠カードの使い方2
同じタイミングで発動できる罠カードが2枚以上ある場合発動できるのは1枚だけ。 まずは非ターンプレイヤー(そのターンのプレイヤーではない側)から罠カードを発動するかどうかを決められるぞ。 発動しなかった場合、そのターンのプレイヤーが罠カードを発動するかどうかを決められるぞ。
あそび方 – 遊戯王ラッシュデュエルより引用
このルールから《コラプス・チェア》の効果発動後、相手が《暴虐の報い》など別の罠カードを発動した場合、《一時風鎖》を発動できなくなってしまいます。

効果の発動条件は直前に発動したカードを参照するから、自分のカードの効果で《一時風鎖》の効果の発動条件を満たしても、相手にカードを発動されたら発動条件を満たせなくなっちゃうのね
- カードの効果または発動条件により相手のデッキからカードを墓地へ送る
- これに対して相手はカードを発動しないことを宣言
- 《一時風鎖》を発動
このように自分のカードに対して相手がカードの効果を発動しなかった場合は、《一時風鎖》を発動することができます。
- カードの効果または発動条件により相手のデッキからカードを墓地へ送る
- これに対して相手は罠カードを発動
このように相手がカードを発動したことにより、《一時風鎖》の効果の発動条件を満たせなくなった場合は、《一時風鎖》を発動することができません。
少し難しく聞こえますが、重要なのは以下の2点です。
- カードの発動、効果処理は1枚ずつ。
- カードの発動タイミングがある場合は非ターンプレイヤーから順番に発動確認を行う

遊戯王OCGの経験がある人はややこしく感じるかもしれませんが、考え方は至ってシンプルです!
《一時風鎖》と相性の良いカード

《一時風鎖》を使う上でさらに知っておきたいのが相性の良いカードです。
- 《花牙鬼のユリ》
- 《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》
《花牙鬼のユリ》

効果モンスター
レベル2 / 地属性 / 植物族 / 攻500 / 守500
【条件】自分フィールドに表側表示の通常モンスター(植物族)がいる場合に発動できる。
【効果】お互いのデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
《花牙鬼のユリ》は「お互いのデッキトップからカード1枚を墓地へ送る効果」を持つモンスターです。
この効果により《一時風鎖》の発動条件を自分のターンでも満たせるようになります。
《花牙鬼のユリ》と《一時風鎖》の効果により、計5枚の墓地肥やしを自分のターンに行えるようになります。
植物族モンスターをサポートするカードは、墓地のモンスターを参照する効果も多いため、この墓地肥やしが大きなメリットになりますね。
以上のことから《花牙鬼のユリ》の効果を活かしつつ植物族サポートカードをサポートできる《一時風鎖》は相性がいいと言えます。
《一時風鎖》を自分のターンに発動する性質上、ハンデスを行うカードとしては強く使いにくくなる点は要注意です。
《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》

効果モンスター
レベル7 / 闇属性 / 鳥獣族 / 攻2200 / 守1500
【条件】自分の墓地に罠カードがある場合、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで[自分の墓地の罠カードの数]×200アップする。自分の墓地に罠カードが5枚以上ある場合、さらに相手に1000ダメージを与える。
《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》は「自身の攻撃力を自分の墓地の罠カードの数×200アップさせ、自分の墓地に罠カードが5枚以上ある場合はさらに1000ダメージを与える効果」を持つモンスターです。
この効果は墓地に罠カードが多ければ多いほど強く使える効果であり、《一時風鎖》を発動すれば4枚分の墓地肥やしにより墓地に罠カードを貯めやすくなります。
墓地に罠カードを早く貯めれば「1000ダメージを与える効果」も適用しやすくなります。
また《一時風鎖》自体が罠カードであるため、1枚分は確実に貯めることができるのもポイントですね。
以上のことから墓地肥やしにより《幻書鳩の騎士ナイト・ヴィジョン》をサポートできる《一時風鎖》は相性が良いと言えます。
《一時風鎖》の収録情報

少しは《一時風鎖》を使ってみたくなりましたか?
でも手元にはまだない、パックから当てたいという人のために《一時風鎖》の収録情報もあわせて記載しておきます。
よかったら参考にしてください。
収録パック
- ゴールドラッシュパック(スーパーレア)

最後に
今回は《一時風鎖》の使い方や相性の良いカードを解説しました。

墓地肥やしとしては使いやすいカードであるため、発動タイミングを覚えて上手く使ってあげましょう!